アウトドアー

山登りや峠越えなどを書きます。

188 房総の山(鋸山~嵯峨山)縦走予定が見事敗退!  ('13,03.29)

2013-03-30 08:08:52 | 房総の山南部

一度鋸山から嵯峨山へ縦走したいと思いつつのびのびになっていたので頃合いを見て出かけました、車を下山口の小保田に駐車してバスで金谷に行き鋸山に登って稜線を縦走し嵯峨山から小保田に下りるルートを予定しました。

小保田BSを朝一番(6:25)のバスに乗り金谷のロープウエー入口で下車、身支度を整え出発(6:44)しました、集落を抜けると間もなく観月台コース登山口を右に分け直進して今回は数年ぶりに車力道を登ることにしました、何処からかウォーキングの男性が現れ登山口迄おしゃべりしながら歩きました。

館山道のガード下で男性と別れ登山口(7:05)に取り付き石畳の急坂をゆっくり上りました、嘗て採掘した石を大八車に積んで運んだ道から「車力道」と言われる道だけに石畳には車の轍が刻みこまれていて先人の苦労が偲ばれる道です。

一汗掻いて漸く明るく開けた石切り場の観月台コース分岐(7:32)に着き息を整え更に傾斜のきつくなった階段を登って展望台(7:47)に着きました、曇っていましたが展望台からは麓の街をはじめ東京湾を航行するヘリ―ボートやタンカーが良く眺められました、小休止の後(7:52)先に進みました。

ここからは「関東ふれあいの道」でよく整備された道です、NTTの電波塔を超えると間もなく第一の目標一等三角点「鋸山」に到着、写真を撮って更に先に進みました、幾つものアップダウンを乗越し稜線を東に進むと杉林が現れそれを登ると「林道金谷・元名線開通記念碑」(9:02)(9:07)の前に出て小休止しました。

ここから先が初めてのルートで少し不安でした、取り付き口は以前下見してあったので直ぐ分りましたが取り付いて杉山を登り228mピークまでは踏み跡もはっきりしておりテープも所々あって安心して進みました、ところがピークから先にもテープが有るのでそれを辿って行くと次第に下りになりテープもなくなりました。

地形図で現在地を確認すると何と嵯峨山と反対方向に進んでいました、コンパスの差し示す方向は狭い藪尾根を下るのです、試しに少し下ってみたらそこは崖の上で踏み跡もテープもありません、危険を感じたので引き返しもっと安全なルートはないかあちこち探し回るうち1時間半もタイムロスしてしまいました。

仕方無く今回は諦めて帰ることにし林道迄引き返してそれらしい稜線を眺め悔しい思いをかみしめました、保田駅に向かって林道(10:40)を出発して荒れた道をとぼとぼと下って行くと一人でこれから鋸山に登ると言う二十歳代位の娘さんに出会いました。

この林道は何度も歩いていますが保田駅近く迄≒4km以上を歩くのは初めてです、長狭街道の踏切(11:58)に出てこれから更に長狭街道を東に又≒4km程歩かなければなりません、「敗戦の将」は何日になく疲れましたのできつい道程でした。

長狭街道の歩道を歩きながらアンパンを食べて空腹を凌ぎ、悲鳴を上げている足を引きずって漸く駐車場にゴール(12:48)しました、所要時間6時間04分、≒16km、≒25,000歩でした、結局「裏鋸ハイキング」に終わってしまいましたが、何れ近いうち確りルートを確認してリベンジしようと思います。

              HP URL outdoor (hacca   

                       
 轍が刻まれた石畳の車力道     石切り場跡      展望台から俯瞰の景色

             
 一等三角点「鋸山」(329.5m)      地籍図根三角点     金谷・元名林道開通記念碑

                 
      シャガ         ツルニチニチソウ          ヘビグサ


                                  歩いたトラック(軌跡)(1/25,000)

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

187 房総の山(鶏毛山~烏帽子山~高天神)を巡る縦走ハイキング。 ('13,03,23)

2013-03-24 07:47:39 | 房総の山南部

内浦山県民の森ハイキング(清澄8山)の最後(2/15)の鶏毛山から烏帽子山を経る「向峰徒歩道」歩きの縦走コースを忠実に辿る山歩きをしてきました、清澄寺下のBSを朝一番(7:27)のバスに乗り坂下BSで下車、身支度を整え出発(7:40)しました。

ニタ間川沿いに≒1.5km程林道を北に進み最奥の民家を過ぎると直ぐ登山口に取り付き(8:00)ました、急坂をジグザグに登り杉の葉が厚く積もってふわふわした杉林を通過し更に傾斜の増した急坂を登り詰めると漸く稜線に出ました。

岩山の為木の根が地表を網の目の様に這う珍しい風景を眺めながらゆっくり歩きました、数回コブを乗越すと西鶏毛山(8:33)の頂上に着きました、一旦コルに下り登り返すと東鶏毛山(8:37)頂上です、写真を撮って直ぐ先に進みました。

途中数匹のウリボウを引き連れた猪ママが数十メートル先を悠々と歩いていました、更に幾つかのアップダウンを繰り返し進むと岩の露出したピークを右に巻いて進んだ先でふと「見覚えの有る岩だな」と引き返して登って見たらこれが硯石(9:17)でした、うっかりパスするところでした。

歩き易い稜線を進むと大きな猿軍団に取り囲まれたりして少し薄気味悪さを感じましたがその先で今度は可愛い日本リスに出逢いました、暫く立ち止まって見上げていると私の頭の上の高い梢をぐるぐる回っていました。

そろそろ烏帽子山に着くころだなと思いながら巻道を歩いていると右に高いピークが現れました、確かコース上にそのピークは有った筈だと思い通リ過ぎようとしましたが思い返して登ってみたらそこが烏帽子山頂上(10:16)でした、ここでもパスするところでした。

終盤になって尾根の中腹の水平道を北に進んで行くとウイークポイントとしてマークしていた左の急坂尾根に迷わず取り付けました、トラロープや木の根を掴みながら這い上がり尾根上に登り詰めると今度は急な下リ坂を慎重に下りました、あちこち鹿の群れが盛んに警戒声を出していました。

猪の罠を左に見てやっと一杯水林道(11:00)に降り立ち清澄寺方面を目指して左に進みました、途中右の尾根上に有る三角点に寄る予定なのでその取り付き口を慎重に探しながら進んで行くと内浦山県民の森ハイキング(3/15)の時杉の小枝を目印に差しておいたので直ぐ分りました。

足の巾位の踏み跡をトラバースしてコルに出ると迷わず直進してしまいました、急傾斜を這い上がり中腹でGPSを見ると三角点からどんどん遠ざかっているのです、一旦コルまで引き返しコンパスで方向を確認して反対側の尾根を進みましたがなかなか分かりません、それらしい急傾斜を這う様に登リ詰め漸くⅢ△「高天神」(370m)(11:52)に辿り着きました、小休止の後往路を下りました。

再び一杯水林道に降り立ち西に向かって進み最後に駐車場先の三角点を目指しました、「清澄八山」ハイキング(2/15)の時白虎岩迄登りその真上の三角点確認は宿題にしてあったのでこの機会に登りました、白虎岩から急傾斜の尾根を直登してⅢ△「大見」(347.1m)(13:12)にタッチし写真を撮って往路を下りました。

郷台林道終点のガードを抜けて駐車場にゴール(13:24)しました、トータルタイム5時間44分、コースタイム4時間40分、≒13km、≒22,000歩でした、出逢ったハイカー1人、曇り勝ちのお天気で稜線では時折冷たい風が吹きましたが汗を掻いた体には心地良いそよ風でした、ウグイスのあどけない囀りやジョウビタキのきれいな囀りを聞きながらの昼食休憩は心地よいひと時でした。

                HP URL outdoor (hacca   


              東鶏毛山                   硯石       岩にぶら下るヒコバエ

   
 烏帽子山    Ⅲ△「高天神」(370m)           高天神の石祠

  
  モミの巨木      イノシシ罠      Ⅲ△「大見」(347.1m)


                                             歩いたトラック(軌跡)(1/25,000)

 

 

  

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

186 内浦山県民の森ハイキング「第23回関東ふれあいの道・ふれあいウォーク」に参加。 ('13,03,15)

2013-03-16 09:03:37 | 県民の森ハイク

長く続いている恒例のコース(保台ダム~県民の森管理センター)で比較的長い距離を歩くハイキングですが今回は林道奥谷線の一部が崩壊した為麻綿原分岐から「あじさい寺」方面に向かい寺の上を通る旧道から遊歩道(破線道)の「会所・麻綿原コース」の登山道を歩き「もみの郷会所」までの≒18kmのハイキングでした。

参加者23名とスタッフ3名がマイクロバスで管理センター(9:30)を出発、保台ダムに着くと準備体操の後歩き出し(10:10)ました、結構きつい林道を6km余り登りましたが何時もの様にスタッフから咲き始めた草木の花等の説明を受けたり山歩きベテランの方の山座同定を聞いたりしながらのんびり登ったので余りきつさも感じずいつの間にか稜線の郷台林道分岐(11:55)に着きました。

小休止の後所々泥濘の有る郷台林道を東に向い「池の沢番所跡」(12:00)を右に見て進むと間もなく小広い芝生の見晴台(12:11)に着きました、昼食休憩しみんなで冗談を言ったりそれぞれの山歩き話に花を咲かせ楽しいひと時を過ごした後出発(12:43)しました。

郷台林道終点のゲートを抜けて清澄寺駐車場に着き(13:13)トイレ休憩した後出発(13:18)しました、坂を登リ清澄寺を右に見て進むと胸突き八丁の急坂を直登して又ゲートを抜け一杯水林道に取り付きました、ほぼ水平道を更に東に進んで行くと途中今年も珍しい貴重な花に出逢いました、無事可憐で白い清楚な花を咲かせている姿を見てホッとしました。

一杯水林道終点のゲートを抜けて麻綿原分岐(14:08)(14:13)に着き小休止しました、今まではここから右折し奥谷林道を5km程下って管理センターに向かうのですが今回は左折し「あじさい寺」(妙法生寺)に向かいました。

お寺の上を通る「房総ふれあいの道」を2km余り北上した後登山道に取り付き遊歩道「会所・麻綿原コース」の確りした気持ち良い登山道を更に3km程歩いて終点の「もみの郷会所」にゴール(15:40)しました、ここからマイクロバスで管理事務所に帰り豚汁を頂いて散会しました、所要時間5時間30分、≒18km、≒28,000歩でした、快晴の穏やかな日和の元漸く芽を出した木々や花等を愛でながらの楽しいハイキングでした。

                      HP URL outdoor (hacca   

            
   保台ダムを出発           フサザクラ          ギブシ

                    
  リュウキュウアセビ     池の沢番所跡の大杉         昼食休憩

           
     コショウノキ        マメザクラ        登山道脇の炭窯跡


                                        歩いたトラック(軌跡)(1/50,000)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

185 房総の山(真野大黒から稲村城址)を巡る山歩き。 ('13,03,06)

2013-03-07 08:28:55 | 房総の山南部

一年程前から懸案のコースでしたがガイドブックには「山慣れた人向き」とか「しっかり読図して歩く」等と書かれていて相当手強いコースらしいので少々心配でしたが天気も良いので思い切って出かけました。

相当藪漕ぎしなければならないらしいので万が一に備えヘッドランプを持参したり十分時間の余裕をとる為朝食弁当を持って早朝に出発しました、自宅(6:00)を出発しR410を南下して「みんなみの里」駐車場でトイレ休憩しここで朝食弁当を食べてから館山市九重小学校を目指して車を走らせました。

JR九重駅近くに適当な空き地があったのでそこに駐車し身支度を整え出発(7:35)しました、何時もながら取り付き口を探すのがひと苦労ですが案にたがわず今回もガイドブックの指示通リ尾根の突端に取り付き進むと墓地に突き当たり行き止まりでした。

墓地から先は幾ら探してもわかりません、ガイドブックには「墓地の先から藪になる」とありますが墓地の先は垂直に切リ立つ崖とその周りは篠竹が密生する藪でそれらしい踏み跡もテープもありません、仕方なく広い道路迄引き返えし道路脇にしゃがみ込んで地形図で現在地を確認しました。

しゃがみこんでいたので怪我でもしたのかと心配した近くに住むお年寄り(84才)の方が訪ねてきました、事情を話すと「その墓はうちの墓だからそこまで一緒に行ってやる」と言って案内してくれて「これは昔の国道だが今は荒れて歩けないよ」と言って取り付き口を教えて呉れました。

やっと千倉街道の入口(8:35)に取り付きましたが既に1時間遅れになってしまいました、密集した篠竹を掻き分け数メートル進むと藪も薄くなりましたが荒れた道でした、地形図とガイドブックのコピーを見比べながら所処に有るテープを頼りに進むと漸く開けた大井集落(9:23)に下り立ち近くの手力雄神社(9:32)にお参りして今度は近くの民家の脇から急坂を倒木や藪をかき分け登りました。

尾根に登り詰めて東に進むと暫くして峠の分岐に着きました、昔の古い石道標(9:47)がありここが一つのポイントで今度はここから西に尾根を登るのですが間違わず進みました、暫く進むと左手に「真野寺」の案内板がありその指示道リ藪をかき分け尾根を乗越すと「真野寺」(10:07)に降り立ました、隣に建つ大黒天堂にもお参りして小休止の後先に進みました。

往路の藪尾根を引き返し元の道に戻って西に進むと再び千倉街道に合わさりましたが相変わらず藪漕ぎを強いられました、幾つかのこぶを乗越すと突然開けたピークに飛出しふと見ると足元にⅢ△「大竹」(115.5m)(11:46)の標石がありました。

ここから幾分歩き易い道を進むと突然自動車や電車の音が下から聞こえる県道と鉄道のトンネルの真上を通リ更に南へ次第に濃くなった藪をかき分け進むと又開けた空き地に飛出しました、そこは高圧鉄塔(12:25)の下で風もなく日当たりも良いのでここで昼食休憩にした後出発(12:38)しました。

鉄塔の直ぐ先からルートが南から西に変わるのですがガイドブックには「注意」と記されている通リ取り付き点が分からずまごつきましたが何とかルートに乗れました、ガイドブックには「この先宝貝分岐迄倒木や藪で道を見失い易い…」と書かれている通りひどい藪漕ぎを強いられ幾度もルートを外し行きつ戻りつしました。

やっとの事次のⅢ△「青山」(128.3m)の直下迄辿り着いたので是非タッチしようと踏み跡もテープもない藪漕ぎを強いられ乍ら急坂尾根を這い上がりました、ピークに登り詰め三角点の近くまで行きましたが周りを幾ら探しても見当たリません、その上手に持っていた筈のストックが無いのです、焦って周りを探しましたがこれも見当たらず時間も13時をとうに過ぎているので諦めて引き返しました、引き返す時の目印に付けたテープの下にストックはありました。

三角点は見つからず心残りですが失くしたストックは有ったので一安心して最後の稲村城址に向かいました、ここからは北に向う「白浜街道」だそうで広く確りした道で所々砕石も敷かれておりルンルン気分で歩きました。

暫くして開けた畑場に着き案内版の指示道リ孟宗竹林の中の急坂尾根を登ると広く南西の開けた里見氏の居城だった稲村城址(15:09)に着きました、小休止して見晴らしの良い景色を楽しんだ後往路を引き返し麓に降り立つと車の行き交う道を東に進み駐車場にゴール(16:10)しました、トータルタイム8時間35分、コースタイム6時間、≒17km、≒27,000歩でした。

山歩きの鉄則「早立ち早着き」を実行したのは正解でした、出だしから1時間も遅れ然も前半は殆ど藪漕ぎを強いられ何度もルートを外して20回も地形図で現在地を確認したりそのうえ寄り道して時間をロスする等予想以上に時間が掛かりましたが達成感の有る山歩きでした、又途中椎の倒木に生えた天然の椎茸を土産に出来たのは大きな収穫でした。

                HP URL outdoor (hacca 

            
   手カ雄神社            真野寺      真野寺脇に建つ大黒天堂

                       
   マテバシイの巨木      分岐に立つ古道標      Ⅲ△「大竹」(115.5m)

             
   倒木に生える天然椎茸    昔幹線道路の千倉街道    里見氏の居城 稲村城跡


                                            歩いたトラック(軌跡) (1/25,000) 
                                          

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする