アウトドアー

山登りや峠越えなどを書きます。

163 房総の山(海老敷「金毘羅山」~二反森~三角点「奥野」)を巡る一人ハイク。 ('12.08.21)

2012-08-22 07:58:45 | 房総の山南部

残暑厳しい毎日ですが今月まだ房総の山歩きをしていないので思い切って出かけました、海老敷金毘羅山は南房総市(旧三芳村)に有る金毘羅神社のあった頂です、今は石垣と石祠3基の有る広場で南が開けた眺望の素晴らしい展望台です。

朝自宅(7:40)を出発してR410を南下し途中(旧丸山町)から地形図を見ながら進みましたがそれでも道を間違え漸く登山口(8:45)に着き身支度を整えて出発(8:56)しました、緩い坂道の林道大学口上滝田(おおがぐちかみたきだ)線を花の写真を撮リ乍らゆっくり歩いていると後ろから足音が聞こえ振り向くと中年男性が登ってきました。

「このくそ暑いのに山歩きするなんてお互い物好きだね」等と軽口たたきながら暫く一緒に歩いていましたが足の速い彼に先行してもらい私は相変わらず写真等撮りながらのんびり歩いて行くと右手に「金毘羅山⇒」の看板がありその枝道に取り付きました。

数十メートル登ると防災無線アンテナの建つ小広い頂き(9:55)に着きました、そこは草が膝迄繁茂していて三角点を見つけるのに苦労しましたが先行していた彼に手伝ってもらい漸く三等三角点「金毘羅」(208.5m)を見つけました、暫く南に開けた景色を二人で眺めた後下山する彼と別れて私は次の目標「二反森さくらおか」ピーク(217m)(10:05)に向かいました。

林道に戻り≒600m程北に登り稜線に出ると右折して林道「増間御門線」を東に300m程行ったところに「二反森」の看板がありましたが草が繁茂しいて登り口が分からず通リ過ぎてしまいました、行きつ戻りつして漸く草叢の中の階段を見つけ取り付きました。

「二反森さくらおか」は名前の通リかっては花見の名所だったそうで桜の大木が十数本聳え立っていましたが林床は二メートルを超すススキをはじめ雑草が繁茂して登るのに大難儀しました、頂上(10:33)に着くと草叢の中に朽ちかけたベンチがあり写真を撮って直ぐ引き返えしました。

林道に戻り稜線を更に北東へ≒800m程進んだ所から右手に聳える尾根のピークに三角点「奥野」がある筈ですが数十メートルに亘って殆ど切り立った崖で取り付く所が見つかりません、行ったり来たりして探し漸く緩やかな尾根が道路の直ぐ上迄落ち込んでいる場所を見つけそこに付けられた猪の獣道を辿って尾根に登りましたがここでも猛烈な藪で大難儀しました。

腕を傷だらけにしたりズボンをカギ裂きにしたりして漸く四等三角点「奥野」(220.8m)(11:20)を見つけた時は何時もよりその達成感は大きなものがありました、写真を撮って直ぐ引き返し又藪を漕いて林道(11:35)に降り立ち一息入れて帰路に就きました。

往路を林道「大学口上滝田線」分岐迄戻りここからは直進して麓の御門集落を目指しました、途中木陰の涼しい所で昼食休憩(12:14)(12:30)してから更に下り集落に降り立ってからはじりじり照りつける暑い日差しの中を歩き駐車場(13:20)にゴールしました。

トータルタイム4時間24分、コースタイム3時間40分、≒12km、≒18,000歩、でした、林道は全線舗装道路で殆ど樹林帯の中の木陰でしたがその分風は無く蒸し暑く大汗を掻きました、更に「二反森さくらおか」と三角点「奥野」は林道から近いけれど猛烈な藪漕ぎを強いられ難儀しました、。

【追記】
一昨日から泊まりに来ている孫娘二人[姉(小四)妹(幼稚園年中組)]の姉が昨夜私の枕元に小さな手作リ封筒をそっと置いてありました、開けてみたら「おじいちゃんへ、暑いけれど気をつけて山へ登ってきてください、まってます」と書かれていたので元気百倍で完歩出来ました。

HP URL outdoor (hacca

          
     金毘羅神社跡の石祠にて     金毘羅山頂から俯瞰の風景

        
         イブキゼリ    三等三角点「金毘羅」(208.5m)

       
   二反森「さくらおか」頂上のベンチ 四等三角点「奥野」(220.8m)


                  歩いたトラック(軌跡)

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162 那須岳(茶臼岳~隠居倉~三本槍岳&Ⅲ△「中大倉山」)を妻と二人で縦走登山。 ('12,08,06)

2012-08-05 14:56:43 | 県外

9年振りに那須岳を妻と二人で登って来ました、茶臼岳登山は私が4回目で妻は2回目ですが三本槍岳は二人共初めてです、夏山は今が花盛りなのでその撮影と三角点巡りが主な目的なので体力に合わせのんびりゆっくり登山を心掛けましました。

【8月6日】
東京(9:16)を東北新幹線で那須塩原(10:35)に着きバスでロープウエー山麓駅(12:10)へロープウエーで頂上駅へここで昼食休憩してから登山開始(13:00)ゴーロやザレの歩きずらい急坂をゆっくり登り頂上(13:50)に着くと後から数人のパーティ―が登って来たので写真を撮って貰いそのあと三角点を探しました。

頂上は大きな岩が累々としておりますから探すのに難儀しましたがやっと四等三角点「那須岳」(1,898m)(14:07)を見つけました、写真を撮って「峰の茶屋跡」分岐を左に下リ直ぐ又右折しなければならないのにうっかりして左に進んでしまい噴火口を半周する間抜けを犯し20分以上タイムロスしました。

分岐からは誰にも会わず妻と二人でゴーロやザレの急坂を黙々と下りました、途中まで下ると突然黒雲が上空を覆い雷鳴と共に雨が降リ出しました、兎に角「湯ノ 沢」(標高差≒300m下)の畔に有る三斗小屋温泉迄急いで下ろうと「峰の茶屋跡避難小屋」(14:50)から左折して斜度40°前後のザレの急斜面に付けられた足幅程度の踏み跡を慎重にトラバースし乍ら下リ漸く沢近くの樹林帯迄下り着きました。

緩やかな下りで雨も上がりホッとする間もなく今度はブヨの大群に襲われ耳や鼻の穴まで入られ大難儀しました、途中冷たい「延命水」を飲んで生気を取り戻しやっとのこと今晩の宿三斗小屋温泉「大黒屋」(16:07)に着き早速温泉に入り疲れを癒しました。

トータルタイム3時間07分、コースタイム2時間30分、≒7km、≒12.000歩でした、茶臼岳頂上までは十数人のハイカーに会いましたが後は誰にも会いませんでした。

【8月7日】
「大黒屋」(7:06)を出発し玄関前から急坂に取り付きジグザグに登ると間もなく「温泉神社」(7:20)が現れ安全登山を祈願し神社裏手から更に急坂を登りました、やがて源泉の湧き出す噴気孔(7:45)を左に見て階段や深く掘れた踏跡を花の写真を撮りながら延々と登りました。

やっとのこと第一ピーク「隠居倉」(1,819m)(8:42)に着き小休止して次の目標「熊見曽根」分岐(9:00)に向かいました、緩やかなアップダウンを繰り返し乍ら稜線漫歩の末「熊見曽根」分岐(9:43)に着きました、寄り道の「朝日岳」はパスして先に進みました、

一旦コルに下り登り返してピーク(1,900m)を越え北東に≒100m程下って「清水平」湿原の木道を渡るといよいよ胸突き八丁の急坂を登り詰めて「三本槍岳」頂上(11:18)に飛出しました、登る途中時々雨に降られましたが頂上では雨はあがりました、然しガスに覆われ視界はありませんでした。

一等三角点「三倉山」(1,917m)は頂上のほぼ中央にありました、小休止の後(11:25)頂上を後にしました、少し下ったところに空き地があったのでそこで昼食休憩(11:58)(12:18)にしました、雨も上がり青空の元そよ風に吹かれて遠くの山並みを眺めながら「大黒屋」で作って貰った「むすび」を食べるのは至福のひと時でした。

昼食休憩後コースから少し寄り道する次の目標三角点「中大倉山」に向かいました、北温泉分岐(12:21)を左折し熊笹や這松の生茂る「中の大倉尾根」を炎天下急傾斜や緩傾斜を繰り返し乍ら延々と下りました。

三角点の有る近くからGPSの経緯度と地形を見比べながら進むと左手に「⇚ゴンドラ駅」の道標のある登山道が現れました、予め「点の記」で三角点はゴンドラ駅の近くに有ることは分かっていたので「これだ!」と思いました、妻をそこに待たせザックをデポして一人で三角点を目指しました、。

ゴンドラ頂上駅の有るピークは見晴らし良く直ぐ三角点は見つかりました、頂上の西側に石祠がありその脇に三等三角点「中大倉山」(1,417m)(14:37)があったので写真を撮って直ぐ引き返しました、これで沢山の花や3ヵ所の三角点も写真に納めたので満足して後は北温泉に下るだけだとのんびり歩いて行きました。

暫くすると林道らしき荒れた広い道に下りたちそれを横切って更に下って行くと傾斜も緩み殆ど水平道になったあたりで念の為現在地を地形図で確認すると分岐を通リ過ぎ方向違いの道に入り込んでいるのです、分岐を通過した覚えはないのにおかしいと思い兎も角林道迄戻りました。

地形図とコンパスで方向を再確認すると今下った道に間違いないので再び同じ道を下りました、先ほど現在地を確認した地点から100m程行った先に「北温泉⇒」の道標がありホッとしました、そこから急階段をジグザグに延々と下りやっと毘沙門沢に降り立ち橋を渡って沢の畔に建つ北温泉(16:46)にゴールしました。

最後になって道迷いと勘違いした原因は地形図の分岐手前あたりから現在の道路は全く違ったところにできていたのです、結局地形図の古い破線道に騙され40分余りタイムロスしてしまいました、トータルタイム9時間40分、コースタイム8時間10分、≒13km、≒22.000歩でした。

[2日合計]
トータルタイム12時間47分、コースタイム10時間40分、≒20km、≒34.000歩でした、妻も私もかなり疲れましたので硫黄の臭いのする露天風呂にゆっくり入り疲れを癒し夕食にビールで乾杯して山旅を締め括りました。

        HP URL outdoor (hacca

         
  茶臼岳頂上にて    Ⅳ△「那須岳」(1,898m)  三斗小屋温泉「大黒屋」にて

         
第1ピーク「隠居倉」(1,819m)   ホウオウシャジン   Ⅰ△「三倉山」(1,917m)    

         
  三本槍岳頂上にて    Ⅲ△「中大倉山」(1,417m)      宿 北温泉にて


                歩いたトラック(軌跡)

 

         

 

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