ガイドブックに「野鳥の森」と有るのでピクニック程度のコースと思っていたら何と中間区域には「藪漕ぎ」部分が有って「人跡未踏に近い秘稜」と出ているので俄かに歩きたくなリ早速出かけました、自宅から登山口迄往復≒130km、車で往復3時間余りとアプローチの長い遠征でした。
大きく立派な安房神社の大鳥居の前に駐車してまずは神社にお参りしました、丁度7・5・3の時期とあって若い宮司さん達が境内の掃除をしていました、そのあと近くに有る「野鳥館」に立ち寄りパンフレットをもらってから登山口(9:15)に取り付きました。
10分程急階段を昇ると「富士見展望台」に着きました、そのあと「国見」「平砂」等の展望台を経て「ピーヒョロ見晴台」で景色を眺めてから西沢迄長い階段を下リましたが途中「管理事務所」の道標があったのでコースを間違えたのかと思って引き返し行きつ戻りつして10分程タイムロスしましたがそのあとでも藪漕ぎの中で一度行きつ戻りつしたので20分以上タイムロスするチョンボをしました。
西沢の源頭からの登り返しが大変でした、急階段が延々と続き大汗かいてやっと頂上に辿り着いたところが東屋の有る「天神山」(147m)です、西からの強風が吹き震えるほどの寒さの中東屋周辺の土止め工事を地元の方3人が行っていたので「ご苦労様です」と声を掛け東屋で小休止しました。
ガイドブックには「この(天神山頂上)先探検コースとなる」とか「藪尾根に続く迷い易い広尾根等山慣れた人コース」等と出ているので少し緊張して身支度しましたがなんと一番難しい「藪漕ぎルート」部分の出ている地形図を忘れてきたのです。
「今日はここから引き返し叉の機会にするか…」等と迷いましたが、「マーキングテープが有るだろう…」と思い直し出発しました、「案ずるより産むがやすし」で予想道リ難しい所にはいろいろな色のテープが有り一度ドジったところがありましたが概ねスムーズに進むことが出来ました。
途中5分程歩いて東展望台に行ってみましたが周りに大きな木が生い茂り全然展望は有りませんでした、往路を戻り更に西に向かって進むとトンネルが現れそれを潜リ抜けるとパッと明るくなり目の前に太平洋の大海原が広がりました。
ここは断崖の上に有る小広いハングライダーの発進基地だそうです、丁度お昼時なので弁当を食べると休憩なしで直ぐ出発しました、ここから右に上がリ直ぐ上にある「送信局」に行ってみました、大きな送信鉄塔が何本も立っていて周りにはヘンスが張り巡らして有りました。
ここにはⅡ△「布良」(めら)(138.7m)があるので「うまくしたらヘンスの直ぐ傍に有るかも知れない」と思い繁茂している草や藪をかき分けヘンスの外周を数十メートル程廻ってみましたが見つかりません、諦めて引き返えし来た道を下って里に向かいました。
難しい藪漕ぎルートも終わりここからは終点まで舗装道路を歩くのでのんびりした気分で下り途中「能忍寺展望台」に寄って景色を眺めたらなんと富士山が良く見たのです、昨夜からずーと強風が吹いていたので空気が澄んで良く見たのでしょう、得をした気分で先に進みました。
山を下り立ち強い西風の吹く海沿いの道を歩き始めて間もなく最後に標高、数十メートルの「男神山」に登ろうと思いつき取り付き口を暫く探し廻りましたが分からず結局諦めて真っ直ぐ帰ることにして集落の中を一人とぼとぼと歩いて行きました。
集落の中を歩いているとウォーキング中と言う中年男性の人から「何処へ行ったの…」と話掛けられおしゃべりしながら歩いて行くといつの間にか安房神社前の駐車場にゴール(13:15)しました。
《ポイントタイム》
安房神社前スタート(9:00)…登山道取り付き(9:15)…富士見展望台(9:25)…国見展望台(9:31)…平砂展望台(9:40)…ピーヒョロ見晴台(9:47)…東屋(9:52)…天神山頂上(10:51)(11:00)…東展望台(11:43)…ハングライダー発進基地(11:59)昼食休憩(12:15)…大山頂上「送信局」(12:20)三角点を探す(12:37)…能忍寺展望台(12:45)…布良神社(13:15)…安房神社前ゴール(13:40)、所要時間4時間40分、歩行時間3時間50分、≒11km、≒16,000歩でした。
HP URL outdoor (hacca
「ホコリタケ」雨粒が当たると穴から 天神山々頂の東屋で補修工事する
胞子がホコリの様に噴き出す仕組み、 人達「ご苦労様です」
図鑑には「食用」とあります。
「森の主」タブの木でしょうか? マンリョウの赤い
能忍寺の展望台からの富士山 大山々頂の「送信局」の鉄塔
歩いた軌跡(1/25,000)の縮小図