猫のマスクを被って目立ったうえ、コンビに立て籠もるのなど、不可解な点が多かった7年前の現金輸送車襲撃事件。
犯行計画より早く非常線が張られてしまったので、警察の気を逸らし、現金を積んだ共犯者の車を逃がすという松原の機転だった。
と、後編にまで引っ張って(しかも拡大枠)、≪なるほど!≫と思わせようとしたのだが……
……やはり、変。
さっさと、現金輸送車から逃走車に引き継げば、非常線を張られる前に逃亡できたはず。
それに、松原は輸送車を襲い、共犯者は車で待っているだけ。危険度、労力の率に差があり過ぎ。
しかも、共犯者を逃がす為、わざと捕まるなんて……
その上、出所直後、保護司に暴行、重傷を負わせて逃亡って、そんなことしたら、また警察に追われることになってしまう。普通、密かに、共犯者の所に行くでしょう。
7年前の警察もおかしい。「現金を捨てた」という供述を信じて、3億円もの大金を探さなかったのだろうか?現金が見つからないなら、共犯者の存在を疑い、捜査しなかったのだろうか?
≪なぜ、猫のマスクを被ったのか?≫
≪怪しい“ジャーナリスト”の影≫
これらを、初めから疑えば、2週間もかからなかったはずだ。
事件の展開に大きな齟齬が生じていたが、7年前の事件で巻き込まれた被害者の父(田村亮)が、松原に復讐し、取り調べの時に
「息子が死んだ(自殺した)のは、あいつのせいだ。
あいつが息子を殺したんだ。そんな奴がどうして、たった7年の服役で済むんですかっ?」
これに対して水田環(倉科カナ)が、その言葉を否定する
「刑法上、松原は殺人を犯していません。あなたの論理は、“逆恨み”です」
「おかしいっ!そんなのおかしいだろぉ!」
確かに、復讐してはいけない。
しかし、松原を恨むことは、決して、“逆恨み”ではない。
環の言葉は、おかしい!
強盗の共犯者で今回の殺人の真犯人の自警団の団長・鳥塚(近藤芳正)。
襲撃事件に巻き込まれ負傷し、選手生命を絶たれて、自殺した若者の父の悲しみを目の当たりにしていたのに、全く罪の意識はなさそう。
鳥塚を追及する際、自分の推理を披露するのに夢中で、野崎勇一郎(田村亮)の悲しみを全く忘れているのは、どうなのだろうか?
前回、書き忘れたが、当て馬の被疑者・高野みさき(関めぐみ)の怒鳴り声「ちがうだろぉ!」はあの女性議員を意識してたのかなあ?
彼女の浮気に怒って、援助打ち切り、これまでの資金も回収って、パトロンもいい年して、ケツの穴が小さいというか……
第1話、第2話、第3話、第4話、第5話
【ストーリー】番組サイトより
7年前、現金輸送車が襲撃され。3億円が強奪される事件が発生。事件は解決されるが消えた3億円の行方は謎のまま。秘密を知る元服役囚・松原祐二(永岡佑)は出所後に突如姿を消すが、なんと何者かに殺害された状態で発見される─!
更にその後、『松原は 殺人者 殺されて当然』という、差出人不明の怪文書が複数の出版社に送られる。松原は“殺人”を犯してはいないはず…まさか、まだ何か立件されていない別の事件で殺人を犯している可能性があるのでは?片桐(吉田鋼太郎)の宣言によって資料係、兼、12係の刑事としても動くことになった天樹悠(東山紀之)は、野々村拓海(白洲迅)と共に未決の殺人事案を洗い直す作業に没頭する。
一方、青山新(塚本高史)と水田環(倉科カナ)は、服役中の松原に何度も接見していた高野みさき(関めぐみ)の事情聴取を実施。みさきが運営するアパレル会社が2年前に急成長していることから、松原が7年前に強奪して隠した三億円の場所を聞き出し、それを利用した上で邪魔になった松原を殺したのではないかと考えたのだ。
そんな彼らの捜査状況を聞いて「じゃ、そっちはよろしく」と返した天樹が向かった先は、野崎勇一郎(田村亮)の家。野崎の息子・真一郎(柿本光太郎)は7年前に松原が撃った流れ弾を受けたことが原因で、五輪を目指していた走り高跳びの選手生命を絶たれていた。天樹を家の中に迎え入れた勇一郎は、息子は海外で選手兼コーチとして頑張っていると報告するのだが…。
果たして“消えた3億円”の行方は?
そして、天樹たちが辿り着いた、7年前の事件に隠された“もう1つの真相”とは──?
脚本:寺田敏雄
監督:及川拓郎
犯行計画より早く非常線が張られてしまったので、警察の気を逸らし、現金を積んだ共犯者の車を逃がすという松原の機転だった。
と、後編にまで引っ張って(しかも拡大枠)、≪なるほど!≫と思わせようとしたのだが……
……やはり、変。
さっさと、現金輸送車から逃走車に引き継げば、非常線を張られる前に逃亡できたはず。
それに、松原は輸送車を襲い、共犯者は車で待っているだけ。危険度、労力の率に差があり過ぎ。
しかも、共犯者を逃がす為、わざと捕まるなんて……
その上、出所直後、保護司に暴行、重傷を負わせて逃亡って、そんなことしたら、また警察に追われることになってしまう。普通、密かに、共犯者の所に行くでしょう。
7年前の警察もおかしい。「現金を捨てた」という供述を信じて、3億円もの大金を探さなかったのだろうか?現金が見つからないなら、共犯者の存在を疑い、捜査しなかったのだろうか?
≪なぜ、猫のマスクを被ったのか?≫
≪怪しい“ジャーナリスト”の影≫
これらを、初めから疑えば、2週間もかからなかったはずだ。
事件の展開に大きな齟齬が生じていたが、7年前の事件で巻き込まれた被害者の父(田村亮)が、松原に復讐し、取り調べの時に
「息子が死んだ(自殺した)のは、あいつのせいだ。
あいつが息子を殺したんだ。そんな奴がどうして、たった7年の服役で済むんですかっ?」
これに対して水田環(倉科カナ)が、その言葉を否定する
「刑法上、松原は殺人を犯していません。あなたの論理は、“逆恨み”です」
「おかしいっ!そんなのおかしいだろぉ!」
確かに、復讐してはいけない。
しかし、松原を恨むことは、決して、“逆恨み”ではない。
環の言葉は、おかしい!
強盗の共犯者で今回の殺人の真犯人の自警団の団長・鳥塚(近藤芳正)。
襲撃事件に巻き込まれ負傷し、選手生命を絶たれて、自殺した若者の父の悲しみを目の当たりにしていたのに、全く罪の意識はなさそう。
鳥塚を追及する際、自分の推理を披露するのに夢中で、野崎勇一郎(田村亮)の悲しみを全く忘れているのは、どうなのだろうか?
前回、書き忘れたが、当て馬の被疑者・高野みさき(関めぐみ)の怒鳴り声「ちがうだろぉ!」はあの女性議員を意識してたのかなあ?
彼女の浮気に怒って、援助打ち切り、これまでの資金も回収って、パトロンもいい年して、ケツの穴が小さいというか……
第1話、第2話、第3話、第4話、第5話
【ストーリー】番組サイトより
7年前、現金輸送車が襲撃され。3億円が強奪される事件が発生。事件は解決されるが消えた3億円の行方は謎のまま。秘密を知る元服役囚・松原祐二(永岡佑)は出所後に突如姿を消すが、なんと何者かに殺害された状態で発見される─!
更にその後、『松原は 殺人者 殺されて当然』という、差出人不明の怪文書が複数の出版社に送られる。松原は“殺人”を犯してはいないはず…まさか、まだ何か立件されていない別の事件で殺人を犯している可能性があるのでは?片桐(吉田鋼太郎)の宣言によって資料係、兼、12係の刑事としても動くことになった天樹悠(東山紀之)は、野々村拓海(白洲迅)と共に未決の殺人事案を洗い直す作業に没頭する。
一方、青山新(塚本高史)と水田環(倉科カナ)は、服役中の松原に何度も接見していた高野みさき(関めぐみ)の事情聴取を実施。みさきが運営するアパレル会社が2年前に急成長していることから、松原が7年前に強奪して隠した三億円の場所を聞き出し、それを利用した上で邪魔になった松原を殺したのではないかと考えたのだ。
そんな彼らの捜査状況を聞いて「じゃ、そっちはよろしく」と返した天樹が向かった先は、野崎勇一郎(田村亮)の家。野崎の息子・真一郎(柿本光太郎)は7年前に松原が撃った流れ弾を受けたことが原因で、五輪を目指していた走り高跳びの選手生命を絶たれていた。天樹を家の中に迎え入れた勇一郎は、息子は海外で選手兼コーチとして頑張っていると報告するのだが…。
果たして“消えた3億円”の行方は?
そして、天樹たちが辿り着いた、7年前の事件に隠された“もう1つの真相”とは──?
脚本:寺田敏雄
監督:及川拓郎
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