英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

相棒 season22 第8話「センチメンタル・ジャーニー」

2023-12-14 17:35:02 | ドラマ・映画
【右京一口メモ】
「センチメンタル・ジャーニー」は、“失恋ひとり旅”だけではなく、人生を振り返りながらする旅全般を指すそうだ。


 角田夫妻が旅行の事で揉め、それが高じて離婚問題にまで発展し、旅云々の話の際に出た“ひとり旅”
 で、旅に出るのが角田課長かと思ったら、右京だった…


 事の起こりは、特命係のふたりが、若い女性が誘拐されるのを目撃。その場に居合わせた年配女性が“いわくありげ”に見え、右京が年配女性を追跡、北へ向かう高速バスの旅となったのであった。
 一方の亀山は、女性を拉致した車を追跡。アジトを突き止め、連続強盗事件に関与していることを突き止める。
 でも、追跡した車を発見したのは、尾行をマカれた後。《拉致された女性の行方はつかめない》というのは、冴えないなあ

 高速バスで相席を申し出、色々、身の上などを聞き出す。ただし、尾上絹というのは偽名。詐欺で使用していた名前であることを、課長が思い出す(←お手柄)。
 いろいろ情報を集め、《逮捕前に尾上絹が1億円をどこかに隠しており、それを、共犯の現・強盗グループが、絹の孫娘を融解し、1億円を要求した》と推察。

 実際は、拉致された孫娘は偽者で、強盗グループの仲間だった。
 《”名うて”の女詐欺師が、まんまと騙されてしまった》というのが、今話のミソだった。

 そのカラクリは面白かったが、孫娘が少し、いい娘過ぎて怪しい気がした(私はひねくれ者)
 右京と絹(中尾ミエ)の同行旅は味があったが、さすがに、右京の接近の仕方や、あれこれ探りを入れるのは疑わしいだろう。右京の"出で立ち”は、ジャーニー(気ままな旅)には不自然。
 それで、トイレ休憩の際に、デコトラ(デコレーショントラック)で撒かれてしまったが、その直前に、右京の素性や誘拐の真相を把握しているのをばらしたというのに、トイレ休憩で目を離してしまうのは、迂闊すぎ!
 あまりに迂闊なので、わざと逃がして、1億円の在りかを突き止めるのか(デコトラ運転手はグル)と思ったが、違った。

 ふたり旅は味があり、絹の身の上話は確かに可哀そうだが、それで詐欺をしてもいいとは言えず、右京の”激高”も"諭し”もなかったのはどうなのか?ストーリー的には薄かったように思う。(亀山が、偽孫娘を捕まえる際、説教したのは良かった)



【ストーリー】番組サイトより
右京が謎の老婦人と北へ逃避行!?
都内で起きた拉致事件との関係は?


 角田(山西惇)が、旅行の日程をめぐって妻とぶつかり、離婚騒動にまで発展しているらしい。右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は愚痴に付き合うが、当の角田は「一人旅にでも出ようか」などと言って、すっかり頑なになっていた。
 ところが数日後、“一人旅”に出たのは、なぜか右京だった。北に向かう高速バスに乗り込み、隣席の老婦人からそれとなく情報を引き出していく。やがて右京は、尾上絹(中尾ミエ)と名乗ったその老婦人について、犯歴の照会を角田に依頼。右京の単独捜査には、何やらのっぴきならない理由があるようだ。
 いっぽう、別行動の薫(寺脇康文)は、都内の工場街で不審車両を追跡していた。どうやら、犯罪者グループに拉致された女性を救出するべく、動いているようだが……!?

被害者を取り巻く人物全員が容疑者に
動機は金か、遺恨か、それとも…!?
栄光のステージに光と闇が交錯する!


ゲスト:中尾ミエ

脚本:瀧本智行
監督:権野元



第1話「無敵の人〜特命係VS公安…失踪に潜む罠」(初回拡大SP)
第2話「無敵の人~特命係VS公安…巨悪への反撃」(拡大SP)
第3話「スズメバチ」
第4話「天使の前髪」
第5話「冷血」
第6話「名探偵と眠り姫」
第7話「青春の光と影」
コメント (2)
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“がっかり”な総理会見と宮澤防衛副大臣の憤りの暴露

2023-12-14 09:37:54 | 時事
12月13日午後6時過ぎの総理会見
「国民から疑念を持たれるような事態を招いていることは極めて遺憾だ。国民の信頼なくして政治の安定はありえない。政治の信頼回復に向けて自民党の体質を一新すべく先頭に立って戦っていく」
「政治改革を求める国民の厳しい声に真摯に耳を傾けて、党所属の議員とひざ詰めの議論を集中的に進めていく」
「国政に遅滞を来すことがないよう全力を挙げなければならない。こういった考えのもと、あす速やかに人事を行うことが適切だと判断した」


 予想はしていたが、“がっかり”な会見だった。

“国民から疑念を持たれるような事態を招いていることは極めて遺憾”
……これまでの記事の繰り返しになるが、“疑念を持たれるような事態”ではなく、キックバックに関して不記載だったことは、“不正”である。
 “遺憾”という表現も、他人事のようだ。(実際、岸田派でも不記載があったと見られている)

“政治の信頼回復に向けて自民党の体質を一新すべく先頭に立って戦っていく”
……何と戦うのだろう?…世論?派閥議員?陰の権力者?
 そもそも、信頼回復を目指すのなら、キックバックに纏わる事実を明らかにすることが第一であろう。“一新”するのも大事だが、《一新することでこれまでの不正を有耶無耶にする》のではないだろうね。

“政治改革を求める国民の厳しい声に真摯に耳を傾けて”
……繰り返しになるが、国民は“政治改革”よりは、まず“不正の解明”を求めている。
“党所属の議員とひざ詰めの議論を集中的に進めていく”
……膝を詰めて、“口裏合わせ”を入念にするとしか思えない。
 政治の信頼回復をするには、国会の場で「捜査に影響」とか「然るべき時期(“ほとぼりが冷めてから”、“大事に至ららないと判断できた時)に説明する」とか「適正に対応する」とか、ごまかさないことが肝要である。

総理の会見と同じころ、宮澤防衛副大臣が13日夕方、記者団に対し、
 去年までの3年間にあわせて140万円を政治資金収支報告書に記載していなかったことを明らかにし、「おわびしたい」と陳謝した。
 さらに、「派閥の方から“政治資金収支報告書に記載しなくてもよい”という指示があった。『大丈夫かな』とは思ったが、長年やっているのなら適法なのかと推測せざるを得ず、指示に従った」と説明
 また、今回の問題が発覚して以降「派閥から『しゃべるな』という指示もあった」と述べた(具体的に誰からの指示だったかは、“申し上げられない”と)。
「キックバックの使途にはやましいことはない。多くの議員がそうであると信じている」(意訳)

……かなりの憤りを持って語っていた。やけくそ気味に感じた。

 総理の言う“戦う”の相手が、“「しゃべるな」と指示した安倍派の人物だと良いのだが。 

詳しい事件の経緯や解説は「1からわかる 自民党派閥 政治資金問題 安倍派でキックバック疑い 松野官房長官ら交代へ いったい何が?」『NHK 政治マガジン』

(当ブログの関連記事)
「政治家の常套句」(12月13日記事)
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「自らの議員としての価値を否定……松野官房長官」(12月8日記事)
「ベクトルが違う! 政治資金パーティ券問題」(12月6日記事)
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