Sotto voce (^-^)

楽しみを待つ事は、それ自体が楽しみ。
そんなカンジの日々を綴ります♪
Non vedo l'ora!

広島シティーオペラ「友人フリッツ」@アステールプラザ

2010-03-27 02:08:10 | オペラ
広島シティーオペラ2010
「友人フリッツ」
ピエトロ・マスカーニ作曲

指揮:もりてつや.
演出:池澤嘉信

フリッツ・コブス:三木貴徳
スーゼル:河部真里
ダヴィッド:秋本健
ベッペ:貞丸祐子
フェデリーコ:久保田一憲
ハネゾー:高橋健
カテリーナ:冨田真代


こんなこと言ったら
頭が悪いことが露呈してしまいそうですが。
「友人フリッツ」
好きですっ
大好きになりましたっ(≧∇≦)
22日に観に行ってから
未だアルザスから戻って来れない始末。
恋に恋するdolce-vita
完全に現を抜かしています(*^o^*)

第1幕
太っ腹で思いやりもあって人望も厚いフリッツ。
独身主義で恋する気持ちを解さない朴念仁だけど
若い恋人たちを応援するやさしさは十分持っている。
フリッツの40歳の誕生日をそんな周りの人たちが祝福。

スーゼルは小作人の娘。
しばらく見ないうちにステキな娘さんに成長していることに皆目を見はる。

「彼女もすぐ花嫁にしなくては」というダヴィッド(司祭)の言葉に
フリッツは「まだ子供なのに」と動揺…。

第2幕
フリッツをもてなすため
早朝から花を摘むスーゼル。
フリッツもサクランボ摘みを手伝う。

朝露に濡れるサクランボのような若い娘さんが
自分のためにサクランボを摘んで恥らいながら投げてくれるの(*^o^*)
それをキャッチしながら
スーゼルに恋してしまった脳内のおっさんdolce-vita
スーゼルもみんなに優しいフリッツのこと
尊敬しているしあこがれて恋してる。
もちろん脳内のオトメdolce-vitaもすっかりフリッツに夢中。
「サクランボの二重唱」
そんな恋するふたりにぴったりの美しい旋律です♪~θ(^O^ )

そんな二人の様子を察し一計を案じるダヴィッド。
スーゼルを花嫁にすると再度宣言すると
フリッツは本気で怒り
自分でもなぜだかわからない動揺に襲われ
慌てて町へ帰ってしまう。

第3幕
自分の気持ちに戸惑うフリッツ。
第3幕に入ってから、フリッツの三木貴徳さんの(泣)の歌唱が炸裂。
私はコレに超ヨワイのだ。
この方のカニオを聴きたいものだなどと気を紛らせてみたものの
「ベッペも恋をした」で泣き虫dolce-vita崩壊。
涙ぐんだ…んじゃないの。
こんな楽しいハッピーエンドオペラでありえないくらい号泣(ToT)
上田敏的に言うなれば「涙さしぐ」んでしまいました。
だって三木さんがすごく切なそうに歌うんだもの。
普段聴いてるパヴァロッティの「ベッペも恋をした」で
泣いたことなんか一度もないのに。
このアリアってこんな名曲だったのね。

スーゼルが嫁入りする相手が決まったと言われ
さらに苦悩が深まるフリッツ。
スーゼルも父親から言われ仕方なく承諾したものの
打ち沈んでいる。

フリッツも気持ちさえ差し挟まなければキリリと行動できるらしく
「そんなにイヤならこの結婚、ボクが必ず反対してあげる!」
(もうこの辺りからドキドキが止まらないdolci-vita(≧∇≦))
ついに
「もしもボクがこの腕を広げたら…」
「もしボクが愛してると言ったら…」
そしてスーゼルはフリッツの胸に飛び込み
dolce-vita、再び号泣(ノ△T)
フリーッツ!
終幕したときには、すでに
フリッツ・コブスはdolce-vitaのprincipe azzuroなのであった。
(↑単純おばか)

スーゼルの河部真里さん。
歌唱も素晴らしく、花も恥じらう乙女そのもの。
先月の「スザンナの秘密」スザンナ役でしたね。
そのときも可愛らしさ全開(^O^)
ホントにサクランボのようなスーゼルでしたo(^-^)o


マスカーニの音楽は本当に美しい。
美しい旋律にだめ押しのように美しい音を重ねて
ため息が出ちゃうホド。
「カヴァレリア・ルスティカーナ」のあの美しい間奏曲
dolce-vitaはホントにサントゥッツァ&トゥリッドゥが大キライ!なので
あの間奏曲が美しければ美しい程
腹立たしさが倍増(`o´)
cavの間奏曲もいっそ
こちらのサクランボカップルに捧げてほしいくらいです!プンプン

今もパヴァロッティの「ベッペも恋した」聴きながら
軽くダメ出しのdolce-vita
(↑バチ当たり)

マスカーニの美しくも切ない旋律と
フリッツの三木さんの(泣)の歌唱に
すっかり「涙さしぐ」んでしまいました。
(目を泣きはらすどころか、鼻まで泣きはらして、泣き顔超ブサイク(¬з¬))

涙で字幕さえ見れなかったけど
luceだtezoroだのきらっきらした言葉の洪水だった気がするのだけど…


もう一度「友人フリッツ」観たいですっ