さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

ワルはどうして育つのだろう…

2015-03-07 07:02:42 | ダイアリー

<ワルとはいえ当節のガキどもに比べれば、あのころのわたしたちなど模範的な市民の部類に入るだろう。金持ちの住人の留守を狙って屋敷の塀を乗り越え、庭のプールでひと泳ぎするようないたずらはしたが、押し込み強盗の類はやらなかったし、金持ちから金品を盗むような真似もしたことはない。そもそも、金持ちをねたんだり、金持ちの子供とは遊べないような身分制度に恨みを抱くようなことがなかったのだ。金持ちとは海のようなものだと思っていた。海の広さをねたんだり、御しがたいパワーを恨んだところでなんになるだろう?>「死にいたる愛」デイヴィッド・マーティンP117より

D.マーティン氏のこの一節に、

先ず、今の悪ガキはどうしてこんなにワルになったんだろう?と考えさせられます。川崎の上村君の事件や、校内のいじめによる自殺者が絶えないこと、年少者による万引きの横行 等からすると将来はどんな超ワルが現れるのだろう と思わざるを得ません。

また 格差の拡大や、経済学者ピケティ氏の指摘する資産家は労働者より所得が多いことが、ワルの発生原因なのだろうか? 

と考えさせられました…


悪ガキは昔からいたものでした。悪ガキといえない ちょっとしたいたずら好きや 覚えたての汚い言葉を自慢げに使う子らは多かった。ほとんの子は皆やっていたもの。ただ、一線を越えなかったのは、規範意識が働いていたからで、規範は 友人知人の一言や ハードな部活や 先生のげんこつや大目玉や 本の世界から 叩き込まれていました…

ピケティ氏の指摘する一握り 1%の富裕層は、日本では、年間所得では 1800万以上の方、金融資産では 1億円以上の方を指す模様です。 ただ 医者や弁護士や芸能人、民間企業管理職は 皆 厳しい勉学や競争を潜り抜けてきた者たちで みな仕事で失敗したら 一気に転落するリスクを負っているといえましょう。 株や債券やFXで、不動産賃貸で 資産をつくる富裕層は ほとんどが大損から這い上がってき方で、また いついかなる時でも資産を失うリスクをもって投資・投機を続けている。彼らをワルを問えるだろうか?悪ガキの元締めだろうか? 格差縮小は累進課税をもう少し進めることで いいのでは…

目標、努力、叱責、リスクや競争のない ゆるい世界の方に ワルは育つような気がしてなりません。
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