アウトドアー

山登りや峠越えなどを書きます。

番外編(その4)  県外の登山&古道・旧街道トレッキング等(1,998~)の一覧表  ('17,05,01) 

2017-04-30 08:25:09 | 番外編

《登山》 
富士山(3)
【北アルプス】剣岳、立山、槍ヶ岳、涸沢岳、[奥穂高岳、前穂高岳(吊尾根往復縦走)]、笠ヶ岳、抜戸岳、弓折岳、[常念岳、大天井岳、横通岳、燕岳(表銀座縦走)]、唐松岳(3)、五竜岳、鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳、[白馬岳、杓子岳、鑓ヶ岳、白馬乗鞍岳 (白馬三山縦走)]、[野口五郎岳、黒部五郎岳、水晶岳、真砂岳、赤岳、ワリモ岳、鷲羽岳、北俣岳、太郎山、三俣蓮華岳、薬師岳、(北アルプス大縦走)]乗鞍岳、白馬岳、白馬乗鞍岳、
【南アルプス】[北岳、間ノ岳、中白根岳、農鳥岳、(白嶺三山縦走)]甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳、[悪沢岳、中岳、前岳、千枚岳(荒川三山縦走)赤石岳][薬師岳、観音岳、地蔵岳、(鳳凰三山縦走)]、聖岳、塩見岳
【中央アルプス】木曾駒ヶ岳、宝剣岳、   
【八ヶ岳】蓼科山、[赤岳、硫黄岳、横岳、権現岳、編笠山(南八ヶ岳縦走)]、 
【丹沢山塊】[塔ノ岳(2)、蛭ヶ岳丹沢山、(丹沢縦走)]、大山、鍋割山 
【東北以北】利尻岳、月山、蔵王山、秋田駒ケ岳、安達太良山、会津駒ケ岳、磐梯山、早池峰山、八幡平、八甲田山、吾妻山、栗駒山、②蔵王山(刈田岳、熊野岳、地蔵山)、   
【関東甲信越】谷川岳、至仏山、燧ヶ岳、日光白根山、茶臼岳(2)(2)朝日岳、三本槍岳、赤城山、筑波、妙義山、草津白根山、榛名山(掃部ヶ岳)、甲武信岳、大菩薩嶺、雲取山、金時山(2)、霧ヶ峰(車山) 御岳山(3)、[高尾山(3)、景信山、城山、陣馬山(奥高尾縦走)] 天城山、高水三山(高水山、岩茸山、惣岳山)、三頭山、男体山、両神山、日の出山、三室山、奥多摩浅間尾根(浅間嶺)、奥多摩・笹尾根、奥久慈・男体山、奥多摩・大岳山、草津本白根山、奥多摩・御前山、[奥武蔵・日和田山、物見山][官ノ倉山、笠山、堂平山、剣ヶ峰、大霧山、皇鈴山、登谷山(外秩父7峰縦走)][大高取山(武蔵おごせハイク)]御嶽山、 陣見山、川苔山、美ヶ原(王ヶ頭)、苗場山
【関東以西】宮之浦岳、白山、 由布岳、剣山、開聞岳、伯耆大山、伊吹山、石鎚山、久住山、白口岳,、六甲山、来日岳、生駒山、
《峠越え》
箱根峠[東海道(箱根湯元~三島)]、赤沢峠(四万温泉~法師温泉)、野麦峠(高山市高根~長野県奈川)、碓氷峠[中山道(坂本宿~軽井沢宿)]、和田峠[中山道(和田宿~下諏訪宿)]、馬篭峠[中山道(馬篭宿~妻籠宿)]、三国峠[三国街道(新潟三国トンネル入り口~永井宿≒8km)]鳥居峠[中山道(奈良井宿~永井宿)]、 塩尻峠[中山道(下諏訪宿~塩尻宿)]、足柄峠[足柄古道(地蔵堂~金時山~仙石原)]、鈴鹿峠[東海道(関宿~坂下宿~土山宿)]、笹子峠[甲州街道(笹子~甲斐大和)] 徳本峠(島々宿~上高地)、木の芽峠(北国街道) [傘杉峠、顔振峠(武蔵おごせハイク)]〔奈良・鳴川峠、暗峠〕

《古道その他トレッキング》
熊野古道中辺路(後半)(近露~本宮大社)25km熊野古道中辺路(前半)(滝尻~近露&赤木越~大日越)38km、熊野古道小辺路(後半)五百瀬~本宮大社17km、熊野古道小辺路(前半)(高野山~五百瀬)16km、外秩父七峰縦走ハイキング(42.195㌔、02年~09年,(8回連続参加)、 武蔵おごせハイキング大会(27㌔、'08年~'15年(8回連続参加)、'12年から22kmコース(実距離24km)、'15年から18kmになった(実距離19km)、 尾瀬、上高地、縄文杉 、銀山街道(石見銀山~温泉津温泉)、奥多摩むかし道、奥入瀬渓流、乗鞍高原、千国街道(塩の道・信濃森上~南小谷)、下野街道(会津西街道・会津下郷~大内宿)、熊野古道中辺路・大雲取越・小雲取越(那智大社~小口~本宮大社)、40km、尾瀬・燧裏林道(尾瀬ヶ原~燧裏林道)28km、奥多摩・青梅丘陵、 大多摩ウォーキングトレイル、御嶽渓谷トレイル、

  (赤い字は妻と二人旅)      
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356 房総の山(鋸山ヴァリエーションルート~沢コース)の一人山歩き。   ('17,04,28)

2017-04-29 08:18:39 | 房総の山中部

鋸山登山道のヴァリエーションルートは数年前から歩きたいと思っていましたが多少不安もあったので延び延びになっていました、然し今回思い切って歩くことにしましたが期待半分、不安半分、のトレッキングでした。

車力道を登って観月台ルートと合わさる直下にマーキングテープがありましたので念の為地形図で確認してから取り付きました、ヴァリエーションと言われるだけあって大岩あり崖あり沢あり多種多様な地形を歩きました。

大岩を抱きつくように乗越したと思うと今度は数メートルの垂直崖を一寸したクライミングよろしくフットホールドに足をかけ攀じ登る等気の抜けない場面の連続でした。

崖に突き当たった時万事窮すかと思いましたがよく見ると細い鉄筋2本岩に打ち込んでホールドが作られてありましたので何とか難所をクリアしました、鉄筋のホールドを見た時剣岳のカニのタテバイを思い出しましたがそれから見るとそう難しくはないと落ち着きました。

急傾斜を沢に降り立つと今度は急階段を登るきつい場面の連続でしたが殆どロープが取り付けられていたりマーキングテープがつけられていましたのでルートを外れることはありませんでしたが兎に角名の示す通りヴァリエーションに富んでいますからまさにマイナールートです。

水平距離にすると500~600mの所を1時間近く掛かって漸く裏鋸コース(関東ふれあいの道)上にある電波塔手前100m程の所に登り詰めました、更にここから東に向かってまずはⅠ△「鋸山」を目指しました。

三角点で小休止の後まだ時間があるのでついでにここから南に下って鋸山ダムに出るルートを歩くことにしました、このルートは上部1/3程がヴァリエーションルートで後は。

何所が取り付き点か探し回っていたら白テープが見つかったのでここだと思い急傾斜の尾根を下りました、然しその後テープも踏み跡もありません不安になって白テープまで引き返し改めてルートを確認して出直しましたが又同じところを下ってしまいましたので無理をせず今日の所はパスしてまたの機会に歩くことにしました。房総丘陵マップによればこのルートは上部1/3がヴァリエーションルートで後は登山道があるようです。

このもたつきで40分余りタイムロスしてしまいましたがまだ午前中なのでゆっくり「東の肩」に向かいました、「東の肩」のベンチで昼食休憩してここから沢コースを下って帰路に就きました。

この沢コースを始めて歩いたのは十数年前新聞に地元の観光協会で登山道整備したとの記事を見て早速観光協会を訪ねルートマップを頂いて登りました、この時はまだ沢沿いはあまり整備されず沢の中を歩くところもありましたしロープもあまりつけられていませんでした、それから見ると雲泥の差に歩きやすいコースになりました。

【ポイントタイム】
JR金谷駅スタート(7:53)…小休止(8:56)(9:04)…ヴァリエーションルート入口(9:15)(9:20)…裏鋸コース(関東ふれあいの道)電波塔手前(10:13)(10:18)…Ⅰ△「鋸山」(10:30)(10:35)…鋸山ダムルート取り付き(10:40)…(2度下り登りでルート探し)…裏鋸ルートに復帰(11:18)…東の肩(11:40)昼食休憩(11:53)…沢コース下山口(13:14)…JR金谷駅ゴール(13:24)、所要時間5時間31分、歩行時間4時間46分、水平距離約9.5km、累計標高+1,256m、歩行数約13,000歩。

HP URL   outdoor (hacca.jp

           
             石畳に掘られた轍                   車力道の切通し                        タバ

           
            ヴァリエーション(1)              ヴァリエーション(2)            ヴァリエーション(3)

             
                            Ⅰ△「鋸山」                     満開の藤の花                   東の肩の休憩所 

        
                               歩いた軌跡(1/25,000)の縮小図

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355 奥武蔵・日和田山から物見山へミニ縦走。  ('17,04,20)

2017-04-22 08:40:02 | 県外

ここ数年奥多摩の山を登っていますがたまには奥秩父か奥武蔵の山も登ってみようと考えました、秩父は十数年前から毎年「外秩父七峰縦走ハイキング」や「生越ハイキング」等に参加してきましたから今度は初の奥武蔵の山へ行うといろいろ調べた末ポピュラーでどちらにも三角点の有る日和田山(Ⅳ△)から物見山(Ⅰ△)へミニ縦走することにして妻と二人で出かけました。

アプローチは西武池袋線で高麗駅に下車し身支度を整えいざ出発して駅前大道りを南に歩きだしたら中年男性が通り掛かって不思議に思ったらしく「何所の山へ行くの…」と聞くので「日和田山です」と答えると「それなら反対側へ行くんだよ…」と教えてくれました、ガイドブックをよく読めばそう書いてあるのに思い込みで歩き出した為初っ端からチョンボです。

確かによく見ると駅の北側に萌黄色に染まった奥武蔵の山塊が連なっています、その山に向かって1km余り車道を歩き登山道取り付き点に辿り着きましたので入口に吊るされた熊除けの鐘を一突きして登りはじめました。

ここからは「奥武蔵自然歩道」として広くてよく整備された坂道が檜林の中を上に向かって延びておりました、ゆっくり登って行くと間もなく大きな鳥居がありそこから道は左「男坂」右「女坂」に分かれていましたので男坂を上ることにしました、暫らく登ると大きな岩が累々と重なった険しい岩場に差し掛かりましたが慎重に「三点支持」で登ると日和田山直下の金毘羅神社前の小広い見晴台に登り詰めました。

西側に開けた雄大な景色を眺めていたらはるか彼方に白く雪を被った富士山が僅かに頭を出しておりました、小休止の後金毘羅神社にお参りして日和田山頂上を目指して急坂を登ると間もなく頂上に辿り着きました、頂上は広場で宝篋院塔が建っておりその前にベンチがあってその直ぐ傍にⅣ△「日和田山」(305m)はありました。

小休止していたら急に子供たちの賑やかな声が聞こえてきたと思ったら暫らくして地元の小学4年生数十人の一団が遠足で登って来たのです、一寸子供達とおしゃべりして元気を貰ってから次の物見山を目指して出発しました、ここからも分岐ごとに道標が建ち「奥武蔵自然歩道」としてよく整備された道が続きました。

数人のハイカーと行き交いながら小一時間近く歩くと最後の胸突き八丁の急坂を登り切って漸く物見山の頂上に辿り着きました、まずは三角点を目指し東に200m程行くとⅠ△「物見山」(375m)の立派な標石がありましたのでタッチして頂上広場に戻り昼食休憩にしました。

頂上には十数人のハイカーが昼食休憩していましたがそのうち賑やかな話声とともに数十人の中高年パーティーが登ってきました、私たちはお弁当を食べ終わると直ぐベンチをその人たちに明け渡して出発しました、ここからは多少のアップダウンはありますがゴールの横手駅に向かってひたすら山を下って行きます。

途中名高い「北向地蔵」にお参りしてからはひたすら急坂を下り舗装された林道に出ると道も緩やかになったのでのんびりと花等撮影しながら3km余りの林道を歩いて西武線・横手駅にゴールしました、ここから同線の終点西武秩父駅で更に秩父線に乗り換え波久礼駅下車、宿の車で迎えに来てもらい「かんぽの宿・寄居」に16時半ごろチェックインしました、夕食時妻が「程よい疲れで天気も良く萌黄色の山々もきれいだったし最高のハイキングだったね…」と喜んでいましたから私の点数も少し上がったようです。

【ポイントタイム】
西武・高麗駅スタート(8:53)…登山口(9:19)…金毘羅神社前見晴台(9:55)(10:00)…日和田山頂上(10:12)(10:20)…物見山頂上(11:30)昼食休憩(12:02)…北向地蔵(12:44)(12:47)…西武線・横手駅ゴール(13:48)、所要時間4時間55分、歩行時間4時間05分、水平距離約11km、累計標高1,018m、歩行数約16,000歩。

  HP URL outdoor (hacca.jp

           
            熊除け鐘を突き出発                岩場を登る               チゴユリ

           
            日和田山頂上                  シロヤブケマン              Ⅳ△「日和田山」

           
          シャガ                Ⅰ△「物見山」タッチ                物見山頂上にて

        
                               歩いた軌跡(1/25,000)の縮小図

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354 房総の山(清和県民の森遊歩道)をミツバツツジお花見ハイキング。 ('17,04,16)

2017-04-17 08:26:53 | 房総の山中部

昨日と打って変わって今日の日曜日は風もなく快晴の正にお花見日和になったので妻と二人で清和県民の森へミツバツツジのお花見ハイキングに出かけました、ミツバツツジは「君津市の花」に指定されていますので20数年前市民参加のイベントで何回か植栽したのです。

主に清和県民の森遊歩道沿いに沢山植栽しましたが私も何度か参加して十数本植えた記憶があります、いつも遊歩道を歩く度に花の満開時期に訪れたいと思いながらついぞ叶いませんでしたから今日こそはと期待して出かけました。

里の集落では至るところピンクの花が真っ盛りです、特に出発地の駐車場の周りは見事な花園になっていますからさぞかし稜線では見事な花模様だろうと想像しながら登りましたが行けども行けども見当たりません、ミツバツツジの林に出会っても僅か2^3本花が咲いている程度でがっかりしました。

そう言えば今までもこの時期に何度か歩いていますが一度も満開に出会ったことがありません、時期が早いのだろうと思っていましたがそうではなさそうです、20年来毎年この時期に歩いていると言う単独行のハイカーに聞いたところ「ここのミツバツツジは咲きませんよ…」とのことでした、やはり人間が都合で所構わず植えてもミツバツツジにとっては決して住み心地は良くないのでしょう。

然し崖地等自然の植生で人知れずひっそりと咲いているピンクの花を見ると心癒されました、それに加えて山全体が萌黄色に染まり青空に映える景色とその中でいろいろな小鳥の囀りを聞きながらのハイキングは最高でした。

【ポイント記録】
所要時間3時間04分、歩行時間2時間30分、水平距離約5.5km、累計標高+630m、歩行数約9,000歩。

【追記】
今回のハイキングで出会ったハイカーは13人ですがその中で一番印象に残った人は神奈川県から20数年来毎年房総半島に通い房総のランを写真に収めていると言う初老の男性に出会ったことです、渕ヶ沢支線分岐の東屋の所で土手に這いつくばって写真を撮っている所に声をかけて知りました、この方に教わった植物の写真が「ミヤマウズラ」(まだ花は咲いていません)、「ヒメフタバラン」(右の写真がその花です)、「イズノシマダイモンソウ」(まだ花が咲いていません)の4枚です。

       HP URL  outdoor (hacca.jp

           
             満開のミツバツツジ                   展望台で一休み                 ミヤマウズラ
                                                                                                                                             

           
               花の無いミツバツツジ林                フデリンドウ                  稜線の遊歩道

             
           ヒメフタバラン                  左のランの花               イズノシマダイモンジソウ

      
             歩いた軌跡(1/25,000)の縮小図です。

 

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353 房総の山(袖ヶ浦市のⅡ△「滝の口」外3点)の三角点巡り。   ('17,04,10)

2017-04-11 08:37:39 | 房総の山中部

上総・安房両地区で28点ある二等三角点で最後に残った袖ヶ浦市のⅡ△「滝の口」(65.3m)とその周辺にあるⅢ△「阿部塚」(68.8m)及びⅣ△「横田」(14.1m)と同じくⅣ△「玉野」(73.8m)を巡ってきました。

【Ⅱ△「滝の口」】
上総アカデミアパークを通って袖ヶ浦市に向かい最初に館山自動車道「木更津北IC」の1km余り手前を左折して滝の口集落に着きました、「さて取り付き口は…」と探すとU字に掘れた昔道らしい踏み跡があったので篠竹を掻き分け登って行くと何とか稜線に辿り着きました。

地形図でルート確認をすると三角点は300m以上東にあるのでこれはまずいと登山口に引き返しました、改めてルート確認していると近くの家からお婆さんが出てきて「何してんですか…」と言うので事情を話してもさっぱり理解できません。

すると別の家から中年男性が出て来たので又事情を話すと「それはここを真直ぐ登った頂上にあるよ」と教えてくれました、見ると階段が真っ直ぐ上に延びているのです、階段を上ってゆくとお墓がありましたがそこから先は藪山です、コンパスを頼りに藪尾根を直登すると三角点はありました。

【Ⅲ△「阿部塚」】
往路を途中まで引き返し分岐から1,5km余り東に行くと阿部集落に入りました、地形図を見ると三角点から尾根が清浄院のお寺の境内に緩やかに落ち込んでいるのでそれを登ることにしました、お寺の境内に行くとその尾根に確りした道が上に延びているのです。

登って行くと20~30m置きに大きな石碑が立っているので「点の記」にある「参道を行く」はこの事かと勝手に解釈していましたが後にそれは間違いであることが分かりました。

間もなく平らな小広い所に出たのでルートを確認するとそこから先は参道を離れて藪尾根を登らなければなりません、殆ど直登してピークに辿り着くと〆の着いた〆縄を巻き付けた大きな墓石の様な石碑が立っていてその脇に三角点はありました。

石碑の有るピークから反対側に長い階段が下に延びていてその先に赤い鳥居が見えます、地形図を見るとその先で広い道路に出るので帰路はそのルートを辿りました、「点の記」にある「参道を行く」はこの階段のことでした。

【Ⅳ△「横田」】
この三角点はJR久留里線横田駅の北側に広がる広大な圃場整備された水田の畔にありますから分り易いようですが農地の中にある三角点は案外見つけられないものです、と言うのは農作業の邪魔になるので撤去されてしまう恐れがあるからです。

碁盤の目のように整理された畔を探すのは思ったより大変でした、地形図を見ながら行きつ戻れつしてやっとのこと見つけました、それは雑草の中にポツンとありましたので藪山で見つけたよりも感動しました。

【Ⅳ△「玉野」】
この三角点は往路を引き返しⅡ△「滝の口」から直線で1km余り南の玉野集落北側に聳える小高い山の上にありました、よく集落の裏山にはお墓や神社があってそれへの参道がありますからそれをあちこち探しまわったところ一軒の民家の脇に薄い藪に覆われてはいますが道らしい踏み跡がありました。

民家の犬に激しく吠えられながらその道を登ってゆくと次第に藪が濃くなり苦戦しながら進むと突然杉山に飛び出しました、下草や藪もなくなりましたが急登を強いられ這い上がるようにして稜線に登り詰めて更に東に数十メートル行くと藪の中にありました。

よく見ると脇に立っている白い標柱には「木更津市公共基準点」とあるのです、「おかしいな…」と改めてGPSの緯度、経度と「点の記」に記るされた緯度、経度を比べてもぴったり合致しますからⅣ△「玉野」に間違いありません、自分で納得し下山して遅い昼食を車の中で済ませて帰路に就きました。

【4点合計記録】
所要時間4時間、歩行時間約2時間、水平距離約3km、歩行数約4,500歩。

【追記】
帰宅してから例の「木更津市公共基準点」に付いて国土地理院へ電話して聞いたところ「三角点と公共基準点の併用は絶対ありえないので誰かの悪戯でしょう、近いうち現場を確認します」との回答でした、私の見るところ三角点標柱が無くなっていたので誰か「公共基準点」の標柱を拾ったか何かして目印に立てたのかもしれません。

              HP URL outdoor (hacca.jp

           
              Ⅱ△「滝の口」                満開のミツバツツジ                  参道入口の鳥居

           
            ツルニチニチソウ                    Ⅲ△「阿部塚」                今が見ごろの満開桜

           
           Ⅳ△「横田」                    Ⅳ△「玉野」                 山の恵み
                                                             アラゲキクラゲ

 

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番外編  金婚旅行で三角点巡りを兼ねて伊豆高原温泉へ。   ('17,04,02)

2017-04-03 16:08:11 | 番外編

去る3月26日が私たちの結婚50周年記念日ですが都合で一週間遅れの金婚旅行に伊豆高原温泉に行ってきました、毎年山登りや街道・古道歩きなどの最終日は殆んど温泉宿などに宿泊するので改めて今回の温泉旅行に特別な感慨はありませんが今まで一度も結婚記念日を意識したことはなくいつの間にか過ぎ去っていましたので半世紀を区切りとして出かけてきました。

今回も私は全く意識にはありませんでしたが妻が「金婚なんだからどこかへ行こうよ…」と言うのでそれではと一週間ほど前に急遽出かけることになったのですが考えたら私は丁度傘寿ですのでダブル祝いとしての温泉旅行となりました。

50年前新婚旅行は熱海でしたから今回も伊豆の温泉に出かけることにしたのですがただ温泉に入って帰ってくるだけではつまらないので三角点巡りを兼ねて大室山(Ⅲ△大室山)とその麓にあるシャボテン動物公園(Ⅳ△シャボテン公園)を巡ることにしたのです。

大室山(580m)は富士山のような円錐形のきれいな独立峰ですから360度の展望が堪能できますし周囲約1km余りの御鉢巡り道路は舗装されている観光スポットなので40分以上リフト待ちするほど大賑わいでした、三角点は御鉢巡りピークの道路脇にありましたから直ぐ見つかりました。

大室山をリフトで下山すると麓にあるシャボテンと珍しい動物が沢山いる公園に行きました、まずは三角点探しです、設置場所は予めカシミールマップで確認してありましたが現地はサルやクジャクなどを放し飼いしている公園の北のはずれにある小高い藪山でしたので探し出すのに苦労しながらも何とか見つけだしました。

目的の三角点二箇所を無事見つけましたので後はゆっくり珍しいシャボテンや動物を一通り見て回った後バスで今晩の宿「かんぽの宿・伊豆高原」に向かい16時過ぎにチェックインしました、予約の時予め金婚旅行であることを告げておきましたので夕食時ワインのワンドリンクサービスを始め記念品や総支配人外スタッフ数人のお祝いメッセージの寄せ書き迄頂き恐縮しました、終わって見れば楽しい思い出に残る旅でした。

 【付録】
〈50年前のドタバタ新婚旅行顛末記〉
半世紀過ぎたので封印を解こうと思います、私たちの結婚式は1,967年3月26日田舎町の小さな宿屋の一室で親族だけのささやかな式を行いました、翌朝アパートの一室で目が覚めると新妻が「皆さんにいろいろ祝って頂いたのに新婚旅行も行かず土産を届けなかったら失礼じゃないの…」と言われ「そうだな…」とひと思案、

と言うのも貧しい若者の私はハナから新婚旅行は行かないと思っていましたが私の親兄弟達から新婚旅行費用や着て行くスーツまでプレゼントされていましたので新婚旅行に行った証拠が必要だったのです、

そこで東京駅に行き熱海あたりの土産を買ってきて配ろうと思い立ったのです、東京駅に着くと田舎者ではとても熱海の土産物を探し出すのは困難です、一層のこと熱海まで行くか…となりました。

翌朝熱海の駅前で土産物を買って電車に乗りました、帰りはショートカットして川崎からヘリーで木更津に向かうことにして川崎ふ頭に行くとヘリーが出航間近なのでとび乗りました、暫らくして船内のアナウンスが五井ふ頭到着時刻を放送、「しまった…」途中下船できません。

五井ふ頭に着くとタクシーで国鉄五井駅に急行、駅に着くと列車がホームに入線していましたのでとび乗ると発車して間もなく車内アナウンスが千葉駅到着時刻を放送したのです、またしても「しまった…」結局陸廻りより遅い時刻に帰宅しました。

        HP URL outdoor (hacca.jp

                        
                      リフトで登る                御鉢周りの人達                  △「大室山」

                        
                   大室山頂からの景色              シャボテン公園             巨大サボテン群
                          入口の巨鳥

                        
           Ⅳ△「サボテン公園」            お休みのナマケモノ        かんぽの宿「伊豆高原」

     

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