3月31日、プノンペン西部、プノンペン国際空港西側のチャムチャオ立体交差の完工式典が開催されました。式典には、フン・セン首相も参加しました。立体交差は、国道3号線と国道4号線が分岐する地点にあり、フライオーバーとトンネルを組み合わせた複雑な造りで、インターチェンジと言ってもよいかと思います。建設は、カンボジアのオーバーシーズ・カンボジア・インベストメント(OCIC)が行っています。2018年6月に着工し、当初計画では2020年末に完成する予定でしたが、新型コロナの影響もあって大幅に遅延し、ようやく完成したものです。
3月23日、プノンペンとベトナム国境を繋ぐ国道21号線の改修工事の完工式典が、フン・セン首相も参加して開催されました。延長は、64キロメートルで、舗装も簡易舗装(DBST)からアスファルトコンクリート舗装に改良され、一部区間が2車線から4車線に拡張されました。韓国の対外経済協力基金(EDCF)の低利借款の支援によるもので、総工費は約6100万ドル(約74億円)です。
3月25日、国道4号線と国道5号線ウドンを結ぶ国道51号線の改修工事の完工式典が、フン・セン首相も参加して開催されました。延長は38キロメートルで、沿線には多くの縫製工場があります。中国の借款の支援によるもので、総工費は4000万ドル(約48億円)です。
今年6月の地方選挙、来年夏の総選挙を前に、カンボジア政府・与党人民党は、インフラ、特に道路関係の工事を急いでいます。昨年までの新型コロナ対策規制が大幅緩和されており、今年のクメール正月は、通常通り多くの労働者がプノンペンから地元に帰郷するものと見られ、この際の移動の円滑化や地元の改善ぶりが選挙対策になると認識されているものと見られます。カンボジアのような途上国では、道路インフラ改善の効果は非常に大きいものがあり、今後も地道な改善努力が継続されることが期待されます。
(写真は、チャムチャオ立体交差。AKPより)
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3月23日、プノンペンとベトナム国境を繋ぐ国道21号線の改修工事の完工式典が、フン・セン首相も参加して開催されました。延長は、64キロメートルで、舗装も簡易舗装(DBST)からアスファルトコンクリート舗装に改良され、一部区間が2車線から4車線に拡張されました。韓国の対外経済協力基金(EDCF)の低利借款の支援によるもので、総工費は約6100万ドル(約74億円)です。
3月25日、国道4号線と国道5号線ウドンを結ぶ国道51号線の改修工事の完工式典が、フン・セン首相も参加して開催されました。延長は38キロメートルで、沿線には多くの縫製工場があります。中国の借款の支援によるもので、総工費は4000万ドル(約48億円)です。
今年6月の地方選挙、来年夏の総選挙を前に、カンボジア政府・与党人民党は、インフラ、特に道路関係の工事を急いでいます。昨年までの新型コロナ対策規制が大幅緩和されており、今年のクメール正月は、通常通り多くの労働者がプノンペンから地元に帰郷するものと見られ、この際の移動の円滑化や地元の改善ぶりが選挙対策になると認識されているものと見られます。カンボジアのような途上国では、道路インフラ改善の効果は非常に大きいものがあり、今後も地道な改善努力が継続されることが期待されます。
(写真は、チャムチャオ立体交差。AKPより)
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