アウトドアー

山登りや峠越えなどを書きます。

283 本白根山でコマクサを愛で万座温泉で心と躰を癒す山旅。   ('15,08,23)

2015-08-25 08:57:17 | 県外

本白根山には11年前に地元のハイキングクラブで登った事が有りますがその時は展望台まででしたので今回は最高点登頂と多少シーズンの過ぎたコマクサに運良く会えれば…と淡い期待をもって本白根山登山と下山後の万座温泉での癒し旅行を兼ねた山旅に行ってきました。

当初予定は「湯釜」に寄る心算でしたが殺生河原BSから先は通行規制があって行く事が出来ないので予定を変更しロープウェーで登ることにしました、すでに正午を回っていたのでロープウェー山頂駅で昼食休憩し身支度を整えて雨の降る中13時過ぎに出発しました。

暫くしてリフト乗り場の脇を通りコマクサコースの急坂に取り付きヤナギランなどの花々に出会い乍らひと登りすると稜線のコマクサ通りに出ました、右手の斜面一帯にコマクサが生えていますが果たして花が有るかガスった斜面を良く見ると有りました…所処に僅かながら可憐な花が咲いているのです。

これで一つの目的を達成し気分よく小雨の中稜線を南下して展望所を目指しましたがガスが立ち込め周りの景色は全く見えません、暫くして僅な記憶に残る急階段を登り切ると展望所に着きました、天気が良ければ360度の展望が楽しめますが今日は残念です。

これから先が初めて歩くルートです、先ずは次の目標最高地点の二等三角点「本白根山」をめざし先に進みました、暫くしてそろそろ分岐が有る頃だと地形図で確認すると既に分岐を200m余り通り過ぎていました、どうしようか一瞬考えましたが諦めきれず妻をそこに待たせて一人引き返えし最高地点を目指しました。

右折して枝ルートに入りほぼなだらかな這松の中の遊歩道を300m程進むと小高い所に「遊歩道…」と書かれた看板が有りましたが良く見なかったのでまさかそこが最高点とは思いませんでした、更に進むと道が下り始めたので「おかしいなぁ…」と思い地形図でルートを確認すると何とあの看板の所が最高地点だったのです、またしても数十メートル通り過ぎてしまったので急いで看板まで引き返し看板を良く見ると下に「本白根山最高点」(2,150m)と書いて有りました。

周囲を探しても三角点は見当たリません、周りにはロープが張られ這松帯は「立入禁止」ですから諦めて妻の待つ所へ急いで帰りました、妻が「何時も間違ってばかりいるんだから…」と不満たらたらでした、おかげで30分以上はタイムロスしたでしょうか?

三角点は這松の中に有るのかわかりませんが最高点(2,150m)と二等三角点(2,165m)は標高が違いますが位置はぴったり同じですから間違いないと思います、然し三角点にタッチできないのは至極残念です、雨は時々止んではまた降る繰り返しでしたが万座温泉に近ずく頃は雲間から青空も見えるようになりました。

道は殆ど木の階段や木道が続くので滑り易く慎重に歩かなければならず思いの他時間が掛かりました、最後万座温泉の広い道路に下山するとそこは丁度ヘアピンカーブの曲り角でまたも方向を間違え反対方面に100m程進み引き返すチョンボをしでかしました。

最後長い坂道が続くので宿に電話して車で迎えに来てもらい午後6時前宿にチェックインしましたが予定より1時間程遅れてのチェックインでした、結局最後までほかのハイカーには一人も会わず私達だけの貸切ハイキングでした、早速硫黄分の濃い掛け流し温泉にゆっくりひたり汗と疲れを流して待望の万座温泉をじっくり味わいました。

【ポイントタイム】
ロープウェー山頂駅スタート(13:20)…本白根山展望所(14:30)(14:40)…分岐間違えUターン(15:20)…本白根山最高点(15:35)(15:40)…本白根山万座温泉登下山口(17:24)(17:30)…歩行終点(豊国館前)ゴール(17:45)=宿・「万座亭」チェックイン(17:50)、所要時間4時間25分、歩行時間3時間40分、水平距離約9km、累計標高410m、歩行数約18,000歩。

      HP URL outdoor (hacca.j

                        
          木の急階段を昇る        本白根山展望所           ヤナギラン

            
    シラカバ林を行く          花の女王コマクサ          本白根山最高地点(2,150m)

                 
         ヤマリンドウの蕾    本白根山万座温泉登下山口    万座温泉・「万座亭」にて

          
                                   歩いた軌跡(1/25,000)の縮小図

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282 房総の山(白狐集落~嵯峨山)周回ハイクを目指すも敗退。 ('15,08,08)

2015-08-09 08:26:52 | 房総の山中部

連日猛暑の続く今日この頃ですが久し振りに曇りの予報なので早速山歩きに出かけました、以前から気にかかっていてまだ歩いた事の無い富津市白狐集落の最奥林道東奥野線起点うぐいす橋から南東へ約1km程行った地点から右折して砕石採取場最奥の嵯峨山コース分岐迄の破線道を歩くことが主目的でした。

今回は未踏ルートへの挑戦ですが以前林道東奥野線からの取り付き点は確認して有りますし終点の砕石採取場最奥からの取り付き点も確認してある上に地形図にも破線道が記されていますから何の問題もなく道中多少の藪を覚悟して出発しました。

安心しきって写真を撮る等のんびり歩いていたので右折分岐の取り付き地点を見逃し500m余り先まで行ってしまい引き返すチョンボを最初からしでかしてしまいました、分岐まで戻り念のためルート確認をするとほぼ間違いないので破線道に入りました。

暫くは沢沿いの確りした踏み跡で沢には鉄製の橋が架けられていますしアップダウンには階段も付けられていてかなり整備されているので「歩く人も結構いるんだな…」と思いながら進んで行くと突然沢から尾根に取り付き階段の付けられた急坂が延々と続いているのです。

大汗を掻きながら階段を昇って行くと稜線直下に小広い空間が有りましたので小休止してルート確認をしました、すると今度も500m程破線道から東に外れていたのです、そう言えば鉄製の橋も階段も良くある東電の送電鉄塔管理道にそっくりです、さてはこの先に鉄塔が有るか地形図を良く見るとその道は送電線の下に続いていたのです。

またしても大きなチョンボをしでかしました、急いで林道迄引き返えし改めて破線道に取り付きどこが東電管理道と破線道の分岐か確認しようと目を皿にしてそれらしきところを何度も行ったり来たりして確認しましたが踏み跡もテープも無く全くわかりません、諦めて又林道迄引き返えしました。

仕方なく出発地点のうぐいす橋脇のゲートを潜って二度ほど歩いたルートを辿って破線道出口の分岐から逆に歩いてルートを確認しおうと林道を引きかえすと数十メートル先に広い幅の道路らしき跡が尾根に向かって伸びているのに気付きました。

「これこそ地形図の破線道だ…」と入って行くと直ぐ丈が2~3mもあるススキの猛烈な藪に入り込んでしまいました、それでも諦めず藪漕ぎしながらなんとか雑木林迄辿り着きましたがその先は急斜面で踏み跡もテープも有りません、仕方なくこれも諦めて引き返すことにしました。

結局振出に戻りゲートを潜って登り白狐峠の砕石採取場最奥の破線道出口から逆に歩いてルートを確認する事にしました、既に出発してから3時間余り過ぎて10時半を回っていました、強い日差しに照り付けられ大汗かいて登るのはかなりしんどかったです。

やっと白狐峠の砕石採取場最奥に辿り着くとここも猛烈なススキの藪で分岐迄辿り着くのは大変でした、以前は東奥野林道への分岐のマーキングがしっかり有りましたが今は有りません、それらしいところを沢に数十メートル下って行きましたがかなり荒れていてそれらしい踏み跡もマーキングも全くありません、すっかり忘れられてしまったのでしょうか。

仕方なく最後の望みも諦め完全敗北を認めざるを得ません、張り詰めた気持ちがぷすっと切れたせいか急に疲れがどっと出てとても嵯峨山まで行く気になれないので今日はこのまま帰ることにして峠からゆっくり下ってうぐいす橋の袂にゴールしました、涼しくなったら何れリベンジしようと思います。
(今回ただ一つ良かったことは十数年房総の山歩きをしていて初めて拾った鹿の角を土産に出来たことです)

【ポイントタイム】
うぐいす橋スタート(7:29)…行き過ぎてUタ―ン①(8:03)…林道東奥野線破線道分岐(8:17)…東電管理道をUターン②(8:42)…林道分岐より出直し(9:30)…三度目Uターン③(9:55)…うぐいす橋出直し(10:33)…白狐峠(11:03)…嵯峨山コース分岐より逆ルートの沢沿いからUターン④(11:20)…うぐいす橋ゴール(11:58)、所要時間4時間30分、歩行時間3時間50分、水平距離約9km、累計標高402m、歩行数約14,000歩。

     HP URL outdoor (hacca.j


 出発地のうぐいす橋       猛烈なススキの藪    清楚なササユリの花


   白狐(びゃっこ)峠      この花の名前は?   白狐峠の砕石採取場跡地

 
サルナシの実でしょうか? 採石採取場最奥の分岐標識  初めて拾った鹿の角

     
                           歩いた軌跡(1/25,000)の縮小図

 

 

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