アウトドアー

山登りや峠越えなどを書きます。

337 黒部峡谷トロッコ列車で紅葉狩り&兼六園・金沢城公園散策の旅。  ('16,10,26)

2016-10-29 09:07:55 | 県外

今回の旅は山登りや街道歩き等のない北陸の紅葉を愛でる事が主たる目的の旅でした、歩くと言えば黒部峡谷鉄道黒薙駅から峡谷沿いの「黒薙温泉」に通ずる600メートル余りの狭くコンクリート舗装された道を20分余り登り降りしたり黒部峡谷鉄道終点の欅平駅周辺の散策或いは翌日兼六園や金沢城公園などの散策で歩く程度でしたがそれでも2日間で18,000歩程歩きました。

 【10/26】
15年ほど前立山に妻と二人で登った時下山してから黒部峡谷鉄道のトロッコ列車に乗って奥深い峡谷を眺め様と思っていましたが時間切れで叶いませんでしたので何時かは行こうと思っていました、たまたまTVの旅番組で黒部峡谷トロッコ列車の旅を放映していたのを見て思い立ち峡谷の紅葉狩りとしゃれ込んだのです。

所が今年はまだ紅葉が始まったばかりで僅かに色付いた程度で期待外れでした、然しそれにもまして深く切れ込んだ峡谷の景色をガタゴト走るトロッコ列車から眺められたし最奥の欅平駅周辺の散策も得難い貴重な思い出になりました。

欅平駅周辺の散策の後黒薙駅まで戻りここから線路を跨ぎ急尾根に取り付くと石の階段をジグザグに登った後稜線をしばらく歩くと今度は階段を黒薙川の河原迄急降下して一軒宿「黒薙温泉旅館」にチェックインしました、宿を挟んで東の河原に大露天風呂西の河原に小露天風呂がありどちらにも入ってゆっくり寛ぎました、お客は大人9人小さな子供2人で子供達を中心におしゃべりしながら皆で夕食を楽しみました。

【10/27】
朝黒薙温泉の露天風呂に漬かった後又狭い階段道を登り降りして黒薙駅まで戻りトロッコ列車で宇奈月駅へここから富山電鉄そして新幹線と乗り継ぎ金沢駅へ…ここで下車し今度は駅前からシャトルバスで兼六園へ行き公園の見晴らしの良い静かなベンチで買ってきたお弁当を食べました。

平日ながら大勢の観光客で園内は賑やかでした、就学旅行の中学生や貸衣装屋できれいな着物を着飾ってそぞろ歩きをする娘さん達等華やかでほほえましい風景を眺めながらひと通り園内を散策してから今度は近くの金沢城公園へ行き広大な加賀百万石の城跡を散策してから又シャトルバスで金沢駅に戻りました。

 駅前から今晩の宿「湯涌温泉」に行きました、この温泉は金沢の奥座敷と言われ山間の静かなこじんまりとした温泉で9年前妻と二人で白山に登った時下山後ここに泊まった懐かしい温泉です、湯量豊富なかけ流しの温泉にゆっくり漬かり旅の最後を楽しみました、今回の旅で真っ赤な紅葉を愛でられない事だけが心残りでしたがそれなりに楽しい旅ですた。

        HP URL outdoor (hacca.jp

                       
                トロッコ電車始発の宇奈月駅     宇奈月駅いざ出発             3分程度の紅葉か
                        

                       
      トロッコ電車終点の欅平駅     黒薙温泉旅館      薙温泉大露天風呂
                                 

                          
        賑わう兼六園       金沢城公園にて    湯涌温泉「お宿・やました」
                              

             

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336 房総の山「南房総市の三角点巡り」の山歩き。   ('16,10,20)

2016-10-21 08:23:16 | 房総の山南部

内田栄一氏の著書「房総山岳志」の中で三角点の設置されている山57座の内未踏の山が2座ありますがその内の1座峰山(Ⅳ△「峰」・107,5m)に登ってきました、ついでに近くの2座・Ⅲ△「古川」とⅢ△「上台」(じょうだい)にも登りました。

《Ⅲ△「古川」》
R128を左折して北に入ると間もなく古川沿いに小さな集落がありその裏(北側)に小高い山が聳えていますがそこに三角点はありました、道路脇の空き地に車を止め裏山への登り口はないか道路沿いの民家の間を覗きながら道を行ったり来たりして探しました。

すると工場らしい比較的大きな建物の間に広い駐車場がありその奥に裏山へ登る階段がありました、ここだと思い登って行きましたが殆ど人が登らないらしくかなり荒れていました、幅1メートル足らずの石段を数十段登ると頂上です。

頂上には小さな社がありその数メートル先にⅢ△「古川」(25m)はありました、あまりにもあっけない三角点との出会いで銚子抜けしましたが幸先が良いので今日は案外スムースに結果が得られるだろうと気を良くして次に向かいました。

【ポイントタイム】
駐車場スタート(8:31)…(登り口を探す)…Ⅲ△「古川」(25m)(8:38)(8:40)…駐車場ゴール(8:46)、所要時間15分、歩行時間13分、水平距離約520m、累計標高+65m、歩行数約600歩。

《Ⅳ△「峰」》
R128に出て東に約3km程行ったところで左折し県道に入ると直ぐJR外房線の踏切を渡って暫らく北西に進むと三角点の有る山麓の峰金谷集落に着きました、道路際の空き地に車を止め又取り付き点を探さなければなりませんが「点の記」はブロックされていて細かい情報はありません。

地形図と現場の地形を見比べて現在地を特定する(読図能力が試されます)しかありません、何とかそれらしい所まで近付いて来たと思ったら最奥の民家の庭先に来てしまいました、丁度庭先にお婆さんがいたので裏山への登山口を尋ねると案内してくれました、それは庭先の直ぐ近くでした。

お婆さんから「猪除けの柵があるからね…」と言われた通リ頑丈な柵で道は遮断されていましたがよく見るとゲートの部分がありましたのでそれを半開きにして何とか通リ抜けました、然しそこから先は道はおろか踏み跡もありません、有るのは猪が掘り返してぐしゃぐしゃな泥んこ跡だけです。

内田栄一氏が十年以上前に書かれた「房総山岳志」には「途中藪あり」とありますが今は柵から頂上まで結構きつい藪続きです、テープもありませんから地形図とコンパスだけが頼りです、時々ルートを外しながらもなんとか三角点に辿り着きました、これで一番の難題はクリアーしたのでほっとして駐車場に戻り最後の三角点に向かいました。

【ポイントタイム】
駐車場スタート(9:25)…Ⅳ△「峰」(107.5m)(10:15)(10:18)…駐車場ゴール(10:55)、所要時間1時間30分、歩行時間1時間10分、水平距離約2.5km、累計標高+349m、歩行数約3,000歩、

【Ⅲ△「上台」(じょうだい)】
再びR128に出て東に約600m程行ったところで左折し踏切を渡り直ぐ右折すると最奥に空き家がありましたのでその広い庭に車を置かせてもらいました、身支度をして出発すると隣の奥さんが庭で作業をしていたので北に聳える山の頂上にある浅間神社への取り付き口を伺うと丁寧に教えてくれました。

お陰で迷うことなく登山口に取り付き急傾斜の尾根をジグザグに登り漸く神社に辿り着きました、然し三角点はまだここから直線で東に300m程行かなければなりません、すると神社裏に三角点への立派な道標がありました。

今まで沢山三角点巡りをしてきましたが三角点への道標は初めてお目にかかりました、ここは曾てハイキングコースだったらしくところどころに立派な道標がありましたが然し今は歩く人がいないらしくかなり荒れていました。

ここから先は殆ど道らしい形跡はなく木の根の張り付いた馬の背尾根を下りコルに降り立つと所々ロープが張ってあり薄い踏み跡もありますが大半は藪で地形図とコンパスがなければとても進めません、何度かルートを外しましたがなんとか修正しながら急尾根を登り返し遂にピークに辿り着き三角点にタッチできました、正午を過ぎていたのでここで昼食休憩をしてから帰路に就きました。

【ポイントタイム】
駐車場スタート(11:17)…浅間神社(11:45)…白渚浅間山〈Ⅲ△「上台」〉(12:34)昼食休憩(12:49)…浅間神社(13:15)…駐車場ゴール(13:32)、所要時間2時間15分、歩行時間1時間45分、水平距離約2km、累計標高+213m、歩行数約3,500歩。

【三ヵ所合計記録】
所要時間約4時間、歩行時間約2時間55分、水平距離約5km、累計標高+627m、歩行数約7,100歩。

               HP URL outdoor (hacca.jp

                              
                           古川山の小さな社      Ⅲ△「古川」(25m)      ノアサガオの花

                               
         Ⅳ△「峰」(107.5m)      ジュウガツザクラ      白渚浅間神社

                                
           クコの花       立派な三角点道標     Ⅲ△「上台」(124.8m)

                         
          Ⅳ△「峰」(左)とⅢ△「上台」(右)の歩いた軌跡(1/25,000)の縮小図

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335 房総の山(総武線沿線の一等三角点&電子基準点)を巡る一人旅。   ('16,10,12~13)

2016-10-14 09:55:42 | 房総の山その他

《10/12》
今回は一泊二日の日程でJR総武線沿線の一等三角点4点と電子基準点を巡ってきました、何時も通り車で外房線・安房小湊駅まで行きここから外房線~東金線~総武線と乗り継ぎ旭駅に着くとここから市のコミニティーバスで三角点の有る万歳自然公園麓の万歳小学校前BSで下車しここから歩きました。

[Ⅰ△「桜井」・電子基準点「干潟」]
標高60m足らずの小高い丘の上にある自然公園ですから遊歩道と頂上に展望台がある程度でほぼ自然のままの公園ですがその頂上直下に電子基準点はありました、電子基準点は太く高い電波受信塔がありますので何所からでも直ぐ分ります、その塔の下に基準点はあります。

電子基準点は簡単に見つかりましたが問題は沢を挟んで西の尾根上にあるⅠ△「桜井」です、国土地理院で16年前に確認した状況を「点の記」には「小径」有り、「周囲は笹薮」と記されていますからある程度の藪漕ぎは覚悟していましたが予想以上の猛烈な藪でかなり難儀しました。

何より取り付き点がどこを探してもありません、仕方なく多少藪の薄い所を強引に突っ込むと直ぐ藪は無くなりましたが急傾斜を這うように登りました、頂上は「むすび」の形をしたほぼ三角な平地ですが予想通り笹竹の猛烈な藪で大変な藪漕ぎを強いられました。

悪銭苦闘の末それでも三角点に数十メートル位迄近付きましたがそれ以上はなんとしても前進できず無念のリタイヤせざるを得ず泣く泣く引き返しました、この猛烈な藪漕ぎで凡そ1時間半も藪の中を彷徨った挙句知らぬまに眼鏡を紛失してしまったのでその後の読図は小さなルーペを覗く羽目になりました。

【ポイントタイム】万歳小学校前BSスタート(11:45)…電子基準点「干潟」(56.6m)(12:10)…(Ⅰ△「桜井」を探して藪の中を彷徨う事Ⅰ時間半)…万歳小学校前BSゴール(14:16)、所要時間2時間31分、歩行時間1時間50分、水平距離約4km、累計標高+499m、約5,000歩。

 [Ⅰ△「飯岡」]
万歳小学校前BSからバスで旭駅に戻り総武線で飯岡駅へ・・・ここからバスで刑部岬の「夕日展望の丘」にあるⅠ△「飯岡」 へ向かいました、BSから300m程歩いたところの道路際に三角点はあるので前もって自宅に居ながらにしてGoogleEarthでその標石・標柱は確認してありましたから直ぐ分りました、然も今晩の宿はその直ぐ隣りでした。

《10/13》
[Ⅰ△「高神村」]
早朝7時前に宿の近くの上永井入口BSからコミニティーバスでJR飯岡駅へ更に総武線で銚子駅へ向かいました、JR銚子駅はずれの0番ホームから初めて乗る銚子電鉄で観光地の犬吠埼迄行き犬吠駅から往復3km足らずの距離を歩き三角点へ向かいました。

三角点の有るのは駅から直線で1km程西に聳える愛宕山の頂上です、頂上には三角点を始めいろいろな記念碑や博物館らしき大きな建物も有る展望の素晴らしい高台でした、ここへ至る道筋も前もってGoogleEarthで確認してありましたので迷うことなく三角点に辿り着きました、往復1時間足らずで犬吠駅に帰りました。

【ポイントタイム】
銚子電鉄犬吠駅スタート(8:39)…Ⅰ△「高神村」(73.6m)(9:05)(9:10)…犬吠駅ゴール(9:28)、所要時間50分、歩行時間45分、水平距離約3km、累積標高+158m、歩行数約4,500歩。

[Ⅰ△「虫生」]
一旦JR銚子駅まで戻り総武線特急で横芝駅まで行き次のⅠ△「虫生」(むしょう)に向かいました、駅から往復7km余りありますから一寸したハイキングコースです、国土地理院で5年前に標石を確認して「点の記」に畑の中にある三角点まで「作業道あり」と記されていてしかも地形図には尾根上の畑まで東西から破線道がありますのでてっきりその破線道が作業道と思い込んでいました。

車の行き交う車道を4km近く歩いて漸く三角点の有る小高い尾根の突端(西側)まで来てさて作業道の入口はどこかあちこち探しましたが分かりません、仕方なく北に大きく回り込んだ集落からの道を探しましたがこれも一向に見つかりません。

もう止めようと二度ほど思いましたが最後にもう一度探して駄目ならいさぎ良く諦めて帰ろうと民家の裏まで入り込んで探しました、するとありました笹竹を刈り込んだ多少荒れた道が上に延びているのです、疑心暗鬼ながら登って行くと広い畑場に飛び出しました。

現在地を確認すると三角点から100m程の所です、見渡す限りきれいに耕されて所々作物が植えられていて目に付くのは鹿の足跡だけです、その中を歩きまわる訳には行かないので細い畔をあちこち歩きまわって探しましたがそれらしい物は見つかりません。

そのうち雨が降り出して来たので今度こそ諦めようとして最後の見納めとばかり広い畑をゆっくり見渡しました、すると数十メートル位先に布が巻きつけられた白いものが有るのです、確かめようと近付いて行くと直ぐ傍に立派な一等三角点の標石がありましたやっぱり最後の執念です。

畑の周りには車の轍が有るのでどこか車の登ってくる道があるはずだと轍に沿って行くと広い道が下の集落に続いていました、この道を下って帰りましたがホットして安心したせいか急にお腹の空いていることに気がつきました、とっくに13時を過ぎているので宿で作ってもらった鯖寿司を頬張りながら駅に向かいました。

予定ではこの後時間があれば隣の松尾駅から1.2km程の所にあるⅢ△「蕪木」と電子基準点「千葉松尾」を巡るつもりでしたが予想以上にタイムオーバーして横芝駅にゴールしたのは14時過ぎになったのでその三角点巡りは割愛して帰宅することにしました。

【ポイントタイム】
横芝駅スタート(11:03)…(取り付き点探し・三角点探し)…Ⅰ△「虫生」(13:03)…横芝駅ゴール(14:05)、所要時間約3時間02分、歩行時間約2時間20分、水平距離約9.5km、累計標高+455m、歩行時間約14,000歩。

【2日合計記録】
所要時間6時間23分、歩行時間4時間55分、水平距離約16.5km、累計標高+1,112m、歩行数約23,500歩。

                           HP URL outdoor (hacca.jp

                              
                               電子基準点「干潟」                電子基準点                        夕日を背に
                                                   (56.6m)          電波受信塔                  飯岡灯台シルエット      

                              
             Ⅰ△「飯岡」の                 Ⅰ△「飯岡」(68.1m)            民宿カントリーハウス
                   GoogleEarth画像                     現地写真                海辺里

                              
                             銚子電鉄・犬吠駅             Ⅰ△「高神村」(73.6m)        Ⅰ△「虫生」(39.5m)

  
 Ⅰ△「桜井」(53.9m)(敗退)&電子基準点「干潟」(56.6m)の歩いた軌跡
                                  (1/25,000)の縮小図


              
                  Ⅰ△「高神村」(73.6m)の歩いた軌跡(1/25,000)の縮小図 


                                
      Ⅰ△「虫生」(むしょう)(39.5m)の歩いた軌跡(1/25,000)の縮小図

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