アウトドアー

山登りや峠越えなどを書きます。

217 房総の山(安房高山…請雨山…三郡山)をぐるっとまわる山歩き。   ('13,12,22)

2013-12-23 09:01:51 | 房総の山南部

連休の中日(なかび)の今日は一日快晴の天気予報なので今年最後の山歩きに出かけました、コースは4年6ゕ月振りに歩くルートで安房高山(あわたかやま)へ北尾根から登り次に請雨山(しょううさん)に登って愛宕神社へお参りし最後に三郡山(みごおリやま)を経て郡堺尾根を北上して「ロマンの森」分岐から旧森林館下へ下るルートです。

旧森林館下の駐車場(8:15)を出発してR410を横断し水溜まリに薄氷の張っている林道を150m程東に行くと「ロッジ村コース入口」と書かれた大きな看板が立っている所が登山口です、ここからロッジ村方面は「清和県民の森」が管理しているので良く整備されていて崖の急階段には鎖が付けてあったリ 等安心して歩けるルートです。

登山口に取り付くと直ぐ緩い傾斜の杉林を通って一旦沢に下り橋を渡ると本格的な急階段の始まりです、暫く急坂をジグザグに登ると尾根上の分岐に登り詰めました、ロッジ村コースを左に分けて進むと200m程はまだ整備されていますが目の前に聳える295mピークを右に巻く取り付き口からが本格的な登山道です。

ここから林道渕ヶ沢線に降り立つ迄の≒1.5kmの途中には私にとってのウイークポイントが3ゕ所有り今まで何回かルートを外して迷った苦い経験が有ります、今回もしっかり意識して歩いたので何とか無事通過しましたが然し勘違いのチョンボを一つしました。

のんびり歩いている内に何故か郡堺尾根を歩いている錯覚になり右手に笹子塚に良く似たピークが現れると何の疑いもなくそのピークに這い上がったのです、然し頂上には三角点は有りません、そこで初めて郡堺尾根でないことに気付いたのです。

自分で「これも愛嬌だ!」と慰め後は順調に歩を進め無事林道に下り立ちました、ここから数十メートル先のトンネル入り口手前から更に険しい高山北尾根に取り付きました、数年前逆に下ってきて藪に阻まれルートを外したことが有るので今回は北側から登ることにしたのです。

トンネル上には両側が切り落ち人一人やっと通れる「馬の瀬」有り高山頂上直下には四つん這いになって登る急傾斜ありで「これぞ登山!」の様なルートを登り詰めやっと高山山頂に辿り着きました、小休止して「ひと口」アンパンを食べ二等三角点「高山」(364.9m)を写真に撮リ山を下って林道高山線に下り立ました。

ここから南西に進んで次の請雨山に登り頂上に有る愛宕神社にお参りして今度は横尾林道に下り立ち西に向かって最後の三郡山に登りました、以前は林道から尾根伝いに登ったのですが今は檜が成長してルートを塞いで登れません。

西に大きく廻り込んで斜面を急登するらしいのですが初めてで全くわかりません、道路脇の木の枝に赤いリボンが結んであったのでそこに取り付き藪漕ぎしながら「兎に角尾根上に登り詰めればいいのだ」とばかりに急斜面を強引に登りました。

やっとの事三郡山頂上に登り詰め一息入れて直ぐ復路に付き郡堺尾根を北上しました、ここからは勝手知ったルートなので後は「何時ごろ駐車場にゴールできるか」などと考えながらのんびり歩いていました、暫くしてそろそろ「ロマンの森」分岐(旧森林館分岐)に着くころだなと思い小休止して持参した地形図のコピーを出し現在地を確認すると何とルートから200m近く西に外れているのです、何回定規(ポインテンググリッド)を当てても同じです。

どうしたのかGPSが壊れたのでは等と少し焦りました、何が狂ったのか確認しようと見覚えのある分岐迄引き返えし改めて現在地を確認するとやはり同じです、「然しこのルートで間違いない筈だ!何故ならしっかりした道があり所々赤テープもある、何より見覚えのあるポイントを何ゕ所も通過して来た」と自ら納得して先に進みました、これで30分以上タイムロスしました。

暫く歩いていると単独行の男性ハイカー2人とすれ違い3人目の白髪の男性に出逢うと「往きには会いませんでしたが何処を歩いてきたんですか」と話しかけられたので「高山から…と廻って帰る所です」と言うと「ずいぶん長距離歩いてきたんですね、私は三郡山から笹子塚へ登って帰る所です」と言うのでこれでルートは間違いないと確信しました。

その男性と暫くおしゃべりしてから更に先に進みましたがお腹が空いたので遅い昼食休憩をとってからロマンの森分岐を目指しました、暫くして高宕山コースを左に分けロマンの森分岐に取り付くとアップダウンを乗越し最後の298mピーク直下からは一気に小糸川迄急傾斜を下りました。

小糸川迄降り立つと滑川を滑らない様慎重に徒渉して階段を登り返し駐車場にゴール(14:40)しました、 所要時間6時間25分、歩行時間5時間20分、≒12km、≒20,000歩でした。 

【ポイントタイム】
旧森林館下駐車場(8:15)…ロッジ村コース分岐(8:31)…林道渕ヶ沢線(9:50)…Ⅱ△「高山」(10:07)…林道高山線(10:23)…請雨山(愛宕神社)(10:48)(10:52)…林道横尾線(11:00)…三郡山頂上(11:37)…郡堺尾根上昼食休憩(13:00)(13:16)…尾崎コース分岐(13:18)…ロマンの森コース分岐(13:44)…298mピーク(小糸川へ下る分岐で小休止)(14:06)(14:13)…駐車場ゴール(14:40)。

【追記】
今回持参した地形図のコピーは数年前三枚の地形図をコピーして三郡山付近の必要部分を張り合わせて作った地形図です、この地形図の経緯度線は私が日本測地系で引いたものでもう不用として机の引き出しにしまってあったもです、たまたまこれを見つけたので今回の山歩きは勝手知ったルートなのでこれで十分と思い持参したのです、ところがGPSの経緯度は世界測地系でセットしてあったので現在地が200m近くずれてしまうのは当然でした、ことは簡単明瞭で間の抜けた落ちでした。

                HP URL outdoor (hacca

      
    Ⅲ△「高山」(364.9m)    高山西峰の巨木と石碑   請雨山・愛宕山神社の石碑

            
      愛宕神社から眺めた風景   三郡山々頂の標柱   郡堺尾根のヒバの巨木

         7   

      尾根から突き出た大岩   椎の大木に出たコブ     小糸川の滑の流れ 
      最高の展望台でス。    木のがんでしょうか?

  
                歩いた軌跡(1/25,000)の宿小図                      


 

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216 房総の山(関豊・金毘羅山と愛宕山及び三角点)を巡るリベンジ山歩き。   ('13,12,14)

2013-12-15 08:00:02 | 房総の山中部

昨年の暮れ(12月7日)に初めて歩いたコースですがその時の写真を間違えて全て消去してしまったので何れリベンジしようと思っていたコースを又歩いてきました、昨年初めて歩いた時は大きな失敗もなくほぼ順調にルートを辿りましたが二度目の今回はジンクス通リ尾根を一つ間違える大きなミスをしでかしました。

ルート上に似たような尾根の出鼻が二ゕ所あり然も出鼻の突端に有る人の腕位太い木の幹に黄色いテープが巻いてあるのも全く同じです、その黄色いテープの所から尾根を直登して愛宕神社の境内に上り詰めたことを鮮明に覚えていたので何の疑いもなく尾根を登りましたが稜線に出ても雑木林が続くばかりです。

コンパスで方向を確認すると方向は間違っていないのですが記憶に全くない地形なので不安になり然も藪が次第に濃くなってきたので引き返して尾根の出鼻迄戻りました、これで20分余りタイムロスしてしまいました。

結局ひとつ手前の尾根に入り込んでしまったのです、ガイドブックを良く読んだら「ここはルートを右に取る」又「この先道が崩壊しているので赤テープを頼りに進む」と有りましたが確かにこの先から暫くの区間が難しい所で有ることを思い出しました、踏み跡がほとんどなく藪に覆われ古ぼけたテープが時折有るだけで何度も行きつ戻りつしながら進みました。

やっとの事難しい区間を無事通過して二ゕ所目の尾根の出鼻(黄色いテープ)の所へ辿り着きました、これで愛宕神社に到着したも同然だと安心して藪尾根を急登しました、そろそろ神社境内の稜線に辿リ着くころだろうと思い上を見ると何と杉の大木が何本も倒れその上に刈リ払った枝や雑木が2m近くの高さに積み重なりバリケードの様に横に長く続いているのです。

潜り込むのも乗り越えるのもままならず仕方なくバリケードの薄そうなところを探して横に移動し乍ら悪戦苦闘の末漸くバリケードを乗り越えましたが神社の境内は見当たリません、ただ累々と稜線が続くだけです。

ルートを大きく外してしまったのです、仕方なく何とか尾根の出鼻迄戻ろうと尾根を下り始めました、出来るだけ藪の薄い所を選んで進むと突然下に舗装道路が見えたのです、「やった!」と叫んで転ばり落ちる様に道路に下り立ました。

なんとそこは林道田取線で愛宕神社の直下でした、ホッとしてまずは神社にお参りしようと階段を昇りお参りしてから何故バリケードが有るのか確かめようと尾根ルートの境内入口に行ってみました、すると何と最近出来たばかりの「地デジ電波中継塔」が建っていたのです。、その鉄塔建設時周りの木の伐採したものを積み上げてあったのです。

納得して展望台に登り景色を眺めてから林道に出て最後の目的地三等三角点「五頭郷」に向かいました、三角点への尾根の取り付き口には去年テープを貼っておいたので直ぐ分りました、三角点にタッチして直ぐ引き返し林道を下り神社下に有る東屋に着くとここで遅い昼食を食べました、そのあと林道を下り県道富津・館山線を通って野猿自然公園の駐車場に帰り着きました、所要時間5時間55分、歩行時間4時間40分、≒10.5km、≒18,000歩でした。

【ポイントタイム】
自然公園駐車場スタート(7:45)…金毘羅山登山口(7:51)…金毘羅神社(8:07)…石灯籠の有る愛宕山登山口(8:43)…尾根を間違え引き返す(9:54)…愛宕山直下尾根取付き(11:03)…(バリケードに阻まれ右往左往)…林道田取線に降り立つ(11:38)…愛宕神社(11:48)…展望台(11:56)…林道豊岡線分岐(12:06)…Ⅲ△「五頭郷」(12:11)…東屋(12:34)昼食休憩(12:54)…県道富津・館山線(13:10)…自然公園駐車場ゴール(13:40)。

【追記】
金毘羅山から下山した民家の裏の出口にゲートが作られていて出られず脇の鹿除けネットを潜ってやっと出ました、それと前述した通リ神社境内の入り口に伐採された木などのバリケードができて通れなくなったのでこのルートはほぼ歩けなくなりました、残念です。

今回も去年と同じ路傍に有る木の切り株に生えていた「ヒラタケ」を沢山採ってきました、歯堪えが有って美味しい茸です、人口栽培のものが「シメジ」と言う名でスーパーなどで売られています。

              HP URL outdoor (hacca

          
          金毘羅山登山口に立つ   金毘羅神社への参詣道
  「天保14年」の石灯籠の一部

          
  金毘羅神社の小さな社   生垣から顔を出したセンリョウ

             
  愛宕神社境内入口を塞ぐ     愛宕神社の社          
   倒木等のバリケード  

         
  愛宕山々頂から眺めた景色  「ミヤマフユイチゴ」
    画面左の中程に富士山    美味しいイチゴです。

      
 Ⅲ△「五頭郷」(ごずごう)(264m)      「ヒラタケ」図鑑には
                「極めて美味しい」と有ります。 

   
                            (1/25,000)の縮小図   
                  (前マップはスタート地点が間違っていましたので訂正)


              
                                   

          

 

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215   KRC11月例会ハイキング「亀山笹川渓谷の晩秋を歩く」に参加。   ('13,12,07)

2013-12-08 08:54:06 | KRCハイク

'13年最後のKRCハイキングに参加し君津市亀山地区に有る片倉ダム周辺を散策して少し盛りを過ぎた晩秋の紅葉狩リを楽しんできました、今回は市のバスをチャーターできなかったので会員有志の車6台に分乗して参加者27名とリーダー2名が小糸スポーツ広場(8:55)を出発して片倉ダムに向かいました。

ダムサイトの駐車場(9:20)に着き準備体操の後出発しました、殆ど舗装された林道歩きで車の通行も少なく加えて天気は快晴で風もない注文したようなハイキング日和でした、メーンルートは何回か歩いた事のある田代林道ですがそこから枝道に入ったり公園や展望台に登ったり等ダム周辺の見所を散策したのは初めての経験でした。

クヌギやコナラ等雑木林は既に落葉していましたがカエデ等は少し色のくすんだ部分もありますがまだ十分見応えのある紅葉でした、又山肌の紅葉がダムの水面に映った見事な景色も眺められました、笹衛士公園に予定時間より早く着きましたので早い昼食休憩にして見事な楓の紅葉の下でお弁当を食べました。

女性が圧倒的に多いせいか綺麗な紅葉に感嘆声を上げたり冗談話をしてはケラケラ笑ったり賑やかな声が絶えませんでした、散策の最後に道の駅「ふれあいきみつ直売所」に立ち寄り三々五々買い物したり休憩したりしました、その後R410に出て直ぐ右折するとダムの堰堤上の道路を渡ってダムサイト駐車場にゴールしました、所要時間3時間06分、歩行時間1時間40分、≒6km、≒9,000歩でした。

駐車場に帰ってから最後に車で2km余り南下して清水渓流広場に有る「幸運の鐘」・「黄金の亀」を観に行きました、渓谷に下りるとトンネルの下を緩く流れる小さな滝の上に亀に似た岩が確かに鎮座していました、又渓谷の入口に最近君津市が設置したお寺の梵鐘の様な小さな鐘(或いは昔火の見櫓に吊るされていたものか?)が吊るされていました、ひと通リ渓流を散策してから駐車場に戻りそれぞれ乗用車に分乗して帰路(13:10)に就きました、小糸スポーツ広場(13:36)に着くと三々五々散会しました、

【ポイントタイム】
片倉ダムサイト駐車場(9:20)(9:31)…星の広場(9:40)(9:45)…親水公園(10:03)トイレ休憩(10:10)…展望台(10:20)(10:28)…田代橋(10:50)(10:57)…笹衛士公園(11:05)昼食休憩(11:55)…道の駅(12:05)(12:25)…ダムサイト駐車場ゴール(12:37)。

                HP URL outdoor (hacca

     
   ダムの水面に映る紅葉    「星の広場」から紅葉を愛でる

      
   路傍に咲く可愛いリンドウ   展望台(195m) からの風景

     
   落葉して冬景色の雑木林     田代橋から紅葉を愛でる

       
    青空に映える寒桜       笹衛士公園の楓の紅葉

     
    「幸運の鐘」          小さな滝の上に
     
幸な音(ね)を響かせます    亀石が鎮座しています


                歩いた軌跡(1/25,000)の縮小図

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