相変わらず、思わせぶりで、まだるっこしい展開だ。やたら引き伸ばして、犯人の目的や事件の背景などが見えてこない。
事件に関する事実や推察としては……
・「日本を再生不能にした戦犯を処刑する」という名目(犯行声明)で、遺骨窃盗犯が動き出した
・窃盗の被害に遭ったのは、団塊世代の13人の13回忌の遺骨
・遺骨の窃盗が行われた時期が、春休み、夏休み、冬休みと合致していて、犯人は学校関係者(生徒を含む)
・犯人のメッセージが投函された地点が、東京駅から秋葉原駅までの一筆書き乗車と合致する。犯人の中に鉄道マニアがいるのではないか?犯行が子どもの悪戯っぽい
・犯行に、葛葉宰三(渡辺いっけい)と、彼が運営している「ながとろ河童塾」の生徒たちらしい(右京たちはまだ感知していない)
………あちこちと行ったり来たりしたり、会話の繰り返しで、進展が遅い。
そもそも、投函地点を確認するのにヘリコプターで確認する必要があるのか?
最終回SPということで、神戸くん、米沢さんが登場。その他、社美彌子、甲斐峯秋、大河内さんらも登場。(それらの場面は嬉しいので、多少話が薄まっても良いのだが)
そうか、初対面の顔合わせも多いのか?亀山と他の相棒(今のところ神戸くんのみだが)が初対面なのは当然だが、神戸と美彌子は初対面だったのか……
久々の登場の神戸くん、米沢さんは対照的な心理描写。
米沢さんは、淡々と右京たちと絡んでいたが、神戸は少し感傷的。
神戸の心境
「君は亀山くんの代わりにはなれません」と官房長→右京に言われたことや官房長が撃たれて→刺されて死去するシーンを思い出したり……
まだ右京の相棒になって日が浅かった頃だと思うが、重くのしかかる言葉だ。
「官房長が生きているので内密にしていた」と亀山をからかったのはそのせいか。
神戸は嘘をついてからかうキャラではないので、余分な尺つなぎの会話と思ったが、そういう”やっかみ”があったのかもしれない。
官房長の遺骨が盗難にあっていたことを亀山に内緒にしていた件
話が薄まった一因として、官房長の遺骨盗難の件を亀山に内緒にしていたことを、亀山が怒りまくったことがある。
遺骨盗難の件は、視聴者にも内緒にしていた……と言うか、後付けの事象だ。
その視聴者の置いてきぼり感を、亀山に代表して消化してもらったということか…
それに、亀山が美和子に遺骨盗難の件をリークさせるため、過激に怒らせたという一石二鳥か。
【その他の感想】
・米沢さん、趣味(鉄道マニア)と実益を兼ねているとはいえ、各地への調査・聴取は大変だっただろう
・名前の「正義」を“ジャスティス”と読ませる云々は必要なの? 何か、事件の本質に関係あるのかなぁ
第1話「ペルソナ・ノン・グラータ~殺人招待状」(初回SP)
第2話「ペルソナ・ノン・グラータ~二重の陰謀」
第3話「逃亡者 亀山薫」
第4話「最後の晩餐」
第5話「眠る爆弾」
第6話「笑う死体」
第7話「砂の記憶」
第8話「コイノイタミ」
第9話「丑三つのキョウコ」
第10話「黒いコートの女」
元日SP第11話「大金塊」
第12話「他人連れ」
第13話「椿二輪」
第14話「まばたきの叫び」
第15話「薔薇と髭と菫たち」
第16話「女神」
第17話「定点写真」
第18話「悪役」
第19話「再会」
【ストーリー】(番組サイトより)
小野田の遺骨が盗まれる異常事態に
尊と米沢も集結しチーム右京が始動
“13”を名乗る犯人から、「日本を再生不能にした戦犯を処刑する」というメッセージが、全国各地の“被害者”宅に一斉に届けられる事案が発生。
13が言う“戦犯”とは、いずれも故人のことで、“処刑”は遺骨を叩き潰すこと。被害者は遺骨を盗まれた遺族だった。遺骨の盗難は、去年から断続的に起こっていたが、警視庁は事件の全容が不明瞭であるという理由から隠蔽。その理由には、元官房室長・小野田公顕(岸部一徳)の遺骨が含まれていることも起因していた。
一連の経緯をふまえ、右京(水谷豊)は小野田と因縁深い米沢(六角精児)に協力を要請。さらに、尊(及川光博)が突然、特命係にやってくる事態に。いっぽう、私塾「ながとろ河童塾」塾長の葛葉宰三(渡辺いっけい)は、被害者遺族の真野正義(柴崎楓雅)ら塾生たちと、ある行動を起こしていた。
犯人の目的も、正体も分からず、手掛かりがまったく掴めないまま、連鎖する新たな事件。そして、予測不能の罠…。小野田の“遺骨盗難”という前代未聞の事態の先に待ち受けていたのは、あまりにも意外過ぎる真実だった!!
“13”という数字にこだわる犯人の狙いは!?
尊と米沢がそれぞれの立場から事件にかかわる中、
右京と薫が前代未聞の難ミッションに挑む!
出演:水谷豊 寺脇康文 森口瑤子 鈴木砂羽 川原和久 山中崇史 篠原ゆき子 山西惇 松嶋亮太 六角精児 神保悟志 小野了 片桐竜次 及川光博 杉本哲太 仲間由紀恵 石坂浩二ほか
ゲスト:渡辺いっけい 柴崎楓雅
脚本:輿水泰弘
監督:橋本一
事件に関する事実や推察としては……
・「日本を再生不能にした戦犯を処刑する」という名目(犯行声明)で、遺骨窃盗犯が動き出した
・窃盗の被害に遭ったのは、団塊世代の13人の13回忌の遺骨
・遺骨の窃盗が行われた時期が、春休み、夏休み、冬休みと合致していて、犯人は学校関係者(生徒を含む)
・犯人のメッセージが投函された地点が、東京駅から秋葉原駅までの一筆書き乗車と合致する。犯人の中に鉄道マニアがいるのではないか?犯行が子どもの悪戯っぽい
・犯行に、葛葉宰三(渡辺いっけい)と、彼が運営している「ながとろ河童塾」の生徒たちらしい(右京たちはまだ感知していない)
………あちこちと行ったり来たりしたり、会話の繰り返しで、進展が遅い。
そもそも、投函地点を確認するのにヘリコプターで確認する必要があるのか?
最終回SPということで、神戸くん、米沢さんが登場。その他、社美彌子、甲斐峯秋、大河内さんらも登場。(それらの場面は嬉しいので、多少話が薄まっても良いのだが)
そうか、初対面の顔合わせも多いのか?亀山と他の相棒(今のところ神戸くんのみだが)が初対面なのは当然だが、神戸と美彌子は初対面だったのか……
久々の登場の神戸くん、米沢さんは対照的な心理描写。
米沢さんは、淡々と右京たちと絡んでいたが、神戸は少し感傷的。
神戸の心境
「君は亀山くんの代わりにはなれません」と
まだ右京の相棒になって日が浅かった頃だと思うが、重くのしかかる言葉だ。
「官房長が生きているので内密にしていた」と亀山をからかったのはそのせいか。
神戸は嘘をついてからかうキャラではないので、余分な尺つなぎの会話と思ったが、そういう”やっかみ”があったのかもしれない。
官房長の遺骨が盗難にあっていたことを亀山に内緒にしていた件
話が薄まった一因として、官房長の遺骨盗難の件を亀山に内緒にしていたことを、亀山が怒りまくったことがある。
遺骨盗難の件は、視聴者にも内緒にしていた……と言うか、後付けの事象だ。
その視聴者の置いてきぼり感を、亀山に代表して消化してもらったということか…
それに、亀山が美和子に遺骨盗難の件をリークさせるため、過激に怒らせたという一石二鳥か。
【その他の感想】
・米沢さん、趣味(鉄道マニア)と実益を兼ねているとはいえ、各地への調査・聴取は大変だっただろう
・名前の「正義」を“ジャスティス”と読ませる云々は必要なの? 何か、事件の本質に関係あるのかなぁ
第1話「ペルソナ・ノン・グラータ~殺人招待状」(初回SP)
第2話「ペルソナ・ノン・グラータ~二重の陰謀」
第3話「逃亡者 亀山薫」
第4話「最後の晩餐」
第5話「眠る爆弾」
第6話「笑う死体」
第7話「砂の記憶」
第8話「コイノイタミ」
第9話「丑三つのキョウコ」
第10話「黒いコートの女」
元日SP第11話「大金塊」
第12話「他人連れ」
第13話「椿二輪」
第14話「まばたきの叫び」
第15話「薔薇と髭と菫たち」
第16話「女神」
第17話「定点写真」
第18話「悪役」
第19話「再会」
【ストーリー】(番組サイトより)
小野田の遺骨が盗まれる異常事態に
尊と米沢も集結しチーム右京が始動
“13”を名乗る犯人から、「日本を再生不能にした戦犯を処刑する」というメッセージが、全国各地の“被害者”宅に一斉に届けられる事案が発生。
13が言う“戦犯”とは、いずれも故人のことで、“処刑”は遺骨を叩き潰すこと。被害者は遺骨を盗まれた遺族だった。遺骨の盗難は、去年から断続的に起こっていたが、警視庁は事件の全容が不明瞭であるという理由から隠蔽。その理由には、元官房室長・小野田公顕(岸部一徳)の遺骨が含まれていることも起因していた。
一連の経緯をふまえ、右京(水谷豊)は小野田と因縁深い米沢(六角精児)に協力を要請。さらに、尊(及川光博)が突然、特命係にやってくる事態に。いっぽう、私塾「ながとろ河童塾」塾長の葛葉宰三(渡辺いっけい)は、被害者遺族の真野正義(柴崎楓雅)ら塾生たちと、ある行動を起こしていた。
犯人の目的も、正体も分からず、手掛かりがまったく掴めないまま、連鎖する新たな事件。そして、予測不能の罠…。小野田の“遺骨盗難”という前代未聞の事態の先に待ち受けていたのは、あまりにも意外過ぎる真実だった!!
“13”という数字にこだわる犯人の狙いは!?
尊と米沢がそれぞれの立場から事件にかかわる中、
右京と薫が前代未聞の難ミッションに挑む!
出演:水谷豊 寺脇康文 森口瑤子 鈴木砂羽 川原和久 山中崇史 篠原ゆき子 山西惇 松嶋亮太 六角精児 神保悟志 小野了 片桐竜次 及川光博 杉本哲太 仲間由紀恵 石坂浩二ほか
ゲスト:渡辺いっけい 柴崎楓雅
脚本:輿水泰弘
監督:橋本一
今シーズンもあっという間に最終回スペシャルですね。予想したとおり、輿水氏の脚本でしたが、このところの輿水氏らしい、思わせぶりでテンポの悪い展開でした。
冒頭で亀山夫妻が小野田官房長を回想するシーンで使われていたのは、Season5第15話「裏切者」の映像でしたね。私の大好きなエピソードの一つです。
言われてみれば、神戸と美彌子は初対面でしたね。美彌子の初登場はカイト期のSeason13ですし、劇場版Ⅳには二人とも出演していますけど顔を合わせる場面は一度もなかったと思います。
二点ほどよろしいでしょうか。「君は亀山くんの代わりにはなれません」と神戸に言ったのは右京さんで、小野田官房長が死亡したのは撃たれたのではなく刃物で刺されてでした。
>今シーズンもあっという間に最終回スペシャル
ええ。ですが、ここ数回、個人的には不満の大きい話が続きました。で、最終回はこの方か…という感じです。
>このところの輿水氏らしい、思わせぶりでテンポの悪い展開でした。
「このところ」と言うより、「ずっと以前から」というイメージです。
一筆書き乗車も、その発想だけで、手段としては実用的ではありませんし、推理も説得力がありません。
>冒頭で亀山夫妻が小野田官房長を回想するシーンで使われていたのは、Season5第15話「裏切者」の映像でしたね
官房長の「特命係を動かしていたのは、亀山だった」という主旨のセリフは印象的でした。でも、当時も今も、右京6:4亀山だと思っています。(当時は右京66%だと思っていました)
>二点ほどよろしいでしょうか。「君は亀山くんの代わりにはなれません」と神戸に言ったのは右京さんで、小野田官房長が死亡したのは撃たれたのではなく刃物で刺されてでした。
お恥ずかしい。その通りです。これから訂正します。ご指摘、ありがとうございました。