国家統計庁から発表された2014年11月の物価上昇率(対前年同月比)は、2.4%の上昇となりました。物価上昇率は、2012年以降、安定的に推移していますが、2013年後半から若干の上昇が続いた後、2014年後半からは下降トレンドにあります(2011年9月6.7%、10月5.2%、11月5.7%、12月4.9%、2012年1月5.8%、2月5.4%、3月5.4%、4月4.8%、5月2.2%、6月1.8%、7月1.3%、8月2.2%、9月1.4%、10月1.2%、11月1.4%、12月2.5%、2013年1月1.8%、2月1.7%、3月1.0%、4月1.0%、5月2.8%、6月2.9%、7月4.1%、8月3.4%、9月3.9%、10月4.2%、11月4.1%、12月4.7%、2014年1月4.5%、2月4.3%、3月5.0%、4月4.9%、5月4.6%、6月4.9%、7月4.3%、8月4.1%、9月3.6%、10月2.9%)。なお、10月と比べると11月は0.8%の下落でした。
アメリカでのシェールオイルの増産や、OPECの供給量維持、中国等の新興国の経済状況の足踏み状況等から、国際原油価格は急落を続けています。6月には100ドルを超えていた国際石油価格(ニューヨーク市場のWTI)も値下がりを続け、1月初旬には40ドル台中盤まで大幅に低下してきています。この状況を受けて、プノンペンでもガソリン価格は低下してきています。11月のガソリン価格は10月の5297リエル/リットルから10.6%下落して4737リエルとなっています。プノンペン市内の店頭価格は1月中旬には4050リエルまで下がってきています。プノンペン郊外の中小スタンドでは、3800リエルというところも見かけます。国際石油取引は長期の契約も多いことから、国内のガソリン価格の低下スピードは国際市況と同じとはいかないものの、店頭価格は今後引き続き低下するものと見られ、物価全般にも良い影響を与えることが期待されます。
国際機関は、カンボジアの物価上昇率を安定的と見ていますが、昨年後半からの石油価格下落はまだ織り込んでいません。現在のところ、2014年の物価上昇率について、国際通貨基金(IMF)は、4.5%、アジア開発銀行は4.4%、世界銀行は5.0%と予測しています。
(写真はプノンペン市内のガソリンスタンド。2015年1月17日撮影)
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アメリカでのシェールオイルの増産や、OPECの供給量維持、中国等の新興国の経済状況の足踏み状況等から、国際原油価格は急落を続けています。6月には100ドルを超えていた国際石油価格(ニューヨーク市場のWTI)も値下がりを続け、1月初旬には40ドル台中盤まで大幅に低下してきています。この状況を受けて、プノンペンでもガソリン価格は低下してきています。11月のガソリン価格は10月の5297リエル/リットルから10.6%下落して4737リエルとなっています。プノンペン市内の店頭価格は1月中旬には4050リエルまで下がってきています。プノンペン郊外の中小スタンドでは、3800リエルというところも見かけます。国際石油取引は長期の契約も多いことから、国内のガソリン価格の低下スピードは国際市況と同じとはいかないものの、店頭価格は今後引き続き低下するものと見られ、物価全般にも良い影響を与えることが期待されます。
国際機関は、カンボジアの物価上昇率を安定的と見ていますが、昨年後半からの石油価格下落はまだ織り込んでいません。現在のところ、2014年の物価上昇率について、国際通貨基金(IMF)は、4.5%、アジア開発銀行は4.4%、世界銀行は5.0%と予測しています。
(写真はプノンペン市内のガソリンスタンド。2015年1月17日撮影)
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