今回は……SP――警護課の捜査員・石塚辰也(高橋努)との対決?
石塚は、要人警護のスペシャリストで、逮捕術、格闘術など、すべての面で突出した能力を持つ男。“最強の敵”らしい
実際、小田切(本田翼)の尾行を見破り、格闘でも小田切をまさに一蹴する。
その石塚を、人質という手段を用いるとは言え、コントロールし国家公安委員長・滝本(山田明郷)を殺害を強いる“誘拐ビジネス組織”が真の敵。
「(犯罪を犯してでも)愛する者を守りたい気持ち」と「貫きたい正義」の苦しい選択を迫られる石塚、そして、井沢(沢村一樹)もまた「正義(石塚の行動を阻止し公安委員長を守る)」と「人情(石塚の幸せ…石塚に公安委員長の殺害を完遂させれば、石塚の愛する者を助けられる)」の選択を迫られる。
上記の緊迫したストーリーは秀逸だったが、“ミハンシステム”の都合の良い設定が残念だった。
いきなりシステムが能力を発揮し、着々と成果を上げているらしい。
ところが、今回の前半は“役立たず”振りを発揮。
≪誰を殺そうとしているのか、不明≫
≪石塚を危険人物視する根拠は示さず≫
≪桜木(上戸彩)を画面に捉えていたのに、スルー≫
結局、石塚のターゲットを絞ったのはメンバー、石塚の犯行動機を解明したのもメンバー(拉致シーンの映像を発見したのもメンバー)
しかし、後半になって“ミハンシステム”が顔認証システムで拉致犯の身元を割り出す。さらに、その男の動向もキャッチする。
葛藤シーンに時間を掛けたため、尺が足りなくなって“ミハンシステム”を利用したのかもしれない。ただし、“ミハンシステム”が有能だと、メンバーの価値が半減してしまう。システムが“役立たず”なのはドラマ的には必須かも)
公安委員長殺害を巡る井沢と石塚の対決シーンは見応えがあったが、森岡母娘の解放はあっけなかった。母娘解放の件をもっと掘り下げて拡大枠にするか、前後編にした方が良かったように思う。
桜木が登場したと思ったら、次回は最終回。
余計な疑問かもしれないが、殉職したSPの森岡は防弾チョッキを装着していなかったのだろうか?
第1話、第2話、第3話、第4話、第5話、第6話、第7話、第8話、第9話、最終話
【ストーリー】番組サイトより
井沢(沢村一樹)たち「ミハン」チームは着々と成果を上げていた。それを受け、警視庁上層部は、国家公安委員会で意見をまとめ、次のステージとなる法制化に向けて政界に働きかけると東堂(伊藤淳史)に伝える。
そんな中、「ミハン」が驚くべき危険人物をリストアップした。SP――警護課の捜査員・石塚辰也(高橋努)だ。石塚は、要人警護のスペシャリストで、逮捕術、格闘術など、すべての面で突出した能力を持つ男で、井沢自身も面識があった。また、プライベートでは「開かれた警察」を目的に、地域住民に武術を教える活動もしているのだという。人を守るはずのSPが、人を殺す――!?
東堂は、モニターに直近1週間の石塚の監視記録を映し出した。そこで山内(横山裕)は、ふたつの監視映像に映り込んでいる桜木泉(上戸彩)らしき女性の姿に気づく。ベトナムで死んだはずの桜木は生きているのではないか――。だとしたら、彼女はなぜ石塚を追っているのか――。井沢は、今回の危険人物を止めることが、桜木泉や、その先の真実にも繋がっていると考えた。
石塚をマークしていた小田切(本田翼)は、早々に尾行を見破られる。圧倒的な強さで小田切をとらえる石塚。覚悟を決めた小田切は、資料課分室に所属する警察官であることを打ち明け、格闘技を教えてもらおうと思ったと嘘をつく。小田切が井沢の部下であることを知った石塚は、彼女の申し出を受け入れる。
一方、山内とともに石塚のマンションに潜入した井沢は、石塚が国家公安委員長・滝本健三(山田明郷)の情報を集めていることを知るが……。
脚本:浜田秀哉
演出:佐藤祐市
石塚は、要人警護のスペシャリストで、逮捕術、格闘術など、すべての面で突出した能力を持つ男。“最強の敵”らしい
実際、小田切(本田翼)の尾行を見破り、格闘でも小田切をまさに一蹴する。
その石塚を、人質という手段を用いるとは言え、コントロールし国家公安委員長・滝本(山田明郷)を殺害を強いる“誘拐ビジネス組織”が真の敵。
「(犯罪を犯してでも)愛する者を守りたい気持ち」と「貫きたい正義」の苦しい選択を迫られる石塚、そして、井沢(沢村一樹)もまた「正義(石塚の行動を阻止し公安委員長を守る)」と「人情(石塚の幸せ…石塚に公安委員長の殺害を完遂させれば、石塚の愛する者を助けられる)」の選択を迫られる。
上記の緊迫したストーリーは秀逸だったが、“ミハンシステム”の都合の良い設定が残念だった。
いきなりシステムが能力を発揮し、着々と成果を上げているらしい。
ところが、今回の前半は“役立たず”振りを発揮。
≪誰を殺そうとしているのか、不明≫
≪石塚を危険人物視する根拠は示さず≫
≪桜木(上戸彩)を画面に捉えていたのに、スルー≫
結局、石塚のターゲットを絞ったのはメンバー、石塚の犯行動機を解明したのもメンバー(拉致シーンの映像を発見したのもメンバー)
しかし、後半になって“ミハンシステム”が顔認証システムで拉致犯の身元を割り出す。さらに、その男の動向もキャッチする。
葛藤シーンに時間を掛けたため、尺が足りなくなって“ミハンシステム”を利用したのかもしれない。ただし、“ミハンシステム”が有能だと、メンバーの価値が半減してしまう。システムが“役立たず”なのはドラマ的には必須かも)
公安委員長殺害を巡る井沢と石塚の対決シーンは見応えがあったが、森岡母娘の解放はあっけなかった。母娘解放の件をもっと掘り下げて拡大枠にするか、前後編にした方が良かったように思う。
桜木が登場したと思ったら、次回は最終回。
余計な疑問かもしれないが、殉職したSPの森岡は防弾チョッキを装着していなかったのだろうか?
第1話、第2話、第3話、第4話、第5話、第6話、第7話、第8話、第9話、最終話
【ストーリー】番組サイトより
井沢(沢村一樹)たち「ミハン」チームは着々と成果を上げていた。それを受け、警視庁上層部は、国家公安委員会で意見をまとめ、次のステージとなる法制化に向けて政界に働きかけると東堂(伊藤淳史)に伝える。
そんな中、「ミハン」が驚くべき危険人物をリストアップした。SP――警護課の捜査員・石塚辰也(高橋努)だ。石塚は、要人警護のスペシャリストで、逮捕術、格闘術など、すべての面で突出した能力を持つ男で、井沢自身も面識があった。また、プライベートでは「開かれた警察」を目的に、地域住民に武術を教える活動もしているのだという。人を守るはずのSPが、人を殺す――!?
東堂は、モニターに直近1週間の石塚の監視記録を映し出した。そこで山内(横山裕)は、ふたつの監視映像に映り込んでいる桜木泉(上戸彩)らしき女性の姿に気づく。ベトナムで死んだはずの桜木は生きているのではないか――。だとしたら、彼女はなぜ石塚を追っているのか――。井沢は、今回の危険人物を止めることが、桜木泉や、その先の真実にも繋がっていると考えた。
石塚をマークしていた小田切(本田翼)は、早々に尾行を見破られる。圧倒的な強さで小田切をとらえる石塚。覚悟を決めた小田切は、資料課分室に所属する警察官であることを打ち明け、格闘技を教えてもらおうと思ったと嘘をつく。小田切が井沢の部下であることを知った石塚は、彼女の申し出を受け入れる。
一方、山内とともに石塚のマンションに潜入した井沢は、石塚が国家公安委員長・滝本健三(山田明郷)の情報を集めていることを知るが……。
脚本:浜田秀哉
演出:佐藤祐市