英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『再捜査刑事・片岡悠介9』

2016-05-06 21:01:06 | ドラマ・映画
 惚れっぽくて、美人に甘い男性キャラが主人公というサスペンスは好きではないが、再捜査班の4人のメンバーの掛け合いが面白さが若干上回っているので良しとしている。若干、再捜査を留めようとする班長がとのやり取りがしつこい。再捜査するのが“再捜査班”の仕事だと思うが…

 で、肝心の内容だが……
 5年前の事件の捜査が駄目過ぎた。
 何がかというと、あらすじを利用(引用)させてもらうが、
「久瑠実の遺体の首に奇妙な傷跡がついているのを不思議に思う。写真を見た科捜研の一二三祐希(吉田羊)は、久瑠実がネックレスを着けており、その上から凶器のマフラーで首をしめられたのではと推測するが、遺体にはもちろん、現場にもネックレスなど見当たらなかったようだ」

 絞殺された際ついたと思われるネックレスの跡……つまり、まさに犯行当時装着していたネックレスが現場にないのを、当の捜査陣はどのように解釈したというのだろうか?
 まさか、「女を絞殺した男が、自分を刺す前に、犬に咥えさせるかして、室外に運ばせた」とか解釈したのだろうか?
 「第三者がネックレスを持ち去った」と考え、無理心中は偽装と考えるのが普通であろう
(わざわざ文字にするのも馬鹿らしいほどの自明さである)


 この時点で赤点をつけたので、これ以上の言及は、なしとさせてもらう(単なる“手抜き”)が、最後まで視聴して楽しんだことを付記しておく。
 

【ストーリー】番組サイトより
 片岡悠介(寺島進)は警視庁の“お荷物”部署・再捜査班に追いやられた“鼻つまみ者”の刑事で、口うるさい母・美知恵(吉行和子)と2人暮らしをしているバツイチ男。“カタブツ美女”の奥村澪刑事(原沙知絵)と、いじめられることで潜在能力を開花させる“ドM”な浅野直樹刑事(金子貴俊)、事なかれ主義で“定時退勤”がモットーの姉川恵津子班長(あめくみちこ)と共に、エリート刑事たちに解けなかった迷宮入り事件の謎を解き明かしてきた。

 ある日、街で女性の悲鳴を聞きつけた悠介。駆けつけると、路地に美しい女性が倒れていた。女性はジャーナリストの関川朋美(星野真里)と名乗り、自転車にぶつかって転んでしまっただけだと謝罪。しかし、悠介が再捜査班の刑事だと聞くと、急に話したいことがあると言い出す。 
 朋美は現在、“男と女の事件簿”という特集記事を担当しているが、過去の事件を調べていくうち、どうしても腑に落ちない殺人事件に行き当たったという。朋美が疑問を抱いたのは、5年前、同棲中の男女、椿山太(福島彰吾)と落合久瑠実(佐藤詩子)が死亡した事件で、椿山が久瑠実を絞殺した後、自分の胸を刺して命を絶ったとして、被疑者死亡で幕を閉じていた。しかし、朋美が調べたところ、2人の関係は良好で、かつ椿山は自殺するようなタイプの男ではなかったという。
 「私にも、真実を見逃してはならないという正義の心があるんです!」という朋美のまっすぐな言葉を聞いた悠介は、すっかり彼女に心酔。朋美の役に立ちたい一心で、澪や浅野を巻き込んで5年前の事件を調べはじめる。

 まず現場の写真を確認した悠介は、久瑠実の遺体の首に奇妙な傷跡がついているのを不思議に思う。写真を見た科捜研の一二三祐希(吉田羊)は、久瑠実がネックレスを着けており、その上から凶器のマフラーで首をしめられたのではと推測するが、遺体にはもちろん、現場にもネックレスなど見当たらなかったようだ。一二三はさらに、久瑠実の傷の形状が、3日前に公園で見つかった男の遺体が身につけていたブレスレットのチェーンと酷似していることを指摘する。被害者は、ウエディング会社の専務・井出文雄(ガンビーノ小林)で、同社長の磯部小百合(渡辺梓)によると、井出は近々、とても美しい女性と結婚すると話していたという。しかし、相手がどこの誰だかまったくわからず、捜査本部は井出が結婚詐欺にあった末、相手の女が彼を殺害したのではと考えはじめていた。
 ところが、その井出をだました結婚詐欺師の女が、なんと朋美とそっくりだとわかって…!?


脚本:深沢正樹
監督:伊藤寿浩


出演:片岡悠介…寺島 進
   奥村 澪…原 沙知絵
   浅野直樹…金子貴俊
   姉川恵津子…あめくみちこ
   一二三祐希…吉田 羊
   片岡美知恵…吉行和子
   関川朋美…星野真里
   田所智子…床嶋佳子
   磯部小百合…渡辺 梓
   二瓶勝成…大鶴義丹
   竹之内輝明…河相我聞
   秋野繭子…大河内奈々子 ほか
コメント
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