カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

IMF IV条協議ミッション来訪

2015年07月06日 | 経済
 国際通貨基金(IMF)は、IMF協定第IV条に基づき、毎年加盟国政府と政策協議を行うこととなっています。7月3日に、6月22日から来訪したIMF調査団とカンボジア政府との協議結果についてIMFから発表がありました。(なお、詳細なレポートは、通常2ヶ月ほどで発表されます)
 IMFは、縫製品輸出と建設・不動産の好調により今年の成長率は7%、インフレも2.6%程度にとどまる等、現在及び近い将来の経済は好調と予測しています。カンボジア経済にとってのリスクとしては、外的要因として、EU経済のスローダウン、ドル高、中国経済の予想を超える落ち込み、国内要因としては、民間向け、特に不動産向け信用供与の急速拡大、競争力の減退を挙げています。IMFからのアドバイスとしては、金融セクターの継続的安定のためのリスクマネジメント強化、政府財政安定のための歳入向上戦略(RMS)、産業多様化・競争力強化のためのエネルギー・運輸インフラの改善とビジネス環境の改善努力等でした。

IMFの新聞発表(英文です)
http://www.imf.org/external/np/sec/pr/2015/pr15317.htm


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メンズカットも 東京美和 Tokyo Biyori

2015年07月05日 | 生活環境
 プノンペン南部、バンケンコンマーケット近くにあるジャパニーズ・ビューティ・サロン「東京美和」です。おじさんとしては、美容院は、なかなか敷居が高い感じがするのですが、ダイレクターの平賀先生のやさしい雰囲気もあって、男性でも安心です。メンズカット(25ドル)とデトックス・ヘッドスパ(20分:20ドル)を試しました。今回は、とても素敵な平賀先生が、全て対応してくださったので、日本語で安心してお任せできました。シャンプー等の薬剤は全て日本のものというのも、髪の毛に不安が増す年代である私としても安心です。お勧めです。

Japanese Beauty Salon東京美和 Tokyo Biyori
St. 380 バンケンコンマーケット斜め向かい
0977342617
http://tokyo-biyori.jimdo.com/
https://www.facebook.com/tokyobiyoli


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やわらかくて美味しいパン屋さん ANDE

2015年07月04日 | 経済
 プノンペン南部、ロシアンマーケット近くにある評判のパン屋さん「ANDE Breakfast」です。本店は京都にあるそうです。パンの販売に加えて、センスの良いオープン・カフェスペースもあります。パンは、デニッシュ系が中心で、とてもやわらかくて一口食べてびっくりするほどです。私は、カフェで「BLT Mix Sandwich」(3.5ドル)を頼んでみましたが、素晴らしいものでした。BLTなのにMixとは、BLTに加えて卵が入っているためですが、しっとり感が増して、なかなか良い組み合わせだと感じます。Danish Honey Toast(5ドル)も人気のようです。パン屋さんは朝が早いですが、店名通り朝7:00からの営業だそうです。パンは配達もして下さるとのことです。お勧めです。是非お試しください。

ANDE Breakfast
#48, St. 123
017 776 652
https://www.facebook.com/pages/Ande-Breakfast/660882204020472?fref=ts
日本のサイト: http://ande-shop.jp/

彩り良く、プレゼンテーション、食感、味と、全てが素晴らしいBLTミックスサンドイッチ


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プノンペン上水道公社 2015年第1四半期の利益が4倍増

2015年07月03日 | 経済
 6月11日に、カンボジア証券取引所に上場しているプノンペン上水道公社(PPWSA)の2015年第1四半期(1月~3月)の財務報告書が開示されました。
 2015年第1四半期の売上高は、456億3,315万リエル(約1,138万ドル:約14.1億円)となり、前年同期の342億5,773万リエル(約853万ドル:約10.6億円)から33%増となりました。また、純利益は、216億8,831万リエル(約541万ドル:約6.7億円)で、前年同期の53億4,884万リエル(約133万ドル:約1.6億円)から305%増となっています。売上と利益の大幅増の要因は、2014年第1四半期は、最低賃金引上げを求めるデモ等の影響が大きかった上に、増設中のニロート浄水場の建設投資が嵩んでいたのに対し、今年の第1四半期は順調な政治・経済状況に復調したためと分析されています。
 プノンペン上水道公社では、今年の配当を昨年の約2倍に引き上げています。昨年も2倍に引き上げており、上場してから配当は4倍となっています。今年の利益も順調に増加しているため、来年の配当増を期待する見方もあります。
 このような状況下で、株価も立ち直りの傾向を示しており、2015年1月12日の最安値4000リエルから6月26日には6100リエルまで52.5%も上昇してきています(IPO価格:6300リエル。最高値:10200リエル)。証券関係筋によりますと、配当の増加と、今年中と見込まれる4件のIPOへの期待が買いを誘っており、強気の動きとなっているとの見方です。

プノンペン上水道公社の財務報告書(カンボジア証券取引所のサイト:英文です)
http://csx.com.kh/company/announce/viewPost.do?MNCD=5040&postId=255#.VYt7IrAVjX5

ブログ「カンボジア経済」2015年4月1日「プノンペン上水道公社が配当を倍増」
http://blog.goo.ne.jp/economistphnompenh/e/3ec7fc401538092b7770b3f6115f061f

<本メールは情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的としたものではありません。弊研究所は有価証券価格や為替レート等の上昇または下落について断定的判断を提供することはありません。>


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UNICEF報告書 カンボジアは幼児死亡率に関するMDGを達成

2015年07月02日 | 社会・風土
 国際連合児童基金(UNICEF)は、「子供たちのための進歩 平均を超えて」と題する報告書を発表しました。今年末を目標とするミレニアム開発目標に関して様々なデータを発表しています。
 カンボジアについては、ミレニアム開発目標のうちターゲット4A「2015年までに5歳未満児の死亡率を1990年の水準の3分の1に削減する。」を達成したとしています。1990年のカンボジアの5歳未満死亡数は、1000出生当り118人でしたが、2013年に38人まで減少させ、減少率は68%となりました。世界平均では、1990年の1000出生当り90人から、2015年に43人へと53%の削減に留まり、目標の達成は困難と見られます。5歳未満児死亡率の削減は、貧困層でより大きかったものの、富裕層と比べると貧困層での死亡率は2倍近くとなっていると指摘されています。
 なお、先進国での5歳未満児死亡率は、2015年に1000出生当り5人であり、カンボジアを含む途上国では、引き続き削減のための努力が必要です。

UNISEFの報告書(英文です)
http://www.unicef.org/publications/index_82231.html


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カンボジア縫製労組 最低賃金177ドル要求へ

2015年07月01日 | 経済
 6月22日、カンボジア縫製企業の労働組合は、2016年の最低賃金として、177ドル/月(約2万2000円/月)を要求することで一致しました。国内最大の縫製企業の労働組合であるカンボジア縫製業民主労働組合連合(CCAWDU)をはじめとする複数の労働組合から約20人の幹部が集まった会議で、昨年要求と同じ177ドルを要求することが決定されました。労働組合側が、現在の最低賃金128ドルから38%アップの要求を決定したのは、生産性が上昇に沿ったものとは言えませんが、カンボジア労働組合連合代表のAth Thorn氏は、今回の要求は、プノンペンで貧困ラインを上回る生活をするために必要な収入が150ドルから177ドルであるとする調査を根拠としていると述べています。また、組合連合は、この最低賃金が縫製以外の分野でも適用されるよう推進するとしています。
 カンボジアから衣料製品を調達しているグローバルブランドに対しては、貧しい国々における労働者の福利厚生を守るために、一層の取組みをするようプレッシャーがかかっているのが現状です。H&M、リーバイス、アディダス等は、「製労働者にフェアな生活賃金を払ってもらいたいと思っています。」等とコメントしています。
 他方、政府、雇用側は、賃金上昇により、国際的な製造企業を失うことを懸念しています。労働・職業訓練省Ith Samheng大臣は、最低賃金の計算には、生産性、雇用主の利益性、インフレ、地域別比較を考慮する必要があると述べています。カンボジア縫製製造業協会(GMAC)のKen Loo会長は、カンボジアの生産性は中国の水準の半分のレベルであり、ベトナム、バングラディッシュ、ミャンマー等のライバルとも競争しなければならないと指摘しました。
 2016年の最低賃金については、7月以降、政労使の代表による労働諮問委員会で討議される予定で、今年の年末までに決定されます。
(写真は本文と関係ありません)

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