南房総市千倉町に有る「高塚山」へ新しいコースを辿り三回目の山歩きをしてきました、当初予定は26日(土)でしたが強風の為一日延期したのは正解でした、快晴の元風もなく太平洋が鏡の様に凪ぎの海原でした。
高塚山までの往路コースはガイドブックに有るけれど復路は有りません、地形図に破線登山道が記されているけれど或るいは廃道になっているかもしれないので時間に余裕をもって歩く為何時もより早く家を出ました。
自宅(7:20)を出発してR410を南下し千倉町に入って国道から登山口の「魚見根神社」への入口が分からず暫く間誤付きましたが何とか神社の駐車場に到着(8:50)し身支度を整え出発(9:00)しました。
神社の裏手にある小高い「魚見根山」(57m)への取り付き口が分からず探していたら神社の庭に有るブランコで一人遊んでいた小学5~6年生の男の子が「山に登るんですか」と言って教えてくれました、そして更に「急な階段だから気を付けてください」と、私の孫娘位の子供に年寄リを労わる優しい言葉をかけて貰ったことに胸が熱くなる程感激し幸先の良い山登りになりそうな気持になりました。
男の子の言った通リ急坂の階段をジグザグに登り頂上直下の「三っ峰展望櫻台」(9:10)に着き暫く景色を眺めてから頂上に向かいました、頂上(9:15)(9:20)に着き四等三角点「魚見根」(57.3m)を撮影し麓の景色を暫く眺めてから往路を引き返えし神社(9:29)に降りました。
ここからはガイドブックのコピーを片手に蓮合枝集落から登山道に取り付き笹竹藪や雑木林の急坂を登り尾根に登り詰めると左折して稜線歩きです、何回かアップダウンを繰り返し途中小休止(10:06)(10:12)して念の為地形図で現在地を確認して進みました。
ルートから少し外れた180mピーク(10:47)(10:52)に登り小休止した後先に進みましたが高塚山に近ずくに連れガイドブックの説明文と現在地の状況が分からなくなったので兎に角赤テープだけを頼りに進むことにしました。
最後の急坂を這う様に登り詰めると「奥の院」の裏の最高点(12:05)に飛出しました、少し下って「奥の院」にお参りし南側の開けた所で昼食休憩にしようとベンチに行くと丁度十人程のパーテーが帰るところでしたが又直ぐ一人、二人組が登ってきました。
東京から来たと言う二人組の中年婦人が私の傍でお弁当を食べ始めたので山歩き談義をして過ごした後復路(12:35)につきました、これからはガイドブックにもないルートを歩くので少し緊張しました。
表参道を下り鳥居の前に「通行禁止」の標識がありましたが地形図の破線登山道の取り付き点に違いないと思い込み多少経緯度は違うけれど誤差の範疇だろうと強引に取り付き左折(東)して進みました。
踏み跡は所々薄くなるけれどそれでも続いていたので進んで行くと一ゕ所赤テープがあったので間違いないと確信し更に進むと踏み跡もテープも無くなりました、おかしいと思い地形図で現在地を確認すると全く違うルートで高塚山の頂上直下に来てしまいました。
慌てて表参道迄引き返し改めて取り付き口の経緯度をGPSで追いながら下ると「有リました!」左に登る道が、今度こそ正規の登山口(13:08)に取り付き急坂を登り尾根に出ると左折し今度は慎重に地形図と地形を見比べながら進むと間もなく登山道の交差する地点に出ました、すると女性の話声が聞こえ現れたのが頂上でおしゃべりした人たちでした。
彼女たちは私が教えたコースを東に向かい私は未知のコースを北東に向かいお互い「気を付けて」と言って別れました、最初は踏み跡もしっかりあり赤テープも所々に有るので安心して進むといつの間にか踏み跡も消えテープもありません、「おかしい」と思い現在地を確認するとルートから西に大きく外れていました。
予定時間も過ぎているので諦めて彼女たちの後を追うと引き返しましたがテープの有る所迄来て「ここからルートが外れたのだ」と気付き周りを探したら「ありました!」藪の奥の崩れた窪地の木に赤テープがありました。
やっとのこと窪地に降り立ち先を透かして見ると先にもテープがあります、殆ど踏み跡は無くテープだけを頼りに時々藪漕ぎしながら進むと又何時の間にか幾ら進んでもテープがありません、地形図で現在地を確認すると最後のテープの所から一つ尾根を間違えたことが分かりテープ迄引き返し改めてコンパスで方向を確認して正規のルートに乗りました。
途中不安になって何度かGPSと地形図で現在地を確認しながら進んで漸く今朝登山口に取り付いた蓮合枝集落(14:51)に辿り着き舗装道路を東に進んで神社前の駐車場にゴール(15:00)しました、トータルタイム6時間、コースタイム4時間35分、≒11km、≒18,000歩でした。
復路のルートは殆ど歩かれていないらしく踏み跡もあっても薄く殆どテープだけが頼りで終始緊張しました、然し難しければ難しい程達成感が大きくまた歩きたくなります、然し最近妻が心配する様になったので余り道に迷ったことは話しません。
HP URL outdoor (hacca
出発点の「魚見根神社」 「三っ峰展望櫻台」の東屋 魚見根山頂上の石碑
Ⅳ△「魚見根」(57.3m) マテバシイ林の馬の背道 アオキの未熟な実
歩いたトラック(軌跡)(1/25,000)