アウトドアー

山登りや峠越えなどを書きます。

番外編 「長狭七福神」巡りのハイキング。 ('13,02,24)

2013-02-25 13:20:47 | 番外編

正月妻が「長狭七福神」巡りのガイドパンフを見て「これ歩いて回ろうよ」と言うのでもう少し日が長くなる時期を待って出かけようと思っていた所大分日も伸びたしお天気も良いので早速出かける事にしました。

自宅(7:10)を出発してR410を南下し「みんなみの里」駐車場(7:40)に着くと丁度店員さんが出勤してきて開店の準備を始めるところでした、身支度をして出発(7:52)しましたが少し冷たい西風が吹いて寒い朝でした、南に向かって川沿いの道を歩いているうち体がポカポカ温かくなってきました。

緩い坂を登ると①長安寺(毘沙門天)(8:12)(8:18)に着きお参りして往路を引き返えしました、一旦R410迄戻ると今度は東に向かい次のお寺に向かいました、暫くして右折し南に進むと距離も長く急坂もあって少し汗を掻く程体が温かくなりました、やがて大きな溜池が現れるとその先のこんもりした森の中に有る165段の石段を登ると②白滝不動教会(大黒天)(9:28)(9:42)に着きました。

お参りしてしてまた往路を北に引き返し長狭街道に出ると丁度「長狭街道マラソン」の選手が次々と駆け抜け沿道は住民の声援で賑やかでした、私達も小休止して暫くマラソンを見学してから先に進みました。

県道から更に200m余り北に進み左折し今度は西に向かうと間もなく③万廣寺(弁財天)(10:35)(10:40)に着きましたが留守なのでお参りすると直ぐ次のお寺を目指しました。

西に進んでR410を横断し川沿いの静かな道を歩いていると木に藁草鞋や「さんたわら」(俵の蓋)等が吊されているので近くの畑で働いている婦人に聞いたら「昔から部落に悪霊等が入らぬ様にとの御呪い」だそうです。

暫くして一旦長狭街道に出て500m程進むと④安国寺(福禄寿)(11:43)(12:15)に着きました、このお寺は名刹らしく今までのお寺の一回り大きな建物でその名前が地形図にも記されています、このお寺で初めてお坊さんに会えて朱印と福神飴を頂きました、丁度昼時なので庭先の梅畑の満開の花の下で昼食休憩にしました。

昼食の後更に西に1km足らず進むと⑤龍江寺(布袋尊)(12:40)(12:43)に着きましたがここも留守なのでお参りして直ぐ先に進みました、次も近くで800m余り歩いて⑥真福寺(寿老人)(12:53)(12:56)に着きましたがここも留守なので直ぐ先に進みました。

最後の大山寺はここから2km以上先で然も急坂もあるのでコース一の難所です、長狭街道から左折すると直ぐ大山寺の大きな石の鳥居が現れ何とそこから1km余りも急坂を登るのです。

最後の胸突き八丁の坂と96段の石段を登って⑦大山寺(恵比寿天)(13:43)(13:53)に到着しました、このお寺は大山不動尊と言って関東三大不動尊の一つだそうで正に古刹にして名刹です。

お参りして石段を下ると無人売店があり妻は菜花を一束土産に買って帰路に就きました、長狭街道に出ると車の行き交う街道を5km余り東に歩いて漸くみんなみの里駐車場(15:17)にゴールしました。

トータルタイム7時間25分、コースタイム5時間40分、≒24km、≒37,000歩でした、留守のお寺の朱印は「みんなみの里事務局」で押印して頂き立派な「朱印紙」が出来ましたので額に入れて飾ろうと思います。

【追記】
三日前に車でコースの下見に行きました、①長安寺から②白滝不動へのルートは最初地形図に有る破線の登山道を登る予定だったので試しに登ってみたら踏み跡もマーキングもなく殆ど藪漕ぎで何度も方向を間違えたりしてやっとの事白滝不動に辿り着きました、水平距離で僅か1km余りを往復するのに2時間以上掛かったので妻では無理と思い本番では舗装の迂回道路を歩きました。

道すがら蕗の薹を採リ乍ら歩き大きなレジ袋一杯採れました、又大山寺直下の畑で働いていた老婦人が話掛けてきたので暫くおしゃべりをしたら何と妻の同郷で小学校の一年後輩の友人でした、50年振りの再開で話も弾み10分以上タイムロスしました、一日青空の元楽しいハイキングでした。

            HP URL outdoor (hacca 

 
     ①長安寺    ①(毘沙門天)       ②白滝不動      ②大黒天

 
     ③万廣寺       ③弁財天         ④安国寺      ④福禄寿

 
       ⑤龍江寺      ⑤布袋尊        ⑥真福寺       ⑥寿老人

 
     ⑦大山寺     ⑦恵比寿天        御朱印


                                   歩いたトラック&ルート(1/50,000)

 

 


184 内浦山県民の森ハイキング「清澄八山をめぐる」に参加。 ('13,02,14~15)

2013-02-16 09:11:19 | 県民の森ハイク

今回のハイキングは一年前から楽しみにしていましたが計画を聞くまで「清澄八山」があることは知りませんでした、そこで何時も「バイブル」にしている内田栄一氏(著)「房総のやまあるき」を改めて紐解いて見たら「ありました!」「清澄八山考」の中でその歴史的背景や故事来歴などが詳しく述べられていて予備知識として大変勉強になりました。

今回は二日にかけてハ山を巡る計画で初日(14日)は七山(魔尼山、宝珠山、金剛山、富士山、露地山、如意山、独鈷山)(15日)は一山(鶏毛山)です。

【14日】 参加者30名スタッフ3名計33名が県民の森管理センターをマイクロバスで(8:50)出発し清澄寺駐車場で下車(9:58)歩いて本堂前(10:07)の広場に行きそこで準備体操の後(10:16)本堂脇の登山口から(10:20)急階段を登って①魔尼山(妙見山)頂上(10:40)に辿り着きました。

次も近くの②宝珠山(10:47)…③金剛山(11:07)…④富士山(浅間山)(11:47)と続いて登り本堂前に下山すると丁度昼時なので昼食休憩(12:15)にしました、昼食後出発(12:48)し又近くの⑤露地山(12:54)…⑥如意山(13:06)と登った後今度は県道を南に下って⑦独鈷山(13:39)に登りましたがこの登山道は山歩きらしい気分になれる楽しい道でした。

これで今日の計画は終わりましたが時間があると言うので帰り駐車場近くの(番外編)「白虎岩」に登りました、この岩は三等三角点の直下にあり折角此処迄登ったので三角点にタッチしたかったけれど「頂上まで行かない」と言うので我慢して次の楽しみにしました、トータルタイム4時間47分、コースタイム3時間30分、≒10km、≒15,000歩でした。

【15日】 今日はお昼頃から雨の予報でしたが計画通リ決行との事ですので昨日より早く自宅(7:00)を出発しました、今日の参加者23名、スタッフ3名計26名がマイクロバスで管理センター(8:00)を出発して登山口に向かいました。

計画を変更してコースが多少短くなったので予定より奥迄バスで入り登山口近くの坂本集落で下車(8:15)準備体操の後(8:23)暫く舗装道路を歩いて登山口に取り付き(8:37)急坂をジグザグに登リました。

一汗掻いて稜線に登り詰めるとここから東に幾つかのアップダウンを乗越し⑧鶏毛山(9:09)に登り着きました、小休止の後北尾根道を進み途中コース上の硯石(9:40)や烏帽子山(10:33)等にも登って更に北に進みました。

下草を刈り払ったかの様にきれいな稜線は所処落ち葉の絨毯を踏みしめたり又木の根を捉って攀じ登るような急傾斜もありましたが全体的に歩き易く山歩きを満喫出来る道が続きました、下山直前に小雨が降ってきましたが樹林帯の中なのでコウモリ傘を差して歩きました。

一杯水林道に降り立つと予定を変更して東に向かいゴールの麻綿原分岐(11:28)に着くとマイクロバスが待っていたのでバスで林道を下って管理センターに帰りました、センターに着くとみそ汁とコーヒーのサービスを受けここで昼食を摂りました。

トータルタイム3時間05分、コースタイム2時間45分、≒7km、≒12,000歩、二日合計トータルタイム7時間52分、コースタイム6時間15分、≒17km、≒27,000歩でした、終盤で小雨に降られましたが「内浦山県民の森ハイキング」としては久々の山歩きらしいハイキングでした、何れ一人でこの「鶏毛山」コースを又歩きたいと思います。

                  HP URL outdoor (hacca 

            
①魔尼山(妙見山)(377m)の社     ②宝珠山(350m)の木株の祠   ③金剛山(330m)の石碑

            
         ④富士山(360m)の石碑   ⑤露地山(330m)の社    ⑥如意山(330m)の大木

                
    ⑦独鈷山(280m)の石碑         (番外①白虎岩(285m)    ⑧鶏毛山頂上(228m)        

                                    
       番外②硯石(200m)         番外③烏帽子山(278m)            番外④板を咥える木)


                                     歩いたトラック(軌跡)(1/50,000)

 

 

 

 

 

 

 


183 房総の山(「おせんころがし」海寄りコース&保田「竜島浅間山」)を巡るハイキング。 ('13,02,03)

2013-02-04 08:46:46 | 房総の山南部

前日(2/2)のKRC例会ハイキングが雨の為中止になったので翌日一人で又南房総の山を歩いてきました、今回は二つのコースを歩きましたが何れも先月歩いたコースの近くで時間の都合等で割愛したものです、一つは「おせんころがし」の海寄りコース(1/20)ともう一つは保田の「竜島浅間山」(1/11)です。

今回も朝早く自宅(7:10)を出発したので天津小湊駅には予定時間に充分間に合い余裕をもって電車(8:17)に乗りました、行川アイランド駅に降り立つとトンネルから寒風が吹きつけましたが身支度を整え出発(8:28)しました。

一応今回も「おせんころがし」(8:33)に立ち寄ってから国道を横断し旧道に取り付き(8:35)ました、トンネルを抜けて集落に出ると前回尾根歩きの取り付き口を右に見て直進すると再び国道に出ました、国道を横断した所からいよいよ見晴らしの良いハイキングコースの始まりです。

旧国道は山の中腹を巻きながら西に延びています、左(南側)は高い断崖が続き遠く地平線まで見渡せる絶景のプロムナードです、然も車は2~3台しか会わず静かで清々しい気分で歩きました。

1km余り行くと山側に入りトンネルを抜けると間もなく誕生寺の裏(9:29)に着ききました、今回は「小湊山」はパスして本堂にお参りしそのまま真っ直ぐ小湊駅に向かい駅前の駐車場にゴール(9:58)しました、トータルタイム1時間30分、コースタイム1時間25分、≒6.5km、≒8,700歩、でした。

駐車場で小休止した後車で次の保田「竜島浅間山」に向かいました、太平洋側の鴨川市小湊から30数km西に房総半島を横断して東京湾側の鋸南町保田に着きましたが国道から登山口へのアプローチの取り付きが分からず又も間誤付きましたが地元の人に聞いて漸く登山口近くの空き地に駐車(11:25)することが出来ました。

身支度をしていたら近くを犬を連れて散歩している青年から「山登りですか、どこの山ですか」と話掛けられたので目の前に聳える「浅間山」を指差して「あの山ですが登山口の大六神社を教えてくれませんか」と尋ねると「神社迄案内しましょう」と言ってくれたので一緒に出発(11:32)しました。

親切な青年は神社の裏迄来ると「気を付けて行ってらっしゃい」と言って帰りました、迷わずに取り付き口迄来られて助かりましたが取り付く所が分かりません、ガイドブックには「草叢の中へ踏み出す」とありますが確かに一面草叢と濃い藪ですがテープも見当たリません、仕方なく(11:39)強引に突っ込みました。

藪に入っても一向に踏み跡はおろかテープも見当たリません、兎に角尾根上に登り詰めようと急傾斜の藪尾根を出来るだけ藪の薄い所(猪の獣道等)を探しながら這い上がりやっとのこと尾根上(12:09)に登リ着きました、小休止して地形図で現在地を確認してから(12:15)尾根伝いにピークを目指しました。

藪尾根は巾1m前後の狭い馬の背が続き西側はほぼ垂直に切り立った崖で東側も40度以上の急傾斜で気が抜けませんでした、それでも時折色あせた赤テープがあったり頂上直下には古ぼけた今にも切れそうなトラロープが垂れ下がっていたりしたので安心しました。

頂上に登り詰めると幾つかの石祠が崩れ散乱していてその直ぐ傍に赤と白の短いポールが立ちその脇に境界杭らしきものがありましたが三角点が見当たりません、ガイドブックには「見慣れた三角点とは異なる」と有るので「これが変わった三角点かな」と思いましたが、GPSと地形図を見比べると三角点位置は現在地より数十メートル東に位置するので藪をかき分け東に進んでみました。

「ありました!」二等三角点「竜島」(163m)が、やっぱり諦めず最後まで探すものです、写真を撮って遅い昼食休憩(12:52)(13:12)にした後帰路に就きました、自分の付けたテープを頼りに急傾斜の藪尾根を下りましたが時折西側の樹間から麓の中学校や空き地に駐車してある自分の車も俯瞰できました。

馬の背尾根を離れると兎に角下ればよいとばかり強引に藪を掻き分け滑り落ちる様に神社(14:04)に降り立ち舗装道路を歩いて駐車場にゴール(14:12)しました、トータルタイム2時間40分、コースタイム1時間55分、≒2.5km、≒2,500歩、合計トータルタイム4時間10分、コースタイム3時間20分、≒9km、≒11,200歩、天気も良く今回も親切な若者に出逢い気持ちの良いハイキングになりました。

                  HP URL outdoor (hacca 

             
   山の中腹を巻く車道     車道から眺める太平洋       山肌を彩るマサキ

                   
     誕生寺本堂        路傍に咲く白梅       登山口の大六神社

                     
      麓から見上げる浅間山西壁   二等三角点「竜島」(163m)      樹齢500年銀杏の御神木


                      おせんころがし海よりコースのトラック(軌跡)(1/25,000)


                                               保田「竜島浅間山」のトラック(軌跡)(1/25,000)