英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

今回の寒気(2023年12月21日~23日)の寒気の検証

2023-12-23 17:58:31 | 気象
12月17日に今回の寒気について記事を書いたが、近辺ではほぼ予想通りだった。
 「ある程度の注意、雪かきの覚悟は必要かもしれない」と述べた。で、午前中に1時間半ほど運動をさせてもらった。
(店舗前と玄関前、嫁さん、子どもたち、母、そして私の車の駐車スペースと、けっこう大変なんです)

 一昨日(21日)の日付が変わるころから降り始め、昨日(22日)朝には積雪13cm。積雪10cm前後だと、除雪しなくても車の走行はできる。
 尚、福井市は積雪31cmで思いのほか降った。逆に、普段雪の多い今庄は積雪0だった。(敦賀や小浜などの嶺南地方も積雪はなかった
 ちなみに、22日午前7時時点では、金沢市15cm、富山市11cmだった。
 今回は雪雲が西風に乗って、西→東に流れた。
 今回の画像はないのですが、同じような傾向だった画像があったので、参考までにアップします。(2016年1月19日記事

 22日日中は1~2℃と寒く、雪も降ったが積雪は小康状態だった。ただし、夕方から降り方が強くなった。
 22日午後6時時点の各地の積雪は、福井市29cm、越前市11cm、今庄6cm、敦賀市0cm、金沢市18cm、富山市33cm(9時~18時の間にどんどん積もった)。

 で、今朝は………
 23日午前7時時点では、福井市38cm、越前市21cm、今庄35cm、敦賀市21cm、金沢市36cm、富山市47cm。敦賀、今庄は昨夜10ぐらいから、北西→南東の流れとなった筋状の雪雲の活発な部分が直撃し続けたようだ。
 さて、今回は私の地域では、「たくさん降ったなあ」ぐらいで済んだが、局所的には無茶苦茶降ったようで、本当に大変だと思う。
 局所的大雪の原因は……日本海の海水温が平年よりかなり高いうえ、強い寒気が南下、さらに、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)も発生していたと思われる。


【以下は、私の感覚、感触です】
 大体、積雪15cmを超えると、雪かきが必要。30cmになると、雪かきの量も、車の通行もかなり大変で「大雪」と言っても大げさではなくなる。
 この積雪30cmは1日20cm前後の“降雪”が二日続いて達することが多い。これが、一晩で積もるのは珍しく、そして、大変。
 積雪35cm~50cmぐらいだと、通常の「大雪」。生活に疲労やストレスが溜まる。
 積雪50cmを超えると、生活への支障があちこちで頻繁に発生する。
 積雪80cmを超えると、生活が麻痺する。「豪雪の部類に入る」

 最近の気象予報士は、簡単に「“ドカ雪”になる」と予報するが、ドカ雪は積雪80cmや、一日で40~50センチの降雪がある場合に使われていたように記憶している。
 もちろん、豪雪地帯や、雪国・北国の山間部ではそのくらいは、強い冬型や寒気の南下で頻繁に「ドカ雪」となるのかもしれない。
 でも、簡単に“ドカ雪”と言われることには、抵抗がある。“ドカ雪”→《非常に大変で、辛い記憶》が浮かんでくる。

 それに、今回は“顕著な大雪”という表現が頻発した。確かに、最近は“顕著な大雨”に関する情報(警報)が出される。これに類した情報(警報)だと考えられる。
 実際、検索してみると…
「顕著な大雪に関する気象情報」は、短時間に大雪が降り、その後も積雪が続いて重大な災害が発生する可能性が高まった場合に発表される情報と説明されていた。
 ……「大雪」自体が積雪が続く災害だと思うが、《“短時間”に大雪状態になるので、一層、警戒が必要》ということなのだろう。
 でも、「その後に積雪が続く」という表現と、「短時間に大雪が降る」という表現は、相容れないような気がする。
 
 他に引っかかった表現として、“最強寒波(寒気)”
 今回も使われていたが、大雪で大変な目に遭われている方のは申し訳ありませんが、“最強”というほどの強さではない。
 まあ、確かに、今シーズン最強という意味では、間違いではない。
 「強い寒気(寒波)」や「一級の寒気(寒波)」が妥当である。

 ともあれ、北日本には寒気が残るが、今日で寒気も弱まり、これから、特に年の瀬から来年1月4日過ぎまでは、かなり暖かい模様。うれしい…
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