Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング855.. 小説:小樽の翠764.幕間 色気とは?

2024年03月11日 | field work

 ドローイングシリーズも、官能小説という触れ込みで書きながらどこかロマンス小説のようでもある。
 そうしたカテゴライズは意識していないが、恋のストーリーがない官能小説も退屈だし、セックス場面がないロマンス小説も白々しい。ここでは、その両方の真ん中ぐらいのポジションかなあ!。
 ところでオキシトシンを分泌させる契機となる色気とはなんぞや?。そこでWEBで調べると「とは、人を惹きつける性的魅力、愛嬌のほか、風情、おもしろみといった意味ももちます。」とある。わかったような、わからないような定義だ。
 ドローイングシリーズは、イラストから最初に描くからモチーフを探す。アダルトサイトをみていても、そんなに骨盤を超広角レンズで強調しなくてもよいのにさと思ったりして、結局これは即物的エンターテイメントだから使えない。
 それにアダルト小説は妊娠出産というテーマをあまり扱わない。ここが不思議なところで、それほどセックスすれば当然出てくる話しだが・・・。そして受胎した女ほど色気のあるモノはないと思われるが・・・。つまりアダルトサイトには妊娠出産のテーマは御法度なのか?。
 イラストのモチーフ探しをしていると、意外なことにスマホ用私のgooブログの下段にぶら下がっている授乳用のインナーの広告写真の女性が色っぽかったりする。思わずクリックすると大きな違う画像だったりして失望するが・・・。でも授乳用インナーか・・・、イラスト素材になりそうだな。したがって色気は、最初に視覚的要素が必要になる。
 だって舞妓さんのうなじを見たって抱きたいとは思わんし、芸子さんになると大きく襟回りを見せてくれる。私はそこから芸子さんの裸の人体を頭の中でデッサンしてみると、なんかオカンの体型をなぞっているみたいでなぁー。そうするとこちらの気がひけてくる。さらに花街の人間と遊ぶと法外な金額がかかる事が一層私の意識を遠ざけてくれる。
 余談だが、京都の舞妓さんの定年は二十歳だから身請けしてくれる男性を求めている。それが舞妓さんのゴール。その身請け金額が巷の話しでは数千万円といわれており、お茶屋と置屋で分配され舞妓さんには入らない仕組みと聞く。そして身請けした舞妓さんには、芸子の支度とか、お店を祇園に出したいとか、その後もいろいろとお金がかかることが続く。結局1億はかかるかなぁー。
 現代の男性にとっては、そこまでしなくても巷には可愛い女の子がたくさんいるしさとなる。だから花街にはゆかない。それに私が育ったかっての東京・神楽坂は花街では、旦那をもらって幸せになった芸子さんは大変少ない。大体はそこそこの旦那を捕まえ、お店をだしてもらって落ち着くのだろうけど、生活保護を受けている元芸子さんもいた。
 さてブログに話しを戻して、視覚、意味的あたりまでくればイラスト素材だが、色気をビジュアルにするのも公序良俗という面倒な規範にぶつかる。これは主観的な概念なので、トライアンドエラーで試すしかない。
 さて3月のドローイングシーズも完了した。次は春の章、これを書いているのは酷寒の1月16日だけど。

SONYα6000,E18-135mm:F3.5-5.6.(映像より切り出し)
コメント
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