Sotto voce (^-^)

楽しみを待つ事は、それ自体が楽しみ。
そんなカンジの日々を綴ります♪
Non vedo l'ora!

歌劇「ドン・ジョヴァンニ」

2011-12-31 20:21:42 | オペラ
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」
プレミアムシアター
ミラノ・スカラ座
2011/12シーズン開幕公演
2011年12月7日

指揮:ダニエル・バレンボイム
演出:ロバート・カーセン
管弦楽:ミラノ・スカラ座管弦楽団

ドン・ジョヴァンニ:ペーター・マッティ
レポレルロ:ブリン・ターフェル
ドンナ・アンナ:アンナ・ネトレプコ
ドン・オッターヴィオ:ジョゼッペ:フィリアノーティ
ドンナ・エルヴィラ:バルバラ・フリットリ
ツェルリーナ:アンナ・プロハカス
マゼット:シュテファン・コツァン
騎士長:クワンチュル・ユン


12月7日、ミラノの守護聖人サンタンブロージョの日。
毎年この日はミラノ・スカラ座のシーズンオープニングの日です。

「ぎょえっ(((゜д゜;))) 」と思ったコト。

まず。よい方は。
なんだぁ、このキャスト
さすがっミラノ・スカラ座(◎o◎)
お帽子を脱がないワケにはいきません。
超豪華主役級がずらり
(誰かひとりだけ出演でも観たいですぅ
ドン・ジョヴァンニとレポレルロが入れ替わってもよさそうだし
ドン・ジョヴァンニもレポレルロもダルカンジェロがダブルキャストらしい。
贅沢を言えばダルカンジェロが観たかった(≧ε≦)
ドン・ジョヴァンニでもレポレルロでもどっちでもいいからっ
(↑ブリン、ペーターごめんm(_ _)m)
そしていつの間にかフィリアノーティもスカラ座と和解したのね
そしてそしてネトレプコはMETに続いてオープニングキャスト
押しも押されぬバルバラ・フリットリ
いつも「無駄に男前」と言われるシュテファン・コツァンも
これがあったかのマゼット
ほ~ぅ豪華です

On the other hand…
でったーっ鬼才ロバート・カーセン。
タンホイザーを画家にしてdolce-vitaを煙に巻いたり
才能は作る方だけでなく受け手側にも必要なんだなと痛感させられる演出家さん

今回の「ドン・ジョヴァンニ」も
いきなりシュール(^_^;)

クーシェイよりマシだよ
自らを励ましつつ観る。
Forza

大丈夫頑張れるネタはたくさんあるのだ

ブリン・ターフェルのカタログの歌
十八番だけあって「どや」と言わんばかりデス。

誰が演じても好きになれないドン・オッターヴィオ(¬з¬)
フィリアノーティがまた良くも悪くもドン・オッターヴィオらしかったし。

ドンナ・アンナは…。
幕が開いてから騎士長が殺されるまで
ドンナ・アンナのベッドの上で繰り広げられるという衝撃の展開に
ネトレプコの歌どころではありません(((゜д゜;)))

dolce-vitaはなぜかドンナ・エルヴィラに肩入れしがち。
フリットリ、前はそんな好きじゃなかったのに
最近dolce-vitaの中で好感度デス

絶対オトモダチにはなれないけど
お気に入りキャラのツェルリーナ
アンナ・プロハカスのツェルリーナは若干おとなしめだけど
薬屋のアリアの高音がとってもキレイだったので
dolce-vitaもにっこにこデス

そしてツェルリーナがおとなしいとなると
俄然マゼットの存在感がっ
ツェルリーナのなすがままのマゼットがdolce-vitaの好みなのだけど
コツァンのマゼットはちょっと肉食系?
余談ですが
コツァンは「オネーギン」のグレーミン老公爵を(映像で)観たことがあるけど
あまりのかっこよさ、タチアナとの美男美女カップルぶりに
(オネーギンのダニボール・イェニスより若くて男前だった(^_^;))
タチアナの苦悩がdolce-vitaの中で成立せず
第1幕、第2幕で積み上げてきたものが
何やら台無しになってしまった実績を持つ。
「無駄に男前」と言われる所以であるし
dolce-vitaも異論はない…
ってゆうか「邪魔に男前」のケースだった?
「ドン・カルロ」の宗教裁判長なんかだったら
「邪魔」ではなく「無駄」レベルだろうけど…。
バスには珍しく若者のマゼット。
コツァンも嬉しそうにイキイキ演じてます
(そっか、バスの役って表情ない役多いもんね~)


キャストは豪華だけど
終わってみればなぜかノリ切れなかったdolce-vita

あ~ん、なんでぇ〓?

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