<自然災害でお金がこれからもいるのに、何で国会議員を 6人増やして( 1人)年間1億円の経費渡すの。腹立って仕方がない。人口が減っているんだから(議員を)増やす必要ないでしょ。自分たちの党利党略じゃないですか。 各会派が対案出しているのに、その中身の審議なんて本当に全然やっていない。まさに自民党参議院の数の横暴だ。> 7月 10日付朝日新聞デジタルに掲載されていた「参院6増の自民案“豪雨のどさくさ紛れの横暴”日本維新の会代表松井氏発言録」より
<参院は 11日の本会議で、参院定数を 6増(埼玉選挙区 2増、比例代表 4増)する自民党の公選法改正案を自民、公明などの賛成多数で可決し、衆院に送付した。比例代表の一部に拘束名簿式となる「特定枠」を設けたのが特徴。与党は参院通過を受け、週内に衆院政治倫理・公選法改正特別委員会で審議入りし、17 日の衆院本会議で成立を期す方針だ。> 7月 11日付共同通信「参院、議員定数 6増へ」より
自由民主党は何を考えているのでしょう?
税金だけで国の政策に必要なお金を賄える状態を 基礎的財政収支が合う といいますが、世界最大の財政赤字の解消の第一弾として 先ず現在の赤字を止めることから始めるとしたのが、この基礎的財政収支の黒字化でした。
次世代に借金は残したくありませんよね?
従って、政権は 国の支出を抑えるため 歳出削減や 役人の数を減らしたり/給与を減らしたり/ 議員の俸給を下げたり/定数削減を図ったうえで 消費税を上げてきました。
この状況下で 景気が上向いて税収が増えると 財政赤字削減対応は忘れてしまった? と疑りたくなるのが この国会議員数の増加です。
国会は国の大本ですので 議員定数増は 上流のため池の ひび割れ に相当するのでは?
ある日突然どっとため池 = 国家予算抑制策 が決壊し、宇宙最大の財政赤字国になり → 円安になり → 超インフレになり → 高金利で経済は疲弊し、国民は日常生活を送るため難民として国外へ逃げるでしょう…
国は 2011年度に基礎的財政収支を黒字にする目標を持っていましたが、リーマンショックで、2020年度に先送りされていて、今はさらに 2025年度に先送りとしています。
今回の参院での議員定数増の背景です。
ため池の決壊につながらなければいいのですが、一応 (下流の)住民は恐ろしい国に変貌しつつある という 避難準備に入っていた方がいいような気がします。