英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

パリ五輪雑感 その5 このインタビューは酷い!

2024-08-03 18:15:49 | スポーツ
「その1」「その2」「その3」「その4」

バドミントン・女子シングルス準々決勝で山口茜選手はアン・セヨン選手(韓国)に1セット先取したものの、第2、第3セットを落とし、準決勝進出はならなかった。
 山口選手はずっと世界のトップを維持し、世界選手権など多くのタイトルを獲得しているが、五輪には縁がなく、3大会連続ベスト8で終わっている。運やタイミングさえ合えば、3大会ともメダルは取れたし、金メダルだって1個は取っているはずだ。
 今回は、今年の春に大きな故障をして、世界ランキングを下げてしまったのも痛かった。上位シードなら、準々決勝はもっと戦いやすい相手だった。それにしても、アン・セヨン選手と準々決勝であたるとは……
 山口選手のプレーを観る限り、完調ではないように感じた(アン選手も故障上がりか、故障を抱えている様子)
 それでも、随所に山口選手ならではのプレーが観られた。アン選手も素晴らしかった。


(インタビューについての不満は、「その4」で書いているが、あまりに酷かったので)
 この試合後のインタビューが酷かった。(グレーがインタビュアー)←誰なのか、教えてください
「最後まで粘り強い戦いでした。世界ランク1位のアンセヨンとの戦い、振り返って如何ですか?」
「自分自身、思い切ってやれたと思いますし、いいプレイも……たくさん……………たくさん出せたと思いますし…何より……………………たくさんの人の声援が聴こえて、幸せな時間だったなと思います」
「山口選手にとって、ベスト4への壁というのは、改めて、どんなモノでしょうか?」
「………………………………………………………やっぱり……………難しい試合だったなとは思いますけど…………………………
オリンピック3大会通して、結果がすべてではなくて……………う~ん……………う~ん…ん?……結果がすべてではないということ、それ以外のことをたくさん感じられたのかなと思います」

「その涙の中には、さまざまな思いがあると思います。ご家族や支えてくれた方へ、今どんな思いでしょうか?」
「……………はい……………はい、日頃からたくさんの方に支えていただいて、すごく感謝していますし……………………
あの……………………いろんな人に支えてもらったおかげで、今、こうやって、東京の時には思い切ってプレーできなかったことが、今日は凄く思い切ってプレーができたと思うので、はい、本当に感謝しています

「ありがとうございました。お疲れさまでした」

 最初の問いも、実は、少しムッとした(山口選手でなく、私が)。
 確かに、アン選手は現在最強かもしれないが、山口選手もランク1位になっているし、3位辺りまでなら相当長い間ランクされていた。
 “格下”という言葉は不適切かもしれないが、《格下扱いするなよ!》と言いたくなった。
 インタビュアーは“相手が強かった”という説明を加え、労わろうとしたのかもしれないし、下調べしていることを示したかったのかもしれないが。

 まあ、それは良いとして、3回連続準々決勝での敗退という状況は、最悪である。
 準々決勝さえ突破すれば、最悪、次の準決勝に負けても3位決定戦がある。準々決勝で敗退するのとは大きな差がある。
 そんな悔しさを3回連続で味わった山口選手に対して、よく……
「ベスト4への壁というのは、改めて、どんなモノでしょうか?」
 ……よくインタビュアーが口にする「改めて」という聞き方も引っ掛かりを感じるが、「ベスト4への壁」!と、《ベスト4は山口選手にとって壁だったのよ》と傷口に塩を刷り込む表現をして、さらに、《どんなモノでしょうか?》と本人に説明させる!……無神経もいいところだ!

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