アウトドアー

山登りや峠越えなどを書きます。

294 房総の山(富津市・宇藤原~高宕山)を巡る山歩き。  ('15,11,27)

2015-11-28 08:07:11 | 房総の山中部

今日は私の◯◯回目の誕生日で天気も久しぶりに快晴だと言うのに家でポカッとしているのは能の無いことなので山歩きに出かけました、日が短いので藪漕ぎせず明るい内に帰れるコースをと選んだのが5年半振りの富津市宇藤原集落から高宕山を周回するコースを歩くことにしたのです。

幾ら短いコースでも「早発ち早着き」が鉄則ですから今回も出発地の宇藤原集落入口の空き地に車を止め7時半頃出発しました、ところが林道から登山口に至る分岐を忘れてしまったのです、山間に点在する人家へ入る分岐がそこここにあるのでどれを入るか皆目分かりません。

林道を何度も行ったり来たり…枝道に入っては引き返したりして何度目かに漸く登山口に辿り着きました、順調に歩けば10分で着く登山口に1時間も掛かって辿り着いたのですから今回も「早発ち」は正解でした。

入口の動物除けゲートを入ると直ぐ酷い泥濘の坂道で難儀しましたが後は良く整備された道で予想に違わず歩き易い昔道が続きました、「関東ふれあいの道」に接する石射太郎方面分岐でさてどうするか考えました、真っ直ぐ高宕山へ登り同じ道を帰るのも詰まらないのでここは左折して石射太郎から林道高宕線に下り大滝から登ってぐるっと周回するコースを歩くことにしました。

石射太郎から林道に下る途中3人パーティーと単独行の青年に会いましたが復路では「関東ふれあいの道」の途中で初老の男性が大きなハンマーと「たがね」で岩を削って階段を作っているところに出逢いました、聞くと木更津の方でボランティアで道を整備していたのです、「ご苦労様です」とお礼を言って別れました。

大滝から高宕山に登るのも数年振りですが道は殆ど昔の儘で荒れていませんでしたが林道高宕線は数か所で大きな土砂崩れがありかなり荒れていました、今日は天気は快晴でしたが強風が吹いていたので常にゴーゴーと山鳴りしていて稜線では寒いほどでした、然しそのおかげで高宕山頂上から西に笠雲を被った富士山が良く眺められて久振りに高宕山での富士山との出会いが出来ました。

【ポイントタイム】
 「往路」 宇藤原集落入口スタート(7:35)…(分岐が分からずまごつく)…登山口(8:36)…石射太郎分岐(9:09)…石射太郎(9:20)…林道高宕線(第1トンネル入り口)(9:37)…三叉分岐(10:14)…大滝登山口(10:19)…高宕山直下十字路分岐(11:05)…高宕山頂上(11:20)(11:23) 「復路」 高宕観音堂(11:37)…石射太郎分岐(12:14)…登山口(12:43)(12:46)…駐車場ゴール(12:55)、所要時間5時間20分、歩行時間4時間55分、水平距離約13km、累計標高828m、歩行数約24,000歩。

      HP URL outdoor (hacca.j

 
     朝の宇藤原集落風景   落ち葉の絨毯の尾根道    ランドマーク石射太郎山

 
   色つき始めた紅葉        樹間から覗く大滝  高宕山頂上の石祠と鉄釜

 
   笠雲を被った富士山    観音堂手前の穴道       高宕観音堂

  
                                  歩いた軌跡(1/25,000)の縮小図

   

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

293 房総の山(鋸南町・江月山&Ⅳ△「江月」)を巡る山あるき。  ('15,11,21)

2015-11-22 08:48:40 | 房総の山南部

今年4月鋸南町の長老H氏が自ら整備した「頼朝コース」を氏の案内で歩きましたが今回そのルートを忘れないうちに一人で歩いてみようと出かけました、JR内房線のガードを潜って山の裾に有る広い駐車場に車を止め8時過ぎに出発しました、まだ未完成の急坂林道を登り中腹の広い公園から遠く富士山をはじめ麓の景色等眺めてからいよいよ登山道に取り付きました。

取り付き口から藪をかき分け樹林帯に入りましたが雨上がりで粘土質の山肌を猪がほじくり返してあるため滑って尾根に取り付くのに一苦労しました、源氏の旗が白であることからH氏が白テープを所々にマーキングして有るので往路はほぼ迷うことなく進めました。

途中笹竹が生茂ってルートが途絶えた所が数か所ありましたがそう言う所は念のため地形図でルート確認しましたので殆ど問題ありませんでした、難しい分岐にはしっかりした道標がありますので全く心配ないとのんびり構えていたら今回も思わぬお落し穴にはまり復路でルートを大きく外すチョンボをしでかしました。

山の神石祠のあるピークで何の疑いもなく真っ直ぐ南に直線約300m 、標高差約70mも下ってしまい途中でおかしいなと気付き急いで石祠のピークまで登り返しましたが結局30分以上タイムロスしてしまいました。

最後の見晴台までの区間は予想以上に藪漕ぎを強いられ難儀しましたが何とか見晴台に着いたので遅い昼食休憩をした後最後の急坂を下り無事駐車場にゴールしました、今回も最後の藪漕ぎで「ぬすと」が躰中にまとわりつき取るのに苦労しました。

【ポイントタイム】
 駐車場スタート(8:05)…中腹の公園(8:19)(8:23)…ルート合流点(9:13)…図根点(9:36)…山の神石祠ピーク(9:56)…Ⅳ△「江月」(190.6m)(10:05)…馬繋ぎ石(10:25)…地蔵堂(10:41)…前回昼食休憩場所(10:52)… Ⅳ△「江月」(11:12)(11:14)…山の神石祠ピーク(11:20)…(ルート間違え登り返す)…山の神石祠ピーク(11:51)…ルート合流点(12:16)…見晴台(12:49)昼食休憩(13:00)…駐車場ゴール(13:15)、所要時間5時間10分、歩行時間4時間30分、水平距離約8.5km、累計標高681m、歩行数約17,000歩、

          HP URL outdoor (hacca.j

     
     西の彼方に霞む富士山     木漏れ日の尾根ルート       図根三角点           
     
     
   藪漕ぎルート          確りした道標           Ⅳ△「江月」(191m) 

            
 急尾根に張られたトラロープ       紅葉の始まった江月集落       頼朝が馬を繋いだ「馬繋ぎ石」

   
                                  歩いた軌跡(1/25,000)の縮小図

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

292 房総の山(横根峠&三角点)巡りの一人山歩き  ('15,11,11)

2015-11-12 13:36:37 | 房総の山南部

今日は内浦山県民の森ハイキングの予定でしたが急遽中止になり「晴天なのにもったいないなぁ…」と思っていたところ急に「そうだ日本百名峠の一つ横根峠を確認し更に先日の味わいハイキングクの時林道脇に三角点標柱があるのに標石が分からなかった三角点を探そう…」と思い立って早速出かけました。

深田久弥と同じ様に作家で登山家の井出孫六氏が12人の執筆者と編纂した「日本百名峠」の中で千葉県で唯一選定されているのが長狭街道に有る鋸南町と富津市の市町境界の横根峠です、今は車道になっていて知らずに車で通り過ぎていましたが改めて確認しようと出かけたのです。

【横根峠&Ⅲ△「二」】
今回は横根峠だけでなく近くの三角点も確認しようと思ったので横根峠を写真に撮るとその足で三等三角点「二」(どうして名前が二なのか分かりません)を訪ねて南側の尾根に取り付きました、中腹に廃屋がありましたがその家の為なのかそこまではコンクリート舗装でした。

廃屋から上は全くの藪で踏跡もマーキングもありません只々コンパスを頼りに急尾根を登りました、藪の割には思ったより簡単に三角点は見つかったので写真を撮って直ぐ引き返し1時間余りで駐車場に帰り着きました、ここで早い昼食休憩をして次の三角点に車で向かいました。

【ポイントタイム】
長狭街道路肩駐車場(9:54)スタート(10:14)…Ⅲ△「二」(270.5m)(11:01)(11:03)…駐車場ゴール(11:32)、所要時間1時間18分、歩行時間1時間、約3km、約4,000歩。

【Ⅳ△「中根」&Ⅳ△「人骨山」(ひとぼねやま)】
佐久間ダムの橋を渡って最奥の中根集落の畑の端に駐車、まずは三角点「中根」を目指し林道を奥に進みました、尾根の末端に着きましたが藪で急傾斜が続いていて取り付き場所が分かりません、暫く探し回っていたら尾根が緩やかに林道に落ち込んでいる所があり薄い踏み跡が上に続いていたので登ってみると荒れたスイセン畑がありましたがそこから先は又も藪で踏み跡もマーキングもありません。

兎に角コンパスの指し示す頂上を目指して藪尾根をほぼ直登して漸く頂上に辿り着きました、藪の中で三角点の白い標柱はないかと探しましたが見つかりません、周りを良く見ると木の枝に薄汚れた茶色の布切れが結びつけて有ったので「もしかして…」と思い近ずいて見たらありました!Ⅳ△「中根」(213.5m)の標石です。

藪山で三角点を探し出すのは結構苦労しますがそれでも思った割に短時間で見つけたので上機嫌で山を下りました、登り口の林道に着いたらまだ13時前です、これでは当初予定にない「人骨山」に行けるかもしれないと思い地形図で距離を測ったら片道約1.5km位なので1時間余りで帰れるだろうと考え行く事にしました。

所がこれが大きな誤算で大変な難儀山行となったのです、今まで人骨山へは津森山に登った時ついでに北東の尾根から三回程登っていますが反対側からは初めてです、然し確りした案内板が林道の入口に立つているのでちゃんと踏み跡もあり分かり易いルートだろうと思い込んでいました。

人骨山に向かって暫く進むと登山道取り付き口にも「人骨山→」の案内板がありましたがそれが最後です、沢沿いに僅かな踏み跡を辿って進むと次第に雑草等が繁茂し藪が濃くなり踏み跡も途絶えて行けども行けども藪々です、兎に角尾根上に上がらなければ頂上には辿り着けないと思い藪の急尾根を木の根等を掴んで這い上がりました。

尾根上に上がってみたらしっかりした踏み跡が有り頂上直下には綱引き用のロープでしょうか太いロープが設置されていました、やっとの事頂上に辿り着いたら一面ススキが繁茂していて三角点を探すのに手間取りました。

復路は確りした踏み跡のある北東尾根を数十メートル下りましたが里に下りてから長い距離を歩かなければならない事に気付き思い直して往路に引き返えしました、今度は尾根上の踏み跡を辿って行けば林道に降りられるだろうと直ぐ尾根を下ると途中荒れたソテツ畑に出ましたがそこから先は又踏み跡もありません。

左の尾根を下れば往路の沢に出るのは分かっていますが右の尾根遙か下に人家のトタン屋根が見えましたのでどうするか迷った挙句右の尾根を進むことにしたのです、これがまた大変な誤算ルートでした。

漸く開けた稜線に出たと思ったらなんと狭い尾根上数十メートルに渡って太陽パネルが設置されているのです、パネルがあるからにはしっかりした踏み跡がある筈だと思いきや全く歩ける所がないのです、仕方なくパネル台に捉り乍らパネルの下を潜る様にしてなんとか渡るり終えましたが一難去ってまた一難今度はそこから先が痩尾根の上に前に進むのが不可能かと思われる程の猛烈な藪です、然し引き返すことは出来ません、前進あるのみです。

何とか藪を潜り抜け里に降りられそうな場所を見付け滑り落ちない様木にぶら下がり乍ら何とか人家(廃屋)の裏まで下りました、その姿はまさに惨敗兵そのものです、体中に「ヌスト」が付きまといシャッツもズボンもそちこち破れて見る影もありません、然し兎に角無事下山出来たのでほっとして廃屋前の道路に座り込み下りてきた藪尾根を眺め乍ら暫く小休止しました、その後とぼとぼ歩いてやっとの事車に帰り着きました、

長狭街道駐車場発(11:45)=最奥中根集落畑脇駐車(12:00)(12:07)…Ⅳ△「中根」(12:31)(12:33)…復路林道着(12:49)…人骨山に向かう…(ルート不明で藪沢から藪尾根急登)・・・尾根上(13:49)(13:54)…人骨山(14:05)(14:15)…復路・人家(廃屋)前道路(15:23)(15:28)…駐車場ゴール(15:45)、所要時間3時間38分、歩行時間3時間05分、水平距離約8km、歩行数約9,000歩。 【二ヶ所合計】所要時間4時間56分、歩行時間4時間05分、水平距離約11km、歩行数約13,000歩。

夕方4時近くになっていましたがあと一ヶ所(嶺岡中央林道3号線)道路脇にある基準点の白い標柱があって標石の分からない三角点をどうしても探し出そうと車を走らせました、暗くなる前にと焦ったので分岐を間違えたりその場所を通り過ぎたりして時間が掛かり着いた時には薄暗くなりました。

然しここまで来たからにはなんとしても探し出そうとヘッドランプを点け持参した鎌でびっしり地面を覆う葛の蔓を刈り払い周りを掘り返したら遂に出てきました、標石の頭が…「やった!」と一人叫び暫く標石(Ⅳ△「澗谷」202.7m)の頭を撫ぜて眺めました、周りは既に真っ暗になっていたので急いで帰路に就きましたが帰宅は18時過ぎになってしまいました、今日は大変な思いをしましたがすべて目的を達成出来て充分満足の行く山歩きでしたので入浴後一人缶ビールで乾杯しました。

    HP URL outdoor (hacca.j

               
    志駒もみじロードの紅葉           日本百名峠の「横根峠」    Ⅲ△「二」(に)(250.5m)

                   
          Ⅳ△「中根」(213.5m)               超早咲きスイセン           Ⅳ△「人骨山」(292.6m)

                                       
    熟したアケビの実       Ⅳ△「澗谷」(202.7m)         トリカブトの

   
                      「横根峠&Ⅲ△二」の軌跡(1/25.000)の縮小図

  【追記】
① Ⅳ△「中根」&Ⅳ△「人骨山」の軌跡は出発時GPSのスイッチONを忘れた為記録されませんでした。

② 掘り出した標石の基準点Ⅳ△「澗谷」(たにやつ)(202.7M)は「点の記」には記載されているのに地形図(1/25,000)「金束」(こずか)にはその記号 が記載されていないので不思議に思い国土地理院に電話で問い合わせたところその回答が「現地に基準点を設置したのが平成23年で地形図の基本を作成したのがその直前なので記号を記入できなかった」とのことですが確かに基準点設置は平成23年ですが地形図発行は平成25年ですから充分記入は可能な筈ですが役所ですから自らの間違いは決して認め様としません、然し「数年後には新地形図を発行するのでその時は記号を記入します」とのこ    とです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

291 味わいハイキング「房総半島横断(鋸南から鴨川まで)ロングハイキング」に参加。 ('15,11,03)

2015-11-04 13:37:41 | 味わいハイク

今回はロングハイキングとあって出発地の鋸南町役場を早朝6時過ぎにスタートするので朝食、昼食共弁当が支給されました、参加者総勢50名が朝食弁当を食べ漸く明るくなったころ役場駐車場をスタートしました、まだ空はどんよりした雲に覆われていましたが暫くすると晴れ渡り穏やかな小春日和の一日となって正にハイキング日和でした。

30km以上のロングハイキングに参加するのは「外秩父七峰縦走ハイキング大会」(42.195km)以来数年振りです、外秩父七峰縦走ハイキングは歩く距離が長いだけでなく標高700~800mの山を七つも登ったり下ったりするかなりハードなものですが今より10年前後も若い時ですから8年も連続完歩出来たのです。

今回は水平距離約32kmで然も高い山の登り下りは無く殆ど舗装道路を歩くのですから外秩父七峰縦走ハイキングから見れば「大したことないな…」と舐めて掛かっていたら今回も事は「左に非ず」でした、長い舗装道路歩きで足腰に堪えただけでなく来年傘寿を迎える年波を改めて思い知らされました。

きつい坂を何回か登り降りするのは可なり堪えましたがそれでも私よりずっと若い人たちに何とかついて行けたのでそれなりの自信にはなりました、何より完歩出来た達成感は何物にも代えがたいものです、終わってみればまた歩きたくなります。

【ポイントタイム】
鋸南町役場スタート(6:35)…第一休憩(7:03)(7:09)…旧勝善寺跡(7:24)(7:30)…第三休憩(8:41)(8:46)…第五休憩(9:21)(9:22)…第七休憩(10:11)(10:15)…白石峠(10:48)…第九休憩(11:10)(11:18)…嶺岡苑(11:31)(11:36)…酪農のさと(12:25)昼食休憩(13:10)…鉄塔下ティータイム(14:09)(14:29)…ハングライダー練習場(展望台)(14:41)(14:47)…花立峠(15:09)…川代浅間神社(15:35)(15:42)…第十二休憩(16:06)(16:11)…一戦場公園ゴール(16:40)、所要時間10時間05分、歩行時間8時間20分、水平距離約32km、累計標高1,748m、歩行数約48,000歩、

                      HP URL outdoor (hacca.j

                            
                     出発前の準備体操        木漏れ日の         マユミの実
                             杉林を行く         
                          
                        展望台から麓の           未熟な烏瓜     小休止の後全員集合      

                      
                 アキノキリンソウ     ゴールの一戦 場公園 (左・右)  公園の建物
                                             

     
                                歩いた軌跡(1/25,000)の縮小図(NO1)

    
                                歩いた軌跡(1/25,000)の縮小図(NO2)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする