西吾妻山登山の当初予定は今月10日からでしたが急遽北海道稚内行きとなったので延期したのですが台風16号の接近で一旦は中止したりまた行くことにしたりと再三右往左往した挙句26日から28日にかけ温泉の旅を兼て行くことにしたのです。
西吾妻山(2,035m)の丁度中腹にある新高湯温泉「吾妻屋旅館」(1,126m)に前泊して翌日朝宿の車で一旦天元台ロープウエー駅(925m)迄下りそこからロープウエーとリフトを3回乗り継いで登山口に取り付きました、天気は良く土曜日とあってロープウエーの始発は8時20分ですが既に8時前から臨時便が数本出ていたそうです、そのくらい大勢の登山客で賑っていました。
まだ紅葉には早いと期待していませんでしたが8合目あたりから上は次第に紅葉がみられるようになりました、特にいろは沼のクサモミジは見事でしたし頂上あたりも8~9分通り紅葉になっていました、然し残念乍ら頂上からの見晴らしは全く有りませんでしたがその分直下の梵天岩は素晴らしい眺めでした。
殆どの人達は下山コースもリフトやロープウエーを使って往路を下るようですが私達は「若女平コース」を下りました、前泊宿の主人は「若女平コースは歩き難く時間のかかるコースだから止めた方がいいのではないですか…」とあまり賛成しませんでしたがゆっくり慎重に歩けば何とかなると思いこのコースを下りました。
宿の主人の言う通り急坂が延々と続き然も沢の様に深く掘れた所に大きな岩が累々と重なるゴーロ道が長く続き膝にかなり堪えました、歩く人は少ないようで私達を追い越して行った登山者は中年以下の若い人達9人だけでした、最後白布温泉街入口の広い林道に降り立ったときは「膝が笑って」いました。
【ポイントタイム】
北展望台登山口(9:15)…NO1分岐現在地確認(9:50)(9:55)…いろは沼(10:00)…梵天岩(10:50)(1055)…吾妻神社(11:00)(11:04)…西吾妻山頂上(11:28)(11:37)…若女平コース分岐(11:57)…昼食休憩(12:00)(12:20)…「若女平登山口」(15:55)…白布温泉街入口(16:05)…宿・中屋別館不動閣ゴール(16:25)、所要時間7時間10分、歩行時間6時間15分、水平距離約12km、歩行数約22,000歩。
【追記】
厳しい急坂が終わり沢に降り立とうとした直前後ろから下って来た中年男性が追い越し際に「今日御嶽山が噴火したのを知っていますか…」と言ったのです、びっくりして聞き返すと「犠牲者も出たようですよ…」と言って立ち去りました、御嶽山には6年前('8年7月)妻と二人で登った山です、その時も今日の様な素晴らしい天気で剣ヶ峰から360°の見晴らしに感激して娘に電話した程でした、山の頂上から家族に電話したのは後にも先にもこの時だけです、登山者の無事を祈るだけです…
HP URL outdoor (hacca.
新高湯温泉・吾妻屋旅館 オヤマリンドウの蕾 いろは沼のクサモミジ
歩いた軌跡(1/25,000)の宿小図