英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

刑事7人 第4シリーズ  第7話「生きていた20年前の女子高生失踪 あの日の禁断の秘密」

2018-09-03 22:15:13 | ドラマ・映画
『遺留捜査』風のストーリーだった。(『遺留捜査』が素晴らしいと言っているわけではありません)
………遺留品のヘアピンが導くあずみ(駒井蓮)の清廉さと優しさ………
ただし、穴が多かった……


①不可解な当日のあずみの行動
 ・ぜんそくの薬を切らしていることを認識していたのに、沼田(神農直隆)や阿久津(中西良太)に会うことを優先させた
 ・親友・仁美(岩佐真悠子)の援助交際グループからの脱会を沼田や阿久津に単身で頼みに行くのは危険すぎる(無駄だだろうし)

②皆本(斉木しげる)は何故、沼田を殺害したのか?
 殺害したのは憎しみからであろうが、あずみの行方や行動の真相を聞き出さないうちに殺害してしまった。

③皆本春子(山下容莉枝)の考え浅い行為
 娘や仁美の純真さを信じているとはいえ、「仁美が援助交際絡みで沼田と関係があった」ということを聞いたと、仁美本人に話すのはどうなのか?

④20年も同じ車を乗り続ける沼田って……
 その車のシートに20年も挟まり続けたヘアピンも凄いかも

⑤あの日は父の誕生日だったのでは?
 20年も経てばケーキを狩った痕跡は残りようもないが、購入した様子はなかった(帰宅途中に購入する予定だったとは思うが)。
 母の誕生日でもないのに、母へのプレゼントは用意していた?

 このドラマで一番ムカつくのは、ラストで「事件解決」したとして居酒屋で打ち上げをすること。
 今回の場合、あずみ失踪時の目撃証言があったというのに、沼田に辿りつけなかった当時の警察。
 天樹(東山紀之)らに責任はないが、当時の警察がしっかり捜査していれば、今回の皆本の犯行も起きず、仁美が殺害されることもなかった。
 その点を自覚して欲しいものである。


第1話第2話第3話第4話第5話第6話第8話

【ストーリー】番組サイトより
 暴力団に出入りしているチンピラの沼田篤史(神農直隆)が刺死体で発見される。現場にあった車のシートの間からヘアピンが見つかり、そこから20年前に17歳で失踪した皆本あずみ(駒井蓮)の指紋を検出。当時あずみが車の助手席に乗る姿が目撃されており、今回の現場にあった車の特徴とも一致した。
 天樹悠(東山紀之)と野々村拓海(白洲迅)は、あずみの両親・治(斉木しげる)と春子(山下容莉枝)の元へ。ヘアピンの写真を見て「生きているかもしれない」と興奮する春子に寄り添う治…。あずみの親友だった藤沢仁美(岩佐真悠子)も、今でも春子たちを心配して時々訪ねてくれているのだという。
 一方、沼田について調べていた水田環(倉科カナ)と青山新(塚本高史)は、通話記録の中に大病院の理事長・阿久津秀夫(中西良太)とのやりとりが何度もあることを知る。阿久津は最近の度重なるセクハラ発言で世間から騒がれている人物。環たちが彼を訪ねると、阿久津は沼田とは知人で、1週間前に投資用の資金として300万円程を渡したと証言。死亡推定時刻はホテルにいたと主張する。
 一方、天樹と野々村は20年ほど前に沼田と一緒に恐喝で逮捕されたことのある男と接触。当時の沼田は売春グループを作って稼いでいたと聞く。拓海が皆本宅から借りてきた、あずみの写真を見せると、男は「懐かしいな」とポツリ。だが、その彼が指したのはあずみではなく、彼女の隣で仲良く一緒に写る別の人物でーー!?
  
脚本:香坂隆史
監督:兼崎涼介
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2018アジア大会雑感 その1「至極残念な中継 ①温度差がありすぎる中継」【追記あり】

2018-09-03 17:07:46 | スポーツ
長年の世界陸上、前回のアジア大会などで感じていた“TBSのスポーツ中継の残念さ”を今回も再確認してしまった……NHKの中継も残念だったが…
(BS-TBSのハイライト番組は観ていません)

競技によって温度差がありすぎる中継(報道)
①熱中度MAX……競泳、陸上競技、バドミントン
②実況中継有り……サッカー、柔道、レスリング、体操、アーティスティックスイミング(シンクロナイズド)、新体操
③“最新情報”としてトピックス的な速報や紹介……ソフトボール、スポーツクライミング、空手、、バスケットボール、3×3(3人制バスケ)、バレーボール、セパタクロー、ガバディ、ブリッジなど多数
④一切情報なし……おそらく、無し(いくつか該当競技があるかもしれませんが、完全には把握していません)
 (見落としていたり、NHKと混同している競技もあるかもしれません)

 “アジアの五輪”と言っても、数競技しか中継しないので、ソフトボールやスポーツクライミングや空手(組手)は露出度が高かったが、トピックス的情報として1、2度しか紹介されない競技は「〇〇もやっていたんだ?」という印象しか残っていない。
 ②グループの競技にしても、柔道やサッカーはともかく、体操新体操は時間つなぎ的扱いが感じられた。例えば、種目別2日目、女子の平均台の模様を中継した後(中路紫帆選手が4位)、床運動や男子の残り種目を中継するのかと思ったら、延々30分強、競泳の池江選手を中心としたPV的情報や前日までのハイライトシーンを流し続け、競泳の生中継に入っていった。アスリートプレゼンターとして田中和仁氏がスタジオにいるにもかかわらず!
 結局、田中氏は番組終了まで付き合って、番組終了間際に女性キャスターが「やりました!中路紫帆選手が種目別床運動で、銅メダルを獲得しましたぁ」と言って、相槌を求められただけだった……

 メイン競技的位置づけだったバドミントンにしても、女子個人の中継は、人気のある高橋・松友ペアや奥原選手は大々的に中継したが、福島・広田ペアや山口選手は裏街道を走っているかのような扱いだった。山口選手は準決勝は録画中継されたものの、準々決勝までは情報はほぼゼロで、映像どころかフリップ(ボード)、さらに口頭紹介さえなく、個人戦に出場しているかどうかさえ分からないほどだった
 準決勝にしても、女子ダブルス決勝や男子シングルス準決勝はほぼリアルタイム(録画かもしれない)で中継されたが、その試合の合間、あるいは終了後のスタジオでも山口選手の試合結果には全く触れられなかった(NHKの「ニュース7」で山口選手の準決勝が報じられていたので、TBS中継の時点では山口選手の試合は終わっていたはず)。
 結局、深夜遅くになって、降って湧いたかのように準決勝の中継が流された……



【追記】
 女子バドミントンのシングルスの決勝は、準々決勝で奥原選手を破った戴 資穎(台湾)と準々決勝で山口選手を破ったプサルラ(インド)の対戦となったが、中継や映像は仕方ないにしても、口頭でも全く触れることはなかった。決勝は準決勝の翌日なので、それを単独で言及するのは難しいが、準決勝終了後の番組スタジオで決勝の組み合わせぐらい触れてほしかった。
 そして、さらに驚いたのは、TBSの大会サイトの競技結果は日本選手のスコアのみで、決勝戦のスコアやメダリストの氏名を知ることができないのは、報道姿勢に大いに問題あり。


 NHKの大会サイトはどうなのだろうと訪れてみたら……さらに杜撰だった(大会中はもっとまともだったのだろうか?)


その1「至極残念な中継 ①温度差がありすぎる中継」
その2「至極残念な中継 ②浅いインタビュー」
その3「至極残念な中継 ③勝手に大会終了」
その4「男女混合種目の問題点」
その5「甘い“技あり”判定」
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