アウトドアー

山登りや峠越えなどを書きます。

322 房総の山(一等三角点「野々塚」外2点)を巡る山歩き。  ('16,06,27)

2016-06-28 08:05:39 | 房総の山その他

梅雨の合間の貴重な晴れ日和なので三角点巡りの山歩きに出かけました、今回も一等三角点を中心に三箇所尋ねてきました、最初は大多喜町にある一等三角点「野々塚」(268.12m)に行き帰路に勝浦市の三等三角点「福沢」(184.42m)に立ち寄り最後は鴨川市の三等三角点「硯」(194.32m)を巡って全て写真に収めパーヘクトの成果でした。

【Ⅰ△「野々塚」】
往路は内浦山県民の森センターから勝浦ダム経由で行きました、と言う事は6/8の内浦山県民の森ハイキングに参加した時帰りセンターにストックを忘れ事務所で預かってもらっていたのでそれを受け取りながらのコース取りです。

勝浦ダムまでは何度かハイキングで歩いていますからわかりますがそれから先は分岐ごとにコンパスで方向を確認しながら進みましたのでほぼ順調に登山口に辿り着けました、入口ゲートの脇から入り頂上直下に建つ「平沢観測所鉄塔」の舗装された管理道を登ると観測所裏のピーク(登山口から標高差約170m)の一等三角点「野々塚」に難なく辿り着きました、タッチして写真を撮り帰路に就いて駐車場に帰えると次の目標Ⅲ△「福沢」に向いました。

【ポイントタイム】
登山口(ゲート)スタート(8:36)…Ⅰ△「野々塚」(9:07)(9:09)…登山口(ゲート)ゴール(9:28)、所要時間52分、歩行時間50分、水平距離往復約3km、累計標高差171m、歩行数約4,500歩。

【Ⅲ△「福沢」】
予想通り取り付き点が分りません、地形図では高圧線の真下あたりのようですが「点の記」には「給水塔下」まで車が入ると記してあり更に「給水塔の階段を上がる」となっていますがそれらしいものは全く見当たりません、農作業している方に伺うと「給水塔は知らないが給水場は二箇所あるが・・・」とのことです。

「点の記」は平成10年に更新されたものですから現状はかなり変わっているはずです、「点の記」は当てにせず自分で探そうと三角点に最も近い給水場からかなり奥まで入って探しましたが分かりません、尾根に沿った道路脇は奥までヘンスが張り巡らしてありますし然も殆ど崖か濃い藪でとても取り付けません。

諦めて駐車場に帰る途中ふと見るとヘンスが破れていて奥に猪罠があるのです、然もそこから尾根の傾斜が緩やかになっているのでここなら登れると思い取り付きました、案の条稜線に上がると歩き易い馬の背尾根がピークに向かって伸びていました。

可成りきつい登りでしたが予想通りピークに三角点はありました、ホット一息ついて帰路に就きましたが今回も安心しきったせいか途中で尾根を一つ間違えるチョンボをしながらもなんとか駐車場に帰り着きました、ちょうど昼時なので木陰でお弁当食べてから次に向かいました。

【ポイントタイム】
県道脇の空き地に駐車・最初のスタート(10:29)…(取り付き点分らず探し回り諦め移動)=勝浦市給水場入口スタート(11:18)…Ⅲ△「福沢」(184.42m)(11:38)(11:39)…給水場入口ゴール(11:54)昼食休憩(12:00)次に出発。所要時間1時間25分、歩行時間1時間10分、軌跡図その他なし。

【Ⅲ△「硯」】
この三角点は浜荻林道から水平距離で約240m程東にあります、浜荻林道は昨年9月袋倉ダムからの帰り歩いていますから勝手知った道ですが問題は取り付き点と尾根の急登です、地形図で川沿いの林道から三角点まで幅約1cmの中に等高線が14本も重なっているのですから可成りの急傾斜です。

林道は鴨川市の火葬場入口の所にゲートがありますからそこに車を駐車し取り付き点を探しながら登って行きました、とにかく尾根側は崖が連なっていますから崖の切れたところを探していると上から落ちて来た沢の出口があり中を覗くと右手から急尾根が落ち込んでいるのです。

ここなら何とかなるだろうと取り付き木の根などをつかんで這い上りましたが滑ってなかなか高度を稼げません、やっと立って歩ける程度の傾斜になったところが倒木などで荒れた杉林です、踏み跡はおろかマーキングテープも全くありません。

杉林を直登したいところですが頂上直下は濃い藪ようですから藪の薄そうな稜線を目指してトラバースしながら進みました、日の当たる稜線に登と藪は薄くなり足元も岩で滑らず高度を稼ぐことは捗りましたが急登で大汗掻きながら漸く三角点に辿り着きました。

一息ついて帰路に就きましたが往路でところどころマーキングテープを付けておきましたので何とか大きくルートを外さず無事林道に降り立ち更にここから500m程下って駐車場に帰り着きました、何度か途中で諦めようとしましたが最後まで粘って三点とも確認出来て今回は満点です。

 【ポイントタイム】
火葬場入口(ゲート)スタート(12:42)…取り付き点(12:51)(現在地確認等)スタート(13:00)…Ⅲ△「硯」(194.32m)(14:18)(14:23)…浜荻林道(15:02)…駐車場ゴール(15:09)、所要時間2時間27分、歩行時間2時間05分、水平距離往復約2.5km、累計標高234m、歩行数約3,000歩。

      HP URL outdoor (hacca.j

                        
                    Ⅰ△「野々塚」(268m)                ヤブカンゾウ         Ⅰ△「野々塚」縮小図 

                        
               Ⅲ△「福沢」(184m)         ヒメヒオウギスイセン                藪の中の石祠

                        
               Ⅲ△「硯」(194m)                タツナミソウ               Ⅲ△「硯」縮小図    

 

 

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321 味わいハイキング134「安房~上総へ・鎌倉古道ハイキング」に参加。  ('16,06,18)

2016-06-19 10:04:09 | 味わいハイク

久々に足腰にかなり堪えた山歩き「セミロングハイキング」に参加し房総丘陵の奥深い鎌倉古道を歩いてきました、「セミではなくロングだ…」との意見もあったようですが私もそう思うほどハードなハイキングだったと思います、水平距離も軌跡(カシミールマップ)を計ったら20km以上ありました。

梅雨の合間の晴天に恵まれましたが反面蒸し暑く大汗掻いて水を2ℓ飲みました、お陰で熱中症にならず何とかパーティー(80人)について歩くことができました、残念ながら一人の方が出発してから1時間ほどしたところで熱中症らしい症状で途中引き返すハプニングもありましたので年長組の私としては皆さんに迷惑かけないよう気を付けました。

可成り体に堪えたとは言えこの位の山歩きこそ歩き甲斐のあるハイキングと言えます、全コースのほぼ2/3以上は今まで一人で歩いたルートでしたから全体の地形は分りましたが2箇所初めての部分があり良い勉強になりました。

初めて歩いたルートは(A)竹岡林道分岐から少し先の尾根を右に下ったところから昼食休憩した「しあわせ橋」手前の市道に出たところまでと(B)籠田山登山口と安岡神社ルートの分岐から砕石採取場専用道路合流地点までの2箇所です、結構疲れましたがそれも快い疲れで新たなルートも覚えましたし勉強にもなった楽しいハイキングでした。

【ポイントタイム】(全て私のタイム)
JR浜金谷駅スタート(9:04)…尾根取り付き(9:23)…NO1休憩・林道南房総金谷・元名線(9:36)(9:38)…No5休憩・林道竹岡線分岐(11:33)(11:35)…NO6休憩(11:56)昼食休憩(12:51)…NO8休憩・昔の馬や(馬交換駅)(13:29)(13:31)…NO10休憩・物見塚山登山口(林道)(14:13)(14:16)…小保田峠(15:35)・・・NO14休憩・稜線上(誰かテルモスキャップを落したところ)(16:23)(16:27)…すこやかゴール(17:38)。
所要時間8時間34分、歩行時間7時間、水平距離約20km、累計標高1,271m、歩行数約33,000歩。

       HP URL outdoor (hacca.j

                            
                       JR浜金谷駅で出発式            静かな山里の道を行く        リュウノヒゲの花の蕾

                           
           場の急坂を登る              ヤマユリの花                路傍の六地蔵達

                             
             マムシグサの       路傍で昼食休憩        ゴールを目指す
             未成熟の実 

   
                                   歩いた軌跡(1/25,000)の縮小図

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320 内浦山県民の森「初夏の潮騒ハイキング」に参加。   ('16,06,08)

2016-06-09 13:16:11 | 県民の森ハイク

久しぶりに内浦山県民の森の海沿いの道を歩くハイキングに参加してきました、今回のメーンはなんと言ってもコースの中間点にある「仁右衛門島」に渡って島内の遺跡等巡るウォーキングです、参加者20名がマイクロバスで南房総市の江見太夫埼にある「道の駅オーシャンパーク」に行きここから出発しました。

岬を反時計回りに半周してからR128とJR内房線を高架橋で横断すると旧道を北東に進みました、途中「皇太神社」や「天面神社」等に寄りその故事伝来等スタッフから説明を受け多少理解を深めながら参拝して先に進みました、。

今回のメーンはコースの丁度中間にあたる「仁右衛門島」にわたり島内を観覧することです、昨年正月に一人で「天面浅間山」に登った帰りこの島に渡ろうとして渡船場まで行きましたが時間切れで果たせませんでしたので今回の渡島はその願いを果たすまたとない機会でした。

島内の様子は今までTVの映像などで見ていましたので大よその想像はしていましたが実際見てみると歴史の重みを感じました、昼食休憩の後およそ30分程頼朝隠れ洞窟等の史跡を見て回り再び手漕ぎ船で太海浜に帰り次の目標「魚見塚展望台」に向かいました。

この展望台に登のは今回で2度目ですが頂上直下の急登は結構きつく大汗をかきました、展望台には後から駆け上って来た小学生数人の一団と元気よくおしゃべりして一時を過ごしてから下山しました、30分程歩いてバスの待つ終点「フィシャリーナ鴨川」にほぼ予定通り午後2時半過ぎにゴールしました。

天気は曇りで午後小雨が降る予報でしたが運よく曇りながらも時々雲間から薄日が差す日和でした、然し反面蒸し暑く大汗掻いたハイキングになりました、所要時間4時間30分、歩行距離約11km、累計標高744m、歩行数約17,000歩。

【ポイントタイム】
「道の駅オーシャンパーク」スタート(10:10)…皇太神社(10:20)(10:25)…天面神社(10:51)(11:00)…仁右衛門島(11:40)昼食休憩(12:30)…島内観覧(12:32)(13:02)=渡船=太海浜(13:10)…魚見塚展望台(14:04)(14:10)…フィシャリーナ鴨川ゴール(14:40)。

        HP URL outdoor (hacca.j

       

         
      天面神社に参拝                  手漕き船で島に渡る             ガクアジサイの花

      
       平野仁右衛門宅                    仁右衛門宅池の水蓮                  源頼朝の隠れ洞窟

      
       シャボテンの花                   仁右衛門島の遊歩道                魚見塚展望台から
                                                     の眺望景色

   
                歩いた軌跡(1/25,000)の縮小図
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                               

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319 房総の山(Ⅲ△「城山」、Ⅲ△「松山の台」、Ⅲ△「上野」)等の三角点巡り。 ('16,06,02)

2016-06-03 08:51:01 | 房総の山中部

今回は地元(君津市上総地区)にある三等三角点三箇所を巡ってきました、最初に二つのゴルフ場に挟まれた【Ⅲ△「上野」(313.1m)】に向かいました、何時もながらその取り付き地点を探すのに一苦労です、「点の記」には「ゴルフ場7番グリーン出口」とだけ記されていますのでその場所を探して一方通行の道を逆走し注意を受ける等しながらやっとのこと取り付きました。

 最初の数十メートルは整備された道ですがそこから先は完全な藪山でしたので藪漕ぎしながら緩い傾斜を登ってゆくと所々に赤いテープが小枝に付けられていました、「最近登った人がいるんだ…」とつぶやきながらほっとした気分になりました。

 傾斜が無くなりほぼ水平な広い頂に着くとそこは杉と雑木の混合林で薄い藪山でした、三角点の位置を確認すると数メートル範囲にあるはずですが見当りません、何度も三角点と自分の位置を確認しながら一時間近く探し回りましたが一向に見当たりません、結局諦めて下山しました。

次に目指したのはここから更に山間部に直線距離で約5.5km程入った【Ⅲ△「松山の台」(101.9m)】です、栗坪集落から標高差約40m程の小高い尾根上にありますから簡単だろうと思って行ってみたら尾根の末端は殆ど猛烈な藪でとても取り付けません、仕方なく西側に回り込むと人家の傍に傾斜が緩く藪も多少薄くなっているところがあったのでそこに取り付きました。

 傾斜はさほどきつくはありませんが相変わらず大変な藪漕ぎを強いられました、やっとのこと開けたところに飛び出すとそこは別荘らしい人家がありましたので宅地の端を通らせてもらい頂上直下の藪に再び突入しました。

さほど時間は掛からず藪の狭い頂上に辿り着くと早速三角点標石を探しましたが見当たりません、30分程探し回りましたが見つからないのでここも残念ながら諦めて下山しようとした時直ぐ前にピンクのテープが巻かれた枯れ木が落ちていました、「これだ・・近くにあるはずだ…」と思い周りの草や落ち葉を取り払ったらありました…!標石の頭が表れたのです。

 二箇所目の三角点は何とか見つけ出したのでホットして最後の三角点【Ⅲ△「城山」(178.9m)】に向かいました、ここから約2.5km程更に山間部に入った久留里城址東500m程の上大谷集落北に聳える怒田浅間山頂上にある【Ⅲ△「城山(178.9m)」】です。

 取り付き地点を「点の記」には「波田野宅前」とありますがどこの家かわかりません、たまたま近くの畑で働いていたお婆さんに伺ったら丁寧に教えてくれましたので難なく取り付くことができました。

道は「点の記」に記されている「山道(幅1m)あり」の通り多少荒れてはいましたがしっかりした道が続いていました、途中巻き道らしい所がありましたが間違うといけないので急傾斜を木の根等つかまって直登しました、お陰で迷うことなく山頂に辿り着き三角点も直ぐ見つかりました。

丁度お昼過ぎなのでここでゆっくり昼食休憩を取った後復路に就きました、帰りはすっかり安心したせいか途中のピークを直登せず横着をして知らない巻道に入り込んだ為進むに従い見覚えのない風景が続くのでルートを確認したらなんと尾根を間違えて200m余りも東に進んでいました、急いで頂上直下まで引き返すチョンボをしでかしましたので往復2時間以上かかってやっと駐車場にゴールしました。

最初の三角点「上野」は見つけることができませんでしたがいずれ近々リベンジすることにして後の二箇所は確認できたのでまずまずの成果です、【三箇所全体】歩行水平距離約6km、歩行数約9,000歩、【Ⅲ△「城山」】所要時間2時間15分、歩行時間1時間40分、水平距離約3.2km、累計標高237m、歩行数約5,000歩。

           

                                     HP URL outdoor (hacca.j

       

                                        
                                   Ⅲ△「城山」     Ⅲ△「松山の台」      城山登山道

                            
                         Ⅲ△「城山」への軌跡(1/25,000)の縮小図                                       

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