【8/22】
猛暑日続きで山登りは少し億劫になりましたが宿も予約して有るので思い切って出かけました、西武池袋駅から西武秩父駅へそこからバスで小鹿野町へ今度は町営バスに乗り換え両神山登山口の宿「両神山荘」にチェックイン(16:38)して前泊しました。
【8/23】
山荘を朝(5:55)出発して山荘脇から段々畑の斜面を巻いて西に進むと直ぐ鳥居(6:00)がありました、ここから先が両神(イザナギ、イザナミ)神社の表山道で登山道の取り付き口です、薄川の左岸に沿って山腹を巻きながら次第に高度を上げて行くと百十メートル毎に丁石の石碑が建っていました。
一旦沢に下り沢を徒渉して再び山腹を巻きながらゆっくり登って行くと分岐になり七滝沢コースを右に分けて表山道コースを進みました、直ぐ七滝沢に架かる小さな橋を渡って緩やかに登って行くと再び薄川沿いの登りになり沢を右に左にと数回徒渉して進み次第に沢筋を離れ本格的な登りになると間もなく不動明王像の建つ八海山(7:58)に着きました。
杉の大木が聳える急坂を登ると間もなく「弘法の井戸」(8:41)に着きました、小休止してチョロチョロと流れ出る冷たい湧水でのどを潤してから更に急坂を一登りすると立派な二階建てのログハウス「両神清滝小屋」(9:00)に到着しました、ここでトイレ休憩した後出発(9:10)して小屋の裏から九十九折の急坂を登りました。
緩やかな稜線に出たと思ったら再び急坂になりそろそろ休もうかと思っているといきなり大きな岩が前に立ちはだかリました、最初の試練きつい鎖場を登って更に進むと間もなく狼の狛犬が両脇に鎮座する両神神社(10:45)に到着しました、直ぐ隣にも狼の狛犬に守られた「御嶽神社」があり両方にお参りして先に進みました。
神社を過ぎて緩やかな尾根をのんびり歩いていると先ほど私達を追い越して行った中年男性が頂上から下りて来て「もうすぐです…頑張ってください」と励ましてくれました、暫くすると励ましてくれた意味が分かりました、頂上直下最後の胸突き八丁で大小の岩場が現れ試練の鎖場越えです、鎖やロープを捉ってやっとのこと乗越ました。
きつい岩場を登り詰めると頂上の剣ヶ峰(11:28)に辿り着きました、天気が良ければ360度の展望が望めるはずですがあいにくガスに覆われ展望はゼロでしたが二等三角点「両神山」(1,723m)の標石にタッチ出来たので満足して頂上を後にしました。
剣ヶ峰の直下に休憩用ベンチがあったのでそこで昼食休憩(11:40)して宿で作って貰った「むすび」や「ゆぜ卵」等を食べた後復路(12:00)に就きました、岩場の下りは登りよりも危険なので慎重にゆっくり下りました。
岩場を抜けて可なり下ったあたりからぽつぽつ雨も降リ出し遠くで雷鳴も聞こえてきましたので少しピッチを上げて歩きましたが妻も頑張ってついて来て呉れました、下山口近くになると雨足も強くなり雷も近くで轟きましたが何とか無事「両神山荘」にゴール(15:15)しました。
帰りのバス迄1時間以上時間が有るので山荘でお茶をご馳走になりアイドル犬と戯れて時間を過ごした後今晩の宿「国民宿舎 両神荘」に向かい(17:30)チェックインしました、所要時間9時間20分、歩行時間8時間10分、水平距離≒12km、標高差≒1,100m、≒22,000歩、標準コースタイムの≒1.25倍の時間で歩きました。
この天気では登るのは私達だけかと思っていたら登りで3人の中年男性単独行者に追い抜かれ下りで初老の2人パーティ―と小屋泊まリの中年男女5人パーティ―が登って来たのに会いましたが初老の2人パーティーはおそらく雷雨に遭遇し明るい内に下山できるか心配でした。
両神山荘のご夫婦は私と同年輩位で話も合い大変親切にして頂きました、帰りバスを待つ間もお茶でもてなしてくれる等大サービスして頂きました 、又飼い犬の「ポチ」(母犬17才)と「ポン」(娘犬4才)も人懐っこく登山者のアイドルです。
母犬の「ポチ」は今は年のせいか何時も土間でごろんと寝てばかりいますがかってはTVにも出た有名な「ガイド犬」で登山者の先を歩いて頂上まで案内していたそうです、今回は天気に恵まれませんでしたが楽しく山荘で過ごせて頂き満足できる山旅でした。
HP URL outdoor (hacca
宿「両神山荘」にて アイドル犬母ポチ(左)と娘ポン 「弘法の井戸」の湧水(左)
両神清滝小屋 枯れ木を登るヒキガエル 両神神社の狼狛犬と鳥居
最後の 岩場を登る Ⅱ△「両神山」(1,723m) 両神山頂上にて
歩いたルート(1/25,000)の縮小図