英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

竜王戦第五局

2008-12-05 20:57:06 | 将棋
 どうも封じ手の▲1五歩から一方的に攻められてしまいました。工夫の△2一玉でしたが、渡辺竜王にそれをうまく咎められてしまいました。

 最後は、1手違いになりましたが、羽生名人らしい意表を突く手は見られず、見せ場なく押し切られた感があります。
 これで3勝2敗。次が先手番なので、まだ有利ですが、却って相当なプレッシャーがかかりそうです。もし、次を落としたら、3連勝後の3連敗、無茶苦茶流れが悪いです。

 最近の羽生名人は、一局負けると、負けが続く傾向があります。ただ、建て直しもうまく、その期間は短いので、あと2局の間には調子が上がると思います。
 でも、心臓に悪いので、第六局で決めていただきたいです。


 今回のBS中継の長野アナウンサーですが、相当将棋が好きとお見受けしました。質問もつぼを押さえていて、状況(形勢)のまとめ方も的確でした。
 例えば、序盤の矢倉の組み方で、「ここで先手の指し方は▲6六歩と▲7七銀がありますが…」なんて、なかなか言えないですよね。
コメント
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FNS歌謡祭

2008-12-05 00:17:52 | 芸能
【いろいろな方のコメントをお聞きし、考えが変わりました。
「曲を壊した」「不快」という言葉は撤回します。本文は当時のまま残しておきます。あと、最後にコメントと、それに対するレスも載せておきます】


 録画しておいた『FNS歌謡祭』を見る。
 4時間18分、長い!
 こんな長いの見る奴がいるんだろうか……私だよ!

 4時間にすると、2時間番組2本分の予算が出るんだろうか?それとも、長ければ長いほど、システム的に視聴率が取れるのか?出演者が多いと、視聴率を取れるのか?
 個人的にはスペシャル番組としても、2時間、いえ、90分で充分。まあ、録画したんだから、聴きたいミュージシャンだけ観ればいいんだけど。
 しかも、各局で長時間のスペシャル音楽番組をやるので、これだけ出演者が多いと、どの局も変わり栄えしない。


 ああ、それにしても、年々、聴きたいと思う歌が減っていく。時代に遅れてしまっているのかな。そんな、客観的なことはともかく、昔の曲のほうがはるかに好きだ。


 今、番組開始から2時間24分、ようやく半分を過ぎたが、あと1時間50分ぐらいある。絢香が『おかえり』を唄っている。ピアノは上原ひろみさん、技術的に正しく評価はできないが、すごくうまいと思う。ノリノリで弾いている。
 ワンコーラスが終わり、間奏に入る。多分、ここが見せ場なのだろう。ノリノリだったのが、自分が編曲した部分に入ると、さらにノッテきた。
 さらにテンションが上がり、身体を揺す振り始め、鍵盤をたたくピッチも速くなる。ついには立ち上がり、テンションはますます上がり、速射砲のようになる。メロディも原曲とかけ離れ、即興曲のようになってしまった。

 すごく気持ちよさそうだった。でも、私は不快に感じた。
 私は、演奏者は100%、曲に酔ってはいけないと思う。楽しく歌う(演奏する)ことや、ノリノリで演奏するのはいいと思う。しかし、それが観客を置き去りにしたものであってはいけないと思う。「演」奏することを忘れて、曲に酔い、自分に酔ってしまっては、白けてしまう。
 絢香の曲をぶち壊してしまったように私は感じた。上原さんのコンサートならそれもいいかもしれないが。



 でも、世間では、絶賛の嵐なのだろうなあ。

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以下は、最近のコメントです。

Unknown (Unknown)
2011-02-06 01:16:18
上原ひろみさんの1ファンとして言わせてもらいます

音楽にはヒトそれぞれの表現方法があります。絢香さんも上原ひろみさんのスタイルを知った上での共演のはずです。しかも上原ひろみさんはジャズ界では非常に有名な方で数多くの偉大な方と共演を果たしています。素人のあなたにどうこう言われる筋合いはないですよね(笑) コメント、ありがとうございます (英)
2011-02-06 15:33:47
上原ひろみファンさん、こんにちは。
こめんと、ありがとうございます。

この記事をアップした時、上原さんのファンの方は気分を害するだろうなあと思いました。

>音楽にはヒトそれぞれの表現方法があります。絢香さんも上原ひろみさんのスタイルを知った上での共演のはずです

 ええ、表現方法は人それぞれだと思いますし、絢香さんはこれ以前にも、共演したことがあったと記憶しています。

>上原ひろみさんはジャズ界では非常に有名な方で数多くの偉大な方と共演を果たしています

 ええ、この記事を書くに当たって、調べました。彼女の世界的評価なども調べました。
 ただ、有名であっても、偉大な方と共演していても、この共演については何の関係もなく、単独の評価をしてもかまわないと思います。

>素人のあなたにどうこう言われる筋合いはないですよね(笑)

 素人ですので、正しい評価はできません。ただ、あの演奏に関して、私はあまりいい印象を持ちませんでした。うまい下手はともかく、好きか嫌いかは、素人でも感じていいはずです。
 ただ、ネットでその印象を公開するのはどうかと思いましたが、あまりに強く感じることがあったので、記事にしました。プロならあらゆる方の評価は受ける覚悟はあると思います。
 もちろん、記事を書く場合、独断的なものにならないように心がけていますが、やはり、ファンの方にとっては面白くない記事になってしまいました。
 実はもっとお叱りのコメントが来るんじゃないかと思っていました。

 さて、今回、ご意見をいただいたことは、非常にありがたいことだと思っています。ただ、二言言わせていただくと

>素人のあなたにどうこう言われる筋合いはないですよね(笑)

 こういった趣旨の意見の場合、「(笑)」をつけるのは、どうかと思います。
 私も、自嘲ををこめて「(笑)」をよく使いますが、この場合は、嘲笑です。
 さらに、私自身も匿名ですが、「Unknown」というのは、(せっかくの意見が)惜しいと思います。 今更ですが (アベル)
2011-02-14 15:08:15
プロだから観客のことは意識しないといけないのはそうだと思う。
けど、この曲を聴いてて私は観客の意識はないとはとても思えません。なによりとても楽しく感じました。技術的なこともそうですが二人とも楽しそうで感動しました。別に綾香さん自身は不快に思っていないと思います。当然リハーサルもしてるでしょうし、嫌ならわざわざ呼び寄せたりしないでしょう。
触発されてか次の織田さんも、ピアニストを意識していました。
織田さんも歌手としてなにか感じるものがあったと思います。
話がそれましたが、プロであるあまり窮屈になりすぎるのもどうかと思います。
今回の上原ひろみさんの行動には、私は不快に感じませんでした。もちろん英さんのいうこともわかりますが、綾香さんの曲は壊れてはいないと思います。

最近でも、この曲でのコラボ おかえり が私にとっては忘れられません。たまたま英さんのブログを拝見したので、コメントさせてもらいました。
過去に英さんが なるほどです (英)
2011-02-14 17:10:16
アベルさん、コメント、ありがとうございます。冷静なご意見でとても参考になります。私もあの記事の「不快」「曲が壊れる」という表現は、書き過ぎたのではないかと省みています。

>この曲を聴いてて私は観客の意識はないとはとても思えません。なによりとても楽しく感じました。技術的なこともそうですが二人とも楽しそうで感動しました。別に綾香さん自身は不快に思っていないと思います。当然リハーサルもしてるでしょうし、嫌ならわざわざ呼び寄せたりしないでしょう。

 このおふたりは、過去にも共演していて、互いに認め合っての歌謡祭でのコラボだったようです。
 ただ、この歌謡祭での上原さんの演奏は、その時のものよりさらにエキサイティングなものだったという評価もありました。また、これは私の想像なのですが、当然、リハーサルの時より本番の方がノリが良くなったのではないかとも。
 私の記憶によると、確かに絢香さんも楽しそうに歌っていたと思います。ただ、時折、困惑の表情をしていたと感じました。と言っても、私の主観ですから、まったくの誤解かも知れません。

 上原さんは世界的なピアニストで今日も大きな賞を受賞したと聞きました。彼女のピアニストとしての実力は、私が認めるまでもなくすごいものだと思います。彼女の演奏には圧倒されるものを感じましたし、素人でもすごい技術だと思います。
 ただ、「おかえり」での彼女の即興は「おかえり」という曲の範疇を超えたものだと感じました。と言っても、ずぶの素人の私ですから、まったく的外れかもしれません。
 音楽をどう感じるかは、プロ、アマを問わず自由だと思いますが、ブログで書くとなるとm少し事情が変わってきます。あの時も、反論が来るだろうと覚悟して書いたつもりですが、アベルさんの冷静な書き込みに、多少ぐらつき、「曲が壊れてなかったか?」「不快に感じた方はいなかったのだろうか?」などと、疑問形にしておけばよかったと弱腰になっています。

 今日の上原さんの受賞に際し、検索で当ブログにたどり着く方もいると予想されます。そこで、申し訳ありませんが、記事のタイトルから「絢香と上原ひろみの『おかえり』」を外させていただきます。
 アベルさんの感動を傷つけてしまい、申し訳ありませんでした。 いきなりですが… (匿名)
2011-02-15 08:15:43
上原さんがグラミー賞を受賞したニュースを見て、FNSを思い出しました。上原さんと絢香さんの名前で検索したところ、この記事を見つけました。
すごく悲しかったです。確かに演奏者は歌手を引き立てることを考えなくてはならないのだと思います。あのソロの部分前はすごく絢香さんを引き立てていたと思います。でも、あのソロから上原さんも主役になった様に感じました。それは駄目なことなんでしょうか。おかえりは私も大好きな絢香さんの曲の1つです。けれど、おかえりをベースにした2人の共同作品の様に感じ、聞いていて感動しました。同時に上原さんのことも大好きになりました。見ていて鳥肌がたちました。
私は音楽が好きなだけですが、音楽はいろんな意味で楽しみながら聞くことが1番だと思います。それには演奏者や歌い手が、楽しまなくては周りには伝わらないのでは、と思います。
確かに絢香さんの表情…しかし何を思ったのかは本人にしか分かりません。上原さんの演奏に戸惑ったのだとしたら理由も多々考えられると思います。アグレッシブすぎて上原さんに少し引いたのか、自分の歌唱力でついていけるのか不安になったのか、リハと違い本当に少し戸惑っただけかなのか…。いくらでも見ている人の都合の良いように解釈にできます。しかし上原さんが合図を出して歌い出してからは気持ち良さそうに歌っていた気がします。それが答えだと思います。
あれは、2人が主役で2人の作品だったのだと私は思いますよ!!素敵な2人の素敵な曲を聴けてすごく良かったと思ったし、上原さんを今も覚えているほど強い印象を受けたんだなと、改めて感じているのです。
いきなりのコメント失礼しました。 改めて聴きました (英)
2011-02-15 10:37:05
 匿名さん、こんにちは。
 あの記事を書いた時、あの演奏を5回ぐらいしか聴いていなかったと記憶しています。で、改めて、聴き直しました。
 実は「匿名」さんの観察眼に驚いています。

>ソロの部分前はすごく絢香さんを引き立てていたと思います。でも、あのソロから上原さんも主役になった様に感じました

 私もそう思います。

>それは駄目なことなんでしょうか

 う~ん、これは微妙ですね。おふたりのジョイントコンサートならそれでいいと思いますが、音楽祭の受賞曲ですから主役を食ってしまうほどというのは、少々疑問に感じます。
 確かに、おふたりは刺激しあって作り上げた作品と言っていいほど圧倒するものを感じました。ふたりの世界に入り込んでいる状態は、それはすばらしいことだと思いました。
 ただ、聴いていた私には、置き去り感を感じてしまいました。絢香さんは、上原さんの方を向いていたので観客にお尻を向けていましたし。
 もちろん、多くの方はすばらしい共演に酔いしれたと思います。
 上原さんの速射砲のような畳み込むような演奏と熱い思い、それに答える絢香さんの歌唱、すばらしいと思いました。

>アグレッシブすぎて上原さんに少し引いたのか、自分の歌唱力でついていけるのか不安になったのか、リハと違い本当に少し戸惑っただけかなのか…。

 私の主観ですが、改めて見直しても、綾香さんに戸惑いの表情が見て取られました。当時もこの点に引っかかりを感じました。

>しかし上原さんが合図を出して歌い出してからは気持ち良さそうに歌っていた気がします。それが答えだと思います。

 ええ、そうなんです。この合図を私は見落としていました。ほんと、よく観ていますね。感服しました。
 あと、演奏が終わったあと、綾香さんは、上原さんの方を見て、何度も胸をなでおろす動作をしていたのが、印象的でした。相当、緊張していたのだろうと推測します。

 「曲を壊した」という記述は、不適当だったと思います。悲しい思いをさせてごめんなさい。
 匿名さんの鋭い観察眼と音楽に対する愛情のこもった意見、感謝します。言い難いコメント、ありがとうございました。
コメント (13)
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