英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

2015 フジサンケイレディスクラシック その1

2015-04-30 23:46:08 | スポーツ
ドラマよりもドラマチックだった。

【第2ラウンド終了時点の上位成績】
1 一ノ瀬 優希 -7 -5 70 67 137
2 金 ナリ -5 -6 73 66 139
3T 藤田 光里 -4 -3 71 69 140
3T 金井 智子 -4 -3 71 69 140
3T 原 江里菜 -4 -1 69 71 140
3T 表 純子 -4 -1 69 71 140
3T 松森 彩夏 -4 +1 67 73 140
8 三塚 優子 -3 -1 70 71 141
9T イ ボミ -2 -4 74 68 142
9T 李 知姫 -2 -2 72 70 142
9T 金田 久美子 -2 -2 72 70 142
9T 山本 薫里 -2 -1 71 71 142
9T テレサ・ルー -2 -1 71 71 142
9T 姜 秀衍 -2 -1 71 71 142
9T 渡邉 彩香 -2 0 70 72 142

 最終日は、成田美寿々のチップインイーグルで幕が開けた。
 成田は+1の33位スタートだが、このロケットスタートで、アウトは1イーグル、3バーディ、ノーボギーの5アンダー、“逆転の成田”のフレーズが浮かんだ。同じ33位から猛追したのが西山ゆかり。2番3番で連続バーディ、5番でチップインイーグルで上位に割り込む。7番のボギーで一息つき、アウトは3アンダー。10番、11番の連続バーディで4アンダーに伸ばした時点では3位タイに浮上した。この後は1バーディ、1ボギーで回り、この日67、通算4アンダーの12位タイに食い込んだ。

 成田らより上位の2アンダー・9位タイグループは、出場した試合で3連続2位の位イ ボミ、今年勝利を上げているテレサ・ルー、李 知姫、渡邉彩香とタレント豊富だ。
 この中で姜 秀衍(カンスーヨン)が1番から3連続バーディ、5番、9番ホールでもバーディを奪う。ほとんどのホールでバーディチャンスという絶好調ぶり。アウトは成田と同じ5アンダー(通算7アンダー)。成田より3打良いスタートなので、ぐんぐん順位を上げていき、一ノ瀬に肉薄した。
 李 知姫も5番ホールまでに3バーディを奪う快調、テレサ・ルーも5番までで2バーディとまずまずのスタート。
 スコアを伸ばすプレーヤーが多い中、イ ボミは4番までパープレーと焦りを感じる展開。しかし、5番6番と連続バーディを奪い、追撃を始めた。
 そんな中、渡邉彩香は2番ホールのアドレス中にボールが動くというアクシデント。これが響き、このホールトリプルボギー。中盤、3バーディを奪ったが、この日は75の3オーバー、通算1オーバーの31位タイに沈んだ。
 金田久美子も2番ホールのダブルボギーで波に乗れず、この日は2バーディ2ボギー1ダブルボギーの74。通算イーブンパーの26位タイに終わった。(金田の第2ラウンドは凄まじかった。7バーディ5ボギーの70)

 3アンダー、8位スタートは飛ばし屋・三塚優子。飛ばし屋といえば、渡邉や森田らも頭に浮かぶが、パワーはやはりこの人だろう(弾道的には渡邉が魅力的)。森田と言えば、成田と同じ1オーバースタートで、2番4番でバーディを奪い、6番もチャンスだったが、1m弱のバーディパットを外し、意気消沈。この日2アンダー、通算1アンダーの21位タイに終わった。
 1番ホールのファーストショットは、中継された中では、三塚が一番飛ばしたのではないだろうか?あのボイコット騒ぎで不振が続いたが、最近になりようやく復調してきた。この日は3番5番でバーディと優勝争いに絡んできた。
 3位タイ・4アンダースタートの松森彩夏は私は未知だった。木戸愛を一回り小さくしたようなスレンダーな体型。この選手も飛距離は出るが、三塚の直後だったので力が入ったのだろう。引っ掛けてしまい、ボギースタート(同組のもう一人はイ ボミ)。

 最後から2番目の組は、4アンダースタート・3位タイの表純子、原江里菜、金井智子。金井智子も私にとっては未知、昨年は予選落ちが多かったが、後半は予選通過が増えてきた。それでも、ほとんどが50位台。今年も7試合中予選通過は2度のみ。顔は女優の「あめくみちこ」さんに似ているかな。
 この日は71の1アンダー、通算5アンダーの7位タイ。これまでの実績からすると、大健闘と言える。残念ながら、1番ホール以外はテレビに映らなかった。
 表さんは黙々とプレーする印象があり、安定感がある。インは海沿いのコースで、午後からは風が強まるらしいので、表さん向きの展開になるかもしれない(表プロだけ敬称をつけるのは、付けないと分かりにくい文章になるためです)。2番ホールではボギーで我慢のプレーが続いたが、5番でバーディを取り返す。
 原はこのフジサンケイレディスクラッシックで予選通過の連続記録を55に伸ばした。しかし、「2度目の優勝はまだか」と言われ続けて7年経過しており、当然その言葉に応えるのが先決の目標である。
 3位につけ、≪今日こそは≫と力が入ったのか、第2打を砲台グリーンの崖の一部になっているバンカーに打ち込み、ボギースタート。

 最終組は、7アンダー、単独トーナメントリーダーの一ノ瀬優希、2位・5アンダーの金ナリ、3位タイ・4アンダーの藤田光里。
 藤田は細身ながら、ドライバーの飛距離はなかなかのモノ。三塚に迫る地点まで飛んだ(このホールはパー)。金ナリは左に曲げてバンカーに。第2打は出すだけで、第3打も寄らず、ボギー。
 一ノ瀬はフェアウエーをキープ、第2打はあまり寄らなかったが、ロングパットを沈めバーディ。絶好のスタートを切った。金がボギーだったので、差が一気に2打開いて、2位とは4打差となった。

【最終組が2番H終了時点のリーディングボード】
1位 一ノ瀬優希 -8  2H  -1
2位 姜 秀衍  -5  4H  -4
3位 西山ゆかり -4  12H  -5
   成田美寿々 -4  9H  -5
   李 知姫  -4  3H  -2
   三塚優子  -4  3H  -1
   藤田光里  -4  2H   0
   金 ナリ  -4  2H  +1
9位 大山志保  -3  7H  -3
   笠りつ子  -3  5H  -2
   テレサ・ルー   -3  4H  -1
   松森彩夏  -3  3H  +1
   金井智子  -3  2H  +1
   原江里菜  -3  2H  +1
     :
     :       (右端の数字は最終日、ここまでのスコア)


 2位グループの中からスコアを伸ばしたのは松森。4番、5番、6番ホールをバーディ、イーグル、バーディとスパーク!1番のボギーを吹き飛ばし、姜秀衍を抜いて7アンダーの単独2位に躍進(姜もこの後7アンダーに伸ばす)。
 藤田も4番、5番、7番でバーディを取り、7アンダーに伸ばし、2位タイに浮上。
 一ノ瀬も6番でバーディを取り、9アンダーまでスコアを伸ばしていた。
 2位タイの姜秀衍は10番でも1m弱に寄せ、バーディチャンス。ところがこれを外し、リズムが乱れ、次の11番(パー3)では、風に煽られバンカーに入れ、これを一度で出せず、リカバリーショットも3オンしたものの、8mのボギーパット。これをよく沈めたが、その後は振るわず、インは38、結局、最終ラウンドは3アンダーにとどまり、通算5アンダーの7位タイに終わった。

【11時55分現在でのリーディングボード】
1位 一ノ瀬優希 -9  7H  -2
2位 松森彩夏  -7  9H  -3
   藤田光里  -7  7H  -3
4位 姜 秀衍  -6  11H  -4
5位 西山ゆかり -5  17H  -6
   成田美寿々 -5  14H  -6
   イ ボミ  -5  9H  -3
   三塚優子  -5  9H  -2
   原江里菜  -5  7H  -1
10位 大山志保  -4  12H  -4
     :
     :       (右端の数字は最終日、ここまでのスコア)

 12時で、一旦、フジテレビと高知さんさんテレビ以外は中継が終了。
 風が出てきて、インは海沿いのコースなので、まだまだ、波乱がありそうである。
【続く】
コメント (4)
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