英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

ロンドン五輪 バスケットボール女子最終予選 対韓国戦

2012-07-01 13:47:54 | スポーツ
 敗者復活戦準決勝の相手は韓国。
 前々回のアテネ五輪の代表決定戦で死闘をモノにして代表権を獲得しているが、日本は過去に大きく負け越しており、分が悪い相手。観戦しているだけの私には苦手意識はないが、選手には苦手意識があるのかもしれない。
 身長差はあまりないと思われ、この最終予選は日本のディフェンスが良いので、シュートタッチが通常程度に戻れば勝機は五分以上あると思っていた。

 蓋を開けてみると、韓国の動きが悪く攻撃の形が作れない。不用意なパスや不正確なパスをカットやスティールされたり、シュートセレクトが悪くシュートが決まらない。ミドルシュートも明らかにタッチが狂っていた。
 これに対して、ここまでミドルやロング(3ポイント)シュートが面白いように決まり、ペネトレイとも効果的に作用した。
 なんと第1クォータで29-4の大差。第2クォーターに入ると韓国がやや立ち直り、逆に日本は攻撃のリズムを崩し、若干怪しげな雰囲気が漂ったが、これを救ったのは大神。やや無理のあるシュートを次々に決め、韓国の追撃ムードを断ち切った。
 結局、79-51の完勝。韓国チームはいったいどうしたのだろうか?予選や代表決定戦のスコアからは、不調を感じる要素はなかった。最近になってチーム編成をがらりと変えたようだが、チームとしてうまくいっていないように感じた。もちろん、大事な一戦で、序盤から大差をつけられたからかもしれない。

 日本は、吉田も得点を取りにいったし、前ゲームで不調だった高田も動きが良かった。大神はもちろん、他の選手も十分力を発揮した。マイナス要素は、木林と田中が余計と思える手を出してのファール。
 気になるのは、やはり選手の起用法。あれだけ点差がついたのだから、最終戦を考えて、もっと早めに主力を下休ませるべきだった。
 大神は故障上がりだし、ここまで大車輪の活躍をした間宮と吉田も疲労の蓄積が心配。
 それに、疲労よりもっと心配なことがあった。序盤で勝ち味をなくした韓国のプレーが荒くなっていた。やけ気味に強引なプレーが増え、ファール覚悟で日本選手をつぶしにきたプレーや、腹立ち紛れのプレーも見られた。
 故意とは考えたくないが、間宮に対する激しいプレーが多かった。また、前半終了直前、大神が1対1を仕掛け、脇をすり抜けようとした瞬間、韓国のマークマンが大神の脇腹にパンチを入れた(ように見えた)。ボールを奪いにいったと見えなくもないが、韓国選手の動きは大神の侵入を防ぐ動作はなく、立ち止まったまま手を伸ばしただけだった。

 そんな動きが見られたので、疲労や故障のことも考えて、主力メンバーをもっと早くベンチに下げるべきだったと思う。一番心配していたのは、実況していたアナウンサーだった。

 さて、いよいよ最終決戦。相手はカナダ。長身のパワープレーが主体のチーム。
 日本はチェコ戦で見せたようなディフェンスを実行し、外郭のシュートが平常並に決まれば勝てる。やはり、出だしがポイント。開始から主導権を握れば勝機は6割以上。 カナダの高さやパワーに圧倒されなければ前半苦戦しても、日本のペースを見失わなければ、勝機が十分ある。

 笑ってテレビを消して寝たいものです。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (パパ)
2012-07-02 00:24:06
なんの競技でも韓国戦は荒くなりますね、特にサッカーはどのレベルの試合でも酷い試合となります。
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サッカーは良く分かりませんが ()
2012-07-02 01:53:45
パパさん、こんばんは。

>なんの競技でも韓国戦は荒くなりますね、特にサッカーはどのレベルの試合でも酷い試合となります

サッカーについては良く分からないのですが、そういう傾向はあるような気がします。
返信する

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