連続6年目の参加になる東武鉄道主催の「おごせハイキング大会」に行ってきました、またしても台風27号の接近で前日まで大荒れのお天気で開催も危ぶまれましたが当日は台風一過の雲ひとつなく風も穏やかな正に絶好のハイキング日和でした、今回からスタート地点(中央図書館駐車場)とゴール地点(日帰り湯「ゆうパーク」)が異なりゴールするとそのまま風呂に入れるので私にとっては大変便利になりました。
定宿の「越生館」に前泊して朝5時半に部屋で朝食弁当を食べ集合場所の中央図書館駐車場(6:00)に行くと何時もの様に大会スタッフの人達が会場の準備をしていました、今年は「パノラマコース(22km)」と「パワースポット三滝コース(16km)」が有りますがパノラマコースを歩きました、定員4,000名で受け付(7:00~10:00)が始まると数百名が一斉に出発(7:00)しました。
最初の難所は「大高取山」を目指す急階段や木の根が露出した岩尾根の急登です、やっとの事頂上(8:00)に辿り着くと近くに三等三角点(大満)(376.4m)が有りますので写真を撮って先に進みました、雨上がりのぬかるんだ急坂の尾根道を慎重に下って一旦車道(8:30)に出ました。
朝食が早かったので歩道を歩きながら行動食のひと口アンパン(2個)とバナナ(2本)を食べて活力を取り戻し長くきついアップダウンの林道を進むとやがてCP2の龍穏寺(9:23)に着きました、これから先もきついアップダウンの舗装された林道歩きがほとんどです。
観光100選に選ばれている黒山三滝入口のゲートを潜リ滝に通ずる沢沿いの本格的な登山道を登り切ると壮観な三滝の前に設置されたCP3「黒山三滝」(10:15)に着きました、実はこの滝(男滝、女滝)を見るのは初めてです、今まではコースが三滝のずっと下の茶店手前から橋を渡って尾根に取り付ていたので橋の直下にある「天狗滝」が三滝だと思っていたのです、「ひとつの滝でどうして三滝かな」と不思議に思っていましたがこれで納得。
CP3はパワースポット三滝コース(16km)の折り返し点で有り又パノラマコース(22km)の丁度中間点にもなる所です、小休止して写真を撮るなどしてから橋を渡って沢沿いを更に登って行きいよいよコース最大の難所「傘杉峠」の急坂尾根に取り付きました。
この峠越えの急登は登山道が狭いので追い越しが出来ない為ゆっくり登る私の後ろに若い人たちの列が直ぐ出来てしまうのです、このことを一番気にしていたので今回は16kmコースにしてこの峠越えを避けようかとも思ったほどです、然し今回は何度か無理して山側に避け追い越してもらったので余り迷惑を掛けずに済んだようです。
傘杉峠(560m)(11:14)に登り詰めて小休止の後更に尾根を急登した後杉林を下ると又車道に出ました、長い車道歩きの後二つ目の峠「顔振峠」(530m)(11:55)に到着し小休止の後再びぬかるんだ登山道に取り付きアップダウンを越えて再び車道に出ると顔振川沿いに西に進み暫くして黒山三滝入口のゲート前(12:32)に再び出ました、これから登る人下山して帰りのバスをBSで待つ人等大変賑っていました。
数百メートル先から川沿いに車道を進んで又登山道に取り付き登り詰めて「柚子の里」の集落(13:25)に出ると柚子がたわわに実った段々畑の下を通って見晴らしの良い休憩所で小休止しました。
休憩の後車道から再び登山道に取り付きましたがここから先ゴールの「ゆうパーク」へのコースはどこから分岐するのか興味深々でしたが行けども行けども一向に里に出ません、新コースも最後は里の車道を延々と歩くのだと思っていましたがさに有らず最後までぬかるんだり水の流れている樹林帯の中の登山道でした。
下から賑やかな拡声器からの歌声が聞こえてきたと思ったら突然開けた尾根に出ると下に「ゆうパーク」の建物が見えたのです、ジグザグに下ると大勢の人でごった返す広い会場にゴール(14:05)しました、所要時間7時間05分、歩行時間6時間20分、≒24km、≒40,000歩でした、パノラマコースは22kmとなっておりますがGPSの記録した軌跡距離は23.6kmとなっていました。
標準コースタイムは6時間45分ですからその時間内にゴール出来たのは自信になりました、又歩く途中私と追いつ追われつしていた年配の方に思い切って声を掛けたらなんと私より6才年上の83才のお年寄りでした、この人は東武鉄道主催のハイキングにはいろんな所に殆ど毎年参加しているとのことです、元気のパワーを頂いた思いで更に勇気の出たハイキングでした。
HP URL outdoor (hacca
大高取山目指し急登する Ⅲ△「大満」(376.4m) 木の根が張リつく登山道
山塊の見晴台「顔振り峠」 フユワラビ 尾根から俯瞰「ゆうパーク」
歩いた軌跡(1/50,000)の縮小図