「飛沫感染」は、感染者の飛沫(くしゃみ、咳、唾液など)と一緒にウイルスが放出され、それを感染者以外の人が口や鼻から吸い込むことで感染する。これが、感染者との接触を防ぐために可能な限り外出を控え、いわゆる「3密」を避けることが感染予防のために重要とされている理由だ。(『Yahoo!ニュース JAPAN』、「新型コロナ感染症:ウイルスはどれくらい長く物質上にいるのか~残存率低下の条件とは」、by石田雅彦氏を参考・引用。以下の内容も参考にしています)
これに対し、「接触感染」とは、感染者に直接に接触するだけでなく、感染者が触れたモノに他者が触れて感染することも含んでいる。
ただし、感染者が触れたモノに触れば即感染するのではない。感染者がくしゃみや咳をすることなどにより、ウイルスが手に付着し、その手で周りの物に触れたモノにウイルスが付着する。更にその手で、口や鼻、粘膜に触れると感染するらしい。
現在、未確認・無自覚の感染者がどのくらいいるのか不明だが、人の出入りが多い場所ほど接触感染する危険が大きい。ドアノブ、エレベーターのボタン、受付に設置してあるペン、タブレット、飲食店の机、メニュー、雑誌、弁当のパック、紙幣や硬貨……考えると自宅の外にあるもの、流通物はすべて感染の可能性があるのかもしれない。
となると、消毒してもきりがないような気がする(もちろん、多くの人が触れそうなものは消毒すべきなのだろう)。なので、こまめな手洗い、手指のアルコール消毒、うがいが肝要になる。
ここで、この記事を締めた方がいいとは思うが、やはり、世の中にウイルスが蔓延しているとは思いたくない(希望的観測です)。
本当に、一旦、世に出たウイルスがしぶとく残存し続けるのだろうか?
ウイルスは自身の細胞を持たず、生物の細胞を利用して自分のコピーを作って増殖していく。なので、細胞がない無機物の中では自生(←用語が適正でないかもしれません)できない。よって、くしゃみなどで体外に出たウイルスは、自然に活動停止するはず。
問題は、どのくらいの時間残存し、感染力を持ち続けるのか?である。
新型コロナウイルスが問題視され始めたころ、「滑らかな表面ほど残存時間が長い(確か、3、4日間)」と言われていたように思う。ただ、これは、これまでのコロナウイルスから類推しての言葉だったように思う。
世界中に蔓延してしまった現在、もっと、詳細な性質が分かるはずだ。ところが、通常のニュースでは、その詳細が語られているのを私は聞いたことがない。また、ある情報番組で、「外食は危険なので、持ち帰り弁当を買うことがあるが、そのパックにウイルスが付着していたら、その残存時間はどのくらいなのでしょうか?」という質問に、その番組のコメンテーター(専門家)の回答は「……数時間から……数日」というものだった。(おいおいっ)
「そのくらいしっかり研究しろよ」と思っていたら、今日の新聞で、
《表面付着、長く残存、プラスチックは3日間》という見出しがあり、ステンレスは48時間、段ボールは24時間、銅は4時間(いずれも最長時間・米国立衛生研究所チームによる実験)と記されていた。
コラム記事なので、詳細なことは記されていなかったが、詳細を求めて検索したところ、上位項目の3番目に位置し、日付が一番新しかったのが、石田雅彦氏の記事。
その記事で、国立アレルギー・感染症研究所などの研究グループの実験によると「エアロゾル(Aerosol、ウイルスが含まれる空気中に浮遊する微小な粒子)では3時間、銅では4~8時間、段ボールでは24時間、ステンレスで48時間(2日間)、プラスチックで72時間(3日間)後まで残存していた」とある。
ちなみに、感染力が半減するのは、ステンレスの上で約5.6時間、プラスチックの上で6.8時間とある。
欲を言えば、もっと多くの物質や形状で調べてほしかったが(衣服は?紙幣は?ガラスは?木製品は?)、実験は大変なのであろう。
これに対し、「接触感染」とは、感染者に直接に接触するだけでなく、感染者が触れたモノに他者が触れて感染することも含んでいる。
ただし、感染者が触れたモノに触れば即感染するのではない。感染者がくしゃみや咳をすることなどにより、ウイルスが手に付着し、その手で周りの物に触れたモノにウイルスが付着する。更にその手で、口や鼻、粘膜に触れると感染するらしい。
現在、未確認・無自覚の感染者がどのくらいいるのか不明だが、人の出入りが多い場所ほど接触感染する危険が大きい。ドアノブ、エレベーターのボタン、受付に設置してあるペン、タブレット、飲食店の机、メニュー、雑誌、弁当のパック、紙幣や硬貨……考えると自宅の外にあるもの、流通物はすべて感染の可能性があるのかもしれない。
となると、消毒してもきりがないような気がする(もちろん、多くの人が触れそうなものは消毒すべきなのだろう)。なので、こまめな手洗い、手指のアルコール消毒、うがいが肝要になる。
ここで、この記事を締めた方がいいとは思うが、やはり、世の中にウイルスが蔓延しているとは思いたくない(希望的観測です)。
本当に、一旦、世に出たウイルスがしぶとく残存し続けるのだろうか?
ウイルスは自身の細胞を持たず、生物の細胞を利用して自分のコピーを作って増殖していく。なので、細胞がない無機物の中では自生(←用語が適正でないかもしれません)できない。よって、くしゃみなどで体外に出たウイルスは、自然に活動停止するはず。
問題は、どのくらいの時間残存し、感染力を持ち続けるのか?である。
新型コロナウイルスが問題視され始めたころ、「滑らかな表面ほど残存時間が長い(確か、3、4日間)」と言われていたように思う。ただ、これは、これまでのコロナウイルスから類推しての言葉だったように思う。
世界中に蔓延してしまった現在、もっと、詳細な性質が分かるはずだ。ところが、通常のニュースでは、その詳細が語られているのを私は聞いたことがない。また、ある情報番組で、「外食は危険なので、持ち帰り弁当を買うことがあるが、そのパックにウイルスが付着していたら、その残存時間はどのくらいなのでしょうか?」という質問に、その番組のコメンテーター(専門家)の回答は「……数時間から……数日」というものだった。(おいおいっ)
「そのくらいしっかり研究しろよ」と思っていたら、今日の新聞で、
《表面付着、長く残存、プラスチックは3日間》という見出しがあり、ステンレスは48時間、段ボールは24時間、銅は4時間(いずれも最長時間・米国立衛生研究所チームによる実験)と記されていた。
コラム記事なので、詳細なことは記されていなかったが、詳細を求めて検索したところ、上位項目の3番目に位置し、日付が一番新しかったのが、石田雅彦氏の記事。
その記事で、国立アレルギー・感染症研究所などの研究グループの実験によると「エアロゾル(Aerosol、ウイルスが含まれる空気中に浮遊する微小な粒子)では3時間、銅では4~8時間、段ボールでは24時間、ステンレスで48時間(2日間)、プラスチックで72時間(3日間)後まで残存していた」とある。
ちなみに、感染力が半減するのは、ステンレスの上で約5.6時間、プラスチックの上で6.8時間とある。
欲を言えば、もっと多くの物質や形状で調べてほしかったが(衣服は?紙幣は?ガラスは?木製品は?)、実験は大変なのであろう。
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