英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

矢内理絵子女流四段が来月入籍

2013-09-05 15:27:00 | 将棋
昨日(9月4日)、軽くショックを受けたこと第一弾
 日本将棋連盟のホームページや新聞各社でも報じられていますが、矢内理絵子女流四段(33歳)が来月入籍の予定とのこと。
 めでたい事で、私が文句を言う筋合いは全くないのですが、ある男性が彼女の私生活を独占(共有)すると思うと、悔しい。テレビ画面の彼女の笑顔が、もう私に向けられることは、ないのですね(初めから、そんなことはない)。
 ここは涙をのんで、彼女の幸せを願うことにします。

 彼女のツイッターで
「結婚することになりました。朝からたくさんのお祝いコメントをいただき、とても幸せです。今日の感激は忘れません。女流棋士になって本当に良かったです」
「慣れないことなど様々な局面に遭遇することがあるかも知れませんが、皆様からのアドバイスをよく聞き、楽しく笑顔で過ごしていけたらと思っています」
と喜びを綴ったそうです。


 最近、矢内女流四段の成績が芳しくない。
 今年四月から、日本将棋連盟女流棋士会会長を務めていることが負担になっているのだろうか。その上、結婚となると……
 と、マイナス思考はやめて、結婚が将棋にもプラス……と言うより、将棋云々はともかく、幸せな結婚生活を送ってほしい。
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女子バレーボール ワールドグランプリ2013 その2「新チームの実力」

2013-09-04 17:41:13 | スポーツ
 決勝ラウンド6チーム中4位、と言うと聞こえは良いが、1勝4敗の同率4位(最下位)という見方もできる。

Ⅰ ロンドン五輪チームとの比較
 まず、五輪メンバー(木村、江畑、新鍋)以外の先発メンバーについて旧チームと比較してみる。

宮下遥(セッター)
 長年、全日本を支えてきた竹下に代わる新セッター。
 多少、トスに正確さを欠けることもあるが、リベロ顔負けのレシーブ力を発揮した竹下にほぼ匹敵するレシーブ力(特にこぼれ球への反応が良い)、サーブは竹下よりも良いかもしれない。
 そして、何よりブロックが良い。決勝リーグで決めたブロックは木村と同数の5、それに、スパイクにワンタッチして、後衛のレシーブにつなげることができるのも大きい。
 大竹との息が合ったDクイックなど、トス回しも及第点だった。
 レシーブなど全力プレー、全日本のセッターとしての重圧など、ゲーム後半にやや苦しくなり、トスが短めになっていた。
岩坂名奈(ミドルブロッカー)
 この選手が、五輪メンバーに入らなかったこと自体、大いに不満だった。今回、ブロック力もさらにアップし、井上香織の全盛時を彷彿させるポテンシャルの高さを発揮した。
大竹里歩(ミドルブロッカー)
 ウイングスパイカー並の俊敏さ。宮下との息の合ったDクイックの切れが良かった。バネがあり、動きも良いので、ダイレクトスパイクやオープントスも打ち切れる。
座安琴希(リベロ)
 五輪メンバーの佐野は強打への反応が秀逸だったが、座安も標準をかなり上回っており、こぼれ球への反応は佐野以上である。
 何より、バックコートからのオーバーハンドトスが正確、フロントコートでのアンダートスも上手い。そして、バックコートからフロントへジャンプしてオーバートスも器用に上げられるのも強みだ。

 チーム全体で考えると、五輪チームのラリー中の弱点
①竹下が好レシーブしてもトスを上げられず弱い攻撃しか出来ない
②ラリー中のオープン攻撃が弱い
③相手を乱しても、ダイレクトスパイクを決められなかった
 これらの弱点がなくなり、ラリーで得点を上げることが増え、さらに、サーブ力、ブロック力が上がったので、「得点を軽く上げる」ような印象が出てきた。

 従来のメンバーでは、江畑が素晴らしかった。乗った時の江畑は、非常に頼もしい。
 新鍋もサーブレシーブや急所でスパイクをしぶとく決めていた。
 木村は疲労していたのか、動きが悪かった。特に、決勝リーグの初戦~第3戦までは酷かった。第4戦、5戦が復調気味だったので、体調を崩していたのかもしれない。

 こう考えると、木村の調子が良かったら、優勝争いに絡め、2位も可能だった。
 となると、眞鍋監督の采配が不満が残る。

Ⅱ 疑問の采配
 バレーボール業界?の事情があり、全試合、全セット、全力を尽くさなければならないのかもしれないが、もう少し強弱をつけても良いのではないだろうか。
 木村の動きが良くないのなら、ベンチに下げ、次のセット、試合に備えるべきである。攻撃だけ考えると、ポテンシャルの高い長岡を使いたいところだが、木村がサーブレシーブの要という事情がある。なので、木村のバックアップ要員としては、打って守れる石田瑞穂が適任のように思う。
 木村をベンチに下げたくないのなら、木村の負担を軽くするレシーブフォーメーションを考えるべきである。

 個々の試合では、快勝したイタリア戦は見事だった。セット終盤であれだけ軽く点が入ると楽である。
 ブラジル戦は不思議な展開。第1セット、序盤から主導権を握り、イタリア戦と同じムードで進み、19-16と行けそうな雰囲気。
 しかし、ここで先発から外れていたエースのシェイラが投入され、21-25と逆転でセットを失う。
 第2セット、シェイラ先発するも、12-6と日本ペース。しかし、14-14と追いつかれ、15-16と逆転。ここから18-16と盛り返したものの、競ったのは21-21までで、22-25とこのセットも失う。第3セットも17-25と落とし、結局ストレート負け。ブラジルに遊ばれたような気がしないでもない。
 セルビア戦は、先発を江畑→石井優希、大竹→平井香菜子、座安→佐藤あり紗に交替。どうせなら、木村を休ませて欲しい。
 第1セット序盤は互角だったが、その後は日本の点の取り方が重苦しく、観ていて勝つ気がしなかった。22-25 17-25 19-25 と完敗。
 中国戦は惜しかった。
 第1セット、195㎝のシュ・テイにブロックの上から打ちまくられ、16-25で落としたところでは敗戦ムード。第2セットもその流れだったが、サーブでシュ・テイを狙うなど相手のペースを崩し、25-18と逆転するとムードは盛り上がった。
 第3セットも日本ペースだったが24-26落とす。これが痛かった。ここでこのセットを取りきれば、第4セットも取れたはず。
 それでも、第4セットを25-21と取り、最終セットも13-15も大接戦を演じたのは、大きな収穫。
 アメリカ戦は勝てた試合だった。
 第1セットをいい流れで取ったあとの第2セットが勝負だった。
 前日の中国戦のフルセットの熱戦を考えると、ストレートで一気に勝ちたかった。このセットはややアメリカペースだったが、それでも、日本に流れた来た場面が2、3度あった。これをモノにできなかったのは、連戦の疲れもあるが、≪このセットを何が何でも取る≫という気迫がなかった。選手はともかく、監督(ベンチ)にそれが感じられなかったのは残念だ。
 あと、選手の疲労を考えるなら、第2セット、あるいは、第4セット、木村はもちろん、メンバーを代えるのも面白かった。
 「主力を休ませる」「相手の目先を変える」「長岡や石井などに経験を積ませる」などの効果があると考える。
 第5セットを落としたのは、疲労が要因である。

 それと、眞鍋監督、表情変え過ぎ!失点した時、落胆し過ぎ!

 目先のセット、目先の勝敗にこだわらず、試合全体、大会を通しての戦略を立ててほしい。いや、大会どころか五輪までの長期的視野を持ってほしい。
 で、驚いたことに、今日(9月4日)から、世界選手権2014アジア地区最終予選が始まるという。中2日の強行スケジュール。木村が潰れないか心配である。

小牧大会進出チームは
日本(最終ラウンドから参戦/WR3位)
タイ(最終ラウンドから参戦/WR12位)
チャイニーズタイペイ(東アジアゾーンの1位/WR28位)
ベトナム(東南アジアゾーンの1位/WR93位)
オーストラリア(最終ラウンドから参戦/WR103位)
 上位2チームが本大会進出。参加チームの顔ぶれを見ると、まず大丈夫であろうが……

ちなみに、もう一つのグループ(中国大会)は
中国(最終ラウンドから参戦/WR5位)
韓国(最終ラウンドから参戦/WR11位)
カザフスタン(最終ラウンドから参戦/WR30位)
ニュージーランド(最終ラウンドから参戦/WR71位)
インド(中央アジアゾーンの1位/WR103位)
 9月27日~10月1日
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女子バレーボール ワールドグランプリ2013 その1「大会方式、予選リーグ結果」

2013-09-03 18:02:21 | スポーツ
 今年で21回目ということが、まず驚き。なぜ「驚き」なのかというと、大会方式が非常に変則。よく続くものだ。
 今年を例にとると、参加国は20カ国。おそらく、5地区の枠(参加チーム数)が決まっていて、世界ランク順に選ぶ(招待もしくは参加を打診)のだろう。
 今年の参加国は以下の通り(カッコ内の数字は世界ランク)
アフリカ代表 アルジェリア(14位)
アジア代表 日本(3位)、中国(5位)、カザフスタン(30位)、タイ(12位)
ヨーロッパ代表 ブルガリア(43位)、チェコ(24位)、ドイツ(8位)、イタリア(4位)、オランダ(20位)、ポーランド(15位)、ロシア(6位)、セルビア(9位)、トルコ(7位)
北中米代表 キューバ(13位)、ドミニカ共和国(10位)、プエルトリコ(18位)、アメリカ(1位)
南米代表 アルゼンチン(19位)、ブラジル(2位)

 予選ラウンドは3週間にわたって、毎週末各4チームの5グループに分かれ、各チーム合計9試合を戦う。決勝ラウンドは、予選ラウンドの上位5チームと開催国(2013年は日本)を加えた6チームで開催される。
 開催国は無条件で決勝リーグに進出でき、それなのに予選リーグに参加するという変な形式。それでも、今年の場合、予選の組分けが偏りがない点が改善されていた。
 2年前の記事を見ると、今年の大会方式と違っていて、同じチームと2度同じ組になるという偏りがあった。さらに、中継局もTBSであったし、参加国も16チーム。おまけに、決勝リーグは8チームで、(準決勝リーグと呼んだ方が妥当?)で上位4チームが準決勝、決勝を戦うという今大会とまったく違う方式であった。
 しかも、この決勝リーグで日本は5位に終わり、準決勝と決勝の中継はなかった。今年のフジテレビの中継も、サブタイトル「真夏の世界一決定戦」に偽りありと文句を言いたいが、一昨年のTBSの中継を振り返ると、マシに思えてくる。

 さて、予選リーグの最終成績は
1位 中国(5位)    9勝0敗 勝点25 2-0
2位 ブラジル(2位)  8勝1敗 勝点23 ブルガリア 2-1
3位 セルビア(9位)  7勝2敗 勝点23 アメリカ、中国 0-2
4位 アメリカ(1位)  8勝1敗 勝点22 ブラジル 3-1
5位 イタリア(4位)  7勝2敗 勝点21 ロシア、ドミニカ共和国 1-1
6位 日本(3位)    7勝2敗 勝点19 ブルガリア、アメリカ 1-2
7位 ロシア(6位)   7勝2敗 勝点19 アメリカ、ブラジル 1-2
8位 トルコ(7位)   6勝3敗 勝点19 日本、中国、イタリア 0-3
9位 ブルガリア(43位) 6勝3敗 勝点19 中国、ドミニカ共和国、アメリカ 2-2
国名の後の順位は世界ランク、勝点の次の国名は敗れた相手、最後の数字は上位9カ国との勝敗

 勝敗より勝点重視なのでセルビアが3位となっている(いい加減にこのシステムを廃止すればいいのに)。
 アメリカとブルガリアが上位との対戦が4試合と多いが、ともに好調。特にブルガリアはランキングは43位ながら、ブラジル、日本を破っていて、強豪との当たる数も多かった(ランクが低いためか?)。ドミニカ共和国に敗れたのが痛かった。
 そのドミニカ共和国は、ブルガリアの他にイタリアも破っている。全体でも6勝3敗(勝点17)で10位だった。
 ロシアは7位に終わったが、ガモアが代表を辞退したのが響いたか?
 キューバの0勝9敗(19位)は寂しい。
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世界柔道2013 その6(終)「仕掛けが遅い日本選手」(第6日・個人戦最終日)

2013-09-03 14:55:48 | スポーツ
 大会6日目は、個人戦の最終日。女子は78kg超級(田知本愛・3位)、男子は100kg級(小野卓志・5位)と100kg超級(七戸龍・7位)が行われた。
 各選手とも、≪あと一歩≫という気がしないでもないが、奮闘したように思う。特に田知本愛の準決勝は、指導の数の差で敗れたが、主審の主観(「日本に厳しい」or「判定眼の未熟さ」)によるものところが大きい。
 現在、女子78kg超級は傑出した選手はおらず、優勝・オルティス(キューバ)、準優勝・アルセマン(ブラジル)、3位の田知本、キム(韓国)、5位・アンデオル(フランス)らの実力は拮抗している。その中で、試合運びのうまいオルティスがロンドン五輪に続いて金メダルに輝いた。(田知本戦の優勢勝ちは、金メダリストという「箔」によるものかもしれない)
 男子100kg超級は、リネール(フランス)が圧倒的な力を示して優勝した。
 前回記事で触れなかったが、男子90kg級は面白かった。今大会、銅メダルに終わったが、イリアディス(ギリシャ)の力強さには惚れ惚れする。3位決定戦で見せた、相手の技を受け止め、投げ返すなんて芸当は、彼しかできない
 その彼が敗れた準決勝は、「力のイリアディス 対 技のゴンザレス」と称される対決だった。
 イリアディスの組手の圧力は凄まじく、並の選手では身動きが取れなくなってしまいそうだ。ゴンザレス(キューバ)はその圧力を持ち堪え、延長戦の末、有効の技を決めた。
お互いが技をなかなか出せない試合だったが、その緊張感はすごかった。
 決勝戦のゴンザレス×リパテリアーニ(グルジア)もレベルが高かった。ゴンザレスが仕掛け、それをリパテリアーニが切り返し、さらに、ゴンザレスが返すというしびれるシーンもあり、激戦の末、ゴンザレスが金メダルに輝いた。
 
 さて、先にも述べたように田知本の準決勝敗退は「指導」の数の差によるものだったが、田知本に限らず、日本選手は総じて技の仕掛けが遅い。
 確かにルール改正によって「組んで、投げる」が重視されてきているが、日本選手は「十分に組んでから、投げる」という気持ちが強すぎる
 確かに、十分に組めば(完成度90%以上)、技も決まりやすいし、崩れたり返されたりすることも少ない。しかし、十分に組むことにこだわり過ぎて、お互いやや十分(80%)ぐらいの組手で、動きに遅れが出てしまっている。
 80%の組手で、日本選手はより十分な組み手を目指して、技を仕掛けない。対して、外国選手は仕掛ける。この差が、日本選手は「消極的」と見なされて「指導」を取られてしまう。
 また、相手の動きをかいくぐったり抑えたりして、十分な組み手になったとしても、そこで相手は危険を察知して、「掛け逃げ」と取られない程度の見かけだけの技を仕掛けて逃げてしまうのだ。
 別角度で考えると、組手の十分さで日本選手の技の出すタイミングを見切られてしまうのだ。なので、90%を目指しても相手に備えられてしまうので、80%でも技を繰り出した方が決まる確率もそれほど低くならないように思える。
 もしかすると、普段の稽古で、不十分な組み手で技を仕掛けると注意されているのかもしれない。しかし、80%の組手からもある程度の投げをできるようにしておき、国際試合では積極的に技を繰り出すようにしないと、よい結果は出ないのではないだろうか。技がきれいに決まることは減るだろうけれど。
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『八重の桜』 第35話 「襄のプロポーズ」

2013-09-02 18:14:43 | ドラマ・映画
今週の THE MOST IMPRESSIVE WORD(←今、思いついた)
「……………今、“はい”と言いました?」(by新島襄)

 “印象に残った言葉”に則するならば、上の言葉は妥当ではないのだが、あまりに私の心の内と合致してしまった。
 襄のみならず、おそらく、たくさんの視聴者が“え?”と、八重が襄のプロポーズを承諾したことに、耳を疑ったのではないだろうか?
 もちろん、視聴者ほとんどは八重と襄が夫婦になることは承知していたと思うが、まだ尚之助が死を(八重のみならず視聴者も)引きずっていたはず。

 制作サイドも上記のような視聴者の感情、印象を考慮して、今話は総動員で八重や視聴者を納得させていた。

藤田五郎(=斎藤一)
「時尾に一度見せたかった。俺たちが会津と出会い、共に戦った場所。
 良い所も、嫌な思い出しかない所も」

  のちに襄が八重に言った「過去に向き合う」行為の実践を語る

松平容保
 会津に尽くした者たちに報いようと、藤田夫妻の仲人を務めたり、戦で亡くなった者たちの供養をしている。(「過去に向き合う」行為)

覚馬、佐久
 襄の人柄を褒め、「良い縁だと」認める

そして、が説得

「向き合った方がいい、辛くても………
 三郎さんや…会津の大切な人たちが亡くなったことを、あなたがしっかりと受け入れなければ、亡くなった人たちは安らかに眠れません。あなたの心の中の戦も終わりません」

「亡くなった人は、もう何処にも行きません。あなたの傍に居て、あなたを支えてくれます。あなたが幸せであるように、強くあるように」


三郎権八、そして尚之助の回想シーンが流れ
「あなたは新しい時を生きる人だ」
と、尚之助がダメ押しの台詞を。


感情から現実(食欲へ)……過去から未来へ(尚之助から襄へ)の暗示
「お腹、空きませんか?」
「(サンドイッチを口にし)おいしい」

一瞬で、カブトムシ(夏)から秋へ時は流れ……確かに、カブトムシの映像で「夏」、ナレーションで「秋」を告げているのだが、その間の八重と襄の描写がないので、視聴者にとっては「一瞬」に感じてしまう………再度、プロポーズ

「私は、尚之助様を忘れることは、できねえから」
「いいのです、それで。むしろ、忘れないでいてほしい。
 私は、川崎さんに喜んでいただけるような夫婦になりたいんです。
 私の伴侶となる人は、あなた一人しかいない。
 あなたとなら共に歩んでいける。素晴らしいホームが築ける。
 どうかお願いします」
「……………今、“はい”と言いました?」
「新島様はほんとに面白い。私、あなたと一緒にホームを作ってみます」

≪えっ?≫⇒本記事、冒頭へ戻ると、なるわけです。

プロポーズの直前、襄の手の手当をしている時に
荒療治の方が治りが早いのです」
と、八重は言っているが、「荒療治」=「襄との結婚」で、尚之助を早く忘れられる?と思えてしまう。

 淡々と進む今回の大河。特に八重の心理描写に関しては、「鉄砲の価値の消滅(八重の人生の否定)」「会津藩が理不尽な扱いを受けたことへの怨念」など、深い描写を避けてきた。
 今回は、襄が八重を三郎が戦死した戦場跡に連れていき、そこに残っている魂を感じようとさせる異常とまで感じる行為で、八重に過去と向き合わせ、未来に進む手続きを踏ませた。
 インパクトがある描写であったし、会津戦争後、八重が過去の思いを整理する心情をはっきり描写してこなかったのは、今回のこのシーンのためかもしれない。
 しかし、会津戦争後、米沢に寄留してから6年間も経っている。普通の人生なら、それもあるかもしれないが、大河ドラマのヒロインがそんな曖昧でいいのだろうか?
 それに、「過去と向き合うこと」と「襄と結婚すること」とは、別次元の話ではないのだろうか?そこまで無理やり襄との結婚を進めるのなら、それこそ、戦場跡、あるいは、尚之助の亡くなった長屋で、『ワンピース』のヒロインのように、八重が涙や鼻水をだらだら流しながら泣き叫ぶぐらいのことをしてくれないと、納得できないなあ。

☆やはり、いいなあ!……「会津藩小劇場」
「斎藤、にしは穏やかな面つきになったなあ。都にいたころは、狂犬のような眼をしていたぞ」
「それは、佐川様もご同様では」
「こいつぅ、口数が増えたなぁ、ふははっはっはっはっ…」

 ≪官兵衛に突っ込みたいなあ≫と思っていたところ、すかさず斎藤が突っ込みを入れたのには、思わずニヤリ。
 それにしても、「こいつぅ」って、官兵衛、いい味出し過ぎ!

☆今週のボケ…「大友様」って誰?
斎藤「仲人はおおともさまが務めてくださいました」
≪え?大友様って、誰?≫
佐久「おお!大殿様が…」
 私の気持ちを察したのか、それとも、降谷建志の発音が悪かったと思い、フォローしたのか?


【ストーリー】番組サイトより
 八重(綾瀬はるか)は、襄(オダギリジョー)からの突然の求婚に戸惑っていた。
 そんな八重のもとに、時尾(貫地谷しほり)が藤田五郎(=斎藤一・降谷建志) を連れてやって来る。幼なじみとの再会を喜んだ八重は、さらに2人が結婚したことを聞いて驚く。
 しばらくして、東京で裁判を受けていた尚之助(長谷川博己)が肺病で死去したという知らせが届く。襄は悲しみに暮れる八重を人力車に乗せ、八重の弟・三郎(工藤阿須加)が「鳥羽・伏見の戦い」で戦死した場所に連れて行く。激しく動揺する八重に、襄はこの場所に連れてきた理由を話す。襄の優しさに触れた八重は、彼のプロポーズを受け入れる。
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