英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

警視庁・捜査一課長 season3  第1話、第2話 簡単感想

2018-04-19 22:33:22 | ドラマ・映画
“大福”こと平井真琴(斉藤由貴)と刑部(ぎょうぶ)公平(田中圭)が抜け、
“もなか”こと谷中萌奈佳(安達祐実)と奥野親道(塙宣之・ナイツ)が加入。


 萌奈佳は“年の割には濃密な人生を送ってきた”という理由から、洞察力や推察に優れ、人の心中を見抜くのに長けていて、“大福”の抜けた穴を埋める役割。
 ただ、頭の回転や行動が早く、推論の結論部分をズバッと言ってしまうので、スピーディー過ぎて面白味がない。“大福”は適度に首を捻って不思議がってくれるので、こちらも考える間がある。『大福vs小山田管理官(金田明夫)』のやりとりも楽しめたのだが……
 “ブランク”こと奥野も“運転手兼執事”をソツなくこなすが、迅速過ぎて、やはり“間”がない。
 また、新管理官として第1話に初登場した板木望子(陽月華)も、張り切り過ぎというキャラだが、空回り感があった。

 そんなわけで、個人的だが、戦力ダウンと感じた。

第1話  脚本:安井国穂 監督:濱龍也
 デザイナーを志していた女性2人。片方が行方不明(殺害されていた)になり、もう一人が彼女に成り代わって生きてきた…………ミステリーとしては良くあるパターンだが、それを、もったいぶって2時間スペシャルに引き延ばしたという印象。
 実際問題、風貌も似ていないのに、成り代わるのは困難。成り代わられた女性の縁故者、さらに自分の縁故者に対して、会わないようにするか、うまく成り済ますかしないといけないのである。
 演じたのが高島礼子なので、何となく美談風に仕上げていた。違和感というか、不満というか…

 “2000年頃のファッションで通行人に自由の女神をバックに写真を撮ってもらいまくっていた”という被害者の奇妙な行動で視聴者の興味を惹こうとしたが、その行動自体に無理を感じた。
 事件関係者の行動・心情もご都合的なものが多く、犯行も“行き当たりばったり”感が強かった。


第2話  脚本:金子香緒里 監督:池澤辰也
 被害者がブーケトスのブーケにダイビングしてまで取った理由は何だったのだろうか?やたら、顔が嬉しそうだったが……ブーケについた関係者の指紋が必要だったのだろうか?

 3年前の立花母の殺害時に、被害者のポシェットにべったり付いた指紋は不自然極まりなかった。これをスルーした捜査陣て?!………

 「仕事熱心な方だったんですね」……社員証の写真がやる気に満ち溢れた表情だったから……おいおい、決めつけ過ぎだろ

 “夢見る夢子ちゃん”とか“判官びいきな純愛主義者”とか……理解困難な表現
 2話でも新キャラ登場……丹羽係長。不思議キャラっぽいが、1話の板木管理官同様、空回り。

唯一上手いなあと思ったのは、『未解決の女』の番宣。
 「八代(波留)、そう言えば、その怪我はどうしたんだ?」
 「これまでの経緯は、この後、ご説明に上がります」
 「うむ、今夜9時でいいか?」
 「承知しました。今夜9時、よろしくお願いします」
コメント
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