Sotto voce (^-^)

楽しみを待つ事は、それ自体が楽しみ。
そんなカンジの日々を綴ります♪
Non vedo l'ora!

秋山和慶のディスカバリーシリーズ@JMSアステールプラザ

2016-09-16 23:30:00 | 舞台・ライブ
秋山和慶のディスカバリーシリーズ
GIFT~広響の新たな才能と天才モーツァルトの肖像 2
@JMSアステールプラザ

指揮:秋山和慶
管弦楽:広島交響楽団
アルト・フルート:森川公美
ハープ:高野麗音



🌛武満徹:海へⅡ
(アルト・フルート、ハープ、弦楽オーケストラのための)
アルト・フルート…まるで尺八みたい👀✨
アルト・フルートで尺八の精神性まで
表現するような武満徹の音楽。
世界観に引き込まれます。

🌛武満徹:弦楽のためのレクイエム


🌛ブリテン:4つの海の間奏曲Op.33a
(歌劇「ピーター・グライムズ」より)
「ピーター・グライムズ」全幕観たとき
(映像で、だけど)→
圧迫感ハンパなかった
最後の方で村八分のピーター・グライムズを
村人全員で「ピーター・グライムズ❗」と
連呼して糾弾するあの戦慄の旋律⚡
dolce-vitaは軽くトラウマになったほど❗
(7年経ってもまだトラウマ)
これはそのオペラの間奏曲を編曲して
組曲にしたものだそうです。
第1曲《夜明け》の最初のヴァイオリンの
ヒステリックとも思われる高音ぎりぎりのユニゾン
そこを聴いただけで
「ピーター・グライムズ」 の世界に連れ戻された。
でもこれ、夜明けの海の情景なんだよね💧
もう、圧❗圧❗圧❗
ピーター・グライムズの
あの圧迫感はなんだったんだろうと思ったら。
演奏会で実感した。
畳み掛けるような強めのユニゾン。
これだわ😱
恐怖のユニゾン攻撃⚡
思えば「ピーター・グライムズ❗」と糾弾する合唱も
老若男女こぞってマックス強めのユニゾンだったわ。
全幕を観てdolce-vitaを絶望の淵に突き落としたのは
可哀想なピーター・グライムズの物語ではなく
ブリテンの音楽だったのだと確信しました。
ブリテン❗スゴい👑
"I hear those voices that will not be drowned"
「私には決して溺れることのないそれらの声が聞こえる」
演奏を聴きながらムンクの「叫び😱」を思う。
あの絵の人物が耳を塞ぐほどの叫びって
このブリテンの音楽みたいな叫びだったのでは?
たぶん…dolce-vita
お顔がムンクになっていたと思われます😱
あ、誤解しないでください。
音楽も演奏もホントに素晴らしかった👑👑👑
息もつかせぬ迫力の演奏に
圧倒されました。

🌛モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調K.543
15分の休憩。
秋山先生、dolce-vitaは15分では
気持ちを立て直せませんでしたよ⤵⤵
カラダもガッチガチのまま。
こんな気持ちでモーツァルト…😥
ピーター・グライムズと一緒に冷たい海に沈んだまま。
モーツァルトも目の前で演奏されているのに
海の底で聴いているような遠いカンジ…
もはや天上の音楽に聴こえます。
…つか。
このモーツァルト、美しい👀✨
修辞的な意味で「天上の音楽」と言ってしまったけど。
ちょっとお伽の世界みたいな浮世離れした雰囲気。
ホントに天上の世界のようなきらきら感です✴
第4楽章なんかもう非の打ち所のない美しさでした~🎶
(↑ちょっと持ち直した)

演奏会が終わって。
武満徹の世界観よりも
モーツァルトの天上の音楽よりも
やっぱりブリテンのユニゾン攻撃がよみがえり…⚡⚡
引き続きトラウマ決定です。
(あ、悪い意味ではなく
ブリテンの音楽に力があるってことです。)

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