Sotto voce (^-^)

楽しみを待つ事は、それ自体が楽しみ。
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Non vedo l'ora!

プレミアムシアター 新国立劇場主催オペラ公演モーツァルト 「コシ・ファン・トゥッテ」

2013-10-26 20:54:07 | オペラ
プレミアムシアター
新国立劇場主催オペラ公演
モーツァルト 「コシ・ファン・トゥッテ」
2013年6月収録

指揮:イヴ・アベル
演出:ダミアーノ・ミキエレット
再演演出:三浦安浩
管弦楽: 東京フィルハーモニー交響楽団

フィオルディリージ:ミア・パーション
ドラベッラ:ジェニファー・ホロウエイ
デスピーナ:天羽明恵
フェルランド:パオロ・フィナーレ
グリエルモ:ドミニク・ケーニンガー
ドン・アルフォンソ:マウリツィオ・ムラーロ


ダ・ポンテのオリジナル台本では、
ナポリの上流階級姉妹と青年士官が繰り広げる「恋人交換」物語。
ミキエレットの演出ではそれが
現代のオートキャンプ場にやって来た
婚約中の2組の若者カップルに置き換えられ、
ドン・アルフォンソがその管理人、
デスピーナはキャンプ場の従業員という設定です。

でたっ置き換え
でたっミキエレット演出
以前ボエームでミミがタバコの火を借りに来るという
dolce-vita卒倒もののプロダクションの演出家ですっ

メジャーな割にはコシ・ファン・トゥッテ自体ほとんど観たことがなく
2プロダクション、3回目だというのに
いずれも現代(orベトナム戦争時代?)置き換え版

しかもいずれもフェランドとグリエルモが脱ぎました
ぎょえぇ~
dolce-vitaは太った男の人が大の苦手
(太った男の人のTシャツからお腹がチラ見えして
そのスポーツクラブに行けなくなった過去あり)
お洋服さえきっちり着こんでいただければ大丈夫なんだけど…
今回のグリエルモの方は大丈夫かな…と思いきや
…あお腹が…緩んでらっしゃる…
もはや、歌どころではありません
(↑トラウマ

いえっもう忘れよう( ̄^ ̄)
久しぶりのコシです

日本代表☆ 天羽明恵さんもすばらしかったですね
存在感あります!

dolce-vita的には、フィオルディリージのミア・パーション
凛とした歌声で好きです

フェランドのパオロ・フィナーレも
柿さんばりのキレイな声でうっとり

一方、グリエルモ。
つけ髭つけて変装して登場して。
あれ?なんかヒロシさんに似てない?〓
そう思ったあたりから、動揺が隠しきれず
ドラベッラをかき口説く様子にいちいちオロオロドキドキ
…もはや歌は聴いてないのであった

ラストがちょっと釈然としなかったんだけど。
2組のカップルとデスピーナがわらわらと逃げて行って
残ったドン・アルフォンソが高笑い。
現代置き換え以上に
これってダ・ポンテのハッピーエンドの中にも毒を感じるラストシーンから
かけ離れすぎでは?
それともdolce-vitaが何か大事なものを見落としたσ(^_^;)?

…ん(; ̄ー ̄)...ン?
という状態で終わってしまいました。

本当にアンサンブルが美しいコシ・ファン・トゥッテ
歌手陣も充実でしたね

一度は置き換え版ではなく定番の演出で観たいです