アウトドアー

山登りや峠越えなどを書きます。

348 房総の山(館山市のⅡ△「州宮」外2点)を巡る山歩き。  ('17,02,21)

2017-02-22 09:15:16 | 房総の山南部

今日も昨日同様強風が吹く予報ですが天気は良さそうなので思い切って三角点巡りに出かけました、今回は館山市にあるⅡ△「州宮 」(151.7m) を中心にその周辺にあるⅢ△「翁作」(おうさく)(86.8m)及び電子基準点「館山」(105,7m)を巡ってきました。

【電子基準点・館山】
電子基準点は殆ど山の中にはなく人里の公共施設内にあり尚且つ大きな受信塔が建っていますからその近くに行けば直ぐ分ります、問題なのはその近く迄行くアプローチで道迷いすることです、今回も地形図で何回も現在地を確認しながらようやく辿り着きました、それは「館山市収集センター」脇にあるグランドの端にありました。

【Ⅱ△・州宮】
電子基準点から往路を引き返しR410を1km程南下すると右手に館山運動公園がありその裏山にⅡ△「州宮」はありました、地形図には破線道記号もないので藪漕ぎも覚悟していましたが現場に着いたらなんと遊歩道の階段が頂上に向かってありました。

この周辺一帯がハイキングコースになっているようです、遊歩道終点のピークに着くと何のアンテナか分りませんがアンテナ塔裏の藪の中に三角点はありました、思ったより簡単に見つかったのでハイキング気分で下山しました。

【ポイントタイム】
運動公園駐車場スタート(9:47)…トイレ休憩・ルート確認(10:04)(10:14)…Ⅱ△「州宮」(151.7m)(10:16)(10:18)…駐車場ゴール(10:35)、所要時間48分、歩行時間39分、水平距離約1.6km、累計標高+255m、歩行数約2,000歩。

【Ⅲ△・翁作】
運動公園から一旦R410に引き返し2km余り南下したところから右折して館山CC迄行くとその北側に聳える山の頂上に三角点はありました、ここも地形図には破線道記号はなくしかも三角点の周辺を巻くように崖記号があるので果して登れるかな…と不安になりました。

「点の記」には「歩道状況・砂地」とだけ記してあるだけで何のことかさっぱり分りませんでした、地形図で崖記号が切れている箇所を選んで自分でルートを牽きそれを辿って登ることにました。

現地に行って驚きました、カール状になった広い砂丘で然も上部は岩場です、「点の記」の「砂地」の意味が分かりました、カール状砂丘の真ん中は足が潜ってとても登れません、端の枯草の繁茂した中に踏み跡が上に延びているのでそれを辿って何とか稜線に辿り着きました。

周りは腰ほどもある枯草がびっしり繁茂していますが幸い薄い踏み跡があるので助かりました、然し一旦コルに下りて登り返したピークに三角点はある筈ですがコルから上は踏み跡はおろかテープもない全くの藪です。

鉈で蔓や枝などを切り払いながらやっとのことピークに辿り着くと目の前に白い標柱と標石がありました、これで3点共見つけたので気分よく下山し車の中で遅い昼食を摂ってから帰宅しました。

【ポイントタイム】
道路脇駐車場スタート(11:16)…NO1ルート確認(11:32)(11:37)…NO2ルート確認(11:44)(11:49)…Ⅲ△「翁作」(86.8m)(12:04)(12:06)…駐車場ゴール(12:34)、所要時間1時間18分、歩行時間1時間05分、水平距離約2km、累計標高+221m、歩行数約3,500歩。

【二箇所合計記録】
所要時間2時間06分、歩行時間1時間44分、水平距離約3.6km、累計標高+476m、歩行数約5,500歩。

     HP URL outdoor (hacca.jp

                       
              電子 準点電波受信塔                電子基準点「館山」               早春の菜の花畑

                      
           階段の遊歩道                     Ⅱ△「州宮」               遊歩道の道標

                              
            カール状砂丘                    可憐なスミレ               Ⅲ△「翁作」

         
                                          歩いた軌跡(1/25,000)の縮小図


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347 房総の山(南房総市Ⅱ△「多田良」外2点)の三角点を巡る山旅。   ('17,02,11)

2017-02-12 09:41:21 | 房総の山南部

二等三角点を中心とした三角点巡りで今回も南房総市の大房岬にあるⅡ△「多田良」(79.2m)とⅢ△「南床城」(122.2m)及び館山市のⅢ△「堂山」(107.3m)を巡ってきました、残念ながら今回の最も中心点であるⅡ△「多田良」は見つかりませんでした。

【Ⅱ△多田良】 真っ先に向かった大房岬公園駐車場に着くと岬の付け根にある小高い山の上に携帯電話などの電波中継塔が4本建っています、その下にある筈ですがいくら探してもありません、丁度機械の点検に関係者2人が来ていましたので聞きましたが分かりません、40分近く探し回っても見つからないので諦め次に向かいました。

【Ⅲ△堂山】 丁度南房総市と館山市の境に建つ富浦学園近くの空き地に車を停め身支度をして出発しました、この山は県道脇から東に向かって長く尾根が突き上げピークから東にストンと落ちている変形独立峰です。

「点の記」には「道なし」とありますし地形図にも破線記号はありません、ですから自分でルートを記入しそれに沿って登りましたが問題は取り付き点です、何度かうろつきましたが何とか取り付き尾根を直登しました。

登って行くと所処に赤、黄、ピンクなどのテープがありましたので安心しましたがそれでも念の為途中数回ルート確認しましたので予想以上に時間がかかりました、お陰で迷うことなく三角点に辿り付きました、下山してから遅い昼食休憩にしました。

【ポイントタイム】
駐車場スタート(11:06)…登山口取り付き(11:15)…(4回ルート確認)…Ⅲ△「堂山」(12:11)(12:14)…駐車場ゴール(12:45)、所要時間1時間40分、歩行時間1時間15分、水平距離約2.5km、累計標高+282m、歩行数約2,000歩。

【Ⅲ△南床城】 JR富浦駅の裏にある南房総市役所駐車場に車を置かせて貰い出発しました、この山も地形図には破線記号がないだけでなく「点の記」も明治時代の記述でさっぱり分かりません、更に1,974年に確認して以来43年間放置されていますので殆ど見つからないだろうと思いましたし何よりルートがかなりの藪漕ぎを強いられるだろうと覚悟してかかりました。 

取り付き点がこれまた難しく集落の中の入り組んだ路地を通って尾根の末端に取り付かなければなりません、間違って山際のビニールハウス群に迷い込んだリしながらやっとそれらしい地点に辿り着きました、地形図で確認すると間違いなさそうです。

ところがよく見るとコンクリート舗装された道が尾根を上に向かって伸びているのです、コンパスで確認すると間違いなくルートに乗っている様です、そこでその道がどこまで続くかわかりませんが続くところまで進もうと思いました。

念の為途中5回地形図でルート確認しましたが結局最後のみかん畑までその道が続き畑の端の土手にⅢ△「南床城」はありました、予想を裏切り思いのほか簡単に見つかったので帰りは気分よく30分足らずで下山しました。

【ポイントタイム】
南房総市役所駐車場スタート(13:28)…取り付き点(13:50)…(途中5回ルート確認)…Ⅲ△「南床城」(14:43)(14:45)…駐車場ゴール(15:13)、所要時間1時間45分、歩行時間1時間03分、水平距離約4km、累計標高+327m、歩行数約5,500歩。

【二箇所合計記録】
所要時間3時間25分、歩行時間2時間18分、水平距離約6.5km、累計標高+609m、歩行数約7,500歩、【三か所合計歩行数約9,000歩】

         HP URL outdoor (hacca.jp

           
              マテバシイ林の尾根             マーキングテープ                 Ⅲ△「堂山」

           
                               Ⅲ△南床城に通じる              路傍の馬頭観音              早咲きスミレ
                        南床城林道

           
              何の標石でしょうか?            Ⅲ△「南床城」            満開の河津桜

        
                 歩いた軌跡(1/25,000)の縮小図

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346 房総の山(香木原峠越え)のトレッキング。  ('17,01,31)

2017-02-01 08:50:22 | 房総の山中部

久し振りに香木原峠越え周回コースを歩いてきました、香木原峠越えトレッキングは5年振りです、さぞかし登山道コースは以前より荒れているのではないかと心配していましたが予想に反し逆に以前よりずっときれいになっていました、特に小町峰峠側の入口と最後の送電鉄塔への出口はきれいに整備されていました。

往路は大きな境界標石の有る尾根を幾つかのコブとピークを乗越し1時間ほどで送電鉄塔広場に辿り着きました、ここからひと登りして最高峰の277m峰ですがうっかりしてピンクのテープに沿って確りした踏み跡を辿っていたらそのピークを巻いて尾根を下ってしまい残念至極でした。

277mピークを反対側に回りこんだところで二つに分かれた尾根になるとテ―プはそこで無くなりましたので仕方なく幾分傾斜の緩い左の尾根を下りました、暫らくしてすぐ下に広い林道が表れましたが数メートルの崖でとても降りられません。

緩やかに尾根が落ち込んでいる所はないかと左にトラバースして探しましたがなかなか見つかりません、仕方なく持っていた「細引き」を二重にして木の幹に掛けぶら下るがる様にして香木原峠手前の林道に降り立ちました、ここから峠の切通を通って柚子の木林道を目指し下山しました。

降り立った香木原林道は予想通り5年前より更に荒れていました、行く先々で土砂崩れや倒木などで道が遮断されているだけでなく道の面影を残している所でも大きな落石や雑草が繁茂したり等道の面影は殆どありません。

漸く柚子の木林道に出ると右折して今度は延々と続く坂道を1時間ほど登って漸く往路の登山道入り口の分岐に辿り着きました、ここで一息入れ更にここから30分余り歩いて渕ヶ沢林道分岐の駐車場にゴールしました。

今回は晴天ながら北風に吹かれ尾根上を歩いている時は体の芯まで冷える寒さでした、然し動物はもとより人にも会わず貸し切り山歩きとなりました。

【ポイントタイム】
柚子の木林道入口駐車場スタート(8:18)…登山道取り付点(8:43)…小町峰峠(8:53)…250mピーク(9:25)(9:29)…送電鉄塔(9:53)…香木原林道(10:30)小休止(10:35)…香木原峠(10:40)…小休止(11:15)(11:20)…柚子の木林道分岐(11:30)(11:35)…往路登山道取り付点(12:36)(12:39)…駐車場ゴール(13:10)、所要時間4時間52分、歩行時間4時間03分、水平距離約11km、累計標高+1,113m、歩行数約19,000歩。

                       HP URL outdoor (hacca.jp

                        
                      小町峰峠へ赤テープ             小町峰峠切通し              尾根上の境界標石

                        
            送電鉄塔         香木原峠切通し             崖崩れで遮断林道

                        
           香木原林道基準点              香木原林道             柚子ノ木林道                 
               素掘りトンネル                   からの風景

                 
                                         
                  
歩いた軌跡(1/25,000)の縮小図

 

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