アウトドアー

山登りや峠越えなどを書きます。

340 房総の山(雪降り直後の高宕山)を歩く。   ('16,11,26)

2016-11-27 09:29:40 | 房総の山中部

ここ暫らく三角点巡りばかりしていたので一定の距離を歩くトレッキングは大分ご無沙汰していますから久振りに奥畑駐車場起点に高宕山を目指し八郎塚山から石射太郎山経由の周回コースを歩いてきました。

雪降り直後のこのコースのトレッキングは2年9ヶ月振りです、さぞかし残雪がかなりあるだろうと念の為軽アイゼンを持参したけれど残雪は全くありませんでした、その代わり至る所ぬかるんだり岩は濡れて滑るし気の抜けないトレッキングで予想以上に時間がかかりました。

北国の様な鮮やかな紅葉は望めませんでしたがそれでも楓の紅葉は鮮やかさを増し目を楽しませてくれました、又しばらく振りに歩いたらコースの一部に変化が見られました、例えば「関東ふれあいの道」の片側が切れ落ちた崖のトラバース箇所に立派な手すりが設置されていたり或いは高宕林道の数か所が大きながけ崩れしていたり等時の流れを感じました。

晴天に恵まれた日曜日なのでさぞかし大勢のハイカーに出会うだろうと思っていましたがその割ではなく7人パティーを含め18人のハイカーに出会っただけでした、遅かったせいか高宕山頂上には誰もいませんでした、晩秋の日暮れは予想以上に早く日暮れに急き立てられるように山を急ぎ下り何とか明るいうちにゴールできました。

【ポイントタイム】
奥畑駐車場スタート(9:00)郎塚分岐(9:51)(9:53)…八郎塚ピーク(10:16)(10:18)…金吊(10:53)…監視所分岐(11:40)…高宕林道分岐(12:47)…石射太郎登山口(13:13)…石射太郎展望台(13:33)昼食休憩(13:58)…観音堂(14:53)…高宕山頂上(15:16)(15:18)…八郎塚分岐(16:00)…奥畑駐車場ゴール(16:33)、

所要時間7時間33分、歩行時間6時間40分、水平距離約14km、累計標高+1,667m、歩行数約26,000歩。

            HP URL outdoor (hacca.jp

                         
                          木漏れ日の登山道               石射太郎山            リュウノウギク

                         
              観音堂            ヤマリンドウ             落ち葉の絨毯

                          
            ダイモンジソウ         カエデの紅葉               高宕山頂上

              
                                     歩いた軌跡(1/25,000)の縮小図

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

339 房総の山(Ⅳ△「久手畑」他3点)の三角点巡り。  ('16,11,13)

2016-11-14 08:05:24 | 房総の山南部

9月に南房総市の三角点巡りをしたとき一応予定に挙げていて未踏の三角点を一回りしてきました、その時藪に阻まれ断念したⅣ△「安馬谷」にもリベンジして反対側(西側)から攻め成功しました。

【Ⅳ△久手畑】
この三角点は藪に阻まれ断念した三角点の西800m程の小高い山の上にある三角点です、ですからアプローチは迷うことなくすんなりとその麓に辿り着きました。

問題はルートをどうとるかです、地形図には麓の集落から三角点まで破線道がありますが「房総丘陵」ガイドマップには全く違うルートが記されています、然しそのどちらも取り付き地点が皆目わかりません、そこでいつもの通リ適当に薄い藪に突っ込み藪尾根を這い上がりました。

数回ルートを確認しながらコンパスの指示に従って藪の急尾根を登り詰めたら突然三角点の前に飛び出しました、今日巡る三角点の中で見つけるのが最も難しいのではないかと思っていましたからこれで一安心です。

【ポイントタイム】
駐車場スタート(8:40)…Ⅳ△「久手畑」(68.6m)(9:24)(9:28)…駐車場ゴール(9:50)、所要時間1時間10分、歩行時間53分、水平距離約1km、累計標高+140m、歩行数約1,500歩。

【Ⅳ△安馬谷】
Ⅳ△久手畑を下山した時「そうだこの前失敗した安馬谷をリベンジしよう…」とふと思いつきました、今回は以前の反対側から攻めて見ようと思い西側の民家の裏山に回り込みました、すると藪尾根数メートルの高さの所にピンクのテープが下がっているのです。

これだと思い藪尾根を強引に這い上がると間もなく突然明るい広場に飛び出しました、そこは公園のようにベンチがおかれた一面芝生の広場です、なんとその一角に白い標柱と標石がありました、この前1時間以上藪の中を彷徨ったのは何だっただろうと自分ながらほどほど呆れました。

【ポイントタイム】
駐車場スタート(10:05)…Ⅳ△「安馬谷」(35.5m)(10:17)…駐車場ゴール(10:30)、所要時間25分、歩行時間20分、水平距離約400m、累計標高(+16m)、歩行数約900歩。

【Ⅳ△久保】
この三角点は大きな溜池の南西約300mの所にあるので恐らく溜池までは車が入れるだろうと楽観していました、R128から入ると道は軽自動車1台走れる幅で舗装されていましたが山奥に入るに従い周りの木の枝や雑草が通行を阻み始めたので適当なところで車を置き歩いて進みました。

突然広い畑場に出ると道はそこで消えてしまいましたが右手前方に溜池の堰堤らしいものが見えましたのでルートが確認出来てホットしました、溜池周辺は公園らしくよく整備されていて今日も数人の人たちが草刈り機で山の斜面の藪刈りをしていましたが本通りは反対側から立派な車道が通じていました。

溜池の奥がカール状になっていてそのピークに三角点はあるはずです、ところが取り付き点が分りません、丁度斜面の藪がきれいに刈り払われているので急斜面を直登しました、ところが八合目辺りからは藪は刈られていなかったのでそこからが大変です。

藪を避け左手の藪の薄い雑木林の中を木の根をつかまりながら這い上がりました、漸く稜線に出るとそこはしっかりした踏み跡があって歩きやすくコンパスの指示に従って進むと小広い開けたところに飛び出しました、真新しいベンチがありその脇に三角点標石はありました。

往路を引き返し公園に下りると草刈りのご夫婦が昼食休憩していましたのでちょっとおしゃべりしてお先に失礼しましたが公園の入り口に来るとなんと三角点の道標がちゃんと立っていました、駐車場に着いて遅い昼食を食べ次の三角点に向かいました。

【ポイントタイム】
駐車場スタート(11:00)…溜池奥の公園(11:36)…Ⅳ△「久保」(83.9m)(12:02)(12:12)…奥の公園(12:20)…駐車場ゴール(12:40)、所要時間1時間40分、歩行時間1時間10分、水平距離約3km、累計標高+270m、歩行数約4,000歩。

【Ⅳ△吹代】
この三角点も大きな溜池(東西400m・南北200m)の西側にある小高い丘の上にあり又「点の記」には「本点まで自動車通行可」とありますからここも恐らく公園だろうと思っていましたがすっかり予想を裏切られました。

ポイントにしていた大きな溜池が行けども行けども見当たりません、集落の中を彷徨っていたらなんと溜池はすっかり干上がっていてただの低い窪地のようになっていたのです。

兎に角小高い丘の上に登ろうとしても取り付き口が分かりません、地形図で細かく現在地を確認しながら軽自動車がやっと1台通れる狭い急坂を登って行くと初老の男性が散歩していましたので三角点を探している旨話すと「案内してやるよ…」と言って車に乗り込み案内してくれました。

車で急坂を上り詰めたそこは数軒ある民家の庭先の木の下にありましたから案内されなければ探し当てるのに苦労したでしょう、これで予定していた全ての三角点をクリアーしたので気持ちよく帰路に就きました。

【3点合計記録】 
所要時間約3時間15分、歩行時間約2時間23分、水平距離約4.4km、累計標高+426m、歩行数約6,400歩。

【余談】
三角点の数メートル離れたところに庭に雑草の繁茂したひっそなこじんまりした空き家がありましたがその家は「あの山本五十六の息子が戦後からひっそりと隠匿生活をしていた家だ」とその案内してくれた男性が話しておりました。

       HP URL outdoor (hacca.jp

                         
        Ⅳ△久手畑(68.6m)              山柿(柿の原種)        Ⅳ△「安馬谷」(35.5m)

                
      
                   Ⅳ△「久保」(83.9m)              ガマズミ             ヒメフウロウ

              
             アゼトウナ             三角点道標          Ⅳ△「吹代」(50.5m)

   

                       車で行ったので軌跡はありません。

   

         Ⅳ△「安馬谷」・Ⅳ△「久手畑」・Ⅳ「久保」其々の歩いた軌跡(1/25,000)の縮小図

 

 
 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

338 房総の山(Ⅲ△「山ノ神」・Ⅳ△「海老田」・Ⅳ△「横峰」)の三角点巡り。   ('16,11,06)

2016-11-07 08:11:39 | 房総の山中部

 内田栄一著「房総山岳志」に掲載されている三角点設置の山57座中最後に残った未踏の山富津市小久保地区にある大貫嵯峨山のⅣ△「海老田」(77.1m)に登ってきました、これで57座全て踏破しました。

【Ⅲ△山ノ神】
何時もそうですが三角点の有る山の麓迄辿り着くのがひと苦労です、今回も地形図を見ながらなんとか目指す地点に辿り着きました、集落の最奥民家の庭先に着くと主人が軽トラで出かけるところでしたので空き地に駐車をお願いしたら快く承諾して呉れて「何所に行くんだね…」と言うので裏山の三角点を目指す旨を告げると丁寧にそのルートを教えてくれました、お陰でスムーズに三角点に辿り着けて一時間足らずで駐車場に帰り着きました。

【Ⅳ△海老田】
ここも山の麓に辿り着くのにかなり苦労しました、大貫中学校脇の空き地に駐車し集落の細い路地を東に進むとそれらしい大きな尾根の末端に辿り着きました、右に左に回りこんで取り付き場所を探していたら狭い踏み跡が上に延びているところがあったのでそこを登ると間もなくお墓に行きあたりました。

そこから先は傾斜のきつい雑木林です、踏み跡もテープもありませんが殆んど下草はなく歩き易い急傾斜の尾根を登ってゆくと最後のピークに登り詰めました、ピークから一寸外れたところに三角点はありました、殆ど迷うこともなくここも一時間足らずで往復できました、まだ11時前なので帰りもう一ゕ所三角点に登ることにして出発しました。

【Ⅳ△横峰】
出来るだけ帰り道の近くにある三角点を地形図で探したらありました、上飯野地区にあるⅣ△「横峰」(53.3m)は道路から水平距離で約80m程で標高差も約40m足らずなのでこれにしました、地形図を見た時は気付きませんでしたが現地に来てみたら尾根の真上を高圧送電線が通っていたのです。

ならばどこかに必ず鉄塔の管理道路が有る筈だと思い尾根の末端を右に左に探して歩くとかなり離れたところに東電の道標(黄色い標柱)がありました、それに取り付くと立派な登山道が急傾斜の杉林の中をジグザグに伸びておりそれを辿ってピークに登り詰めると高い鉄塔の下に着きました、三角点はそこから西に美しいマテバシ林を100m程行ったところにありました。

【三か所合計記録】所要時間2時間30分、歩行時間2時間10分、水平距離約4.5km、累計標高+408m、歩行数約6,000歩。        

                HP URL outdoor (hacca.jp

                
             10本一束椎の大木                     Ⅲ△「山ノ神」                送電鉄塔

               
              Ⅳ△「海老田」                  ヤマホトトギス                   Ⅳ△「横峰」   

     
             Ⅲ△「山ノ神」・Ⅳ△「海老田」の歩いた軌跡(1/25,000)の縮小図


      
            Ⅳ△「横峰」の歩いた軌跡(1/25,000)縮小図

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする