アウトドアー

山登りや峠越えなどを書きます。

330 西日本最高峰「石鎚山・弥山」(1,972m)を登山。    ('16,08,26)

2016-08-29 13:00:03 | 県外

台風が次々日本列島に接近しながら北上している中台風10号が南海上にもたついている間の僅かな晴天の合間に妻と二人で石鎚山を登ってきました、麓の下谷集落からロープウェーで石鎚神社成就社に上り門前の白石旅館に前泊しました。

朝6時過ぎに成就社にお参りして石鎚神社神門から登山道に取り付き八丁坂を標高差約百メートル余り下って行くと間もなくコルに降り立ちました、ここからブナ林の尾根を急登するとしばらくして「試しの鎖」を右に見て更にう回路を登りました。(今回は歳を考えすべてう回路を登りました)

木や鉄の階段を登ったり崖に設置された桟橋などを渡って急登すると漸く1,652mの「夜明け峠」に着きました、小休止の後更に急坂を登ると二の鎖元小屋の分岐に辿りつきました、復路はここから右折して土小屋に在る国民宿舎に向かいます。

この分岐には新しい神社が建っていて近くに立派なトイレもあるので小休止しました、すると直ぐ上の二の鎖ルートを下りて来た中年夫婦に出会いました、しばらく四人でおしゃべりしましたが「私たちも若ければ往復鎖ルートを歩くのに…」と改めて歳は取りたくないものだと思いました。

最後の胸突き八丁の急登はさらに堪えましたがゆっくり一歩一歩を積み重ね遂に弥山頂上に辿り着きました、着いてみたらガスに包まれ全く展望ゼロでがっかりしましたが暫らくすると少しガスが晴れ最高峰の天狗岳も姿を現しました。

頂上に着いた時は中年夫婦と単独行者の3人しか居りませんでしたが暫らくすると子供連れのファミリーを始め20人位の登山者ですっかり賑やかな弥山頂上になりました、石鎚神社奥宮にお参りしたり子供たちとおしゃべりしたりしてゆっくり登頂の達成感を味わってから復路に就きました。

二の鎖小屋分岐から右折して100m余り下ると後は所処アップダウンや下り坂は在るものの殆ど平坦に近い緩い傾斜の歩き易い道が続きました、途中中年夫婦や単独行の青年達数人に追い越されましたがゆっくり花の写真等を撮りながら下って行き14時過ぎ漸く終点の今晩の宿国民宿舎にゴールしました。

【ポイントタイム】
〈往路〉白石旅館(6:30)…石鎚神社神門スタート(6:36)…不動の力水(8:18)(8:22)…夜明け峠(8:50)(8:55)…二の鎖小屋分岐(9:35)(9:40)…石鎚弥山頂上(10:25) 〈復路〉石鎚弥山頂上(11:07)…二の鎖小屋分岐(11:39)(11:42)…見晴し休憩所(13:09)(13:11)…国民宿舎ゴール(14:03)、所要時間7時間27分、歩行時間6時間05分、水平距離約9.5km、累計標高+1,093m、歩行数約14,500歩。

【追記】
翌日(27日)は土小屋BSから約3時間バスに揺られて松山駅に行きここから路面電車の「坊ちゃん電車」で道後温泉駅に向かいました、駅に着くと暫らく待って迎えに来てくれた宿の車で今晩の宿「夢寛歩・道後」(旧かんぽの宿「道後」)に向かいチェックインしました、宿に着くと早速かけ流し温泉にゆっくり漬かり温泉旅行の気分を味わいました。

                        HP URL outdoor (hacca.j

                         
                       石鎚神社神門スタート     夜明け峠にて      可愛いリンドウ 
                        

                         
                試しの鎖              アキノキリンソウ   トグロを巻くタカチホヘビ
                                                                      

                         
                  ヤナギハナガサの       石鎚弥山頂上にて      石鎚山頂上天狗岳

         
                       石鎚山・弥山(1,972m)を登った軌跡(1/25,000)の縮小図    
     

 

 

  


329 房総の山  天満山(Ⅲ△「堤谷」)&Ⅳ△「田子」を巡る山歩き。   ('16,08,19)

2016-08-20 08:23:58 | 房総の山南部

連日梅雨のような愚図つき模様の天気が続いていますが今日は雨は降らない予報なので二点の三角点巡りに出かけました、二点共鋸南町下佐久間にある天満山のⅢ△「堤谷」(143.1m)と畑の傍にあるⅣ△「田子」(78.9m)です、佐久間ダム経由で行きましたので最初に手前のⅣ△「田子」を目指しました。

【Ⅳ△「田子」】
地形図を観ながらなんとか迷わずに小高い畑に着きましたが広い畑はほぼ雑草と朝露に覆われていました、「点の記」には「三角点周位の状況・畑」とありますから畑の中にあると思い朝露で足元をびしょびしょに濡らしながら足で雑草をかき分けあちこち探し回りましたが一向に見つかりません。

小一時間位探しましたが見つからないので諦めて次に行こうと車まで帰ると下から農家の年配の男性が軽トラで来て「何してんの…」と声をかけて来たので「この辺に国土地理院の設置した三角点があるはずなのでそれを探しているんです、どこにあるか知りませんか…」と尋ねると「あるよ…その藪の裏側だ」と言って案内してくれました。

それは農道を挟んで畑の反対側の笹竹が密集している藪と農道の境あたりを指差して「確か此のあたりに在るはずだ…」と言って暫らく一緒に積もった笹の葉を掻き分け探してくれましたが用事があると言って間もなく帰りました、その後も小一時間位一人で探し回りましたがやはり見つかりません、結局諦めて次の三角点に向かいました。

【Ⅲ△「堤谷」】
それは鋸南町役場から南に約900m位の所にある天満山頂上にある三角点です、西側は三角点のすぐ傍まで砕石採取で削り取られ高い断崖になっている為稜線歩き出来ないので稜線東側直下の急傾斜藪を木の根に掴り這い上がりました、踏み跡はありませんがところどころに古ぼけた赤テープがありましたのでそれを頼りに登りました。

やっとのことピークに登り詰めましたが標石が見当たりません、暫らく探し回ったら断崖の縁近くの笹薮の中にありました、これで今日の主要目的は達成できたのでほっとして下山に就きました、下山は登りより難しくテープを探しながら転落しないよう慎重に下って何とか無事駐車場に辿り着きました。

【ポイントタイム】
Ⅳ△「田子」駐車場スタート(8:50)…(二ヵ所探し回る)…駐車場ゴール(10:40)=天満山(Ⅲ△「堤谷」)登山口スタート(11:05)…(取り付き口探し回る)…尾根に取り付く(11:15)…(5回ルート確認)…Ⅲ△「堤谷」(12:37)(12:41)…駐車場ゴール(13:15)、 【天満山(Ⅲ△堤谷)】所要時間2時間10分、歩行時間1時間35分、水平距離往復約1,5km 累計標高130m 歩行数約2,500歩。

        HP URL outdoor (hacca.j

               
         急傾斜の藪尾根           Ⅲ△「堤谷」(143.1m)           キツネノカミソリの花           キツネノカミソリの実

 
                              Ⅲ△「堤谷」(143.1m)の軌跡(1/25,000)縮小図

 

 

                 

 


328 内浦山県民の森ハイキング「伊予ヶ岳」登山に参加。   ('16,08,11)

2016-08-12 08:05:13 | 県民の森ハイク

伊予ヶ岳に登のは数年ぶりです、今日は初めての祝日「山の日」の為でしょうか❓今回は内浦山県民の森と日本山岳会千葉支部共催とのことで健脚でベテランン揃いの強豪パティーで然も千葉新聞と千葉TVの取材スタッフが同行する山行でした。

このコースは水平距離こそ短いのですが急登続きでしかも岩場あり鎖場ありでかなりハードなコースです、マスコミの方々を含め総勢25名が登山口の天神神社を11時近くに出発しました、天気は曇り空で暑い日差しに照らされませんでしたが蒸し暑く今回も大汗掻いた山登りとなりました。

五合目の東屋の在る展望台で昼食休憩をした後いよいよ核心部の岩場や鎖場の登攀です、初めての「山の日」のせいでしょうか横浜のボーイスカートの数十人パーティーを始め多くの登山者で岩場は渋滞しました。

漸く南峰頂上に登り詰めて暫らく眼下の景色を眺めた後北峰に向かいました、二つのコブを乗越し北峰頂上の二等三角点「伊予ヶ岳」(336.6m)にタッチして暫らく眼下の景色や近くに見える山々の山座同定等して楽しんだ後帰路に就き再び南峰を経由して往路を下山しました。

分岐まで下りるとここから天神神社登山口コースを左に分け六地蔵登山口のゴールを目指して更に下りました、終点の林道に到着するとマイクロバスが待っていましたが最後に当の六地蔵菩薩を尋ね山行の締め括りとしました、バスでスタート地点の神社に着くと冷たい西瓜を御馳走になった後三々五々帰宅の途に就きました。

【ポイントタイム】
天神神社登山口スタート(10:56)…展望台(11:40)昼食休憩(12:20)…南峰頂上(12:40)(12:50)…北峰頂上(12:58)(13:03)…南峰頂上(13:10)(13:13)…六地蔵登山口ゴール(14:05)、所要時間3時間09分、水平距離約4km、歩行数約6,000歩。

【追記】
強豪パーティーについて歩くのは大変でした、急坂の下り続きで最後に足が思うように上がらなくなり木の根につまずき前倒して怪我はしませんでしたが大事なGPSを壊してしまいトラック(軌跡)を消去してしまいました、したがって今回トラックマップはありません。 

        HP URL outdoor (hacca.j

                             
                       岩場を攀じ登る              伊予ヶ岳南峰頂上          ノカンゾウ                           

                         
                             取材中の千葉TV記者           アキノタムラソウ          北峰Ⅱ△「伊予ヶ岳」

                         
              ヤブラン                北峰頂上からの景色               六地蔵菩薩


327 房総の山(胴骨山「Ⅲ△胴骨」&「Ⅳ△上北」)の三角点巡り。   ('16,08,07)

2016-08-07 14:41:26 | 房総の山南部

今日は「房総山岳志」で紹介されている南房総市(旧和田町)にある「胴骨山」の三等三角点「胴骨」(235.7m)と同市(旧丸山町)にある四等三角点「上北」(192.9m)を巡ってきました、最初に「胴骨山」を目指しました。

【Ⅲ△胴骨】
林道の広い路肩に車を止め集落最奥の民家に向かう坂道を登っていたら後ろから軽自動車が登ってきて「何所へ行くの…」と初老の男性が話しかけて来たので「この上の胴骨山頂上にある三角点を探しに行くんですけど登山口はどこですかね…」と聞くと「案内してやるよ…」と言って取り付き口まで案内してくれました。

お陰ですんなりとルートに乗ることができ全くロスタイムなしで三角点まで行けました、「房総山岳志」には「お婆さんの話では年一回役員が奉幣に登っている…」とあるのでおそらく苔むした石段でもあるだろうと思っていたら全く何もなく踏み跡さえない尾根の急傾斜を這い上がることになりました。

やっと頂上に着くとそこは平らな広場になっていて大きなスダジイやタブ等の巨木の混合林でその巨木の根元に石祠がありました、さて三角点はどか?まず西に向かうとすぐ見つかりました、余りにも簡単に見つかったので達成感も今一つです、問題はあの急傾斜の下りをどう降りるかです、登よりはるかにきつい下りを何とか無事降り切り駐車場にゴールしました。

【ポイントタイム】
路肩駐車場スタート(8:29)…胴骨山頂上(8:59)…Ⅲ△「胴骨」(9:03)(9:06)…駐車場ゴール(9:23)、所要時間45分、歩行時間37分、水平距離往復約830m、累計標高+86m、歩行数約1,300歩。

【Ⅳ△上北】
地形図で見るとこの三角点は軽自動車が一台通れる実線路の直ぐ右隣にあるのでそこまで車で行けば直ぐ見つかるだろうと思い途中何度も車を止めては地形図で確認しながら近くまで辿り着きました。

道路が狭いので無人の家の前に駐車させてもらい歩いてそれらしい地点まで行き右側の藪に入りました、藪は薄いのである程度見通せますので何とかそれらしい尾根を登るとすぐ三角点はありました。

【ポイントタイム】
駐車場スタート(9:57)…Ⅳ△上北(10:06)…駐車場ゴール(10:10)、所要時間13分、歩行時間10分、水平距離往復約200m、累計標高+20m、歩行数約900歩。 【二点合計】所要時間58分、歩行時間47分、水平距離往復約1,030m、累計標高106m、歩行数約2,100歩。

                        HP URL outdoor (hacca.j

              
             Ⅳ△「上北」(192.9m)        胴骨山頂上の椎の巨木       胴骨山頂上の石祠

                 
            Ⅲ△「胴骨」(235.7m)      胴骨山頂上のタブの巨木                         路傍の石碑

             
                       Ⅲ△「胴骨」(235.7m)を歩いた軌跡(1/25,000)の縮小図