大多喜町にある三条大塚山(241m)と七面山(162m)に登ってきました、この大塚山には5年前の'13年9月に「房総のやまあるき」の概念図に沿って南側から登りましたがこの時は殆ど踏み跡は薄く然も所々藪漕ぎを強いられて苦戦したことを覚えています、又七面山には登っていません。
「房総のやまあるき」には「西畑大塚山」となっていますが先月発行された「千葉県の山」改訂版には「三条大塚山」と新規加筆されていてそのコースは北側のいすみ鉄道終点「上総中野駅」から登り一つ手前の「西畑駅」に下山するコースなので再登することにしたのです。
上総中野駅に下車すると駅前の小高い山が七面山です、その直下に光善寺があって言わば同寺の裏山です、かなりの急階段が寺まで続き更に頂上まで続きますから丘の様な山ながら登り甲斐の有る山です。
頂上でひと通リ景色を眺めてから下山し本番の大塚山に向かいました、県道に出ると凡そ1km余り南下して登山口に取り付きましたがその手前の田圃で作業をしている中年男性から突然「浅間山ですか…」と声を掛けられ「そうです…」と答えるとコースの状況を丁寧に説明してくれました。
この登山道は別名「万葉ロード」と言って登山道脇に沢山の万葉歌を記した立札が立っていました、全く無学の私には理解しがたいのですがそれでも何となく崇高な世界に惹きこまれるような気分になりました
頂上から県道までのルートは5年前下山で歩きましたので所々記憶が蘇ってきました、特に頂上直下で藪から飛び出したところは鮮明に思い出しました、胸突き八丁の急坂を上り詰めると広く見晴らし良い頂上に着きましたので思い出のⅢ△「杉森」を写真に収め景色を眺めてから東屋でゆっくり休憩の後下山しました。
下山路は今回初めて辿るルートですが登って来た道を数百メートル引き返すと西畑ルートの標識がありました、落ち葉が降り積もった歩き易い昔道で分岐ごとに新しい標識があり迷うことのないルートです、緩やかな稜線を2km余り下ると県道に出て間もなくいすみ鉄道「西畑駅」にゴールしました。
【ポイントタイム】
上総中野駅スタート(8:50)…七面山(9:12)(9:15)…大塚山登山口(9:59)…大塚山頂上(10:39)(10:54)…西畑駅ゴール(11:45)、所要時間2時間55分、歩行時間2時間25分、歩行距離約7km、累計標高+530m、歩行数約12,000歩。
【その他】
頂上には直下まで車で来た大きな三脚を担いだカメラマン1人に会っただけでハイカーには会いませんでした、また下山途中小休止した時ズボンの縁と靴下に山蛭が付いていましたが吸血前だったので無事でした。
光善寺本堂 七面山頂上 ツルニチニチソウ
大塚山登山口 万葉歌立札 大塚山頂上東屋
歩いた軌跡(1/25,000)の縮小図