さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

欲~

2018-07-13 13:47:42 | 抜き書き


<「そら、そこが問題なんだ」ルペールは言った。「あんたは白人の考えかたをしている。もっと、いつだってもっとだ。決して満足しないんだ」>ウィリアム・K・クルーガー作 野口百合子訳「煉獄の丘」P66より

これは インディアンの血をひくルペールと白人の元海兵隊員との会話です。
この一節は あたっているのかなぁ と思ったので切り抜きました。

概して西洋人は 我々と変わらない目標・希望を持つ方は多く、特段に欲深いとは思いませんが、まぁ 欲に対して素直です(ね)美女が通りかかると 口笛を吹いたり 声をかけたりするシーンは(映画でも)よくみかけます…

我々は 足るを知る という老荘思想に縛られすぎているのだろうか?西洋人は縛られていない? 我々と西洋人とは 目標達成の途中で、感じるものに違いが出るのだろうか?

足るを知るとは 外界より内面に重きを置いて考える方に充実感はあります(よ)という意 といいます。 大きな家に住んだり 美男美女より きらびやかに着飾るより 融和や 安寧・平静の方に価値がある という考えでしょう。

資本主義や競争社会では 強い欲が原動力ですので 足るを知ると 目標前に己でブレーキをかけてしまう? 我々は西洋ほど豊かな社会を創りえない?

でも欲の強さで勝ち負けがきめられてしまう社会では 敗者は必ず出るでしょうし、欲に限がなければ満足感は容易にえられないので 人間関係に問題のある社会ということでしょう。ただ 欲にこだわらない社会は ブータンのような社会?

何をいいたいのか?

欲を追及するということは 己の欲と同じほど 周りの人間/自然/社会/文化環境にも心を配るということなのでは? 白人やインディアンや日本人特有の考え方ではない と思いまして 切り抜きました…
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