英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』 第2話「謎の凍結遺体…犯人への危険な興味」

2016-07-25 19:29:01 | ドラマ・映画
★異常過ぎるぞ
 犯人のケンジは、父・幸三が娘・由美に産ませた子どもで、出生届も出されていなかった。
 ここまでで充分に異常性はあるので、
『愛されたいケンジが、家族を凍らせ理想の家族像として残そうとした』で良いんじゃないのだろうか。
 幸三が子どもを虐待していたのは、ケンジの心を歪める一因として意味があるが、死期を悟った幸三が「ケンジに自分を凍らせろ」と指示したのはやり過ぎだろう。
 兄二人も歪んでいたらしいが、どの程度歪んでいて、ケンジに対する接し方がどうだったのか、ハッキリわからなかった。比奈子は『ケンジにとって兄二人は要らない存在で、実は幸三と由美にだけ愛されたかった』と分析していたが、正直、どうでもいい話だ。『家族みんなに愛されたくて、皆を凍らせた』とした方がスッキリしている。

★殺人願望があるヒロイン
 初回、犯人を精神的に追い込み、「その顔が見たかった」と言い放った比奈子。
 本性を現した犯人が比奈子に襲い掛かろうとした瞬間、東海林が助けに(邪魔しに?)来てしまった。
 今回も同様のパターンとなってしまったが、比奈子がナイフを隠し持っていたことが判明。
 中島が『比奈子の笑顔が意図的に作ったものだ』と指摘されており、雛子の異常性が浮き彫りになってくる。
 こんなキャラのヒロインは勘弁してほしいと言いたい。でも、原作がそうなら、それとして受け止めよう。
 しかし、前回でも述べたが、原作のヒロインのキャラとは大きく改変。これでは全く別のドラマ(小説)である。

★殴り過ぎの東海林
 犯罪(殺人)を憎み、犯人を許せない東海林。
 主義主張は、ヒロインよりは遥かにまとも。
 しかし、殴り過ぎだろう。初回、2話と犯人の生命が心配になる。
 殺人を憎む彼が、殺人に近い暴力を行使しては本末転倒だ。
 ジャニーズの横山君が暴力行為をしては、少年たちに悪影響を及ぼすぞ。
 しかも、割と犯人は平気。これだと、≪あれだけ暴力を振るっても大事には至らないんだ≫と勘違いしてしまうぞ。



【ストーリー】番組サイトより
 空き地で冷凍遺体2体が発見された。解剖の結果、両者は兄弟で、殺害後に冷凍、遺棄されたと判明する。一方、東京拘置所では一人の死刑囚が変死。妙子(原田美枝子)によると、先日留置所で自殺と思われる不審な死を遂げた殺人犯・大友(三浦貴大)と同じケースだという。
 やがて、冷凍遺体遺棄事件を追っていた厚田(渡部篤郎)たちは冷凍設備のある一軒の商店に辿り着く。しかし、比奈子(波瑠)や東海林(横山裕)が現場へ向かうと、3ヶ月前に閉店した店はもぬけの殻。住んでいるはずの父親と3人の子供の姿もない。ところが、裏庭にはなぜか今も動いている大型の冷凍庫があり、ドアを開けると、そこにはテーブルセットの前に座っている老人と女性の冷凍遺体が。遺体は父親の霜川幸三(螢雪次朗)と長女の由美(赤間麻里子)で、先日見つかった冷凍遺体は長男と次男だと判明。子供たちの体にはいずれも古い虐待の跡があり、父親は死後2年間、冷凍庫に入れられていたことが分かる。

 そんななか、比奈子の元に今回の事件をプロファイリングした中島(林遣都)からメールが送られてくる。そこに書かれた犯人像を読んだ東海林は霜川家のことを独自に調べ上げ、比奈子とともに犯人の潜伏先と見られる家へ。しかし、二手に分かれて室内を捜索している最中、東海林は男にスタンガンで襲われ、一方で、男は比奈子の前に姿を現し、自らをケンジ(間宮祥太朗)と名乗る。
 ケンジは、父・幸三の遺体を冷凍庫に入れたのは本人の願いだったと打ち明け、家族がバラバラにならないように兄や姉も凍らせ、愛する家族みんなで暮らすつもりだったと話す。妙子の解剖所見から由美に古い帝王切開の手術痕があることを掴んでいた比奈子は、ケンジが幸三が娘の由美に産ませた子供だったことを見破り、さらにケンジが本当に愛してほしかったのは幸三と由美だけだと指摘する。

 出生届も出されず、由美からも拒絶されたケンジは、家族を凍らせることで理想の家族を完成させたはずだった。 しかし、警察に遺体を回収されたことから、新たに家族を作ることを決意。比奈子を凍らせようとするが、次の瞬間、東海林が駆けつけ、東海林は比奈子の制止も聞かずにケンジを何度も殴りつける。
 一方で、比奈子は東海林の腕に大きな傷跡があることに気付く。厚田によると、5年前、妹を変質者に殺された東海林が単独で犯人を追いかけ、相手に切りつけられたものだという。

 数日後、メールのお礼を言うために中島の元を訪ねた比奈子。すると、中島は比奈子の笑顔が意図的に作ったものだと見破る。さらに、「どうして殺人犯にそれほどの興味を抱いているのか」と尋ねるが、「自分を知りたいからです」と答えた比奈子の手にはナイフが握られていて――。


脚本:古家和尚

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