英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『CONTROL ~犯罪心理捜査』 第11話(最終回)

2011-03-23 18:01:41 | ドラマ・映画
 他のブログの方も指摘されていましたが、中途半端な感が否めません。
 まず、これも皆さん仰られていたことですが、「犯罪心理捜査」の看板は立てなかったほうが良かったですね。私は、気にしないのですが、「看板に偽りあり」と言われても仕方がないかもしれません。
 里央のキャラ自体もぶれていて、猪突猛進振りが無くなってしまったようです。まあ、成長したと考えるべきなのでしょうか。
 南雲教授はそれなりに一貫性があったように思いました。ちょっととぼけた感じと、洞察力と分析力が冴えていました。しかし、心理学自体があまり関係なかったのと、主役にしては個性が薄かったのと、アドバイザーの立場だったので捜査を積極的に行えないなどの弱点があり、存在意義を問われてしまう気の毒な役どころでした。
 とにかく、主役コンビの個性や立場があやふやで、それに伴い捜査課の刑事たちの影も薄くなってしまいました。特に寺西刑事と小板橋課長のキャラは揺れていました。
 あ、でも、小板橋課長は一貫していたのかも知れませんね。最初、畑違いで捜査に関しては素人の南雲教授を煙たがってましたが、南雲教授が使えると判断し、彼を利用しない手はないと考えるようになったのでしょう。犯人逮捕のためならではなく、出世のためなら何でも利用するというタイプなのでしょう。
 とはいえ、演じた勝村さんの味もあり、けっこう「いい人」だったように感じました。自分はあまり有能でないと自覚しており、部下たちには迷惑をかけていると思っているようですし。
 ストーリーにしてもキャラにしても中途半端で惜しいです。

 最終回も2部構成で、やはり中途半端。誘拐事件と里央の父の事件とは関連はないですし。一応、里央が父の事件と誘拐事件とどちらを優先させるか葛藤するという設定であったようですが、里央はそれほど苦悩していなかったようです(笑)。
 誘拐事件については、「なぜ犯人は青い特徴のあるトラックを使ったか?」というのが鍵になって、真相にたどり着きました。
 特徴のある青いトラックというのは、そのトラックを早く発見させるためで、それに南雲教授が引っかかりを感じました。
 そこから、協力者(身代金の運び人)の心の動いた様子から推理して
 「ないと思ってたところに(それが)あるとビックリする」→「ないはずの(あると嘘をついた)青いトラックが見つかったので、びっくりした」→「青いトラックはいなかった」→「トランクはすり替えられなかった」→「トランクは最初から偽物だった」
 私はなかなか面白いと思いました。しかし、南雲教授を無理やり活躍させた感も拭えません。
 里央の父の事件については、里央が引きずっていた割には、あっさり解決してしまいました。犯人が小者だったので、ラストボスにしては物足りなかったですね。これは行きずりの犯行という設定上仕方がないのかもしれません。
 わざわざ最終回に持ってこなくても、里央の正義感の基という設定で、無理に登場させなくても良かったのではないでしょうか。「最終回前に匂わせといて視聴率を」という思惑が見え見えです。私は若干釣られました。
 誘拐事件に絞って、もう少し練り上げて、もう一捻り欲しかったですね。
 少し、話がそれますが、こういう刑事ドラマで前後編モノは難しいですね。前編で事件を起こり、謎をを残して後半に続く。その際、前編で示した材料で視聴者があるていど真相に近づけるような構成にしないとフェアじゃないです。
 でも、そうすると後編が解決編のみとなってしまい、物足りなくなってしまいます。後編を盛り上げるには、新たな展開をして証拠を提示すればいいのですが、あまり後編に盛り込むと前編の面白みが無くなってしまいます。前後編モノは、バランスが難しいと思います。

 ★誘拐事件での疑問点
①協力者(運び人)はダミーだったわけだが、南雲・里央コンビが機能せず、そのまま見逃してしまう可能性もあったはず。その場合、真犯人は協力者にどういう指示ををしていたのだろうか?
②特徴のある青いトラックにしたのは、早く発見させるためだが、真犯人にとって、トラック発見のタイミングはいつでもよかったのでは?南雲に疑問を持たせて推理させるため?
③警察がトランクに仕掛けた発信機があったと思うんだけど、どうなったんだろう?(私が見逃したのかもしれない)

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