食欲の秋
天高くdolce-vita肥ゆる秋
飽食の限りをつくした3連休の締めくくり。
家でヴェルディのレクイエムを聴きながら
ムッシムパネンのミモレットのパイで赤ワインを傾け
ダンテの神曲を読んでいた。
なんて言ったら格調高そうけど
なんのことはない、ギュスターヴ・ドレの美しい挿し絵を眺めてた。
「絵で読むダンテ『神曲』地獄篇」
少年少女向けのわかりやすいバージョン〓
(↑漢字にルビまでふってある)
「この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ」と銘された地獄の門。
(↑上野公園にもあり)
これをくぐってダンテはウェルギリウス先生と9つの地獄めぐりの旅をする。
地獄は漏斗状になっていて
前地獄リンボと呼ばれる第一の地獄から
大悪王ルチフェロの第九の地獄まであり
罪の重い者ほど
狭く深いところで苦しむことになる。
最初は全くもって第三者的に
挿絵を眺めていたdolce-vita
第三地獄に到達するや
、地獄へ真っ逆さま
好物を大食いした者の地獄
けほっ〓
食べていたミモレットのパイが喉に詰まる(≧ε≦)
dolce-vita、地獄落ち決定
ダンテの行く地獄の苦しみが
急に現実味を帯びる。
頭が3つあって尾が蛇のような怪物チェルベロが
dolce-vitaに噛みついたり
爪でひっかいたりするのだ。
ぎょえ~
慌てて頁をめくり次の地獄に急ぐ。
ケチと無駄遣いの地獄…
ぱたむ
dolce-vitaは本を閉じた。
どこまで堕ちていくのか…
もうこれ以上読まない方がよさそうデス。
ドレの挿絵だけをパラパラ眺める。
ダンテ・アリギエーリの「神曲」
初めてラテン語ではなく
当時のトスカーナ地方の方言で書かれた書物だそうです。
ラテン語を読めない庶民層のための初めての本。
イタリア全土でめちゃめちゃ読まれ
ただのトスカーナ地方の方言だった言葉が
今のイタリア語の礎となった。
(↑テレビでイタリア語の受け売り)
なんか…すごい(‘o‘)
ちなみにダンテ自身がつけたタイトルは
「La Commedia」
つまり「喜劇」。
その後、宗教色が強いから?
「La Divina Commedia」とされた。
どれくらいキリスト教色が強いかというと
第一地獄 洗礼を受けていない人の地獄
ここにはキリストが誕生する前の賢人たちがいた。
そう、私の好きなアリストテレスも。
ダンテ、やりすぎじゃね?
ってくらいの徹底ぶり。
他にも歴史上の人物や実在の人物を
バンバン地獄に落としていく。
そういったトコロがパロディってゆうか
La Commediaなんだなあ
日本語に訳したとき
森鴎外が直訳の「神聖喜劇」ではなく「神曲」とした。
「神曲」という言葉は幻想的で美しく
dolce-vitaをわくわくさせる
でもファンタジックな感じが強すぎて
読むまで、これが「喜劇」で
当時の庶民向けのパロディ本、娯楽読み物であったことを見失ってしまう。
もちろん三文小説という意味ではない。
構成は言わずもがなとして
その文章もそれは美しい韻文らしい。
(イタリア語だから悲しい哉その美しさを味わうことはできない)
ただダンテは星が好きだったようで
地獄篇、煉獄篇、天国篇すべて
「stella」という言葉で締めくくられるらしい。
地獄篇の最後の挿絵はこれ↓
地獄めぐりの旅を終え
ウェルギリウス先生と星空を見上げるダンテ。
ダンテと一緒に旅を終え
いつもに増して星っていいなと心から思うdolce-vitaなのであった。
悪しきおこない…
今から反省して間に合うんだろうか…
天高くdolce-vita肥ゆる秋
飽食の限りをつくした3連休の締めくくり。
家でヴェルディのレクイエムを聴きながら
ムッシムパネンのミモレットのパイで赤ワインを傾け
ダンテの神曲を読んでいた。
なんて言ったら格調高そうけど
なんのことはない、ギュスターヴ・ドレの美しい挿し絵を眺めてた。
「絵で読むダンテ『神曲』地獄篇」
少年少女向けのわかりやすいバージョン〓
(↑漢字にルビまでふってある)
「この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ」と銘された地獄の門。
(↑上野公園にもあり)
これをくぐってダンテはウェルギリウス先生と9つの地獄めぐりの旅をする。
地獄は漏斗状になっていて
前地獄リンボと呼ばれる第一の地獄から
大悪王ルチフェロの第九の地獄まであり
罪の重い者ほど
狭く深いところで苦しむことになる。
最初は全くもって第三者的に
挿絵を眺めていたdolce-vita
第三地獄に到達するや
、地獄へ真っ逆さま
好物を大食いした者の地獄
けほっ〓
食べていたミモレットのパイが喉に詰まる(≧ε≦)
dolce-vita、地獄落ち決定
ダンテの行く地獄の苦しみが
急に現実味を帯びる。
頭が3つあって尾が蛇のような怪物チェルベロが
dolce-vitaに噛みついたり
爪でひっかいたりするのだ。
ぎょえ~
慌てて頁をめくり次の地獄に急ぐ。
ケチと無駄遣いの地獄…
ぱたむ
dolce-vitaは本を閉じた。
どこまで堕ちていくのか…
もうこれ以上読まない方がよさそうデス。
ドレの挿絵だけをパラパラ眺める。
ダンテ・アリギエーリの「神曲」
初めてラテン語ではなく
当時のトスカーナ地方の方言で書かれた書物だそうです。
ラテン語を読めない庶民層のための初めての本。
イタリア全土でめちゃめちゃ読まれ
ただのトスカーナ地方の方言だった言葉が
今のイタリア語の礎となった。
(↑テレビでイタリア語の受け売り)
なんか…すごい(‘o‘)
ちなみにダンテ自身がつけたタイトルは
「La Commedia」
つまり「喜劇」。
その後、宗教色が強いから?
「La Divina Commedia」とされた。
どれくらいキリスト教色が強いかというと
第一地獄 洗礼を受けていない人の地獄
ここにはキリストが誕生する前の賢人たちがいた。
そう、私の好きなアリストテレスも。
ダンテ、やりすぎじゃね?
ってくらいの徹底ぶり。
他にも歴史上の人物や実在の人物を
バンバン地獄に落としていく。
そういったトコロがパロディってゆうか
La Commediaなんだなあ
日本語に訳したとき
森鴎外が直訳の「神聖喜劇」ではなく「神曲」とした。
「神曲」という言葉は幻想的で美しく
dolce-vitaをわくわくさせる
でもファンタジックな感じが強すぎて
読むまで、これが「喜劇」で
当時の庶民向けのパロディ本、娯楽読み物であったことを見失ってしまう。
もちろん三文小説という意味ではない。
構成は言わずもがなとして
その文章もそれは美しい韻文らしい。
(イタリア語だから悲しい哉その美しさを味わうことはできない)
ただダンテは星が好きだったようで
地獄篇、煉獄篇、天国篇すべて
「stella」という言葉で締めくくられるらしい。
地獄篇の最後の挿絵はこれ↓
地獄めぐりの旅を終え
ウェルギリウス先生と星空を見上げるダンテ。
ダンテと一緒に旅を終え
いつもに増して星っていいなと心から思うdolce-vitaなのであった。
悪しきおこない…
今から反省して間に合うんだろうか…