英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

「こども未来戦略」の素案……未来と現在(支持率)が混在

2023-12-12 16:27:34 | 時事
昨夜、「こども未来戦略」の素案が示された。 ……ええっ!という内容で、暗澹たる気持ちになった
①児童手当について所得制限を撤廃するとともに、今は中学生までとなっている支給対象を18歳まで広げる
②3人以上の子どもを扶養する世帯に対しては、第3子以降は月額3万円に増やし、第1子が22歳に達する年度まで増額措置を継続するほか、大学授業料の無償化も行う
③ひとり親世帯を対象にした児童扶養手当の支給要件も緩和し、満額を受け取れる年収の上限を160万円未満から190万円未満に引き上げる
④両親がともに14日以上、育児休業を取得した場合の育児休業給付の給付率を引き上げ、28日間を上限に、手取り収入が実質的に10割にする
 など
 一連の対策の予算は、今後3年かけて新たに3兆6000億円程度を確保する
 財源については、当面は国債を発行して賄い、社会保障費の歳出改革や、国民や企業から広く集める「支援金制度」の創設などを通じ2028年度までには安定的な財源を確保



 確かに、子ども(子どものいる家庭)には優しい……
 以前、全世代、社会全体で子どもの未来を云々……と言っていたが、熟年や高齢世代にも優しくしてほしい。
 「支援金制度」とか謳っているが、(税金による)予算を拡充したり、“税金”の名がつかない「○○料(費)」が徴収されるのだろう。

 世代間での不公平も大きいが、第②項については、“扶養するこども”が3人か2人で大きな不公平が生じている。


 国公立大学の場合、1人当たり4年間で平均214万円、私立大学の場合、1人当たり平均およそ372万円の学費がかかるという。無償化されると、子どもが3人とも国立大学に通った場合は640万円余り、私立大学では1100万円以上が浮く計算だ。
 実際は、“扶養するこども3人”ということなので、長子が成人し扶養から離れると、要件を満たさなくなると考えられるので、上記の満額とは限らないが、それにしても、差があり過ぎ。
 それに、子ども3人いるが、皆、成人している私にとっては、全く嬉しくない話である(学費は大きかったなあ…)

 そんな不公平感も大きいが、この件で一番感じたのは……
“少子化対策”としての政策としては、大きくズレたものとなっていること。
 実際に恩恵を受けるのは、《扶養するこどもが3人以上いる家族で大学生世代の子どもがいる家庭》。ということは、即効的な少子化対策にはなっていない。《今後、子どもをもうける》という気持ちにはあまりつながらない。
 もちろん、家計が苦しい家庭の子どもにとっては、チャンスが大いに広がるという意義は大きい。


 この戦略会議の構成員(4月時点)は19人。経団連や連合のトップ、著名な経営者や学者、元アナウンサーらが居並ぶ。20代は2人。
 この構成メンバーや8回の会議数が適正かどうかは分からないが、そこで作成された素案が、年内に閣議で決議され、事が進められていく……
 防衛費増額の時もそうだったが、有識者会議で検証したり素案がまとめられ、それが、閣議で決定しただけで、莫大な予算が動く。これで、良いのだろうか?
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谷川弥一衆院議員……衆議院議員に7回も当選しているなんて、呆れてしまう 【キックバック無記載問題】

2023-12-11 17:03:44 | 時事
田舎の町議会議員より、ひどい!……昨日、ニュースの映像を観ていて、思った。
 “田舎”、“町議会議員”に失礼だとは思うが、時折、ワイドショーなどで取り上げられる“酷い町議会議員”を思わせるような態度だった。(町議会議員が。すべてがこういう人物だとは思っていません。一部だと思っています)
 
『Yahoo!ニュース』記事より引用】
報道陣の前に姿を見せた谷川弥一衆院議員。
Q.4000万円超のキックバックがあったという報道があったが事実関係は?
(安倍派 谷川弥一衆院議員)「読み上げますよ。清和政策研究会のパーティー券の問題について、刑事告発を受けている案件でもあり、事実関係を慎重に調査・確認をして、適切に対応してまいりたい。」
Q.キックバックがあった?
「今、コメントしただけです。僕が今言えることは。」
Q.(パーティー券の販売の)ノルマはどれくらいだった?
「だから今言った通りって言っているでしょ。今言った通り」
Q.これからの議員活動については?
「だから、今言った通りって言っているじゃない。なんで同じこと、何回も言うの。」
谷川議員は安倍派で当選7回。これまでで最大規模の4000万円を超えるキックバックを受け、収支報告書に記載しなかった疑惑が報じられています。
Q.会派の中でそのようなことがあった?
「まあいいから、その通りって。何を言っても。頭悪いね。言っているじゃないの。質問しても、これ以上、きょう言いませんと言っているじゃない。わからない?」
【引用終わり】

 秘書か誰かが作ったと思われる文章を“ガン見”して、たどたどしく読み上げただけで、記者が重ねて追及する質問に対しては、不快感をあらわにして“、「今言った通り」と繰り返すだけ。その挙句、「頭悪いね」と。
 こんな人物が7回も衆議院に当選している……長崎県民の皆さん、どう思います?

 かく言う福井県民も、高木毅氏を8回も当選させている。(言い訳させてもらうと、高木氏は福井2区。2区は嶺南(敦賀や小浜などの若狭地方) + 嶺北の南部(越前市、鯖江市、南条郡など)で、嶺南票が多い)

 とにかく、キックバック無記載関連のネタが多すぎる。
 本当は、議員の言い回し「危機感を持って」「適切な時期に適正な対応」「説明責任」などについて突っ込みたかったが、それは次回。


(当ブログの関連記事)
「現事務総長 高木毅国会対策委員長の"慎重”なコメント」(12月10日記事)
「自らの議員としての価値を否定……松野官房長官」(12月8日記事)
「ベクトルが違う! 政治資金パーティ券問題」(12月6日記事)
「政治資金パーティ問題……これだから自民党は信用できない」(12月3日記事)
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現事務総長 高木毅国会対策委員長の"慎重”なコメント【補足あり】

2023-12-10 10:20:00 | 時事
(パーティ券キックバックの政治資金報告書に無記載に対する拙ブログのリンク一覧を載せる目的もある本記事です)
「自らの議員としての価値を否定……松野官房長官」(12月8日記事)
「ベクトルが違う! 政治資金パーティ券問題」(12月6日記事)
「政治資金パーティ問題……これだから自民党は信用できない」(12月3日記事)

現事務総長 高木毅 国会対策委員長の"慎重”なコメント
「慎重に事実関係を確認し、適切に対応したい。(派閥の会計について)関わっていないので、なんとも言いようがない」(12月4日)
"慎重に事実関係を確認”……どういう事に使ったか等の金の流れを確認
“適切に対応”…キックバック無記載分の説明に矛盾が生じないように適正だと思われるように対応


 そもそも、“慎重に”という表現が使われている点で、怪しい。
 派閥の会計について関わっていないのなら、“徹底的に調査する”と言うべきだ。


【補足】
(「補足」と言うほどのことではありませんが)
事務総長なのに、「(派閥の会計について)関わっていない」とは?
それに、「関わっていない」のに、1千万円のキックバックがあったとは……これ如何に?
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『うちの弁護士は手がかかる』 第9話他

2023-12-09 17:41:19 | ドラマ・映画
 突然ですが、『うちの弁護士は手がかかる』 のレビューです。
 第4話からの視聴で、人物の設定や背景などは《何となく把握》程度。
 元敏腕芸能マネージャー・蔵前勉(ムロツヨシ)と天才新人弁護士・天野杏(平手友梨奈)が、かみ合わないやり取りを繰り返すうちに徐々に歯車があっていく様が面白い。
 ただし、いろいろと腑に落ちない展開や結末などがドンドン溜まり、それが破裂して、この記事に至ったという次第……


【蔵前勉】……
人気女優・笠原梨乃を30年間サポートしてきた超敏腕マネージャー。完璧なマネジメント力で“笠原梨乃”を日本トップ女優として確固たる地位を築いたが、「あなたの仕事は誰がやっても変わらない」と梨乃に切り捨てられた
【天野杏】……
最年少で司法試験に合格した超エリートの新人弁護士。だが、人とのコミュニケーションが苦手な上にやる気が空回りしてしまい、弁護士として全く成果を出せずにいた

 今話は、笠原梨乃のマネージャに復帰した蔵前が、脱税容疑で逮捕される。
 蔵前は形だけの『笠原事務所』の社長だったが、書類上は蔵前が脱税したように細工がされており、蔵前の印鑑を使用できた梨乃に嵌められたのだ。

 《一生を捧げていた梨乃に裏切られ自暴自棄で裁判中も嫌疑を認める態度を取ってしまい、裁判が不利に……。香澄法律事務所のメンバーに励まされ支えられて、蔵前も立ち直り云々→無実を証明》という流れ
 でも、苦境を打開とか無実を証明とかの手立てなどが、どうも腑に落ちない
・「梨乃がここまでになったのは、自分(蔵前)がこれまで色々尽力したからこそだ」(←意訳)という挑発に、梨乃が「私の力でとってきた仕事。蔵前が知らない仕事なんてたくさんある!」と乗ってしまう。脱税の案件は蔵前が逐一書いてきたスケジュール帳には書かれていなかった→《脱税に蔵前の関与はなく、梨乃の仕業だった》……
 ……という顛末だったが蔵前が人生をささげた割には、知らない仕事(出演)が多すぎるのでは?
 それに、蔵前が関与しない仕事で脱税を細工するのは杜撰。

・面会に訪れた梨乃は手のひらに書かれた「黙っててね」というメッセージを見せる……
 これは逆効果。梨乃はあくまで《蔵前を心配している》と蔵前に思わせた方が良い
・(ちょっと流して観ていたので、よく分からなかったけれど…)
 最初の裁判シーンでは、検察が蔵前の脱税を追及していたはず(蔵前が“被告”)
 ところが、後半では蔵前が“原告”で、梨乃が”被告”で、蔵前が梨乃に嵌められたことを証明しようとしていたような…
・脱税云々に関与した税理士を確保したが、それだけだった

【ドラマとしての疑問点】
・前話(第8話)最後に、杏の姉・さくらから「弁護士資格がない」と告げられた香澄今日子(戸田恵子)。で、杏に仕事を回さないように苦心していた。
 でも、まず、姉の言葉の真偽を、杏に問いただすのでは?詳しい事情をさくらから聞いたのかもしれないし、杏と今日子の話し合いもあったのかもしれないが、視聴者を置き去りにして、結局、蔵前の弁護を杏が行うというのは、モヤモヤが大きすぎる
・「私は、あなたがいなくても大丈夫ですから」と杏に言われ、《杏には自分が必要ではない。クビ…》とショックを受けていたが、普通、マネージャー復帰の話がある自分に、《自分(杏)は大丈夫だから、パラリーガルに囚われないで、決断して》という意味だとは考えられないのだろうか?裁判中に自暴自棄になってしまったことと合わせて、今話の蔵前はヘナチョコすぎる
・大神楓(菅野莉央)…毎度、出来る弁護士風に登場するが、毎回、敗れてしまう……他に弁護士はいないのだろうか?

【これまでの話での疑問点】
【第8話】…「財産相続者の次女・ゆう子は父の生前、口座から私的にお金を引き落としていたが、それが生前贈与とみなされて、新たな遺産を請求できない」。この件について、もう少し解説してほしかった。
【第9話】…過去の事件を基にしたドラマだと思われ、実際に無実なのに容疑者扱いされた女性が世間の衆目を集め、そのせいで、娘が虐めに遭うという事態に。杏はドラマが当時のルポを基に展開しており、「著作権侵害」を謳いドラマ放送を休止(中止)させた。
  その手法は良いとしても、被害者がドラマ放送中止だけを求めるのには違和感。実際に虐めに遭っているのだから、そこを白黒はっきりさせないとダメなのでは?

 
【ストーリー】番組サイトより
「私は、あなたがいなくても大丈夫ですから」。天野杏(平手友梨奈)からそう告げられた蔵前勉(ムロツヨシ)は、『香澄法律事務所』を去ることに。
香澄法律事務所では、所長の香澄今日子(戸田恵子)が山崎慶太(松尾諭)と辻井玲子(村川絵梨)に案件を振り分けていた。だが、杏には仕事を振らない今日子。杏の姉・さくら(江口のりこ)から、杏には弁護士の資格がない、と教えられたからだった。

そんなある日、蔵前の前に、水島和也(矢柴俊博)ら数人の男女が姿を現す。水島は、東京地検特捜部だと身分を明かすと、女優・笠原梨乃(吉瀬美智子)が所属する『笠原事務所』の脱税の件で過去7年間の経理に関する話を聞きたいと告げる。蔵前は、その場で逮捕され……。蔵前が逮捕されたことはすぐさま香澄法律事務所にも伝わった。蔵前の弁護を引き受けることにした今日子たちは、一丸となって対策を練る。だが杏だけは、「もう私のパラリーガルではないので」とそっけない。

蔵前の潔白を信じる事務所メンバーたちは、今回の一件は何者かが仕組んだのではないかと推測し、脱税事件の鍵を握る男・田辺良平(岩崎う大)に接触するが……。

脚本:中園勇也
演出:相沢秀幸
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自らの議員としての価値を否定……松野官房長官

2023-12-08 19:59:11 | 時事
 自民党安倍派がパーティー券のノルマを超えた販売利益を議員側にキックバック(還流)したとされる問題に関して、松野氏は「政府の立場として答えは差し控える」と繰り返し、回答を拒んできた。
 まあ確かに、官房長官としての会見の場なので、自民党の議員としての質問に答えるのは少しずれている気もする(それでも、質問は答える義務が生じるような内容だとは思う)。
 とにかく、《じゃあ、然るべき場できちんと回答しろよ》と思っていた。

 国会はその“然るべき場”であろう。
立憲民主党・枝野議員
「あなたが売ったパーティ券のことを、あなたがちゃんと派閥に報告したんですか?
 あなた自身が答えられることだし、あなた自身じゃないと答えられないことだ。お答えください」

「派閥の政治資金の取扱いについては刑事告発がなされ、それに関連して捜査が行われているものと承知をしており、私の政治団体についても精査して、適切に対応して参りたいと考えております」(←”答えられない”と)

立憲民主党・蓮舫議員
「内閣の要が政治と金の疑惑について直撃(追及)されているのに、当人(官房長官)は何も答えない。
 (総理、)更迭してくださいよ」

「捜査に影響が出る恐れがあるということで、発言を控えるというのは、あるべき発言として、決して不都合ではない」(岸田総理)

「捜査に影響が生じるので発言は控える」という理屈で、これまでも多くの疑惑について、追及を逃れられてきていた国会。
 しかし、今回、追及されているのは、官僚ではなく国会議員。
 
………国会は、全国民を代表する選挙された議員により組織されるので、国民の代表機関であると言える。こうした国会について、憲法では「国会は国権の最高機関であって、国の唯一の立法機関である」と定めている
 “国権の最高機関の国会”で、その構成員の国会議員、しかも官房長官と言う要職の議員が答弁を逃れようとしている。
 さらに、総理大臣が「捜査に影響が出る恐れがあるということで、発言を控えるの自然である」と擁護する……


 ……「捜査>国会」ということなのだろうか?
 そもそも、適正な処理してきたのなら、捜査においても国会においても答える内容は同じであるはず。
 “捜査に影響が出る”のではなく、“政府(内閣)に影響が出る”、“自民党に影響が出る”、“松野氏自身の立場に影響が出る”のだろう。

 国会議員がこのように答弁・回答を逃れてしまったら、今後(今までもそうだったが)、国会での証人喚問など全く効力を持たなくなってしまう(今までもそうだったが)。

 松野氏は、これまでの選挙で、何回も多数の票(信任)を得てきたはず。何百万票の支持に背いていいのだろうか?自らの議員としての価値を否定していいのだろうか?
 国会議員としての矜持を見せてほしい
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一定程度の民間人の犠牲はやむをえない……恐ろしい見解だ

2023-12-07 15:59:37 | 時事
「一定程度の民間人の犠牲はやむをえない」
                …………恐ろしい見解だ。
   《ガザ地区の住民・パレスチナ人は人間とは思われていない》ようだ。


 イスラエルの報道官の言葉であるが、ネタニヤフ首相、イスラエル政府、イスラエル軍の考えと言える。
 イスラエル国民はどう考えているのかと言うと、ネタニヤフ首相への支持は低下している。しかし、この支持低下の理由は《10月7日のハマスの襲撃を許したこと》に対してで、国民の8割が「ネタニヤフ氏は責任を認めるべきだ」と考えているとのこと。
 ハマス壊滅を目標に掲げたガザでの地上作戦については、65%が支持している……《イスラエル人は恐ろしい》と言わざるを得ない。
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ベクトルが違う! 政治資金パーティ券問題

2023-12-06 21:49:43 | 時事
先日の記事の続きと言うか、何と言うか…。本当は、もっと別のことを書きたい!)

松野官房長官(“自身の関係者が聴取を受けているのか”問われたのに対して)
「捜査機関の活動内容に関わる事柄であり、政府として答えることは差し控えたい」
 捜査機関への答える内容と、国民への説明とでは内容が違うのだろうか?

岸田総理
「国民の政治に対する信頼が揺らいでいる」……
 ……党として必要な対策を執るまでは、各派閥の政治資金パーティを当面、自粛するよう指示
 年末年始の忘年会や新年会など派閥の大規模な会合も控えるように求めた


「党としても強い危機感を持たなければならない。
 党全体として一致結束して、対応しなければならない大変重要な課題である」


 “必要な対策をとるまで”とは……《“口裏合わせ”や“国会や取材に対するマニュアル”が確立されるまで》ということなのだろうか?

茂木幹事長
「(パーティなどの)自粛が根本的な解決だとは思っていない。
 二度とこういった問題が起こらない対応策がとられるまでは、自粛をするということだ」
「現行法(政治資金規正法)が問題があるのか、現行法があっても守られていないことに問題があるのか?…それによっても対応策は変わってくる。
 透明性を高めることが極めて重要だ」


 自民党の考え方・方針が如実に表れた言葉である。
 ”二度とこういった問題が起こらない対応策”と言っているが、まず、団体名無記載、さらに、キックバック(着服)したということが国民への背信行為や脱税・犯罪であり、そのことを調査し処罰し、その報告を国民にしなければならない。
 自民党や政府はいつもこうだ。旧統一教会との癒着問題も、「今後、関係を持たなければいい」と、過去の関係についてはシラを切っていた。

 国民は大いに怒り、追及しなければならない。
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政治資金パーティ問題……これだから自民党は信用できない

2023-12-03 09:42:50 | 時事
 政治資金パーティを巡る問題の情報についてはNHKニュースサイトなどが報じている。

 概要を引用すると
「自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、最大派閥の安倍派「清和政策研究会」に所属する複数の議員が、1000万円を超えるキックバックを受けていた疑いがあることが関係者への取材で新たにわかりました。

議員側の政治団体はキックバックされた資金を収入として記載していない疑いがあり、東京地検特捜部は資金の流れなどについて調べを進めているものとみられます」


 詳細は上記記事や各報道に任せるとして、いつもながら感じることを少々……
岸田首相
「各政策グループの活動について、国民に疑念を持たれていることは大変遺憾だ。状況を把握しながら党としても対応を考えていく

……「国民に疑念を持たれていることは大変遺憾」と言うが、《政治資金に関して不正を行っている》、一歩譲って、《その可能性があること》を“国民に疑念を持たれていること”にすり替え、認めようとしない姿勢。
 さらに、「対応を考える」のではなく「真相を明らかにする」でないとダメである。


政府・与党内の意見
「岸田内閣の支持率低迷が続く中、対処を誤れば政権への更なる打撃になる」と政権運営への運営を懸念する声が高まっている
「このまま事態をを放置できない」として、対応策の検討を急ぐ
……閣僚の不祥事・不正に対する鋼鉄の場合もそうだったが、政権運営への影響や内閣(自民党)支持率が最優先である

自民 石破幹事長 橋下 元大阪市長が司会を務めるABEMAの番組にて
「政治資金集めのふりをして個人の懐にお金が入っていたとしたらまずい。立件される前に自浄作用として、それぞれの派閥の責任者が説明するべきだ」
……石破議員を持ち上げるつもりはないが、氏の意見の内容を総理や党幹部が述べるべきである。

そもそも
政治資金パーティ自体が問題
《政治資金収支報告書には20万円を超えるの購入者(社)名を記載しなければならないが、不記載が多発している》理由
 支援する団体に多くの議員から同じパーティ券の購入を別々に依頼される。その多くが20万円以下だが、派閥全体としては20万円を超えてしまい、購入団体名不記載が生じるという
 でも、党(派閥)にきちんと報告する気があれば、その辺りのことは分かるはずである。

 そういう党の方針大いに疑惑を感じるのだが、それよりも、この件について取材を受けた業界団体の関係者の言葉に問題を感じた。
「業界としてみれば、何かあったときにお願いごとをすることがあるだろう。もしもの時の為に、“保険をかけておく”というか…」

 つまり、《多額のパーティ券購入しておけば、何かあった時に忖度してくれる》(かもしれない)と言っているのだ。

 その上!
 議員ごとにノルマがあり、そのリストもあり、キックバック分もリストに載せている。 
 党ぐるみで私腹を肥やしているのである。
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昨日(2023年12月1日)は寒かった ~~真冬の寒さとは?~~

2023-12-02 09:34:15 | 気象
昨日(2023年12月1日)は寒かった。
最高気温は5.7℃(09:17に記録)で、日中(9時~17時)も4℃~5℃台だった。


 簡単に言うと「真冬並みの寒さ」だった。
 では、「真冬並み」というのはいつ頃を指すのか?
 気象学的にはよく分からないが、私の感覚では「1月10日頃から2月10日ぐらいまで」で、もっと狭義で言うと「大寒の時期:1月20日~2月3日頃」(年によって1日変動があったような)。
 で、その大寒の時期の平年の最高気温は6.2~6.5℃なので、昨日は大寒の頃より寒かったということになる

 ただし、「平年」(平均した数値)というのが曲者で、大寒の期間でも日によって寒暖の差があり、最高気温が10℃を超える日もあり、1℃ぐらいまでしか上がらない日もある。
 大雪の時は、最高気温は1℃台なので、真冬の寒さというとそんな大雪の時の寒さを思い浮かべるのが普通なのではないだろうか?
 だから、「真冬並みの寒さ」とか「大寒の頃の寒さ」と言うと、「大雪の時の無茶苦茶寒い寒さ」を想像してしまうかもしれない。

 ダラダラと書いてしまったが、今回の記事はで何が言いたかったかと言うと……
・昨日は寒かった
・気象庁は「○月△旬の頃の寒さ」という表現を多用するが、感覚的には的確ではないことがある
ということ。

 この件に付随して、もう一言。
 11月29日頃の気象情報やニュースで「12月上旬の頃の寒さです」と言うことがあるが、「11月29日なんて、ほぼ12月上旬ではないのか?」と突っ込みたくなるのである。
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失礼しました。面白かったです!  ⇐「いつまで待てばいいのか……その2」の結末

2023-12-01 17:43:51 | ドラマ・映画
先日、「いつまで待てばいいのか……その2」で、《『パリピ孔明』を観るのをやめようか》などと書いたが、失礼しました。最終話は非常に面白かったです!

 観るのをやめようかと思った根源は、《ラスボス・前園ケイジ(関口メンディー)が魅力ゼロ。小さくて最低の男。登場すると不愉快になる》という点。
 しかし、《敵が強ければ強いほど、憎らしいほど、盛り上がる》というが、まさにそれだった。


 前園が英子を妨害するための多くの策略を、孔明はそれを上回る計略で切り返す。
 存在価値をあまり感じなかったKABE太人くんが大暴れ。さらに、不承不承ながら前園の戦力(ゴーストライター)になっていた“イースト・サウス”をも説得し、助っ人として大型音楽フェスタ・“サマーソニア”に参戦!
 大逆襲、怒涛のフィナーレだった。(ついでに、前園のマネージャーも大逆襲)
 憧れの“歌姫”のマリア・ディーゼルともジョイントを果たし、最高の盛り上がりだった。


それぞれのパフォーマンスも良かった。
 前園(メンディー)のステージもナカナカだったし(いい曲だったなあ)、KABEのラップの反撃も鋭かった。
 英子のKABE、イースト・サウスとの共演の「Time Capsule」はノリが最高
 孔明のために歌った「Dreamer」も心を打った


 「Dreamer」歌唱の最中に、これまで孔明や英子と関わった者たちがどんどん集まってきたのも、定番ではあったが良かった。
 そして……孔明は劉備の元へ………帰らんのかい!(笑)


 多少の不満を言わせていただくと……
 「命が残っていれば、やり直せる」(意訳)と、孔明は前園に激励の言葉を掛けたこと。
 もちろん、「生きていることが一番で、かけがえのないこと」だというメッセージは賛成。
 だが、前園に言葉を掛けるとしたら……
 《小林を見返すこと》《人を蹴落としてのし上がること》が目的となってしまったのが一番の失敗。《いい音楽を作ること、奏でること》《音楽を楽しむこと》が素晴らしいことなんだと、説法してほしかった。

その他の感想
・これまでいろいろ暗躍し助けてくれていた“英子のファン1号”の眼鏡女子・服部が、バスの中で出番を待っていた英子に「出番です」「応援してます。頑張ってください」と初めて声をかけるシーン。感激シーンなのだが、会場までエスコートして、英子の歌を堪能してほしかった。
・やたら短パン(半ズボン)男子が多かった
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