さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

英国のテロに思うこと…

2017-05-24 10:25:36 | ダイアリー


5月22日英マンチェスターの人気歌手コンサート会場で、
コンサート終演間際に、自爆テロがあったという。

十代の若い子が多く会場にいて、
爆発後、交通機関を全て止めたため、
逃げ惑った子らは帰宅するすべを失って、
未だに行方が分からない若い子が多数いるという。

誘拐などに合っていなければいいのだが…

22名の死亡者の中に8歳の女の子もいたことも、
全世界の親や祖父母世代に、
悲しみを広げている。

犯人はリビア人を両親に持つ英国生まれの22歳の男という。
リビア人の家庭にあったことと22歳であったことが気にかかる。

英国は階級社会です。
リビア人家庭なら階層は下の方のはず。

高等教育もなかなか受けられないのが普通のようです。
従って就ける職業も両親と同程度のものであったでしょう。

情報化社会にあってはいろいろな将来が身近に見えるもの、
階級社会にあっては華やかな上級階層を目指したいもの、
物質文明にあっては高給取りにあこがれるもの、
お金持ちがますます富む資本主義社会では
元手が無くては将来が見え辛いのでは?

こんな環境では、
移民、難民、そして彼らの子らは、
宗教如何によらずとも、
普段の生活に落胆し、
社会を変えねば、
革命でも起こさねば、
復讐をせねば、
とついつい考えがちになる(?)

ニュースでは、
犯人はISの影響もあったのではと伝えているが、

英国社会そのものに、
あるいは
格差社会そのものに、
社会主義では官僚社会そのものに、
資本主義社会にあっては資産階級そのものの存在に、

大本の原因が潜んでいるのでしょう。

英国政府は、
テロ防止策をすり抜けた今回の犯罪への言い訳として、
テロを引き起こす可能性のある者は全土で千人いるのに
監視者の手が足りない と謳っているが、

これは
真の理由を挙げられないからでしょう…

いまテロ等準備罪法案が国会で審議されているが、

将来、
このまま格差が広がり、
資産家がその資産故だけに富むことが広がれば、
この法案の有無にかかわらず
テロは起こるでしょう。

テロ等準備罪法案審議では
法務大臣の不勉強を問題視するよりは、

格差の解消社会の進め方を、
テロの大本の原因の解消策を
併せて議論してほしいものです…
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