アウトドアー

山登りや峠越えなどを書きます。

191 房総の山(房州木ノ根峠)のひとり山あるき。 ('13,04,26)

2013-04-27 08:18:56 | 房総の山南部

「木之根峠」は富津市と鴨川市の市堺尾根にもありますがこれは上総地方の呼称で安房地方では「花立峠」と言うそうです、この花立峠は二度程歩いているので是非房州の「木ノ根峠」を歩きたいとかねがね思っていました、因みに国土地理院では上総の峠を「之」と安房のそれを「ノ」と書いて区別しているそうです。

2/3以上は舗装林道を歩くのですが前半は藪漕ぎを強いられるとガイドブックには書いてあるので十分時間に余裕をもって歩こうと朝(7:05)早く家を出発してR465からR127を通ってJR岩井駅の先に有るコース入口の「高崎公園入口」の道標近く迄行き国道を挟んだ海側の空き地に駐車して出発(8:23)しました。

取り付き口に二本道があったのでまたしても間違った道に入り暫く坂を登って間違いに気付き出直しました、廃屋らしい数軒の家の間の狭い通路を過ぎると本格的な登山道に取り付き荒れて雑草の繁茂した坂を登ると益々傾斜がきつくなった階段をジグザグに登り詰めると稜線の見晴台(8:44)に着きました。

西側が開けて麓の街や海が眺められるので一息入れてから先に進みました、三つ程コブを乗越し下ると東屋の建つ高崎公園(9:08)に下り立ました、小休止して麓の景色を眺めてから西に下り内房線を下に見て線路沿いに北東に進んで行くとT字路(9:23)に突き当たり右折して今度は南に進みました。

舗装道路を南に行くと間もなく正面の木に赤テープがありこれが登山口の印です、取り付いて荒れた道を登ると直ぐ人声が聞こえたので良く見ると右手のビワ畑で夫婦がビワに袋掛けしていました。

最初は荒れた急坂をジグザグに登りましたが稜線に出ると案外しっかりした道になリのんびり歩けました、ガイドブックのコピーと地形図を見比べながら胸突き八丁をジグザグに登ると「木ノ根峠」(171m)(9:54)に着きました。

小休止の後(9:58)今度は尾根を南に下りました、ガイドブックにはこの先「藪で道が塞がる所はテープを頼りに…」とありますが一か所だけ道が途絶え分かり難いところがありましたが後は殆どそれらしいところは無く概ね安心して歩けました。

とかろが最後の下山口に来たとき完全に踏み跡もテープも消えてどこを見てもひどい藪で足元は切れ落ちた様な急傾斜で突然進路を断たれた様になりました、少々焦りましたがここは落ち着いてと思い一息入れてからよォ~く樹間から下をのぞくと舗装林道が見えました。

地形図とコンパスで測ったら後数十メートル下れば林道です、そこで藪漕ぎしながら出来るだけ傾斜の緩そうなところを足で探り乍ら少しづつ下りました、ほぼ平らな所に降り立つとそこは笹竹が密生した竹藪でしたが直ぐ前に刈リ払った通路があったのでそこを下るとビワ畑の脇に出て直ぐ下の木ノ根林道(11:08)に下り立つことが出来ました。

ホッとして小休止してから林道(11:15)を北に進み後はゴールを目指すだけです、歩き出して間もなく右手の館山道のガードを潜って丹生上ノ池に立ち寄リ(11:28)写真を撮って林道に戻リ先に進みました。

700m程北に進むと右折して原田山林道別名「さわやか街道」に入り三つ程トンネルを潜ると間もなく岩婦湖が現れました、湖畔に突き出た石祠の脇(12:13)で昼食休憩にしました、周辺の山に自生するノダフジやレンゲツツジ等清々しい春山を映し出した静かな湖面を眺めながら至福のひと時を過ごしました。

休憩の後出発(12:30)して湖畔の民宿の前を左折し西に向かって進むと間もなく再び館山道を潜った後暫く田植えの始まった田圃の中の道を更に西に向かいました、すると内房線の踏切が現れそれを渡ると高崎集落に入りました、集落を抜けると直ぐR127に出て車がひっきりなしに行き交う歩道のない国道を南に進みやっとの事駐車場にゴール(13:23)しました。

トータルタイム5時間、コースタイム4時間10分、≒12km、≒17,000歩でした、山と言うより丘陵歩きでしたがそれでも最後に厳しい藪漕ぎを強いられてそれなりの達成感有るハイキングでした。

                  HP URL outdoor (hacca

            
     見晴台からの風景        高崎公園の東屋   レンゲツツジとクロアゲ

              
  木ノ根峠(171m)                      丹生上ノ池       無縁法界霊の石碑

            
    静かな岩婦湖        ノダフジの花       木ノ根峠の石地蔵


             歩いたトラック(軌跡)(1/25,000)の縮小図

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

190 奥多摩、高水三山(高水山…岩茸石山…惣岳山)縦走ハイキング。  ('13,04,15)

2013-04-17 08:32:53 | 県外

奥多摩の高水三山を妻と二人で縦走してきました、君津駅から特急(5:54)で出発し青梅線軍畑(いくさばた)駅着(9:10)身支度して(9:22)スタートしました、晴天の下舗装の坂道を道標に従い登って行くと間もなく高源寺前の登山口(9:52)に取り付きましたが結構汗を掻きました。

舗装の道が切れると沢沿いの本格的な登山道になり傾斜も増した階段を登ると砂防ダムの堰堤脇に出ました、更に沢沿いを登ると間もなく沢から離れ急傾斜の尾根に取り付き杉が伐採された開けた急斜面をジグザグに登って尾根上に出ました。

一息入れて更に杉林の中の急坂を登ると高水山頂上直下の広い常福院の境内に出ましたが境内には沢山のミツバツツジの花が満開で壮観でした、高水不動尊にお参りして先に進み胸突き八丁の急坂を登リ切ると高水山頂上(759m)(11:30)に着きました。

頂上には中年男性が一人昼食休憩していましたのでお互い写真を撮リあい私たちは先に進みました、頂上から西面の急傾斜をロープを伝ってコルに下り立ちここから稜線を幾つかのこぶを乗越し西に進むと岩茸石山頂上直下の見晴台に着いたので此処で昼食休憩(11:55)にしました。

昼食後出発(12:15)して再び胸突き八丁の急坂を登り最高峰の岩茸石山頂上(12:30)に登り詰め三等三角点「岩岳」(793m)にタッチして小休止しました、小休止の後(12:37)岩がむき出しの急傾斜を慎重に下り南に進んで次の惣岳山に向かいました。

岩の急傾斜を下りきると後は緩やかなアップダウンの稜線(関東ふれあいの道)を珍しい花等撮影しながらのんびり歩いて行くと間もなく又も岩の露出した胸突き八丁の急傾斜が現れ慎重に登ると惣岳山頂上(756m)(13:20)に登り詰めました。

小広い頂上には金網に囲われた青渭神社が有ったのでお参りして最後の山を下りました、延々と下りが続きましたが途中清水の湧き出す大杉に囲まれた水神様の「真名井天神」を左に見て更に下ると高圧鉄塔の下を三ゕ所通過して慈恩寺前の舗装道路に下り立ました、道路下の御嶽駅へ行く道が分からず暫くうろつきましたがやっと駅にゴール(14:55)しました。

トータルタイム5時間35分、コースタイム4時間45分、≒11km、≒22,000歩でした、晴天で風もなく正にハイキング日和で楽しい山歩きが出来ました、この晩は青梅駅で下車し「かんぽの宿青梅」に宿泊して翌日ゆっくり帰りました

                                HP URL outdoor (hacca   

                )        
            四合目の標石            高水山頂上(759m)にて     見晴台で昼食休憩

              
                岩茸石山頂上にて     Ⅲ△「岩岳」(793m)にタッチ            シコクスミレ

                         
              惣岳山頂上(756m)にて                杉の御神木        青梅市 二級公共基準点


            歩いたトラック(軌跡)(1/50,000)の縮小図

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

189 房総の山(鋸山~嵯峨山~籠田山)縦走のリベンジハイキング。 ('13,04,09)

2013-04-10 09:35:08 | 房総の山南部

前回(3/29)敗退した「鋸山~嵯峨山」縦走を今回ルートを変更し沢コースを登り嵯峨山から籠田山迄延ばしてリベンジしました、これは私のブログを見てコメント下さった方が私の歩いた翌日(3/30)ほぼ同じルートを歩いたそうでその体験からの貴重なアドバイスに従い同じルートを歩くことにしたのです。

今度は絶対敗退しない為初めての区間「林道~砕石場跡地~籠田山分岐」と「籠田山~長狭街道(荒田橋BS)」迄を予め下見し万全を期しました、今回も小保田BSを朝一番(6:25)のバスに乗り金谷ロープウェー入口で下車、ここから(6:43)歩きだしました、この沢コースは数年前二度程歩いていますが以前より踏み跡もしっかり付いているし急坂は殆どロープが張られる等良く整備されているのには感心しました。

沢沿いは所々大木が倒れたり土砂崩れ等がありますがそれでも踏み跡は確りついていました、ほぼ水平道から次第に傾斜を増してくるとトンネル(7:26)に着いたので懐中電灯を出して潜りました、トンネルから先は沢を左岸右岸と交わし乍ら進むと尾根に取り付きトラロープを掴んで急傾斜の岩尾根を登りました。

尾根上に出て南に進み最後の胸突き八丁の急坂を這う様に登り詰めると「東の肩」(8:07)に飛出しました、ここからは歩き慣れた稜線を東に進んで林道開通記念碑前(8:30)に出ました、林道の向かいに聳える杉山に入り「ピーク東の肩」のルート入口に取り付き(8:38)ましたがここから砕石場跡地までの間で最大の難所を越えなければなりません。

下見したのでルートを外さず順調に歩きましたが最大の難所砕石場跡地真上の両側が切り立ったナイフリッジの様な岩尾根を越えるのは穂高の吊り尾根縦走に劣らず緊張を強いられましたが何とか厳しい難所越えをして振り返ると又改めて緊張を覚える程でした。

最後の砕石場跡地へ下るのが急傾斜で薄い踏み跡や短いロープもありますがこれまた藪漕ぎを強いられうっかりルートから外れて藪に迷い込んでしまい10分程タイムロスしてしまいました。

やっとの事砕石場跡地の平地に降り立ち(9:57)小休止しました、砕石場跡地の高い縁を時計回リに廻り込み向かいに聳える大きな郡堺尾根の入口に取り付き(10:10)ました、稜線に登り詰めると東に進むのですがこの稜線は馬の背が続き歩き易く所々マーカーや急坂にはロープも付いているので安心して歩けました、それにしても今日は風が強くうっかりすると飛ばされそうになる程でした。

ゆっくり一時間程歩くと見覚えのある籠田山分岐(11:03)に着き左折してコルに下り登り返すと間もなく東電の鉄塔下(11:12)に着きました、一息入れて先に進み三つ程大きなコブを乗越し杉林を抜けると小保田分岐(11:26)に着きいよいよ嵯峨山も間近です。

タブの木分岐(小保田峠)(11:34)に着くとここから急傾斜を一気に登ってスイセンピーク(11:44)に登り詰めましたがすごい急傾斜で全線ロープが張られているものの可なり息が上がリました。

一旦コルに降り登り返すと頂上の三等三角点「嵯峨山」(315.5m)(12:00)に登り着きました、「嵯峨山」の大きな看板が無いので不思議に思ったら倒れて端に置かれてありました、風が強いので写真を撮って直ぐ釜の台集落に下りました。

民家の脇の畑の畔に満開に咲くミツバツツジの下で昼食休憩(12:15)(12:33)にしました、昼食後復路に就き舗装道路を西に進んで「七曲り坂」(12:43)に取り付きました、階段を上ると直ぐ両脇に芽吹いて間のない様な柔らかい蕗が沢山生えていたので夢中で採り土産にしました。

七曲り坂をジグザグに登リ小保田峠(13:08)を乗越し往路を下って小保田分岐(13:13)から再び籠田山ルートに向かいました、鉄塔近くに来ると先の方から突然私の名前を呼ぶ声がして驚きました、何と私の山歩きの大先輩でいつも内浦山県民の森ハイキングで御一緒するハイキング仲間のYさんでした。

暫く立ち話の後お互い「気を付けて!」と言って別れ先に進みました、籠田山分岐(13:36)からルートを南に取リ236mピーク(13:41)を乗越し更に尾根を南下しました、安岡神社からの分岐(13:54)を左に分け最後の籠田山に向かいました。

三つ程コブを乗越すと籠田山頂上の四等三角点「大帷子」(おおかたびら)(191.7m)(14:18)に着きました、今度はここから尾根を南西に下るのですが誰も歩いていないらしく荒れた水仙」畑から上は全く踏み跡もマーカーもなく文字通リ藪でしたが下見の時自分でマーカーを付けておいたので迷わず長狭街道の荒田橋BS近く(14:49)に降り立ました。

 ここから長狭街道を東に500m程歩いて駐車場にゴール(15:00)しました、トータルタイム8時間17分、コースタイム7時間10分、≒15km、≒26,000歩でした、私の房総の山歩きの中で最も緊張する難しいルートでしたが何とか無事歩き終えたのでほっとすると共に又少し自信が付きました。

                  HP URL outdoor (hacca   

                  
   両脇が切れ落ちた岩尾 根    砕石場跡地        郡堺尾根の馬の背

                  
  タブノキの巨木      アケビの花       イセンピークの石碑

                  
  Ⅲ△「嵯峨山」(315.5m) 畑の畔に咲くミツバツツジ    Ⅳ△「大帷子」(191,7m)


             歩いたトラック(軌跡)(1/25,000の宿小図)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする