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28日の散歩 ( 京都市立考古資料館 )

2011-06-28 16:13:17 | sanpo
 今年最高の暑さの京都市です。そんな中きょうの行先は京都市立考古資料館。
財団法人京都市埋蔵文化財研究所がその成果を公開するため設立、運営を行っている施設です。

特段考古学に興味があるわけではありません。展示物を見ている間はクーラーが効いている部屋で涼しいだろうと言う目算です。
資料館の場所は今出川大宮。東行きバス停を降りた、まあ前が資料館です。

但しバスで四駅は徒歩圏内です。建物の外観は下の写真。

「以前は西陣織物館として使われていたものであり京都市登録有形文化財に指定されている。」
(Wikipediaより)
なるほど、それなりに趣のある建物です。

暑い日でもあり、誰も客は居ないのだろうと思って入ったら先客が二名。
やはり好きな人はいるのですね。但し、御同輩といった感じの暇人然とした人ばかり。と思いきや小舎主の後から若い女性が。
この女性足早に一階と二階を見て回って足早に出ていきました。(?????)

展示物は土器、土師器、須恵器などが大半で、鉄器や木製品も少ないながらあります。
長期間、地中にあって腐らずに残ったものが展示してあるという事です。

腐らずに残った木製品や、錆びて無くなってしまわなかった包丁などは偶々保存条件が整っていたという事ですね。

今年のここの展示テーマは「古代の祭祀」。

大量に展示してあったのが墨書人面土器。


入口に別格で展示してあったのが下の写真。

描いた人の個性?様々な顔が器に墨でかいてありました。
何のため?何に使った?

答えは下のイラストの写真。

穢れを払う目的で使われた様ですね。
一回こっきりで処分したのか?

それにしても現代ではちょっと考えられない使用法です。
こんな用途に使うものを作るだけの社会的余裕があったのですね。ギスギスした現代よりは生活にゆとりがあったかも?

アホな事を考えながら見て回ると瓶子(へいし)の塊が。

こんな風に折り重なった状態で発掘されたという事ですが、あきらかにこれは轆轤で整形された物です。
うまい物ですね。こんな風に轆轤が使えたらと思います。

釉薬が掛かっていない物ばかりでなく釉薬が掛かったものも常設展示場にあります。

鉢にしても碗にしても上手に整形されています。

千年前からの器でも現代の物と形は同じ。つまり茶碗も皿も鉢も瓶子も、形としては既に千年以上前から完成していたのですね。
ご飯を入れる、汁物を入れる、酒を入れる、水を入れる、用途が決まると基本的な形が決まる。不思議な気もしますが、昔からの形が一番使いやすい。

等と考えて資料館を出た後北野天満宮へ回ってみました。
先週今宮神社の「茅の輪」を載せましたが、天神さんももう出来ているかな?と思ったのですが・・・・・

30日ギリギリまで出来てこない様です。明日の夕方には出来ている?

写真は御土居の欅。樹齢600年、幹回り6mと書いてありました。

秀吉が御土居を造った時からここに生えて、生きてきた欅だそうです。

古いものづくしの28日の散歩でした。(目算通り資料館の中は涼しかったです。)
暑い中でしたのできょうは昨日の半分も歩いていません。

カメラ  SONY α550
レンズ  TAMRON zoom 18-200 F3.5-6.3
     TAMRON SP 60mm F2.0 MACRO

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コメント
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